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異世界避難先準備しましょう


ストーリー Story

 小都市セントリア。
 異世界転移の核となる特異点研究所を中核として、それを隠蔽するための複数の研究所からできた研究都市だ。
 学園生達のお蔭で研究は進展しており、幾つかの成果が上がっている。
 その実力を見込まれ、学園からひとつの要望が出されていた。

「魔王の影響をどうにかしてくれって、無理ですよぅ」
 泣き言を言っているのは、特異点研究所の責任者である【ハイド・ミラージュ】。
「そりゃ、異世界との接続は成功しましたよ。それで得た知識や材料で今までに無かった物を作れましたよ。だからって無茶ぶり言われても」
 魔王の復活に備え学園から要請されたのは、ハイドが口にしたように『魔王の影響の排除』。
 この世界の生物の恐怖を取り込み、際限なく強くなっていく魔王をどうにかできないかと訊かれたのだ。
「無理に決まってるじゃないですかこんなのー」
「そんなに無理なのですかー?」
 ハイドに尋ねたのは、異世界人である【メフィスト】。
 これにハイドは、説明する。
「メフィストさんも、学園長から渡された資料を見たじゃないですか。あんなの滅茶苦茶ですよ」
 学園長の【メメ・メメル】は、魔王と直接戦ったことのある内の1人だ。
 その時の経験を可能な限り全て記した資料を渡されたのだが、実際、どうしようもなかった。
「基本不死身で殺しても殺しても恐怖する誰かが居るだけで復活するとか、どうしろと。しかも戦ってる最中も、誰かの恐怖を取り込み続けることで体力も魔力も際限なく回復し続ける上に、元々の力の最大値も上がっていくって」
 体力と魔力が自動回復し続ける上に、その最大値が戦っている最中も上がり続けるという相手だ。
「アークライトという種族丸々ひとつの命を代償にして、光の精霊王が核になった封印をすることで回復力を低下させて倒したみたいですけど、一度受けた魔法には耐性を持つとか書いてるじゃないですかー。これ、今の封印解けたら、同じ方法だとどうにもできないですよぉ」
「魔王の周囲を結界で覆って倒すのはどうですかー?」
 メフィストの提案に、ハイドは少し考えて応える。
「とんでもない出力が要りますよ。それをどっからもってくるかって話ですし。それに根本部分で、この世界に恐怖を抱く生物がいる限りどうにもなりません」
「勇者達は、どうだったのですかー? その人達もー、恐怖はしたでしょうしー」
「それは、精霊王の加護で一時的に魔王からの影響を排除してみたいです。今、人間と呼ばれる八種族も精霊王の加護を与えられているので、ある程度は魔王の影響を排除できるでしょう。ですが、それ以外の種族、いわゆる『魔族』は、もろに影響を受けるでしょうね」
「魔族ですかー。それって単純に、精霊王からの加護を受けられなかった種族ってだけですよねー?」
 メフィストの言葉に、ハイドは返事に詰まった後、眉を顰めて応えた。
「ええ。学園長の資料が正しいなら、そういうことでしょう。本質的に、我々『人間』と『魔族』に違いは無い。単に、精霊王に選ばれたかどうか、ただそれだけです。そして精霊王が『人間』にしか加護を与えなかったのは、善とか悪とか、そんなもんじゃない」
「ただ単にー、力が足らなかったってだけですねー」
 単純明確な答えをメフィストは口にした。
「そもそも魔族というのはー、『魔力から生まれた種族』ってことでしょうしー。それを言ったらー、この世界全てが魔力から形作られてますからねー。全ての生き物が魔族ですよー」
「ええ、そうです」
 ハイドは、メフィストの言葉に返す。
「この世界において『人間』と『魔族』との差は、善や悪や性質の違いから来る物じゃない。単に運が良いか悪いか、その程度だ」
「でしょうねー。だからー、人間に善人や悪人が居るようにー、魔族にも色々いるでしょー。ですがー、魔族が居るとー、魔王を倒すことが難しくなるー」
「……そうとは限らないでしょう。魔王からの影響を跳ね除ける『覇王』と呼ばれる魔族も居たと資料には書いてあります」
「それはごく一部ですねー。大半は違いますよー。だからー、一番手っ取り早いのはー」
「魔族の皆殺し、でしょうね」
 吐き捨てるようにハイドは言った。
「恐らく、今の魔族との因縁は、それが関わってるんでしょう。当時の情勢を考えれば、そうなるのも仕方ないと思います。魔族の中には、魔王を信仰して、積極的に人間から恐怖を搾り取ろうとした者達も居たようですから。だからといって……」
「殺し合いは嫌ですかー?」
「嫌ですよ! そんなの当たり前じゃないですか!」
「なら止めましょー。他の方法取れば良いだけですしー」
「他の方法って、そんなの――」
「異世界に避難させれば良いじゃないですかー。魔王を倒すまでー」
「……え」
 あまりにも単純で、けれど意識から抜け落ちていた答えに、ハイドは間の抜けた声を上げた。
「そんな、ことって……」
「できますよー。とりあえず私の世界に避難して貰いましょー。他にもー、私の世界にぶつかって来るー、巨大宇宙船の世界にも協力して欲しいですしー。それ以外の世界にもー、一時的に避難できるなら避難して貰いましょー」
「それが可能なら……いや、いけるか? 転移門の出力を上げて、今以上に複数の異世界との経路を作れば――」
 研究者として考え光明を見出すハイドに、メフィストは言った。
「これはこちらの世界の人達がー、魔族の皆殺しをしようとしなかったから提案したことでーす。うちの世界にしてもー、軽々しく皆殺しにしようとするような人達は避難先として受け入れられませんからねー」
「見定めてました? ひょっとして」
「それはもちろんー。そこはお互い様ですねー。それよりもー、これを実現してー、魔王を殺して決着をつけましょー」
「魔王を殺す、ですか」
「そうですよー。資料から判断してー、今の魔王は話し合いで解決はしませんー。殺す以外の選択は無いですよー。これは生存競争ですねー。生きてる限り逃れられませんー」
「……そうですね。でも魔王は殺しても、この世界がある限り新たに生まれる。それは……」
「一から育てて、誰も傷つけないような子になって貰えば良いじゃないですかー」
「それは……」
「おかしいですかー? でもー、学園を作ったメメルって子は、そう願ってると思いますよー。だからこそ学園にー、『魔王・覇王コース』なんてものがあるんでしょうからねー」
 その答えに息を飲むハイドに、メフィストは応えた。
「いつか生まれてくる新たな魔王が健やかに育ち皆と歩めるようにー。覇王と呼べるほどの強力な魔族もー、共に学園生として過ごせるようにー。そういう願いをー、持っているんだと思いますよ」
 メフィストの応えに、ハイドは小さく笑う。
「メフィストさんって、ロマンチストなんですね」
「ええー、もちろんですよー」
 漂々と応えるメフィストだった。

 そして学園から課題が出される。
 内容は、異世界に避難先を作ること。
 そして、より多くの異世界との繋がりを作ること。
 いずれ必ず起こる魔王との戦いを前に、殺さないための戦いの協力を求められるのでした。
 この課題に、アナタ達は、どう動きますか?


