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異世界移民斡旋します


ストーリー Story

 荒涼たる地に1人、奇妙な紳士が佇んでいた。
 服装に奇異な点は無い。
 ひろげれば雨傘にもなる長いステッキを携え、蝶ネクタイに燕尾服で整えている。
 靴は光沢のある本革で、高級感のあるボーラーハットも頭に乗せていた。
 公の場に出ても可怪しくない風体であり、それだけに彼自身の奇妙さを際立たせている。
 何しろ彼には、肉体が無い。
 手袋、燕尾服にスラックス、靴、いずれも中身はあるように見えるが、袖口と手袋の間、あるいはシャツと顔の間、いずれの空間も無なのである。
 顔も、溶接工が被るような鉄面なのだ。フルフェイスで両眼は黒い窓、口の部分から蛇腹状の管が垂れている。
 そんな奇妙な彼の名は、【スチュワート・ヌル】。
 魔王軍幹部の1人、【エスメ・アロスティア】に仕える執事だ。
「さて」
 1人この場に訪れた彼は、独りごちるように呟いたあと、呼び声を上げた。
「有用な話があるそうですね。約束通り、私独りで来ましたよ」
「どーもでーす」
 ヌルに返したのは、異世界人である【メフィスト】。
 今までどこにも居ないように見えて、魔法で姿を隠していたらしい。
 にょいっと現れた彼は手土産を渡す。
「とりあえずー、どうぞー」
 メフィストは、小さなクリスタルを取り出しヌルに渡す。
「貴方がハッキングしていた船の管理キーでーす」
「……本物のようですね」
 確かめたヌルはメフィストに尋ねる。
「私と取引がしたい、とのことですが、その前に幾つか質問をしても構いませんね?」
「どうぞー」
 質問を待つメフィストに、ヌルは尋ねる。
「何故私の居場所が分かったんです?」
 少し前、飛空船団のある異世界に訪れたヌルだったが、そこで学園生達と一悶着を起こした後、こちらの世界に戻って来た。
 その後しばらくして、ヌルにのみ伝わる連絡法――電子通信を用い、メフィストが取引をしたいと持ちかけて来たのだ。
「探知機器の類は付けられてない筈ですが」
「貴方の魔力の波長を捕えただけでーす」
 メフィストは、板状の道具を取り出し説明する。
「飛空船団の世界にー、貴方のデータがありましたからねー。それを参考にして調べられるようにしたんでーす」
「それはユートピアの管理電子脳にハッキングしないと無理……あぁ、したんですね。それで、この管理キーを作ったというわけだ」
 ヌルは管理キーを見詰めた後、いつでも攻撃できる準備をしながら言った。
「それで、私に何をさせたいんです?」
 力を解放しようとした所に――
「ユートピアに移民して欲しいんでーす」
 メフィストの申し出は意外な物だった。
「……どういうことです? 私独りで、あんな場所に行けと?」
「違いまーす。貴方が連れて行きたかった人達も連れて行って下さーい」
「それも知って……あぁ、管理電子脳にハッキングした時に、私が『人間』だった頃のデータも見たということですか」
「そうでーす。貴方あちらの世界の出身なのですよねー? アビスとかいうヤッベー物をどうにかするためにー、その体になったみたいですがー」
「ええ。滅びを、少しでも避けるために。その時の実験で、どういうわけか、この世界に来ることになりましたが」
 ヌルは用心深く尋ねる。
「貴方の申し出に間違えが無いなら、私だけでなくエスメラルダ様――魔王軍幹部と、その旗下にある魔族も移民させるということですか?」
「そうでーす」
「何故?」
「殺し合いしたくないからですよー」
 さらっとメフィストは言った。
