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ミラちゃん家――もう一度指輪を


ストーリー Story

●教師たちの会話
 【カサンドラ】は生徒達に教えた。
 指輪の中にある『言葉』が隠されていることを。その『言葉』を使えば【黒犬】と【赤猫】にかけられた呪いが解けることを。
 そうして、消えていった。

「可能なら、黒犬に指輪が奪われる前にそのことを知れたらよかったな。そうしたら、いち早く言葉を見つけることが出来ただろうし――まあ、言っても詮無いことか。すべてのことは、起きるに相応しい時に起きるんだってゆーしな」
 【メメ・メメル】は軽く嘆息してから、傍らに立つ【ラビーリャ・シェムエリヤ】に問う。
「生徒諸君は、これからどうするつもりなんだ?」
「まずは、指輪を黒犬から取り返すつもりのようです」
「まあ、当然そうなるよな……探すあてはあんのか?」
「ひとまずグラヌーゼ――サーブル城近くを探ってみようかと言っていました。赤猫にあれだけ煽られたなら、無反応ではいないんじゃないかと」
「そうか」

●何が起きた
 グラヌーゼ。夏の長い夕ぐれ。この地では珍しくもない曇り空。
 曇り空には、夏草生い茂る荒れ野。
 荒れ野の中に、草で覆った急ごしらえの見張り小屋が数件。

「あれだけのこと言われて、無反応でいるわけないと思うんだよね。黒犬の性格からして」
 一人呟きながら【アマル・カネグラ】は、高倍率の望遠鏡を覗いた。
 彼は今、仲間とともにサーブル城を見張っている。何か動きがないものかと。
 城が見えるギリギリの距離に見張り小屋を幾つか作り、その中に隠れ、張り込む。
 このやり方は効率が悪いし見落としも多い。もっと近づいて直に調べるのが一番いいのは分かっている。しかし、そうすると赤猫が興味をもって出てきてしまうかもしれない。そこは避けたい。
 幸い離れていても、仲間たちとの連絡は取れる。【ドリャエモン】が学園から、人数分のテールを貸し出してくれている。
「……お腹空いたなあ」
 ぼやきつつアマルは、大きなポシェットを探る。そこにはエネルギー補給のためのタイヤキが入れてあるのだ。
「いただきまーす」
 一気に数匹口に入れ、咀嚼する。
 その時同行生徒の声が、テールから響いた。
『出てきました! 黒犬――え!? 赤猫も――一緒に!?』
 アマルは慌てて望遠鏡に視線を戻す。
 巨大な【赤猫】と【黒犬】の姿が一瞬だけ黙視出来た。
 彼らは疾風のように駆け出し、たちまち姿を消してしまう。
「え、な、なんであの二匹が一緒に?」
 理由は分からないが、ただならぬ事態が起きているようだ。
 しかし、それはさておき。
 二匹揃って出て行ったのなら、今あの城には誰もいないということに――なる。