エピソード情報 Infomation
タイプ EX 相談期間 6日 出発日 2022-01-19

難易度 普通 報酬 多い 完成予定 2022-01-29

登場人物 5/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《新入生》ザコバ・モブロフ
 ヒューマン Lv14 / 魔王・覇王 Rank 1
サブカルチャー大好きな34歳独身。 彼女いない歴は我が生涯である! 元居た世界ではブラック企業に勤務していたらしいが、会社で2月目の缶詰め状態に入ったある日、夜中にデスクでうたた寝してたら……この世界に転移してしまった。 とりあえず、元の世界に戻って大事なフィギュア達や薄い本を転売の魔の手から守るのが今の目標。 「そのためならば、拙者は悪にでもなれるでござるよドゥフフフ……」 でも、ファンタジーの世界にいるはずのエルフっ娘やらを生で見られるので、この世界も満更ではないようだ。 なお、大変なメタボでいらっしゃる。 健康診断はこわいけど、白衣のナースは大好物。 失ったもの:頭髪 実年齢:34歳(2020.3.22現在) 身長:151cm 体重:3桁の大台
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《幸便の祈祷師》アルフィオーネ・ブランエトワル
 ドラゴニア Lv23 / 教祖・聖職 Rank 1
異世界からやってきたという、ドラゴニアの少女。 「この世界に存在しうる雛形の中で、本来のわたしに近いもの が選択された・・・ってとこかしらね」 その容姿は幼子そのものだが、どこかしら、大人びた雰囲気を纏っている。  髪は青緑。前髪は山形に切り揃え、両サイドに三つ編み。後ろ髪は大きなバレッタで結い上げ、垂らした髪を二つ分け。リボンで結んでいる。  二重のたれ目で、左目の下に泣きぼくろがある。  古竜族の特徴として、半月型の鶏冠状の角。小振りな、翼と尻尾。後頭部から耳裏、鎖骨の辺りまで、竜の皮膚が覆っている。  争いごとを好まない、優しい性格。しかし、幼少より戦闘教育を受けており、戦うことに躊躇することはない。  普段はたおやかだが、戦闘では苛烈であり、特に”悪”と認めた相手には明確な殺意を持って当たる。 「死んであの世で懺悔なさい!」(認めないとは言っていない) 「悪党に神の慈悲など無用よ?」(ないとは言っていない)  感情の起伏が希薄で、長命の種族であった故に、他者との深い関りは避ける傾向にある。加えて、怜悧であるため、冷たい人間と思われがちだが、その実、世話焼きな、所謂、オカン気質。  お饅頭が大のお気に入り  諸般の事情で偽名 ”力なき人々の力になること” ”悪には屈しないこと” ”あきらめないこと” ”仲間を信じること” ”約束は絶対に守ること” 5つの誓いを胸に、学園での日々を過ごしている
《イマジネイター》ナノハ・T・アルエクス
 エリアル Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
フェアリータイプのエリアル。 その中でも非常に小柄、本人は可愛いから気に入っている。 明るく元気で優しい性格。天真爛漫で裏表がない。 精神年齢的には外見年齢に近い。 気取らず自然体で誰とでも仲良く接する。 一方で、正義感が強くて勇猛果敢なヒーロー気質。 考えるよりも動いて撃ってブン殴る方が得意。 どんな魔物が相手でもどんな困難があろうと凛として挑む。 戦闘スタイルは、高い機動性を生かして立ち回り、弓や魔法で敵を撃ち抜き、時には近接して攻め立てる。 あまり魔法使いらしくない。自分でもそう思っている。 正直、武神・無双コースに行くかで迷った程。 筋トレやパルクールなどのトレーニングを日課にしている。 実は幼い頃は運動音痴で必要に駆られて始めたことだったが、 いつの間にか半分趣味のような形になっていったらしい。 大食漢でガッツリ食べる。フードファイター並みに食べる。 小さな体のどこに消えていくのかは摩訶不思議。 地元ではブラックホールの異名(と食べ放題出禁)を貰うほど。 肉も野菜も好きだが、やっぱり炭水化物が好き。菓子も好き。 目一杯動いた分は目一杯食べて、目一杯食べた分は目一杯動く。 趣味は魔道具弄りで、ギミック満載の機械的な物が好き。 最近繋がった異世界の技術やデザインには興味津々で、 ヒーローチックなものや未来的でSFチックな物が気に入り、 アニメやロボットいうものにも心魅かれている。 (ついでにメカフェチという性癖も拗らせた模様)

解説 Explan

●目的

異世界に避難先を作る準備をする。

●方法

以下の三つの選択肢から選んでください。

1 メフィストの居る煉界のディスメソロジアに行って頼む

メフィストの世界に行って、一時的な避難先を作って貰えるように頼んで下さい。
担当者と責任者が現地には参加しますので、具体的な話が出来ます。

好きなNPCを出せます。

2 7つの巨大宇宙船の世界と話をつけに行く

故郷の星が滅んだので7つの巨大宇宙船で放浪している世界です。

弊社で運用していました、そそら世界に行くことになります。
終了時から数十年後の世界になっており、将来的にディスメソロジア世界に衝突します。
その事を伝え、将来的にディスメソロジア世界が便宜を図ることと引き換えに、一時的な避難先になって貰えるように交渉します。

好きなNPCを出せます。

3 PCごとに自由に異世界に訪れる

自由に好きな異世界に訪れることが出来ます。
異世界に訪れれば訪れるほど、異世界への転移門は安定するため、訪れるだけでも目的は達成できます。

その世界で交渉して避難場所にして貰えるように話をすることも可能です。
その世界で、秘密裏に隠れて避難するために、それに向いた場所を調べるだけでも目的は達成できます。

また、その世界の物をゆうがく世界に持って来ることも出来ます。
ただし、これについてはフレーバーになります。

異世界から転移してきた設定のPCは、元の世界に訪れることも可能です。
その世界のNPCを出しても構いません。

これらについて、自由にプランでお書きいただけます。

以上です。


作者コメント Comment
おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、最終戦の前に、諸々の憂いを断つための準備回になります。