「殺し合いしなくて済むんならー、空挺都市のひとつぐらい安いもんでーす」
「……ずいぶんと勝手なことを。あの都市は無人ですが、他の空挺都市が受け入れるとでも――」
「それをどうにかするのに今まで掛かったんですよー」
「どういう――」
 ヌルが問い掛けようとした時だった。
「空挺都市間での協議は、すでに終わらせている。スチュワート少尉」
「――!」
 突然聞こえてきた懐かしい声に、思わずヌルは押し黙り凝視する。
 混乱する心を治める間を空けて、ヌルは彼を呼んだ。
「【ガウラス・ガウリール】少佐」
「最終的な階級は特佐になったよ、スチュワート少尉。だが今では軍を離れているのでね。だからガウラスで構わない。私も、君のことはヌルと呼ばせて貰う」
 既に老年の域に達しているガウラスだったが、かくしゃくとした態度でかつての部下の名を呼んだ。
「積もる話はあるが、それは向こうに君達が来てからのことだ。今は、空挺都市同盟の決定を伝えよう」
 特使として、ガウラスは言った。
「無人空挺都市ユートピアの居住権を進呈する。見返りとして、魔力の取り引き相手としての窓口を希望する」
「要はー、魔力をくれるなら空挺都市あげるってことでーす。こちらの物品をてきとうに持って行けばー、それは成立しますよー」
「それで、いいのですか……?」
 不安を滲ませるヌルに、ガウラスは言った。
「むしろこちらは、魔力の補給が急務なのでな。学園との取引も考えているが、取引相手は多い方が良い。正直、今まで存在したこと自体知られていなかった船ひとつで、魔力の供給先が増えるなら、こちらとしても願ったりだ」
「……随分と、物分かりの良い時代になったようですね、そちらは」
「なに、色々と苦労した者が多かったというだけだ。サンタクロース運送も苦労してくれたが」
 どこか苦笑するような表情を見せた後、ガウラスは言った。
「とにかく我々としては、君達を取引相手として望んでいる。こちらの世界では色々とあるようだが、我々としては関与しない。お互い中立を保ちつつ、利益を探り合いたい」
「ウィンウィンになりましょーってことですよー」
「……なるほど」
 状況を理解したヌルは言った。
「それが事実なら、こちらも取引の用意はあります。ですが、それを学園は受け入れるのですか?」
「受け入れてもらいましょー。向こうも魔王との戦いを前にー、余計な戦力は使いたくないでしょうしー」
「魔王との戦いに集中したいと? ですが、そのあとにこちらを襲撃することは無いのですか?」
 慎重に尋ねるヌルに、メフィストとガウラスは応える。
「向こうの世界に行っちゃったらー、こちらの世界から転移できないようにすればいいだけですよー。貴方達が住む船に転移できないようにするぐらいならー、船の機能を使えば出来る筈でーす」
「他の船に転移して、そこから君達の船に侵攻する手段はあるだろうが、それはこちらが断固として拒否する。我々としても、余計な争いは望まないのでね」
「……分かりました。貴方達、この世界に属さない方達の意見は、そういうことなのですね。ですが、それだけでは足らない」
 先のことも見通し、ヌルは交渉する。
「学園との盟約を結びたい。私達がユートピアに移住する邪魔をせず、今後危害を加えないという確約を望みます」
 これをメフィストは予想していたのか、すぐに返した。
「分かりましたー。学園の代表者の人達にー、盟約を結んで貰いましょー。もし破ろうとしたならー、盟約を記した書が壊れてー、知らせるような魔法を組み込みまーす。それなら不意を突かれることも無いですしー、いいんじゃないですかー?」
「いいでしょう。では、またこの場で。盟約を結ぶとしましょう」