●シュターニャ
 ボルジア家。からっぽの大邸宅。
 手入れの行き届いた庭を逍遥しながら、【セム・ボルジア】は頭の中を整理している。【ラインフラウ】を相手にして。
「赤猫は黒犬に、何と言ったんです?」
「『呪いの転移をするから、協力しろって』」
「喧嘩にはならなかった、と」
「ええ」
「黒犬はその話を信じたんですか?」
「さあーねー、半信半疑ってところかしら。でも、彼、正直他に打つ手がないしね」
「指輪は、まだ黒犬が持っているんですか?」
「ええ、一応」
 その指輪、可能なら学園側に戻した方がいいかもしれないとセムは考え始めている。
 保護施設関係者らは、この先呪いの解除法を突き止める――あるいは既に突き止めている可能性が高い。ということは、解除を回避する方法――黒犬と赤猫を確実に死に至らしめる方法を知っているということだ。
 そういう情報は、是非とも共有しておきたい。
「……ラインフラウ、呪いの転移に関して、指輪が必要だとは言っていないですよね?」
「ええ。『あなたと黒犬と、それから移し変えの対象がいればそれだけで可能だ』って言っているわよ?」
「ならあの指輪、こちらへ寄越すように説得することも出来ますかね」
 そのように言うセムをラインフラウは、優しく熱っぽい目で見つめた。
「それ、可能なことかしら?」
「やれなくはないんじゃないですかね。黒犬は、赤猫より察しが悪いですから」
「確かに彼は、察しが悪いわね」
 くすくすやりながら、セムにしなだれかかる。
「でも、セムも結構、そういうところがあるわよ? あなた欲得が絡む話にはすごーく勘が働くのに、色恋沙汰にはとんと鈍いのよねえ……いえ、避けてるって言うほうが近いかしら。どうして?」
 いつも通り彼女の求愛を流そうとしたセムは、はっとした。強烈なアルコール臭さと次の声で。
「どーうしてかーしらー?」
 赤猫がすぐ近くの木の下闇から、するりと出てきた。普通サイズの猫の姿で。
 続けて黒犬も出てきた。天使の彫像の後ろから。軽く唸りながら。
 両者、今の話を聞いていたのは間違いない。
 さしものセムも一瞬息を飲んだが、すぐとラインフラウにきつい視線を向けた。
「どういう次第ですか、ラインフラウ?」
 ラインフラウが答える前に赤猫は、ぱっとセムとの間合いを詰めた。少女の姿に変じ、セムを下から睨めあげる。
 眼光の圧力がセムの動きを止めた。
 赤猫はラインフラウを指し示した。
「この女が、お前を指名したのよ。私の呪いを引き受ける対象として、自分と、お前を使いたいんだってさあ。お前と結びつきたいんだって。お前が好きで好きでたまんないからそうしたいんだって。私にはさっぱりわかんない話だけど」
 そう言ってから、猫が顔を洗う仕草をする。
 視線が外れたのでセムは動けるようになった。
 顔をラインフラウに向ける。
「ごめんねセム。私、これまであなたに言ってきたでしょう。『呪いの移し変えは出来ない』って。あれね、ウソ。本当は出来ちゃうのよ。もっとも、私ほどの腕があって初めて可能なことだけど」
 セムのまなじりがいよいよ険しくなった。
 目の奥に動揺が見受けられる。声にいつにない揺らぎがある。
「ラインフラウ――自分が何をしているか分かっていますか?」
「分かっているわよ、もちろん。私の命を、あなたの命と繋げるの。あなたが死ぬときには私、一緒に死ぬの」
「いい加減にしてください! 一体いつ、誰がそんなことをしてくれと頼みましたか!」
 怒声にもラインフラウは動じない。
「あのねセム、私、ずっと考えてたのよ。あなたとの生きる時間の差をどうしたらいいのか。ほら、あなたはどうしても、私より先に死んでしまうじゃない? ヒューマンなんて、どんなに頑張っても100年がせいぜいだし」
 赤猫がそこで、わーあーあーと猫の鳴き声を上げた。笑い顔で。
「100年なんて、ほんのちょっと。ヒューマン、お前が死んだらこの女も死ぬ、そこで呪いは、終わる。呪いが、消える。私、自由になれる。万々歳。ポンコツまでもがそうなるのはムカつくけど」
 ラインフラウはそれに頓着せず、一人、言葉を続ける。
「あなたがいなくなった時のことを思うと、私――」
 青い瞳の奥に、ぬめりを帯びた炎が燃えていた。
「――頭がおかしくなりそうよ」
 相手の底知れぬ本気度を感じ取ったセムは、とっさに身を引こうとした。
 次の瞬間黒犬が人間の姿に変じ、彼女のみぞおちあたりに拳をたたき込む。
 セムは、もちろん即座に昏倒した。血を吐いて。
「ちょっと、セムになにするのよ!」
 ラインフラウはセムを抱き寄せ抗議し、回復魔法を施す。
 黒犬はうるさそうに首を振った。
「殺しはしてない」
 赤猫がたんたん足を踏み鳴らす。
「――さあ、そいつをつれて、早く城にかーえろ」



エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2021-08-09

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2021-08-19

登場人物 5/8 Characters
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《終わりなき守歌を》ベイキ・ミューズフェス
 ローレライ Lv27 / 教祖・聖職 Rank 1
深い海の色を思わすような、深緑の髪と瞳の彷徨者。 何か深く考えてるようにみえて、さして何も考えてなかったり、案外気楽にやってるのかもしれない。 高価そうな装飾品や華美な服装は好まず、質素で地味なものを好む。 本人曰く、「目立つということは、善きものだけでなく悪しきものの関心も引き付けること」らしい。 地味でありふれたものを好むのは、特異な存在として扱われた頃の反動かもしれない。 神には祈るが、「神がすべてをお救いになる」と盲信はしていない。 すべてが救われるなら、この世界に戦いも悪意もないはずだから。 さすがに口に出すほど罰当たりではないが。 ◆外見 背中位まで髪を伸ばし、スレンダーな体型。 身長は160センチ前半程度。 胸囲はやや控えめBクラスで、あまり脅威的ではない。 が、見かけ通りの歳ではない。 時折、無自覚にやたら古くさいことを言ったりする。 ◆嗜好 甘いものも辛いものもおいしくいただく。 肉よりも魚派。タコやイカにも抵抗はない。むしろウェルカム。 タバコやお酒は匂いが苦手。 魚好きが高じて、最近は空いた時間に魚釣りをして、晩ごはんのおかずを増やそうと画策中。 魚だって捌いちゃう。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《幸便の祈祷師》アルフィオーネ・ブランエトワル
 ドラゴニア Lv23 / 教祖・聖職 Rank 1
異世界からやってきたという、ドラゴニアの少女。 「この世界に存在しうる雛形の中で、本来のわたしに近いもの が選択された・・・ってとこかしらね」 その容姿は幼子そのものだが、どこかしら、大人びた雰囲気を纏っている。  髪は青緑。前髪は山形に切り揃え、両サイドに三つ編み。後ろ髪は大きなバレッタで結い上げ、垂らした髪を二つ分け。リボンで結んでいる。  二重のたれ目で、左目の下に泣きぼくろがある。  古竜族の特徴として、半月型の鶏冠状の角。小振りな、翼と尻尾。後頭部から耳裏、鎖骨の辺りまで、竜の皮膚が覆っている。  争いごとを好まない、優しい性格。しかし、幼少より戦闘教育を受けており、戦うことに躊躇することはない。  普段はたおやかだが、戦闘では苛烈であり、特に”悪”と認めた相手には明確な殺意を持って当たる。 「死んであの世で懺悔なさい!」(認めないとは言っていない) 「悪党に神の慈悲など無用よ?」(ないとは言っていない)  感情の起伏が希薄で、長命の種族であった故に、他者との深い関りは避ける傾向にある。加えて、怜悧であるため、冷たい人間と思われがちだが、その実、世話焼きな、所謂、オカン気質。  お饅頭が大のお気に入り  諸般の事情で偽名 ”力なき人々の力になること” ”悪には屈しないこと” ”あきらめないこと” ”仲間を信じること” ”約束は絶対に守ること” 5つの誓いを胸に、学園での日々を過ごしている
《猫の友》パーシア・セントレジャー
 リバイバル Lv19 / 王様・貴族 Rank 1
かなり古い王朝の王族の娘。 とは言っても、すでに国は滅び、王城は朽ち果てた遺跡と化している上、妾腹の生まれ故に生前は疎まれる存在であったが。 と、学園の研究者から自身の出自を告げられた過去の亡霊。 生前が望まれない存在だったせいか、生き残るために計算高くなったが、己の務めは弁えていた。 美しく長い黒髪は羨望の対象だったが、それ故に妬まれたので、自分の髪の色は好きではない。 一族の他の者は金髪だったせいか、心ない者からは、 「我が王家は黄金の獅子と讃えられる血筋。それなのに、どこぞから不吉な黒猫が紛れ込んだ」 等と揶揄されていた。 身長は150cm後半。 スレンダーな体型でCクラスらしい。 安息日の晩餐とともにいただく、一杯の葡萄酒がささやかな贅沢。 目立たなく生きるのが一番と思っている。

解説 Explan


Kです。

今回の課題は、指輪を奪い返すこと。そして『言葉』を手にいれること。
同時進行でセムとラインフラウの間にアクシデントが起きています。
ラインフラウは呪いの移し替えにやる気満々です。

ともあれ今、城に赤猫と黒犬はいません。シュターニャまで出ばっているわけですから。

PCの選択行動は一つ。
『黒犬と赤猫がいない間に城の家捜しをして指輪を探す。制限時間は2時間』

城の屋内には赤猫の取り巻きである猫たち、屋外には黒犬の手下である野犬の一団がいます。どちらも普通の犬と猫ですので、たいして戦闘力はありません。
両者侵入者には敵対的に反応しますが、特に連携はしません。むしろ仲が悪いです。

他にはもともと城に住み着いている雑魚魔物が多数いますが、赤猫に居座られ続けで意気が上がらない状態ですので、侵入者が来ても動こうとしません。それほど警戒せずともかまわないでしょう。

参加PCには全て『テール』が配られています。離れていてもお互いに、リアルタイムでの意思疎通が出来ます。

メタ情報ですが、指輪は『サーブル城のノアのつがいが住んでいた部屋』にあります。
場所は最上階付近です。

指輪を手にいれたら即座に学園へ戻ってください。
そうしなければ指輪の『言葉』は手に入れられません。
2時間で、黒犬、赤猫、ラインフラウがセムを引きずって戻ってきます。
繰り返しますが、それまでに必ず、現場を離脱してください。

皆さんが帰った後、野犬と猫は皆さんが来訪したことを、それぞれのボスに告げ口します。


※今回の課題には、NPCアマルとドリャエモンが同行いたします。

※これまでのエピソードやNPCの詳細について気になる方は、GMページをご確認くださいませ。
そういうものが特に気にならない方は、確認の必要はありません。そのままプランを作成し、提出してください。エピソードの内容に反しない限り判定は、有利にも不利にもなりません。



作者コメント Comment
Kです。
今回は、鬼のいぬ間に家捜し。
指輪を見つけたら確保し、すみやかに現場からずらかってください。






個人成績表 Report
エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
指輪の迅速な回収を目指す。

ベイキさんの言う通り、最上階(付近)に指輪があると推測し、最速で最上階を目指して指輪を回収してすぐに撤退できるように全力を尽くす。

上階へのルートが複数ある場合はチームを分けて探索。
テールで状況を綿密に取りながら、行き止まりや指輪の発見ができなかった場合は即座に再合流する。

遭遇した魔物には指輪の回収を邪魔しなければ手を出さない旨を伝え、
向かってきたとしても殺すまでの対応は行わず、逃げるなら追わない・とどめを刺さないことを勧告して、逃走・撤退・降伏を促すように戦う。