今までの流れで、魔族は絶対に殺す! という方向性でしたら、魔族を可能な限り殺して行くルートに入っていましたが、そういうことは無かったので、避難させて被害を最小限にとどめるルートになっています。

今までのPC皆さんの行動が、この話に繋がりました。

そして、そそら世界も絡んできましたが、桂木さんとも話しており、今後桂木さんのエピソードでも関連する物が出る、かもしれません。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:162 = 135全体 + 27個別
獲得報酬:7200 = 6000全体 + 1200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
3 PCごとに自由に異世界に訪れる
ネビュラロン教官の世界(前作『俺の嫁とそそらそら』世界…以下『そそらそら世界』)へ。
将来的に避難先のディスメソロジア世界と融合するとの話を聞き、必要であれば注意喚起。
あと純粋に教官=リン・ワーズワースの去就について、案じている人にそれとなく伝えらえたら

●事前準備
準備というか確認・ご報告ですが、そそらそら世界の基礎知識は過去にネビュラロン教官から直接聞いてます。
(シナリオ『【メイルストラムの終焉】Blue』(桂木京介 GM))

●行動
「『ワーズワース少尉』の名を出せば通じると聞き、伺いました」
「信じられないかもしれませんが、私は異世界から来訪した…今の彼女の生徒です」
ネビュラロン教官には悪いですが、リン・ワーズワースの名前をちらつかせつつ、そそらそら世界の都市(空挺都市)で異世界の話の通じる方を捜索。
教官の現状を内密に伝えつつ、世界の危機と融合の話を伝え協力を要請。
見返りとしては、そそらそら世界の危機にはこちらが協力する事、移住等も可能な限り検討する等で

ザコバ・モブロフ 個人成績:

獲得経験:162 = 135全体 + 27個別
獲得報酬:7200 = 6000全体 + 1200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
魔物達が隠れるのに適した場所の選定及び確保

◆行動
拙者は元居た世界に戻り、魔物達が隠れられそうな場所を探すでござるよ
富士の樹海等なら、人目につきにくいやも?

◆現地調査
可能であれば、セントリアの研究者の方にもご同行いただき、避難先に適しているか一緒に確認して欲しいでござるな

元の世界で地図を調達したうえで、研究者の方と共に富士の樹海で現地調査
ここはオカルトめいた噂や心霊現象的な噂も多く、ゴースト系の魔物や日本の妖怪に似た魔物が身を潜めるには適しているのでは

風穴といった洞窟もあるので、日光を嫌う魔物が隠れるにもよいかも

なるべく人が入らなくて、外部への警戒に適した場所を探したいでござるよ

タスク・ジム 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:302 = 135全体 + 167個別
獲得報酬:12960 = 6000全体 + 6960個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
受入先準備のほか
避難の段取り準備も計画

まず避難対象を以下のように想定
・自我を持つ者 ケンタウロス、サイクロプス、ゴブリン等
・動植物系 ワイバーン、アーラブル、ジャバウォック等

避難方法を以下のように想定
・共同体の頭を説得→共同体全体の避難合意を目指す
・物理的に追い込みによる誘導(命は取らない戦闘行為を伴う)

そして
信用、説得、勇者司書フル活用で学園関係者に以下の相談
・敬愛する校長や深遠な知識を持つシトリ先生にアイデアないか相談
・ガラ先輩にサイクロプス集落への会談と大規模移動手配の相談
・アサ族長にケンタウロスの避難について説得・相談

以上準備の上
メフィストと共にディメ世界に行き
桃山令花と連携し受入先準備



アルフィオーネ・ブランエトワル 個人成績:

獲得経験:162 = 135全体 + 27個別
獲得報酬:7200 = 6000全体 + 1200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
3・元世界に避難先を作る

レネンヴィオラ(ヴィオ)に連絡を取り、避難先の設置を依頼。

ヴィオはこの件に関して、CGF(コズミック・ガーディアン・フォース)総司令官、オレアンエフィカから全権を託されており、お安い御用と快諾。

また、第一級侵略型生命体との戦いついて、詳細は不明だが、彼らは本拠地である、さらなる別世界に撤退を始めており、その手により滅ぼされてしまった文明が残した、無人の可住惑星が多数存在するため、その一つを譲渡すると提案。一時と言わず、ずっと住んでもよいとのこと。


ヴィオから

・魔族との対立の根は深い。説得に応じないのではないか?
・勝算が低いのであれば、自分たちが別世界に移住することも考慮




ナノハ・T・アルエクス 個人成績:

獲得経験:162 = 135全体 + 27個別
獲得報酬:7200 = 6000全体 + 1200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
新たな避難先の確保
異世界での技術調査やアイディア探し探し(特に出力関連)

■行動
提案で上がっていた世界以外で避難先を探すよ。
異世界の概念が通じるなら関係者に色々話すし、通じそうになかったらそっと探す感じで。

避難先を探すついでに、その世界の技術調査やアイディア探しもするつもりだよ。
アークライトの人達や精霊王を犠牲にしないような代替エネルギーが見つかれば重畳。
それ以外にも、防衛やゴーレム強化に繋がりそうなものがあればいいかなって。

ついでに趣味寄りなサブカル的なものも…
えっと、ほら、世界の繋がりを持つ上で、その世界のことを知るのは大事だよ。
特に僕達の想像の外にあるような世界ではね。うん♪

リザルト Result

 異世界に避難先を作るべく、それぞれ学園生達は活発に動き始める。
 そのやり方は人によって異なり、しっかりと根回しや下準備をしてから始める者もいた。

●煉界のディスメソロジア
「お力を貸していただきたいんです」
 教師である【シトリ・イエライ】に頼んでいるのは【タスク・ジム】。
 異世界に避難先を作ることを聞いたタスクは、転移するよりも先に、こちらの世界で出来ることを第一に行っていた。
「それは、異世界に避難先を作るという話ですね?」
 シトリが応える。
「話は聞いています。私に出来る事なら、出来る限りしましょう」
「ありがとうございます」
 タクスは礼を言うと、早速話を詰めていく。
「避難させる対象ごとに区分を作って、効率よく避難を促したいんです」
「区分の策定は済んでいますか?」
「はい」
 タスクは図書館などで得た知識を元に作った書類を提示する。
「まずは自我を持つ者と、そうでは無いものに分けます」
「なるほど。いわゆる魔族と、一部の魔物。あとは、それ以外の動物や植物に分類するんですね」
「そうです」
 シトリも元々は、様々なことを探求していた研究者であったこともあり、話はスムーズに進む。
「共同体を作っている対象であれば、その長となる相手を説得し、そうでないものは、物理的な誘導による追い込みが出来ないかと思っているんです」
「……取りこぼしは出るでしょうが、現実的な案ですね」
 手順の洗い出しをしながらシトリは言った。
「全てを避難させるのは無理です。だからこそ、優先順位をつけて行いましょう」
「……なにか良い方法は無いでしょうか? 可能なら学園長にも、お知恵をお借りしたいのですが」
「残念ながら。魔王軍の動きが活発なこともあり、学園長は各地に赴いておられます。話をする余裕は無いでしょうね」
「……なら、他の人達にも声を掛けます。少しでも多くを避難させられるようにしないと」