 かくして魔王軍幹部と、不可侵の盟約を交わすことになりました。
 その代表者として、貴方達は参加することになります。
 そこでアナタ達は、何を喋り、どうするのか?
 ひとつの行く末が、アナタ達に掛かっています。
 頑張ってください。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 4日 出発日 2022-04-18

難易度 普通 報酬 通常 完成予定 2022-04-28

登場人物 5/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《運命選択者》クロス・アガツマ
 リバイバル Lv26 / 賢者・導師 Rank 1
「やあ、何か調べ物かい?俺に分かることなら良いんだが」 大人びた雰囲気を帯びたリバイバルの男性。魔術師であり研究者。主に新しい魔術の開発や科学を併用した魔法である魔科学、伝承などにある秘術などを研究している。 また、伝説の生物や物質に関しても興味を示し、その探求心は健やかな人間とは比べ物にならないほど。 ただ、長年リバイバルとして生きてきたらしく自分をコントロールする術は持っている。その為、目的のために迂闊な行動をとったりはせず、常に平静を心掛けている。 不思議に色のついた髪は生前の実験などで変色したものらしい。 眼鏡も生前に研究へ没頭し低下した視力のために着けていた。リバイバルとなった今もはや必要ないが、自分のアイデンティティーのひとつとして今でも形となって残っている。 趣味は読書や研究。 本は魔術の文献から推理小説まで幅広く好んでいる。 弱点は女性。刺激が強すぎる格好やハプニングに耐性がない。 慌てふためき、霊体でなければ鼻血を噴いていたところだろう。 また、魔物や世界の脅威などにも特に強い関心を持っている。表面にはあまり出さねど、静かな憎悪を内に秘めているようだ。 口調は紳士的で、しかし時折妙な危険性も感じさせる。 敬語は自分より地位と年齢などが上であろう人物によく使う。 メメル学園長などには敬語で接している。 現在はリバイバルから新たな種族『リコレクター』に変化。 肉体を得て、大切な人と同じ時間を歩む。  
《イマジネイター》ナノハ・T・アルエクス
 エリアル Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
フェアリータイプのエリアル。 その中でも非常に小柄、本人は可愛いから気に入っている。 明るく元気で優しい性格。天真爛漫で裏表がない。 精神年齢的には外見年齢に近い。 気取らず自然体で誰とでも仲良く接する。 一方で、正義感が強くて勇猛果敢なヒーロー気質。 考えるよりも動いて撃ってブン殴る方が得意。 どんな魔物が相手でもどんな困難があろうと凛として挑む。 戦闘スタイルは、高い機動性を生かして立ち回り、弓や魔法で敵を撃ち抜き、時には近接して攻め立てる。 あまり魔法使いらしくない。自分でもそう思っている。 正直、武神・無双コースに行くかで迷った程。 筋トレやパルクールなどのトレーニングを日課にしている。 実は幼い頃は運動音痴で必要に駆られて始めたことだったが、 いつの間にか半分趣味のような形になっていったらしい。 大食漢でガッツリ食べる。フードファイター並みに食べる。 小さな体のどこに消えていくのかは摩訶不思議。 地元ではブラックホールの異名(と食べ放題出禁)を貰うほど。 肉も野菜も好きだが、やっぱり炭水化物が好き。菓子も好き。 目一杯動いた分は目一杯食べて、目一杯食べた分は目一杯動く。 趣味は魔道具弄りで、ギミック満載の機械的な物が好き。 最近繋がった異世界の技術やデザインには興味津々で、 ヒーローチックなものや未来的でSFチックな物が気に入り、 アニメやロボットいうものにも心魅かれている。 (ついでにメカフェチという性癖も拗らせた模様)
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《虎児虎穴の追跡者》シャノン・ライキューム
 エリアル Lv11 / 教祖・聖職 Rank 1
エルフタイプのエリアル。 性格は控え目で、あまり声を荒げたりすることはない。 胸囲も控え目だが、華奢で儚げな外見のせいか、人目を惹きやすい。 本人は目立つことを嫌うので、服装は質素で地味なものを好む。 身長は160センチほど。 学園に来る前は、叡智を司る神の神殿で神職見習いをしていた。 叡智神の花嫁と言われる位に、叡智神の加護を受けていると言われていたが、何故か、 「その白磁の肌を打って、朱く染めたい」だの、 「汚物を見るような目で罵って下さい!」だのと言われたり、 孤児院の子供達から、流れるようなジェットストリームスカートめくりをされたりと、結構散々な目に遭っている。 最近では、叡智神ではなく「えぃち」ななにかに魅入られたのではと疑い始めたのは秘密。 学園に腹違いの妹が居るらしい。

解説 Explan

●目的

ヌルが仕える魔王軍幹部、エスメ・アロスティアが率いる魔族が異世界に移住するための盟約に参加する。

盟約を成功させて下さい。

●流れ

以下の流れで進みます。

1 対峙

ヌルとエスメが複数部下を連れてやってきます。

2 盟約内容の決定

内容は基本、

異世界への移住を邪魔しない。
移民をした魔族に、今後危害を加えないと確約する。

この2点になります。
それに何か加えるように話をするのも可能です。
ただし、それが受け入れられるかはプラン内容次第になります。

3 盟約の締結

破ろうとしただけで、盟約文が破壊される魔法を掛けます。

4 終了

盟約を結び、エスメ達は離れます。

何か言葉を掛けても良いですし、掛けなくても良いです。

●NPC

スチュワート・ヌル

元々は、飛空船団のある異世界の住人。
その世界の滅びの元凶である『アビス』と呼ばれる物を取り込み封印する機械に魂を組み込んで起動させた。
元々は、偶然ゆうがく世界に転移することになり、こちらの住人を利用するつもりでいたが、色々とあって情が移った。

エスメ・アロスティア

魔王軍幹部の1人。
色々と闘争に明け暮れ、被害も出ている。
ヌルが、賛同する者を連れて異世界に移民することは許可している。
しかし本人は、魔王と共に学園と戦う意志は固い。
魔王が負けるわけは無く、勝つのは自分達だと思っている。
移民を許しているのは、学園との戦いで離反する者を出さないため。
裏切者として殺すよりは、移民させた方が労力が少ないと判断して許可した。