無抵抗な魔物には指輪(宝物)の場所を尋ねる。
有力な情報でなくても協力的な態度の者には丁寧にお礼をする。

ベイキ・ミューズフェス 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
黒犬、赤猫の居ぬ間に、サーブル城から奪われた指輪を回収する

◆方針
幻視を頼りに、サーブル城上層にあるノア一族の居室を目指す

道中で上層階に向かうための分岐があったら、分かれてその先に向かい、外れだった方はテールで連絡しつつ正ルートへ合流

道中で魔物や犬猫の妨害を受けそうな場合は、倒すよりも、追い払ったりやり過ごして、先に進むことを優先するイメージで

◆指輪探し
上層階の豪奢な部屋に目星をつけ、魔法感知、第六感を頼りに捜索
大事な指輪なら、猫や犬が悪戯できなくて、忘れにくいところにあるかも

机の引き出しや、頑丈な箱とか

有事にはブリジラ、リーライブ、リーマナス等で味方を援護

可能なら指輪回収後に言葉も回収

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
サーブル城に着いたら、ベイキ様のご覧になった幻視をベースに捜索を始めますわ。私は嗅覚強化を用い黒犬の匂いを辿ってみますわね。今一番指輪に強くついている匂いでしょうし

下の階から進み、分岐があれば分かれて上の階を目指します。途中犬や猫、魔物が現れたら祖流覚醒で狼の姿になり脅したり、魅惑の尻尾で魅了して気を取られている隙に先へ進みます。時間がないので極力戦闘は避けますわ

無事指輪のある部屋へ辿りつけたら、隠されている場合は匂いだけでなく視覚強化、聴覚強化、推測も用い部屋を改め見つけ出しますわ

また、嗅覚強化は黒犬達の帰還を直ぐに感じ取れるようにも使ってみますわね。無事戻れたら安心してお腹が空きそうですわ


アルフィオーネ・ブランエトワル 個人成績:

獲得経験:97 = 65全体 + 32個別
獲得報酬:3000 = 2000全体 + 1000個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
ドリャエモン先生に同行をお願いする。

龍の大翼で飛び、できるだけ高い階から、窓を破壊して侵入。最速での最上階到達を目指す。まず、最上階に至ることを最優先とし、そこから、下へ下りつつ、隅々まで調べる。

また、再び訪れる機会も想定し、マッピングしておく。


魔物や、手下は基本的に無視する。自衛はするが、蹴散らす程度にとどめる。


指輪を発見しても、すぐには取らず、罠の有無を確認する。また、手では取らず、トングで取って、布袋に入れる


「ドリャエモン先生。同行をお願いしてもよろしいでしょうか?」


「このあたりが限界かしら?じゃ、失礼して」

黒犬、赤猫に手下の犬猫をヘッドハンティング

パーシア・セントレジャー 個人成績:

獲得経験:78 = 65全体 + 13個別
獲得報酬:2400 = 2000全体 + 400個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
サーブル城から、赤猫、黒犬の留守を狙い指輪を取り戻す

◆用意
もし、留守中にトーマスさん、トマシーナさんの身に危険が及ぶといけないし、ラビーリャ先生にお願いして、ふたりの警護を手配

◆方針
ベイキさんが見た幻視を参考に、サーブル城の上層階にあるノア一族の居室と思われる部屋を探してみるわ
分岐があれば、半々に分かれそれぞれ上層を目指し、外れだった方はテールで連絡し正しいルートに合流

道中の魔物・犬猫はやり過ごす等し、先に進むことを優先

◆探索
指輪がありそうな部屋についたら、魔法感知、第六感を活かし指輪探し
ソファの間や、寝具の隙間なんかも調べてみるわ

有事には号令の鞭で敵の気を逸らしたり、王様の命令で援護

リザルト Result

●捜索開始
 【黒犬】と【赤猫】が城から離れたのを見届けた一同は、急いでそれぞれの持ち場から離れ、城門前に集まる。
 そこで【ベイキ・ミューズフェス】は数日前――カサンドラの最後を見届けたその日――に見た幻視のことを、皆に話した。
「男女のノアが、豪華な部屋にいました。窓から見える景色から察して、高いところにある部屋のようでした。そこに黒犬がやってきて、指輪を置いて行った……女のノアはその指輪を手にして、こう言ったんです。『欲しければ、来たりて取れ』」
 あまりにも意味深な内容。聞いた誰しも口をつぐみ、考え込んでしまう。
 【エリカ・エルオンタリエ】は城を見上げた。幾つもの尖塔が黒ずんでいく曇天を背景に、浮かび上がっている。
「ベイキさんの言う通りとすれば、上階付近に指輪があるわけね……」
 これまで何度も城の調査をしたことがある彼女は分かっている。それがかなり手間取る作業だろうということを。
 サーブル城は広くて部屋数が多い上に、内部構造が入り組んでいる。迷路とまではいかないまでも、迷いやすいのは確かな作りだ。
「……手分けして捜索した方がよさそうね」
 【アルフィオーネ・ブランエトワル】は、背に生えた翼を軽くはばたかせた。
「確かにそうね。幸いわたしは飛べるから、上から探索してみるわ――ドリャエモン先生。同行をお願いしてもよろしいでしょうか?」
 【ドリャエモン】は彼女の要請を受け入れた。
「ああ、承知した」
 【朱璃・拝】は、意識して嗅覚を研ぎ澄ませる。
「では、私は下からということにいたしますわ。黒犬の匂いを辿ってみますわね」
 【パーシア・セントレジャー】は黒犬、赤猫が消えて行った方角へ顔を向ける。二匹がどこに向かっていったのか、彼女にはとても気掛かりだった。
(まさか学園じゃないわよね)
 自分たちがいない間【トーマス・マン】【トマシーナ・マン】の身に危険が及ばぬよう、【ラビーリャ・シェムエリヤ】教諭に警護を頼んできたのだが……。
(学園自体にセキュリティがかかっているから、大丈夫とは思うけど……とにかく、長居は無用ね)
 【アマル・カネグラ】が丸い指を折りながら、エリカに確認を取る。
「ええと、それじゃあ、アルフィオーネさんとドリャエモン先生が上から、残りは全員下から攻略するということでいいでしょうか?」
「そういうことでいいと思うわ。もし分岐点が多そうなら、さらにチーム分けしましょう――ばらばらになっても連絡は、テールで密に取れるしね」
 アルフィオーネがドリャエモンとともに、宙へ舞い上がる。
「それじゃあ、始めましょう!」