 意気込むタスクは、可能な限り多くの人々に声を掛けていく。

「協力して貰えますか?」
「ああ、出来る限りのことはするぜ」
 学園の卒業生でもある商人【ガラ・アドム】が応える。
「サイクロプスの里とは、あの後も何度か交流を続けてるからな。商人の伝手を全力で使って準備するぜ。それと各地の情報も手に入れる。役立ててくれよ」
「ありがとうございます!」

 続けて、学園の周囲に居るケンタウロスにも話をつけに行く。

「避難、か……」
「はい。こちらで準備をします。他の氏族の人達とも連絡が取れるなら、そちらもお願いできませんか?」
 少し考えて、長である【アサ】は応えた。
「魔王が復活すれば、恐らく我らも食い潰される。戦えぬ者は、避難させよう」
「お願いします」

 可能な限り根回しや下準備をした上で、今度は異世界へ転移する。

「用意は良いですかー?」
「はい、お願いします」
 タスクの返事を聞いて、【メフィスト】は転移門を活性化させる。
 一瞬まばゆい光に包まれた後、煉界のディスメソロジアへと辿り着く。
 そこでは、すでに知り合いとなっていた【桃山・令花】と【桃山・和樹】が出迎えてくれた。
「話は聞いています」
「こっちでも根回し済ませてるから、あとは直接話をつけに行くだけだ」
「ありがとうございます」
 力強い助けを得て、タスクは皆と関係各所を回る。
「まずは、私達の父に会って貰えますか?」
「ニホンって所の、幕府って政府に務めてんだ。話をしてるから、便宜を図ってくれるぜ」

 そこからタスクは、2人と一緒にニホンに向かった。

「転移箱船って、便利ですね」
 空間転移できる転移箱船でニホンに渡ったタスクは、これが利用できないか訊く。
「それは詳しい人じゃないと分からないわ」
「だったら、【ラヴィ】さんに聞いてみりゃいいんじゃね?」
 和樹によれば、魔法に長けた魔女と呼ばれるラヴィという人物がいるという。
 タスク達は、先に幕府に訪れ、令花の父である【桃山・昭人】と交渉。
 話が通じる者ならば受け入れるとの確約を受けた。
 そのあとラヴィに転移箱船について訊くと――
「無理じゃな。あれは設置するのに莫大な魔力と素材が要る。今からでは時間が足らぬ。じゃが、色々と研究している所があってな――」
 話を聞くと、ニホンには様々なことを研究している万物学園というところがあるという。
「そこに行きましょう!」
 急いで向かうと、そこで令花と和樹と同じ、教団の人間に出会った。
「おふたりとも、お久しぶりです」
 令花が挨拶をしたのは、エルフタイプのエリアルに似た【ヨナ・ミューエ】と、ルネサンスに似た【ベルトルド・レーヴェ】だった。
「こちらには研究で、お邪魔してたんですが」
「物騒な攻撃魔術を思いついたらしくてな。ここで実験させて貰いに来たんだが、色々と大変みたいだな」
 ベルトルドに話を向けられ、タスクは事情を話す。
「受け入れて貰うためのコミュニティの伝手は無いでしょうか」
 これにヨナ達は応える。
「【なんじゃもんじゃ】様に話をしてみてはどうでしょう?」
「そうだな。隠れ里に受け入れてくれるかもしれん」
「ええ。それに転移させるなら、少し考えがありますし」
 2人の助言を受け、信仰によって神格を得たという、なんじゃもんじゃの元に。
 祭られている社を管理しているという、【玉藻】という八百万にも会い話をした後、なんじゃもんじゃと話をする。
「一時的で構いません。どうか、避難場所を貸していただけないでしょうか」
 タスクの頼みに、なんじゃもんじゃは応える。
「分かりました。出来る限りのことをしましょう」
 タスクが安堵すると、ヨナがひとつの提案をする。
「向こうから避難させるなら、口寄せ魔方陣が使えると思います。話を聞くと、向こうの人々は魔力生命体みたいですから、転移させても身体の欠損は起きない筈です。ですが膨大な魔力が必要になりますから、それを用意できる八百万の方達で助けてあげれば」
 これに、なんじゃもんじゃは応えた。
「向こうに行けるなら、可能でしょう。ダヌなら、守護天使を解放するために貯めておいた魔力があるし、適任でしょう」
 避難させる数を増やすための光明も見えてきた。これにタスクは――
「みなさん、ありがとうございます!」
 最大限の礼を返すのだった。

 避難先の確保は巧く進んでいく。
 それは他の世界でも同じだった。

●彷徨える巨大飛空艇の世界へ
「では、巨大宇宙船の世界に行くのですねー?」
「ええ。そこに連れて行って」
 メフィストに【フィリン・スタンテッド】は返す。
 その返答には、感情の色が滲んでいた。
「何か思い入れのある世界なのですかー?」
「私は無いわ。でも、行ってみたいから」
 フィリンは、僅かに言葉を濁す。
 少し前、彼女は【ネビュラロン・アーミット】から、これから行くことになる世界の話を聞いていた。

「戦うどころか逃げた。私は罪人(とがびと)だ」

 あの時の、苦悩するネビュラロンの言葉が、忘れられないでいる。
(確かめないと)
 可能ならネビュラロンに、異世界へと渡ることを伝えておければ良かったが、活発になっている魔王軍の対応で最近は姿を見ることが出来ない。
 だからこそ余計に、現地に赴き情報を得るべきだと思っていた。
 少しでも、ネビュラロンの心を軽くするために。