以上です。


作者コメント Comment
おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、最終決戦の前に、戦う意志の薄い魔王軍を異世界に移民させる内容です。

最終決戦である最後の全校集会も近いため、今回は相談期間が短いため、お気をつけください。

今回のエピソードで、魔王軍幹であるエスメ・アロスティアが盟約の場に訪れますが、あくまでも立会人として来ています。

本人は、魔王と共に学園と戦うつもりですので、最終決戦で敵として登場予定です。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。



個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:90 = 75全体 + 15個別
獲得報酬:3000 = 2500全体 + 500個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
『1対峙』『2盟約内容の決定』
主に『スチュワート・ヌル』メイン
速やかな締結の手伝いと、以前の縁で空挺都市についてお願い

●行動
1対峙
話の方はまとまっているようなので滞りなく。
ヌルには前回からの縁で挨拶を
「久しぶり……妙な縁になったわね」
「話は聞いたわ。殺し合わず、故郷に戻れるなら、それに越したことはないと思う」

一応、双方の空気が悪くなった時の仲裁や、第三者の妨害は警戒。


2盟約内容の決定
追加ではない、あくまで『お願い』としてヌルに空挺都市の平和をお願いと

「覚えてる?一緒に転移した、ネビュラロン先生…リン・ワーズワースのこと」
「盟約ではないけど…帰れないあの人に代わって、あの空をよろしく」

クロス・アガツマ 個人成績:

獲得経験:112 = 75全体 + 37個別
獲得報酬:3750 = 2500全体 + 1250個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
俺はエスメの動向に警戒しつつ、盟約の締結を見守ろう
彼女が嗜虐的な性格なのは知っている。心変わりしないとも限らない

そこで、盟約に一文追加することを提案しよう
盟約の締結の立会者は移民に危害を加える行為、また、他者に移民へ害を与えることを扇動してはならない。と

学園側は移民に手を出さないだろう。だが、今のままだと魔王軍側からなら移民に仕掛けることができるかもしれない
あるいは誰かを誑して遣わせれば間接的に手を出せるリスクも有る
だからここにいる者に依存する盟約で、造反者への抑止になる約束も結びたい
文書が壊れたか否かで、もしもの時の判断材料にも利用できるだろう

俺達からも一言伝えておこう
この戦い、勇者が勝つ

ナノハ・T・アルエクス 個人成績:

獲得経験:90 = 75全体 + 15個別
獲得報酬:3000 = 2500全体 + 500個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
盟約内容の決定、締結に立ち会う

■行動
盟約に参加するよ。
とりあえず、盟約の内容については同意するよ。

あ、でも…個人的に盟約で確認したいことが一つ。
危害を加えない前提でそっちに伺ったりするのってアリかな?
今の人族と魔族の柵って、交流が圧倒的に不足してたのもあるから、
改善のために交流出来たらやっていきたいと思ったんだけど…どうかな?

上の質問以外は特にないから、後は推移を見守る感じ。
多少は警戒するけれど…この二人なら多分大丈夫でしょ。

で、盟約が締結した後にヌルと握手を求めるよ。
魔王軍幹部にしてユートピア管理者のスチュワート・ヌル殿。
人族と魔族が結んだこの盟約が、今後も末永く続きますように…♪

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:90 = 75全体 + 15個別
獲得報酬:3000 = 2500全体 + 500個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
【事前調査】【勇者司書】
桃山令花との事務折衝を通じて異世界間協定を経験して以降
歴史上大きな盟約の事例を大図書館で調べ
正しく締結に導く事務手続き、進行・仕切り、書記の技術を勉強していた
また、大きな盟約に使う学園締結用署名を代行で使用するための伝統的に正しい手続きについて学園事務局に教えを請い、正式な手続きを完了しておく

締結の場では【信用】される挨拶、口上、誠実な進行に努め
【会話術】【空気察知】で仲間が意見を出しやすいようパスを出し
締結の際はメフィスト様の締結魔法を補佐すべく
【法律学】盟約書2部1対をその場で書き上げ
【魔法学】写法筆で学園の締結署名を代行筆記する

締結後
移住に向けての具体的な詰め

シャノン・ライキューム 個人成績:

獲得経験:90 = 75全体 + 15個別
獲得報酬:3000 = 2500全体 + 500個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
ヌルと魔王軍の魔族達が、異世界に移住するよう盟約を結ぶ