●下から進入
 城の敷地に足を踏み入れた朱璃、エリカ、ベイキ、パーシア、アマルの気配を察知して、早速野犬の群れが集まってくる。すこぶる非友好的な態度で。
 犬たちに対し朱璃は『魅惑の尾』を使った。
「貴方方に構っている暇はありませんの」
 犬たちはそれに気を飲まれ、攻撃的な態度を和らげた――黒犬が場にいないのであれば、彼らを懐柔するのは、そう難しいことではない。
 一同は犬達の横を通り過ぎ、城に入る。
 そして驚く。
 正面入り口から入ってすぐの所で、床が大規模に抜け落ちていたのだ。
「……初めからこういう仕様ってことはないですよね?」
 問うアマルにエリカは、ええ、と答えた。
「何かの仕掛けが作動したみたいね」
 朱璃は穴に身を乗り出し、鼻をクンクンさせ、言った。
「中から黒犬の残り香がしますわ。赤猫の残り香も――それからラインフラウ様の残り香も」
 ラインフラウの匂いが城内にあることは別におかしくない。彼女とセムは以前から赤猫に接触をはかっていたのだから。
 黒犬の匂いがあることもまた、おかしくない。彼はノアの肖像画を奪取するためこの城に入ったことがあるのだし、そもそもこの城に住んでいたのだから。
(だけど、三者が三者とも同じ場所に匂いを残しているというのは……偶然ではありえない……)
 ベイキは胸騒ぎを覚えた。
 以前から抱いていた懸念が、むくむく頭をもたげてくる。
(……もし、ラインフラウさんが呪いをセムさんと自分に移そうと思っているなら……今が最良のタイミングでは……)
 だが彼女は、その問題を一時棚上げにした。今最優先にすべきは、呪いの指輪を取り返すことだ、と。

●上から進入
 アルフィオーネとドリャエモンは、まず城の周囲を旋回し様子を見る。
 迎撃的な動きがないことを確かめてから、侵入しやすそうな大きい出窓を選び、その近くに舞い降りる。
 中を覗いてみると、サンルームのような作り。猫がたくさんいる――言わずとしれた赤猫の取り巻きだろう。顔を歪め、ガラス越しに唸っている。
 アルフィオーネは目を細め、拳でガラスを叩き割った。同時に熱い息吹を吐き出し、猫達を威嚇した。
「さあ、どきなさい!」
 猫たちは驚き、さっと退く。しかし退散はしない。距離を保ちつつ、忌々しそうに侵入者達を睨んでいる。
 この部屋はどうも、赤猫がよく利用しているに違いない。その証拠に、空になった酒瓶がごろごろ転がっている。
 別の場所から運んできたらしい絨毯もソファも染みだらけ。床を彩る精緻なタイルも、あちこち割れてしまっている。
「……ひどいわねこれは……」
 赤猫の存在をあれほど嫌がるセムの気持ちについて、アルフィオーネは幾らか理解する気になれた。
 ともあれ、それはさておき、指輪がないか探る。
 ないことが判明したので、部屋の位置情報等、持参してきた手帳に手早く書き留め、そこを出る。距離を取ってついてくる猫達については無視しながら。

●駆け上がれ
 エリカたちは崩落箇所を迂回し、上を目指す。
 城の下層から上層へ至るルートは悉く、見つけにくいような形状と配置がなされていた。いかにも上に行けそうに見えて、その実行き止まりというダミー階段さえ幾つも存在している。
 そんな状況下でベイキ、並びにパーシアの第六感、魔法感知能力もさることながら、朱璃の嗅覚は特に役立った。
 なぜなら黒犬は、上層階へ至る道に匂いを残しているからだ。それを追いかけていけば、確実にダミールートを避けることが出来る。