「では良いですかー?」
「ええ、お願い」
 応えを返すと同時に、フィリンは光に包まれる。そして――
「着きましたよー」
 能天気なメフィストの声が聞こえて来ると同時に、異世界へと降り立ったことにフィリンは気付いた。
「ここが……」
 フィリンは周囲を見渡す。
(船、ということだったけど……とてもではないけど、そうは思えないわね)
 そこは整然とした、巨大な都市にしか見えない。
 不自然なほどに清潔で、お伽噺の中にすら出て来ないほどの、高層建築が無数にあった。
 建物は大量の窓に陽光を反射し、きらきらと燐光を放っている。
 どこか無機質な、あるいは温室のような印象を受ける場所だった。
「これからどうしますかー?」
「話をしないと」
 メフィストに促され、フィリンは前に出る。
 すると遠巻きに見ていた人々が、警戒する様に距離を取った。
(私達と、変わらないように見えるわね)
 誰も彼もが清潔すぎることを除けば、フィリン達と変わらないように見えた。
 ただし決定的に違う特徴がある。
 どういうわけか、全ての人々が2人一組で動いているように見えるのだ。
(夫婦や恋人、というわけでもなさそうだけど)
 大人と子供、あるいは同性。
 家族というには似ていないのに、一心同体であるかのような雰囲気がある。
(そういえば)
 フィリンは、ネビュラロンと話した時のことを思い出す。

「同時に、右手に植えつけられていたパートナー……この世界で言えば使い魔のような存在が永遠に喪われたこと、それだけが寂しい」

「片方が、使い魔の類というわけね」
 確認する様に小さく呟いたフィリンに、メフィストが説明した。
「スレイブと呼ばれてるみたいですねー。元は実体のないアニマという情報体でしたがー、過去の改変で実体を持つようになったパートナーみたいでーす」
「相棒、というわけね」
 フィリンは納得すると、現状を伝えるためにも、この場にいる人々に呼び掛けた。
「初めまして! 私はフィリン・スタンテッドと言います! 信じられないかもしれませんが、この世界とは異なる世界からやってきました!」
 フィリンの呼び掛けに、周囲の人々は訝しむような表情を見せていた。
 それでもフィリンは呼び掛けを続ける。
 近い内に、異なる世界と衝突すること。
 こちらの世界を、一時的な避難場所として使わせて欲しいこと。そして――
「この世界のことは、【リン・ワーズワース】から聞いています。話を聞いて貰えないでしょうか」
 ネビュラロンの、この世界での名を口にした途端、周囲の反応は大きく二つに分かれた。
 年若い者は訝しげに訊いているだけだったが、年かさな人々の表情が強張る。
 それだけ、リン・ワーズワースの名は深く刻まれているのだろう。
 どこか張り詰めた緊張が漂う中――
「ちょっと、待って……リンが何ですって?」
 1人の女性が、フィリンに駆け寄った。
「それ本当なの!? そっちの世界にリンがいるってこと!?」
「……貴女は?」
 フィリンが尋ねようとすると、冷静な声が聞こえてきた。
「落ち着いて下さい。旅団全てを繋ぐサンタクロース運送の名が泣きますよ」
 声の主は、1人の少女。
 フィリンが視線を向けると、少女は薄く笑みを浮かべ応えた。
「初めまして。【EST-EX】、イースターと呼んでください。彼女は【ヴァニラビット・レプス】。貴女が口にした、リン・ワーズワースと縁の深い者です」
「……恨まれてるでしょうけどね」
 どこか懺悔するように告げるヴァニラビットに、フィリンはネビュラロンの言葉が思い浮かぶ。

「……彼女を恨んではいない。むしろ、これ以上罪を重ねる前に止めてくれたのだと感謝している」

「会ってあげて!」
「……え」
 驚いたように見詰めるヴァニラビットに、フィリンは言った。
「彼女は貴女を恨んでない。これ以上罪を重ねる前に止めてくれたと、感謝してる」
 ヴァニラビットは息を飲むようにフィリンを見詰めたあと、尋ねた。
「貴女は……」
「私は、今の彼女の生徒よ」
 フィリンの応えに、ヴァニラビットは呆然とした後、嬉しそうに笑った。
「――そう。リン、先生をやってるのね……」
 そして、フィリンに応えた。
「必要なことがあれば力になるわ。顔が広いのよ、私」
 イースターが引き継ぐように続けて言った。
「表だけでなく裏も幅広く。皆に、声を掛けますか?」
「もちろん。話を聞いたら驚くでしょうね」
 そして、フィリンと視線を合わせ言った。
「もっと話を聞かせて」
 これにフィリンは――
「ええ。沢山、話さなければいけないことがあるわ」
 力強い協力者を得て、多くの人々と話を纏めていくのだった。

 次々避難先を確保する中、他の世界でも学園生達は頑張ってくれていた。

●富士樹海に避難先確保
「出来れば拙者が里帰りするのに、誰かに連いて来て欲しいでござるよ」
 異世界に向かう前、研究員達に頼んでいるのは【ザコバ・モブロフ】。
 今回の件で、元居た世界に行くつもりのザコバは、現地で人知れず避難場所を探せないかと思っている。
 けれどその場所が避難に適した場所か判断しきれないので、助けを求めたのだ。
「分かりました。何人か連れて行って下さい」
「私も連いて行きまーす」
 研究員数名とメフィストが連いて行くことになり、早速転移することにする。
「では行きますよー」
「頼むでござる」
 ザコバが返すと、メフィストは転移門を起動。
 一瞬、まばゆい光に包まれたかと思うと――
「戻ってきたでござるな」
 ザコバの部屋に転移。
「あーっ、見ちゃダメでござるーっ!」
 部屋にあった秘蔵のオタグッズに興味を持った研究員達を慌てて止めるザコバ。
(帰る時に向こうに持って行くでござるよ)
 すぐに持って移動できるよう集めていると――
「これに入れときます?」
 研究員の1人が、カバンを差し出す。
「魔法で、見た目より入る様になってますし、重さも軽減できるので便利ですよ。保存も出来るようになってるので、多少入れても壊れないですし」
 試しに入れてみると、オタグッズが全部入った。
「こっちの世界でも魔法使えるでござるな」
「使えるみたいですねー。魔力は薄いみたいですがー」
 色々と確認しつつ、避難先を探す。
「人目に付かずに適した場所というと……富士の樹海でござろうか?」
 パソコンを使いネットで確認。
 興味津々な研究者達に説明する。
「ここはオカルトめいた噂や心霊現象的な噂も多い場所なのでござるよ。ゴースト系の魔物や日本――今いる国の事でござるが、ここの妖怪に似た魔物が身を潜めるには適していると思うでござる」
 説明しながら、ネットで関連する情報を集めて見せていく。
 研究者たちは手に入れた情報から話し合い――
「いけると思います。少なくとも有力な候補地になるでしょう」
 お墨付きも手に入れたので、今度は現地に向かうことにする。
「現地の詳しい地図は買っておいた方が良さそうでござるな」
 必要な物を買い、電車などを乗り継いで到着。
 人目に付かないよう、奥地に向かうことにする。
(これは、気をつけないと遭難するフラグが立ちそうでござるな)
 原生林の奥地を目指すということで、ザコバは途中で力尽きることを懸念していたが――
「……気のせいか、体が軽い気がするでござるな」
 日本に居た頃の自分の体力を思い出し呟いていると、メフィストが返す。
「向こうの世界で生活してる間にー、魔力を取り込んで強化されてますからねー。こっちの世界の基準だとー、ちょっとした超人になってると思いますよー」
「そうなのでござるか? それなら、ひょっとしてこちらでも魔法が使えるでござるか?」
「使えると思いますよー。魔力が薄いのでー、魔力の回復には時間が掛かると思いますがー」
「むぅ、こちらの世界でも魔法使いになってるでござるか」
 などと話しながら進み、風穴のひとつに辿り着く。
「こういった場所はどうでござるか? 人目にも付き辛いでござるし」
 ザコバに言われ、研究員達が調べようとすると――
「諸星君じゃないかね!」
 ザコバの見知った人物に声を掛けられた。
「本名では呼ばんでくれ!」
 思わず返すザコバ。
 相手は大学の頃の恩師だった。
「まーたフィールドワークをやってるでござるか?」
 業界ではHENTAIの名を欲しいままにし、地質が専門といいながら、やたらオカルト的なことに造詣が深い人物でもある。
(ひょっとしたら、力になってくれるかもしれぬでござるな)
 ここで会ったのも運命と思い、事情を説明する。
(もし、他人に漏らそうとしても、『また世迷い事言ってるよ』位で済むでござるし)
 ある意味信頼して事情を話すと、HENTAI教授はメッチャ乗り気だった。
「素晴らしい! こちらにとっても美味しいではないかね!」
「……どういうことでござる?」
 話を聞くと、怪しい古書店で胡散臭い古文書を見つけ、この風穴に来たとのこと。
「古代富士文明の封じられた神霊がだね――」
「はぁ、そうでござるか」
 無駄に話が長くなるので聞き流しつつ、風穴の中を探索し――