◆意思
異世界への移住を邪魔しない
移民をした魔族に、今後危害を加えない

上記の2項目に賛同

可能であれば……色々思うところはあれど、エスメにも移住して欲しいところですが

◆行動
今回は交渉ですので、礼を失しないように

盟約締結を見届けたら、エスメに声かけ

◆エスメ
エスメ……あなたの住んでいたところは、人に亡ぼされたんですっけ
あなたの気持ち、私にもわかります

わかるからこそ……あなたには手を引いて、魔族達とともに移住して欲しい
恨みの鎖は、どこかで断ち切らないと……永遠に終わらないから

だから、異世界に移住するならば、同じ同胞を亡ぼされた者として
見逃します

リザルト Result

 女子供を含めた多数の魔族が、【スチュワート・ヌル】に率いられ盟約の場にやって来た。
 ヌルの傍には、魔王軍幹部である【エスメ・アロスティア】が居る。
 彼女は笑顔であったが、敵意を隠そうともせず振り撒いていた。

(邪魔をするつもりは無いようだが、友好的ではないようだな)
 表情には出さず、【クロス・アガツマ】は警戒する。
(性格は嗜虐的であるようだし、心変わりをしないとも限らない。さて、どうしたものか……)
 クロスが思案していると、ヌルが穏やかな声で言った。
「まずは感謝します。貴方達、学園生が来たということは、こちらの申し出を受け入れるということで良いのですね?」
 言質を取ろうとするヌルに、【フィリン・スタンテッド】が皆を代表して応える。
「私達は、学園の『代表』としてここに来たわ。学園としても同意していると受け取って」
 あえて『代表』の部分を強めに口にして、ヌルが言質を取り易いようにした。
「……それは良かった」
 フィリンの意図を察したヌルが近付く。
 あくまでも無防備に、戦闘ではなく話し合いに来たことを示すため、学園生達に身をゆだねる。
 それにフィリンは応えた。
「久しぶり……妙な縁になったわね」
 どこか親しげに言葉を交わす。
「あの時は……悪かったわね」
 セントリア防衛戦の話をするフィリンに、ヌルは応える。
「お気になさらずに。お互い様ですので」
「そう思って貰えるなら、気が楽になるわ」
 盟約を結ぶ前に、場の空気を整えるようにフィリンは言葉を交わしていく。
「話は聞いたわ。殺し合わず、故郷に戻れるなら、それに越したことはないと思う」
「私も、そう思います」
 ヌルは応える。
「魔王軍も、戦える者だけではありませんから。争いよりも、安住の地を求める者も居るのです」
 事情を説明するヌルを見て、【ナノハ・T・アルエクス】は思う。
(ヌルとの交渉……って言っても、大体の話は付いてるっぽいね)
 ほっと安心する。
(うん、まぁ僕からは否定する必要はないし、学園としても戦いに無縁な人が安全に過ごせるなら有難いからね)
 必要な戦いならともかく、不要な戦いをする気にはならない。
(無用な被害を出さないためにも、恙無く盟約を締結しよう)
 そう思っていた時だった――
「敗北主義の負け犬は邪魔なだけですし。捨てるには、ちょうど良い場所ですわね」
 嘲笑うようにエスメが水を差す。
 それを和らげるようにフィリンは言った。
「考え方は、人それぞれだと思うわ。今日は否定せずに進めましょう」
「物は言いようね。でも、いいわ。私も今日は見送りに来ただけだから」
 エスメの応えを聞いて、【シャノン・ライキューム】が言った。
「あなたは、一緒に移住しないのですか?」
「馬鹿なことを」
 嘲笑するようにエスメは言った。
「勝てる戦争から逃げるわけないでしょう? もうじき魔王様は復活し、魔族の世界が来る。そのための戦いに命を惜しむような卑怯者と一緒にしないで欲しいわね」
「命を惜しんではいけないのですか?」
 シャノンの言葉に、エスメは嘲笑うように返した。