 行く手にあった半開きの扉から、ぬっと何かの一部がはみ出てきた。行く手を塞ぐように。
 朱璃はすかさず祖流覚醒で獣化しうなり声を上げる。
「死にたくなければじっとしておいでなさい」
 何かの一部はびっくりしたか、すぐさま引っ込んだ。
 どうやらこの城、赤猫以外にも魔物が住み着いているらしい。そうと悟ったエリカは、気配を感じるたびに次の警告を発した。戦闘を避けるために。
「通してちょうだい! わたしたちは黒犬が隠した指輪を探しに来たの! それを邪魔しなければ、あなたたちに手を出さないわ!」
 そう言った呼びかけが功を奏したか、魔物たちはひっそり隠れたままで、進行を邪魔してくることはなかった――特に協力もしなかったが。
 それにしても城の内部は荒廃が目だつ。
 大理石の床にひびが入っていたり、シャンデリアが砕け落ちていたり、タペストリーや緞帳が引きちぎられていたり、大きな柱が中程までえぐられていたり。
 それをやった犯人が誰かについては言わずもがな。濃密なアルコール臭が全てを物語っている。
 エリカは呆れ半分にぼやいた。
「随分派手にやったものね」
 上へ上へと行くに従い城の内部は、雰囲気が変わってきた。下に比べて空間が細かく仕切られている。豪華な装飾も威圧的ではなく、しっとり落ち着いたものになっている。
 これは『外』の人間に向け作られたのではなく、『内』の人間に向けて作られた空間だ。ベイキはそのように感じる。
「朱璃さん、黒犬の匂いは続いていますか」
「はい」
「指輪の匂いはどうですか?」
「それはよく分からないのですが……黒犬の事ですから、肌身離さず持っていた筈ですわ」
 そうだろう、とパーシアも思う。
 あれは黒犬にとって大事なものだ。ならば、自分のテリトリー内へ隠そうとするに違いない。
(犬猫って、寝床や小屋に自分のお宝を持っていったりすることもあるそうだし)
 アルフィオーネたちとも連絡を取り合いながら、進む。
 最上層へ行く手前で、何かの気配がした。
 階段の上、無数の目が光っている。
 猫だ。
 本気で攻撃されそうな距離からは離れているが、かといって逃げるでもなく、うるさく鳴きわめく。
 エリカは一計を案じ、魔物の懐柔用に持ってきた肉と魚を遠いところへ投げた。
「ほら、これをあげるから! 邪魔しないで!」
 猫たちは気をとられ、そっちへ散っていく。しかしいなくなりはしない。つかず離れず侵入者らの様子を窺っている。

●駆け下りろ
 ドリャエモンとアルフィオーネは、サンルームを出た後、改めて指輪を探す。
 が、これが思ったより手間取る仕事だった。居住区域であるらしいこの階には、扉が見当たらなかったのだ。あるのは美しい装飾が施された壁のみ。
 どうやら底無しの井戸で見たような、錯覚を招く魔法が施されているものらしい。
 しかし、そこに、ただ一つの扉だけが見えていた。うっすら開いた形で。
 アルフィオーネとドリャエモンは引き込まれるように、その中に入る。
 豪奢な部屋だった。いまだ色鮮やかな緞帳に覆われた寝台、その脇にあるサイドチェスト。
 二人はそれに近づき、引き出しを全開にする。
 すると……指輪があった。無造作にただ放りこまれたように。
 アルフィオーネは、それをすぐには手に取らない。ドリャエモンともども、再度部屋を見回る。指輪を手にしたことで発動する罠などがないか、確認するために。
 確認作業がすんでから慎重にトングで指輪を挟み、持参してきた布袋に入れる。
 窓の外に目を走らせ、月の位置を確認。経過した時間を計る。
「このあたりが限界かしら? じゃ、失礼して」
 袋の口を厳重に閉じてから、テールで仲間に知らせる。
「皆、指輪が見つかったわよ!」