 ガコッ。

「なんか今壊れたでござる」
 暗かったので気付かず、小さな祠っぽい物を壊し――
「魔力が吸われるでござるよ!」
 ぎゅんぎゅん魔力が吸われるザコバ。そして――

 ぽんっ。
 
 軽い破裂音と白煙が広がり、それが晴れたあとには、見目麗しい幼女が居た。
「おおっ、これはまさしく、古代アトランティス王族の亡霊!」
「封じられた神霊とかの話はどこに行ったでござるよ!」
 HENTAI教授にザコバがツッコミを入れてると、幼女が近付き笑顔で言った。
「惚れた。結婚してくれ」
「え?」
「あんなに濃くて美味しい魔力は初めてだ。もっと搾り取――けふんけふん、主様の役に立ちたいです」
「言い直しても危険な香りがプンプンするでござるよ!」
 などと一悶着ありつつ話をし、幼女はこの辺り一帯の護り神みたいな者だと説明した。
「主様が望むなら、ここを避難場所に出来るようにします」
 ザコバの言うことなら聞きそうなので、話をつけ、この場所を中心に避難場所にすることに。
「ここを転移先に出来るようマーキングしておきますねー」
 メフィストや研究員達が作業をし、それを見ていたHENTAI教授は言った。
「力になろう。こう見えても私は、ネオアトランティス友の会の一員だからね」
「何でござるその胡散臭い組織」
「年会費8千円は立て替えておこう」
「ノーサンキューでござる」
 などというやり取りをしつつ、避難先の確保をしたザコバだった。