「お前達、人間がそれを言うの? 本当に、馬鹿ね」
 これにシャノンは反論するのではなく、確認する様に言った。
「エスメ……あなたの住んでいたところは、人に亡ぼされたんですっけ」
「……」
 笑顔のまま無言になるエスメに、シャノンは続ける。
「あなたの気持ち、私にもわかります」
「……殺されたいみたいね」
 殺意を吹き上がらせるエスメに、他の学園生達が動こうとするより早く、シャノンは事実を淡々と口にする。
「私の住んでた里も……魔王軍のドクトラ・シュバルツに亡ぼされましたから」
「……だから?」
 殺意は抑えず、けれど言葉を待つエスメに、シャノンは視線を合わせながら言った。
「私は、あなたの気持ちは、わかるつもりです。だから……あなたには手を引いて、魔族達とともに移住して欲しい」
 苦しみながら願いを口にする。
「恨みの鎖は、どこかで断ち切らないと……永遠に終わらないから。だから、異世界に移住するならば、同じ同胞を亡ぼされた者として見逃します」
「はっ――」
 シャノンの申し出を、エスメは笑う。
「ああ、やっぱり馬鹿ね。永遠に終わらない? そんなことは無いわ! 魔王様が終わらせてくれる!」
「そうですか」
 静かな声でシャノンは言った。
「移住する気は無いのですね……なら、残った時間の全てを賭けてでも追いますよ」
「聖職者の小娘が……魔王様が恐ろしすぎてぶっ壊れた?」
「里が燃えたあの日に……既に、どこか壊れてましたよ」
 鏡を見るように、エスメはシャノンを見詰める。
 視線を返しながらシャノンは言った。
「壊れた者の恐ろしさは……壊れた者同士、あなたもよく存じてるのでは」
「なら殺し合うだけね」
「戦います。私は、魔王との最後の戦いに赴くときに……アーカード様の眷属になるつもりです」
「眷属に? 人間のくせに魔族になるというの?」
「ええ。だって――」
 どこか寄り添うようにシャノンは言った。
「もし……次に目覚めたときに、知った顔の同胞が居ないなんて、寂しいでしょう。同胞を喪った私には、そう……思える」
「ふふっ……同胞? ははっ、貴女嘘つきね」
 エスメは壊れた笑みを浮かべ言った。
「同胞なんてものを思える貴女と私が、どこが同じだというの?」
 異世界に移住するヌル達に一瞬視線を向け、言った。
「同胞なんていない。全ては魔王様だけよ」
 先程まで撒き散らしていた激情を消し去り、どこか遠い声で断言する。
「好きにすればいい。居なくなるなら邪魔はしない」
 諦観と激情。
 相反する感情を内包するかのようなエスメに――
「どうしても戦わなければならないんですか」
 激情を抑えた声で、【タスク・ジム】がエスメに呼び掛けた。
「欲しいのは混沌、この世界を汚泥まみれにする。貴女はそう言った」
 その言葉を口にした時のことを思い、それでもなお言わずにはおれない。
「ならば、汚泥まみれにしたい『あんな世界』から離れ、貴女と大切な民だけの世界が目の前にあるとしたら?」
「……」
 無言で見つめるエスメに、タスクは呼び掛ける。
「今がまさにその機会です。よく考えてみてください、戦う理由がまだあるのか」
 嘲笑うようにエスメは返す。
「理由が無ければ戦えないの? 好きに囀れば良い。何を言おうが、魔王様が勝つのだから」
 拒絶を口にしながら、エスメは一歩距離を取る。
 あとは好きにしろ、とでも言うように。そこに――
「では、盟約を結びましょう。いま出来ることをしなければ」
 ヌルが盟約を促す。
「ああ、そうだね」
 同意するように盟約を促すのはクロス。
「そのために今日、集まっているのだから」
 エスメに言いたいことはあるが、それよりも盟約の成立を優先する。
「では、始めよう」
 クロスの呼び掛けに合せ、盟約の締結が始まった。