●現地解散
 アルフィオーネから指輪確保の報を受けた朱璃は、嬉しげに手を叩く。
「やりましたわ♪」
 全員合流し、一目散に城の外へ出る。
 相変わらず、野犬が群れていた。入るときに朱璃が落ち着かせた効果がまだ効いていたのだろう、今度は吠えたりはしない。座ったり腹ばいになったりして、出て行く侵入者を見つめている。
 アルフィオーネはふと立ち止まって、彼らに声をかけた。
「あなたたち、よかったら、家に来なさいよ。殺されてしまうような相手と、戦わせる無慈悲な主など、見限ったほうがいいわよ?」
 犬には人の言葉が分からない。だけど、呼びかけられているのはなんとなく分かる。
 年老いた小型犬が、人恋しそうによたよたと、アルフィオーネに近寄ってきた。
 彼女はそれを抱き上げてやる。
 ベイキはすっかり暗くなった空に向け笛を吹いた。
 グリフォンが飛んでくる。そのグリフォンは彼女が、あらかじめ、学園から借り受けていたものだ。指輪の回収から『言葉』の回収へと、切れ目なく移れるように。
 アルフィオーネは犬を懐に抱いて、彼女に聞き確かめる。
「ベイキ、これからオミノ・ヴルカに向かうんだったわよね?」
「はい、そこが距離的に一番近いですので。」
「わたしも一緒に行くわ。いい?」
「はい、喜んでお願いいたします」
 ドリャエモンも申し出る。
「わしも行こう」
 アマルも。
「あ、僕もお供しますよ!」
 こうして四名はそのまま、オミノ・ヴルカに向かった。
 パーシアとエリカはとるものとりあえず、学園に戻ることにする。
 しかし朱璃は、しばらくその場に止まることにした。黒犬たちが戻ってくるのを確認したいからと言って。
「危険じゃない?」
 心配するエリカに彼女は、笑ってみせた。
「大丈夫ですわ、匂いが届かない距離にいますから。確認が済んだらすぐにその場を離れますわ」
 パーシアは嘆息し、くれぐれもと念を押す。
「無茶しないようにね」
「ええ」
 城から離れる前にエリカは、黒犬への手紙を残していった。目に付きやすいよう、門に貼り付ける形で。
 
●ことば
 オミノ・ヴルカ。
 沸き立つ火口の炎が、夜を紅に染めている。

 ベイキは長い火鋏に指輪を挟み、慎重に溶岩へかざした。
 そのまま数分、皆はやきもきしながら待つ。
 乳白色だった指輪の表面が漆黒になり、輝く金色の文字が浮かび上がってきた。
 アマルは興奮し、思わず身を乗り出す。
「わ、わ、出た!」
 指輪の表面を取り巻く『言葉』は、生き物のように微かに脈打ち、動いていた。
 ベイキは火鋏を戻し、『言葉』を読み上げる。
 それは誰も予想だにしなかった内容だった。
「『我ら病めるときも健やかなるときも互いに裏切らず信義を尽くし愛し合うことをここに誓わんこの誓い破られし際は死よ驕れ誓いに背きし者の命を奪え』」
 沈黙が満ちる。
 アマルが信じられないといった顔で、額の汗を拭った。
「これを黒犬と赤猫に言わせるなんて、無理でしょ……というか、『この誓い破られし際は死よ驕れ誓いに背きし者の命を奪え』って……何か、呪いの言葉っぽくないですか?」
 ベイキは眉をひそめて言った。
「いえ、これは……誓いを守らせることを強調するための、単なる脅し、言葉のあやでしょう」
 そうかもしれない。そうじゃないかもしれない。
 が、それでも、だ。それでもまだ、この『言葉』が黒犬、赤猫双方だけに向けられているならかまわないのだ。彼らがどうなろうと、ある意味自業自得なのだから。
 しかし『言葉』が指定しているのは『赤猫と黒犬』ではない。
 『我ら』。
 一人称複数形。
 それがアルフィオーネには、ものすごく引っ掛かる。
「もしかして、深読みし過ぎかもしれないけど……『我ら』のうちに、わたしたち第三者も含まれるということはないかしら?」
「えっ」
 皆はもう一度、文面を読み返した。
 唸るようにドリャエモンが言う。
「……確かにそう読めなくもない内容じゃの……」
 アマルは度を失い、手をパタパタ動かす。
「じょじょ、冗談じゃないですよ。僕らまで誓いに巻き込まれることになるなんて! あの二匹にそこまで付き合う義理、ひとつもないじゃないですか!」

●パーシアとエリカが確認したこと
 いち早く学園保護施設に戻ってきたパーシアとエリカは、ラビーリャに出迎えられた。
「……お帰り。こっちは異常なかったよ」
 その言葉どおり、トーマスとトマシーナも出迎えに出てくる。
「お帰り」
「おかえりー」
 二人が一安心して落ち着いたところに、朱璃が戻ってきた。
 彼女は深刻な顔をして、パーシアたちに、自分が見たことを伝える。
「城に戻ってきたのは、黒犬と赤猫だけではございませんでした。ラインフラウ様と、セム様が一緒で……セム様は意識を失っておられるご様子で、ラインフラウ様に負ぶわれておられました……」

●黒犬
 城に戻ってきた黒犬は、エリカからの手紙を読んだ。そして、カサンドラが消滅したことを知った。
 そのことに対して彼は、動揺を示さなかった。赤猫から『呪いの肩代わり』という方向の解決法を示される前なら違ったかもしれないが、今となってはそれはもう、こんな呟きで片付けられる程度の出来事でしかなかったのだ。
「ふん。消え損ないが消えたか」
 







課題評価
課題経験:65
課題報酬:2000
ミラちゃん家――もう一度指輪を
執筆:K GM


《ミラちゃん家――もう一度指輪を》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 1) 2021-08-03 05:44:08
教祖・聖職コースのベイキ・ミューズフェスです。よろしくお願いします。
指輪がある部屋は、高い場所の部屋……最上階付近にある気がします。

確証はありませんが、そんな気がしてます(前回の幻視を受けて)。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 2) 2021-08-03 19:27:04
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 3) 2021-08-04 18:31:20
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。よろしくね。