 こうした避難先の確保は、他でも進んでいた。

●信頼と共に
「連絡を取ってくれてたのね?」
 セントリアに訪れた【アルフィオーネ・ブランエトワル】は、メフィストに状況を確認する。
 彼女は少し前、転移門を介して、元居た世界の戦友に事情を話していた。
 その時に戦友の1人【レネンヴィオラ】が、定期的に連絡が取れる体制をメフィストに求めていたが、対応してくれていたらしい。
「向こうの組織にー、転移用のマーキングしてるのでー、直接移動できますよー」
「CGFに?」
 宇宙的規模で活動しているコズミック・ガーディアン・フォース、CGFはアルフィオーネが元々所属していた組織だが、メフィスト達と協力体制にあるらしい。
「詳しいことはー、向こうで聞きましょー。というわけでー、準備は良いですかー?」
「ええ、お願い」
 アルフィオーネが応えると、メフィストは転移門を活性化。
 一瞬、眩い光に包まれたかと思うと、次の瞬間には異世界転移していた。
「お帰りなさ~い」
「ヴィオ姉様?」
 転移するなり出迎えられて少し驚くアルフィオーネ。
 するとレネンヴィオラが説明してくれた。
「こっちの世界に転移してくる時は~、事前に連絡が来る仕組みにしているの~」
「でないと驚かせちゃいますからねー」
「そういうこと~。お姉さん~、ここの責任者だし~、そういう所は~、ちゃんとしないといけないから~」
「責任者、ですか?」
 アルフィオーネが現状を尋ねると、レネンヴィオラは説明してくれる。
「総司令官から~、今回の件で全権委任されてるの~。だから何か必要なことがあっても大丈夫~。お姉さんに~、全部任せちゃって~」
 CGFの総司令官である【オレアンエフィカ】は、レネンヴィオラ達からの報告を受けたあと、何度かメフィスト達と会い、対応の際に無駄なタイムラグが起らないよう配慮してくれたらしい。
 つまり余分なやり取りをしなくても、直で便宜を図ってくれるとのこと。
「それで~、なにがあったの~」
「実は――」
 アルフィオーネは、魔王が復活する恐れがあること。
 そして魔王との戦いの際、向こうの世界の住人をこちらの世界に一時的に避難させられないかと説明した。
「余計な被害を出さないためにも、必要な措置だと思います。ヴィオ姉様、便宜を図って貰えますか?」
「分かったわ~。詳細を決めるには~、状況を詳しく知らないといけないから~、細かい所まで教えて貰えるかしら~」
「それでしたらー、資料を用意してるのでどうぞー」
 メフィストが、ぽんっという軽い音と破裂音と共に、分厚い書類の束を召喚する。
 それをレネンヴィオラは受け取ると――
「量が多いから~、分析技官に確認して貰いましょうね~。しばらく掛かるから~、ゆっくりしていってね~」
 CGFの職員を呼び書類を渡すと、アルフィオーネとメフィストを休憩室に案内する。
 しばらくレネンヴィオラと、アルフィオーネは学園での話をしていく。
「――楽しい学園生活を~、しているみたいね~」
「はい」
 笑顔で応えるアルフィオーネに、レネンヴィオラは微笑ましげに眼を細めると、話を続ける。
「それで避難先なんだけど~、幾つか当てがあるの~。たくさん無人の可住惑星があるから~」
 どこか悲しげに言ったレネンヴィオラに、アルフィオーネは事情を察する。
「……第一級侵略型生命体に滅ぼされた惑星ですか?」
 レネンヴィオラは小さく頷いた。
 数多の文明を滅ぼしている第一級侵略型生命体は、アルフィオーネ達CGFにとって看過できない敵だ。
 その対処に当たっているレネンヴィオラ達の苦労を想い、アルフィオーネが表情を曇らせていると――
「大丈夫よ~」
 レネンヴィオラが安心させるように言った。
「最近~、虫共がスタコラサッサ~しちゃってるのよね~。情報部の調査待ちだから~、詳しいことは~わからないけど~」
 話を聞くと、詳細は不明だが、第一級侵略型生命体の本拠地である、さらなる別世界に撤退を始めているらしい。
「ひょっとしたら~お姉さんに~、恐れをなしたのかも~?」
「優勢、ということですか?」
「そうね~。この間~ブラックホールに、いっぱい~叩き込んでやったから~。まぁ、あとで~やりすぎだって、エフィちゃんに~こっぴどく叱られたけど~。資源惑星も2、3こ~巻き込んじゃったから~」
「ヴィオ姉様らしいですね」
 離れていても変わらない彼女の様子に、アルフィオーネは笑みを浮かべた。
 そうしてひとときを過ごした後、分析技官から返信が来た。
「あら~、総司令官も確認してくれたみたい~」
 内容を確認すると、第一級侵略型生命体により滅ぼされた惑星のひとつを譲渡する、というものだった。
「一時的な避難じゃなくて~、ずっと住んでも良いみたいね~」
「それは……――」
 アルフィオーネは、『惑星をひとつ譲渡する』という提案の背景を理解する。
「魔王には勝てない……そう判断されたということですね」
「お姉さんも~、そう思うわ~」
 レネンヴィオラが言った。
「資料から判断して~、倒すのは難しいと思うわ~。それに~魔族との確執は深いみたいだし~、説得に応じないかもしれないし~。それならいっそのこと~、話しの通じる人達だけを~避難じゃなく移住させてあげた方が良いと思うの~」
 アルフィオーネの事も心配しているレネンヴィオラの提案に――
「大丈夫です。ヴィオ姉様」
 アルフィオーネは、安心させるような力強い声で応えた。
「魔王は、わたしが……いえ、わたしたち学園生が、必ず倒して御覧にいれます!」
 そんなアルフィオーネを見てレネンヴィオラは、ぎゅっと抱きしめる。
「ちょっと羨ましいかも~」
「ヴィオ姉様?」
「学園の子たちを~信頼してるのね~」
 これにアルフィオーネは――
「はい」
 確かな笑顔を浮かべ応えるのだった。

 そうしたやりとりのあと、避難先の話をしていく。
 お蔭で、惑星ひとつ分の避難先を確保することが出来た。

 確実に避難先が増えていく。
 それは他でも同じだった。

●想いが力へと変わる世界に
「行ってみたい世界があるんだ」
 メフィスト達に【ナノハ・T・アルエクス】は頼む。 
「前に、この世界と繋がった異世界があるんだ」
 それは高度な機械文明が発達した世界。
「あの時、技術を交換して新しい道具を作ることも出来たんだ。きっと力になるはずだよ。それに、また会いたい人達もいるし」
 ナノハは異界接触の際に、交流によって作られた自身の防具や武器を示して言った。
「前例はあるんだよ。想像を力にするっていう異世界の技術がね」
 ナノハは、技術交換をした時に、相手から聞いた話も口にする。
「『想像を力にし具現化するあの技術と、この世界の魔法はある種近い性質がある』って言ってた。だから『イマジナリー☆メメルン☆ドライブ』みたいに、異世界の物と技術の融合で凄い力が生まれるかもしれない。そうすれば――」
 戦うだけでなく、救うための力も求め、ナノハは言った。
「アークライトの人達や精霊王を犠牲にしない方法にも繋がるはず。それが出来るようになるためにも、また行くことは出来ないかな?」
 これを受け、どうにかならないかと研究者達は奮闘したが――
「無理ですねー。向こうとの縁が切れちゃってるみたいでーす」
 世界と世界を繋ぐ力『縁』が、理由は解らないが切れているという。
「他の世界でー、要望はありますかー?」
「他の世界、か……」
 ナノハは少し考えて、メフィストに言った。
「感情を力に変えられる世界に行けないかな?」
「どういうことですかー?」
 聞き返され、ナノハは応えた。
「この世界の生き物は、言ってみれば全部魔族、なんだよね?」
「そーですねー。分類的にはー、そうなりますねー」
「それなら魔王が恐怖を自分の力に変えるみたいに、感情を力にするって、こっちも使えないかな?」
「使えるかもですねー」
 メフィストは説明する。
「恐らく貴方達が勇者候補生なのもー、それが関係してますねー。魔王が恐怖を力とするならー、貴方達は勇気を力にするのでしょうからー」
「だったら――」
「感情を力に変えることのできる世界の技術があればー、魔王に対抗する力になるかもですねー」
 ナノハのアイデアに、研究者達も賛同する。
 そこで該当する世界に繋がらないか、研究員総出で試した結果――
「いけます!」
 ひとつの世界と繋げてくれる。
「では行きましょー。用意は良いですかー?」
「うん! 行こう!」
 元気の好いナノハの返事を受け、転移門は活性化される。
 一瞬、まばゆい光に包まれたかと思うと、次の瞬間には異世界に辿り着いていた。そこは――