●盟約
「盟約における制約文は、すでにこちらで作成してあります」
 事前に大図書館で調べ、学園事務局に教えを請い作成した物をタスクは差し出す。
「ほぅ、これは……」
 確認したヌルは感嘆するように言った。
「こちらが出した条件をクリアした上で、異世界間の相違も前提に組み込んである。随分と、慣れているようですね」
 探りを入れるように尋ねるヌルに、タスクは真摯に応えた。
「学園は異世界との折衝における経験があります。それを活かし作っています」
 それは【メフィスト】の居る異世界との条約のことだ。
 向こうの世界の文官として参加していた【桃山・令花】と重ねた折衝の経験が活かされている。
(絶対に成功させないと)
 意気込むタスク。
 それは今回の盟約が、多くの人達の苦労に支えられていることを聞いていたからだ。
 令花やメフィストも含めた煉界と、【ガウラス・ガウリール】を含めた飛空艇世界の粘り強い事務折衝もあって導かれたものだと知っている。
(『物わかりのいい時代』と言ってしまえるような状況を作るのは、並大抵の苦労じゃない筈だ。絶対に成功させる)
 その意気込みの元、盟約はスムーズに進む。
 ある程度形になった所でクロスが提案した。
「盟約に一文追加することを提案したいのだが、いいだろうか?」
「内容によりますね」
 先を促すヌルにクロスは言った。
「盟約の締結の立会者は移民に危害を加える行為、また、他者に移民へ害を与えることを扇動してはならない。これにはもちろん、君も含まれる」
 エスメに視線を向けるクロス。
 無言で見つめる彼女にクロスは続ける。
「学園側は移民に手を出さないだろう。だが、今のままだと魔王軍側からなら移民に仕掛けることができるかもしれない」
「その気があるなら、とっくに殺してる」
 さらりと言ってのけるエスメにクロスは言った。
「君はしないだろう。だが君以外の誰かはどうだ? あるいは誰かを誑して遣わせれば、間接的に手を出せるリスクも有る」
 付け入る隙を全て潰す。
「だからここにいる者に依存する盟約で、造反者への抑止になる約束も結びたい。文書が壊れたか否かで、もしもの時の判断材料にも利用できるだろう」
「エスメラルダ様」
 クロスの提言に賛同するようにヌルがエスメに呼び掛ける。すると――
「ええ、構わないわ」
 あっさりとエスメは承諾した。
「魔王様のための戦いから逃げ出すような奴等、わざわざ殺しに行く手間も勿体ない」
 どこまでも魔王の勝利を疑っていないエスメは、何の抵抗も無く盟約文に賛同のサインをする。
 確認したクロスは、今度は学園生達に呼び掛けた。
「私以外にも、気になる者は居る筈だ」
 ヌルに視線を向け、続ける。
「俺は空飛ぶ船の世界を直接見てはいないが、向こうの世界は、ずいぶん高水準の文明なのだろう?」
「ええ。ですが住んでる者の心は変わりませんよ。こちらで過ごして、私はそれを知った」
「ならば我々と変わらないというわけだ。そうであるなら、向こうに行った経験が役に立つ」
 クロスは、フィリンとナノハに視線を向け、促すように言った。
「確か……今日来てくれた何人かは以前、一時的に転移したんだろう? ならその時の経験を活かして、何か言いたいことは無いかな?」
 話を向けられたフィリンとナノハは、ヌルの前に出る。
「盟約に内容を追加して欲しいわけじゃないけど、『お願い』があるわ」
「僕も内容に追加したいことは無いけど、確認したいことはあるよ。幾つかあるから、フィリンのあとで言うね」
 ナノハに譲られ、フィリンは先に口を開く。
「覚えてる? 一緒に転移した、ネビュラロン先生……リン・ワーズワースのこと」
「……ええ、知っていますとも」
 何か思う所があるのか僅かに黙るヌルにフィリンは頼む。 
「盟約ではないけど……帰れないあの人に代わって、あの空をよろしく」
「……承りましょう。私の力が及ぶ限りではありますが」
「ありがとう。引き受けてくれるなら――」
 フィリンは用意していたメモを差し出す。
「これは?」
「依頼料、になるか知らないけど……」
 受け取ったヌルは、メモを開く。
 そこには飛空艇世界に訪れたフィリンが出会った人物、【ヴァニラビット・レプス】と【EST-EX】から教えて貰った、彼女達が関わっているサンタクロース運送の連絡先が記されていた。
「何故これを?」
「向こうに行った時に、縁があって教えて貰ったの。ネビュラロン先生の知り合いだそうよ。何かの時、力になってくれると思う」
「なるほど……これは十分な報酬です。見合うだけのことはしましょう」
 応えるヌルの口調は柔らかくなっている。
 そこにナノハが声を掛けた。
「僕も聞きたいことがあるんだけど、いいかな?」
 頷くヌルにナノハは言った。
「これは盟約と関係ないけれど……ユートピアなんだけど、移民するなら案内板とか生活基盤とか整えた方がいいと思うよ」
 以前、メフィストと共に訪れた時のことを思い出しながらナノハは続ける。
「見た感じ、他所から来た人は色々困りそう」
「それは、確かにそうですね」
 気付かされたという様に、ヌルは言った。
「なまじ向こうの世界のことを知ってると、忘れてしまいますね。助言、感謝します」
「気にしなくて良いよ。同じ住むなら、過ごし易い方が良いもんね」
 そこまで言うと、ナノハは1つのことが思い浮かび尋ねた。
「そう言えば、僕が受け取ってた方の管理キーだけど……メフィストに盟約が破棄されたときに一緒に壊れるようにしてもらうって出来るかな?」
「破壊、ですか?」
「うん。今後使うか分からないけれど、破棄される状態になった時には不要な代物だからね」
「出来ますよー」
 メフィストも話に加わる。
「それも盟約魔法に組み込みましょー。ただそれ以上のことは難しいのでー、こちらの世界からユートピアに転移できない様にしたりとかはー、そちらでして下さーい」
 メフィストの話を聞いて、ナノハは続ける。
「その事についても聞きたいんだ。危害を加えない前提でそっちに伺ったりするのってアリかな?」
「それは……どういう意図ですか?」
 尋ねるヌルにナノハは応えた。
「今の人族と魔族の柵って、交流が圧倒的に不足してたのもあるから、改善のために交流出来たらやっていきたいと思ったんだけど……どうかな」
「なるほど……可能になるように努力しましょう。この先の、未来次第ですが」
 全ては魔王次第。
 言外に含みを持たせヌルは応えた。するとナノハは――
「ありがとう。僕達も全力で頑張るよ。君達の居場所になったユートピアに行けるようにね」
 魔王との戦いで打ち勝つことを誓う様に、ヌルに返した。これに――
「期待しています。その時は、歓迎しましょう」
 学園の勝利を願う様に、ヌルは応えた。