ベイキさんの幻視の追跡をベースに、迅速に漏れなく探索したいわね。
幸運にも状況はわたしたちに味方しているようだから、
分散してもテールを使って連絡を取りながらの調査もできるので
時間制限にも対応しやすいんじゃないかしら?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 4) 2021-08-04 19:54:32
ベイキ様がご覧になった幻視を元に捜索していく流れですわね。了解ですわ。

赤猫と黒犬が近づてきたらいち早く気が付けるように嗅覚強化を活性化しておこうと思いますわ。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 5) 2021-08-05 07:40:22
>分散
あまり細かく分かれても、今度は集合に時間が掛かってはいけません。
今回はドリャエモン先生とアマルさんがご一緒ですし、分かれる場合は3名程度のチームになるようにする位が程よいかも。

目安としては、分かれる場合は2~3手程度。
分かれる必要がなければ、集合に手間取るのを避けるためにも、分かれない選択もありだとおもいます。


>言葉
確かこれは、活火山等に指輪を持っていく必要があるんですよね。
状況は随分と進んでますし、可能なら今回、指輪を回収した足で、そのまま言葉の入手まで済ませた方がいいかも。

そうなると、一旦学園へ戻ってグリフォン便等を使うか、どなたか用意できるならペットを使う手もあるかもしれません。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 6) 2021-08-05 12:55:00
分散するとは言っても、基本的には下の階から最上階を目指して進んで
上に上る手段や通路が複数ある場合に分かれて探索。
最終的には最上階で合流。さらに撤退を急ぐ場合は地上階で合流することにすれば
テールもある事だし、そうそうはぐれてしまう事もないと思うわ。

乗り物が必要なら魔術師の箒を持ってるけれど、グリフォンを買う事も可能よ。

《猫の友》 パーシア・セントレジャー (No 7) 2021-08-06 06:16:08
そうなると、道中で上層階に向かうための分岐があったら、分かれてその先に向かい、外れだった方はテールで連絡しつつ合流するようなイメージでしょうか。

それと、道中で魔物や犬猫の妨害を受けそうな場合は、倒すよりも、追い払ったりやり過ごして、先に進むことを優先する感じでしょうかね。

>乗り物
全員が火山に向かう必要はないと思うので、箒がある人が向かうくらいでいいかなと思ってます。
言葉の回収に向かうなら、トルミンの活火山、オミノ・ヴルカですかね。

それとは別に、箒がない方はシュターニャ方面に向かう手もあると思うので。
何やらラインフラウさんの動きも気になるので……セムさんの安全も確認しておければと。
もし何かあっても、別動隊が指輪を持って言葉の回収に向かっている状況ですし、次の行動に動きやすくなりそうですから。

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 8) 2021-08-06 06:19:26
(ぅぉぅ……PC切り替えしてたの忘れて、そのまま発言したっぽいです。失礼しました。と言うか未参加PCでも発言できちゃったのかーorz)

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 9) 2021-08-06 20:11:13
>捜索
ひとまず固まって進んで、分岐があればそこで分かれてそれぞれ最上階を目指す、何かあればテールで連絡を怠らず、という流れでしょうか。それで問題ないと思いますわ。

>邪魔者
そうですわね、時間が限られておりますし無理に戦わず先に進む事を優先する方がよいと思いますわ。


>箒
私は箒はもっておりませんので、もしどちらかに向かうならシュターニャ方面でしょうか。とはいえ何かするにしてもそれこそセム様の無事を確認、くらいでしょうか。流石に手はだせないでしょうし。

《幸便の祈祷師》 アルフィオーネ・ブランエトワル (No 10) 2021-08-08 01:28:23
教祖・聖職者専攻のアルフィオーネ・ブランエトワルです。
どうぞ、よしなに

わたしは飛んでなるべく高い階から、窓を破壊して、侵入したいと思います

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 11) 2021-08-08 19:29:02
アルフィオーネさんよろしくお願いします。
飛行での侵入となると、下手したら単独行動になるのでは……個人的には、あまりおすすめできません。
どうしてもとのことでしたら、ドリャエモン先生がご一緒される予定ですので、先生と一緒に先行されるのはどうですか?

《終わりなき守歌を》 ベイキ・ミューズフェス (No 12) 2021-08-08 19:46:00
色々と考えた結果、グリフォン買って生物騎乗を鍛えてきました。
これで50分は飛行可能です。

同乗希望があれば、おひとりなら大丈夫です。

《猫の友》 パーシア・セントレジャー (No 13) 2021-08-08 22:24:57
王様・貴族コースのパーシア。よろしくお願いします。
出発直前だけど、人手が少なそうだしお手伝いにきたわ。

流れは大体わかったわ。とりあえず、城内が暗いといけないしキラキラ石を用意しておくわね。
あと、事後のシュターニャ行きも考えたけど、保護施設のトーマスさん達も心配なのよね……。

ラビーリャ先生にもお願いして、ふたりの警護を手配しとこうかしら。