「誰だ!」
「突然出て来たぞ!」
「ヴィランか!?」

 戦いの真っ只中だった。

「これって――」
「襲われてる子達を助けようとしてるみたいですねー」
 見れば、全身をスーツで覆った5人組が、背後に子供達を守る様にして集団と戦っている。そいつらは――
「なんだ貴様ら? 新手のヒーローか? どっちにしろ邪魔だ、死ね! 掛かれ、戦闘員共!」
 リーダー格らしいトゲトゲした見た目の怪しい人物が、配下と思われる同じ見た目の者達をけしかけて来る。
「どうしますー?」
 のんびりと訊いてくるメフィストに、ナノハは戦闘体勢を取りながら返す。
「逃げるわけにはいかないよ! 守らなきゃ!」
「では私は援護しまーす。私は直接戦えないのでー、味方の回復と敵への嫌がらせに集中しますねー」
 ナノハはメフィストの援護を受けながら、子供たちを守るように立ち回る。
 すると子供達を守っていた、全身スーツ姿の5人も戦闘に加わり、ナノハを援護。そして――
「おのれっ、貴様らー!」
 敵のリーダー格を追い詰めた所で、ナノハは全力を叩き込む。
「タイタニアの冠は伊達じゃない! これが僕の全力全開だ!」
 魔力を全力集中。
 敵のリーダー格は逃げようとするが、5人組が退路を塞ぐ。
 照準を付けた所で――
「今だ! 必殺技を叫んで叩き込め!」
 5人組のリーダー格らしい、赤い姿の人物に助言を受ける。
(必殺技?)
 少し疑問に思いつつも、そうするのが良いのだという直感に従い、高らかに響かせる。
「タイタニア、ブレイカー!!」
 必殺技を口にすると同時に心を高鳴らせ、それが力へと変換される。
 常よりも高出力に膨れ上がった魔力の奔流は、妖精女王の姿を象り敵へと突き刺さる!
「ぐああああっ!!」
 まともに食らった敵は声を上げ、何故か爆発して消え失せた。
 戦い終わり――
「ありがとう!」
 全身スーツを解除した5人組に礼を言われる。
 どうやら戦う際に全身スーツ姿になるらしい。中身は、ヒューマンの姿に見えた。
「君達は、いったい」
 尋ねられたので事情を説明し、相手からもこの世界のことを教えて貰う。
 話によると、この世界は『心が力になる世界』とのこと。
 勇気や友情、愛や正義の感情が力になるように、恐怖や孤独、憎悪や悪の感情も力となるらしい。
 そして、心を燃やし人々を守ることを誓う『ヒーロー』と、他者を貪り世界を意のままにしようとする『ヴィラン』との戦いが続いている世界でもあるという。
 話を聞いたナノハは――
「君達の力を貸して欲しい。僕達の世界の住人を、少しの間で良いから避難させて欲しいんだ。それと君達の技術も、可能なら教えて欲しい」
 全霊で頼む。これに――
「ああ、任せてくれ!」
 赤いスーツ姿だった青年が力強く応える。
 その後、この世界のヒーロー組織の長官だという人物に会い、改めて事情を話し、一時的な避難場所の提供と、技術交換を取り付ける事の出来たナノハだった。

 こうして、それぞれの世界で避難場所の確保が成功する。
 しかも協力体制を取ることも出来たので、さらなる力となるだろう。
 大いに成果を上げた、学園生達であった。



課題評価
課題経験:135
課題報酬:6000
異世界避難先準備しましょう
執筆:春夏秋冬 GM


《異世界避難先準備しましょう》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 1) 2022-01-14 05:36:57
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。よろしくお願いいたします!

僕は、【桃山令花】さんと連携して、ディスメソロジア世界への避難に取り組みます。

少しでもいい結果になるよう、色々考えていきたいところです!

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 2) 2022-01-14 17:46:43
勇者・英雄コースのフィリンよ、よろしく。
私は…ネビュラロン教官の世界(『のとそら』世界)へ行っておこうと思うわ。
話によると避難先の世界と融合しつつあるって言うし、万が一に備えて話しておく必要はあるかなって。
(PL的には思い切り私用です…)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 3) 2022-01-15 00:21:42
フィリンさん、よろしくお願いします!

色んな異世界があるようですが、フィリンさんにも行先があるんですね。
ネビュラロン先生の出身世界とは、興味深いですね!

今回は避難先を作る準備をする、とのことで・・・
実際の避難誘導なら大がかりな動きと人手がいりそうですが、そっちは、この後の話の様ですね。

行先はばらけそうですが、出発前、または学園帰還後に
何か一緒に取り組めることがあればいいですね!

《新入生》 ザコバ・モブロフ (No 4) 2022-01-16 23:12:33
ご挨拶が遅れ申し訳ござらぬ。魔王・覇王コースのザコバと申す。よろしくお願いするでござるよ。
拙者は、もと居た世界に戻ってみて、魔族が隠れられそうなところを探すでござるよ(もと居たリアル世界の富士の樹海とか検討中です)

《イマジネイター》 ナノハ・T・アルエクス (No 5) 2022-01-18 02:43:05
賢者・導師コースのイマジネイター、ナノハ・T・アルエクスだよ。
よろしくね♪

僕は候補の2世界以外で探してみようと思うよ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2022-01-18 05:36:04
ザコバさん、ナノハさん、よろしくお願いします!

富士の樹海、大図書館の異世界書架でそのような記述を見かけたことがあります!
(PL:ということにしてみます。笑)

魔族の中でも、見た目が人間とかけはなれてる方々の避難先としては、いいかもしれませんね。

(PL:しかし、樹海に新たな都市伝説が生まれそうではありますね!)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2022-01-18 05:59:20
さて、いよいよ今日いっぱいで出発ですね!

今回のミッションは「避難準備」なので、避難先を探すほか、
避難対象への説明、避難の段取り準備なども想定できます。

そこで、避難対象について考えてみたところ・・・
対象と方法を以下のように仮定してみます。

【対象】
・自我を持つ者 ケンタウロス、サイクロプス、ゴブリン等
・動植物系 ワイバーン、アーラブル、ジャバウォック等

【方法】
・共同体の頭を説得→共同体全体の避難合意を目指す
・物理的に追い込みによる誘導(命は取らない戦闘行為を伴う)

そこで、考えられる行動を以下に提案しますので、
プランを検討中、もしくは文字数が余り気味の場合参考になればと思います。

(1)上記計画を学園上層部に相談し、実施のめどを立てる
(2)課題でつながりが出来たケンタウロスやサイクロプスの共同体を説得
(3)つながりはないがゴブリンの共同体を説得
(4)敵対魔族、動植物系の追い込み作戦の検討

僕は、ディメ世界の避難準備に加えて、1と2を検討するつもりです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2022-01-18 22:45:37
いよいよ出発ですね!

こちらは、アクションプランにて、ゆうがく世界で出来る下準備をし、
ウィッシュプランにて、ディメ世界を走り回って各所に協力を取り付ける構えです。
(PL ディメのリザルトを読み漁り、ウィッシュにキャラ登場希望をここぞとばかりに詰め込んでみました!)

皆さんのプランも楽しみです!
色々な世界を見られるんだな~とワクワクしてます!

今回はご一緒いただきありがとうございます!
リザルトを楽しみに待ちましょう!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 9) 2022-01-18 22:46:04