 そうして全ての調整が終わり盟約が結ばれる。
 同時に、飛空艇世界へと転移するための魔方陣が展開された。

「では向こうに飛ばしますよー」
 異世界転移門を介し、異世界の神々の力を借りた魔法をメフィストが起動する。
 移住を望む魔族達が魔方陣に全て入ったのを確認してから、ヌルも入る。
「では、これにて」
 別れを告げるヌルに、ナノハが手を差し出す。
「魔王軍幹部にしてユートピア管理者のスチュワート・ヌル殿」
「なんでしょう? フトゥールム・スクエア魔法学園生、ナノハ・T・アルエクス殿」
 差し出された手を取るヌルに、ナノハは笑顔で言った。
「人族と魔族が結んだこの盟約が、今後も末永く続きますように……♪」
「ええ。私も望みます」
 ヌルは穏やかに応えると手を離し、他の魔族達と共にユートピアへと転移した。

 後に残るは、学園生達とエスメだけ。
 エスメはヌル達が消えると、用が無くなったと言わんばかりに去ろうとする。その背中に――
「この戦い、勇者が勝つ」
 クロスは、皆の想いを代弁する様に言った。
 それにエスメは言葉では返さず、噛みつくような笑みと殺意で応えながら、その場を去って行くのだった。



課題評価
課題経験:75
課題報酬:2500
異世界移民斡旋します
執筆:春夏秋冬 GM


《異世界移民斡旋します》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 1) 2022-04-14 23:12:37
勇者・英雄コースのフィリンよ、よろしく。

移住の進行は特に何もしなくても大丈夫……な感じなのかな?

私はとりあえず、1対峙の時の衝突の警戒と、2の盟約内容の確認で動こうかなと思うわ。
互いに悪意はなくても認識の違いで衝突はありえるし、それでご破算じゃ悲しいものね

《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 2) 2022-04-17 12:52:52
挨拶が遅くなって申し訳無い……クロス・アガツマだ、よろしく頼む。
今は少し良くなったが、体調を崩してしまっていてね……

ヌルはともかく、エスメには嗜虐的な部分があるのでその動向には注意しておこう。
そうだな……盟約締結の場にいる者が直接・あるいは間接的に意図した危害を移民に加えることの禁止も盛り込んでおきたい。
こちらが盟約通りに魔族を見守っていても、仮にエスメが他の誰かに襲うように誑かしたのでは崩れてしまう。
関係のない人間や魔物に盟約は結ばせられないだろうし、それならせめて、この場から反故にする者を出さないようにしたい。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 3) 2022-04-17 22:11:46
遅刻帰国、大遅刻~~~!
勇者・英雄コースのタスク・ジムです。
ギリギリの土壇場で失礼いたします~~!

事務系勇者として、少しでもお役に立てるよう頑張ります!!

フィリンさんが、衝突の警戒と盟約内容の確認、
クロスさんが、エスメはじめ盟約を反故にする動きの警戒、ということですので、
僕は、とりあえず、盟約締結の進行の仕切りや書記、今後多くの魔族が移住するにあたっての具体的な詰め、をプランに書いてみますね。

まあ、エピの進行に関わらないフレーバー的な部分になってしまうのかもしれませんが…あれば役に立つ部分ではあろうと信じて(苦笑)

《虎児虎穴の追跡者》 シャノン・ライキューム (No 4) 2022-04-17 22:17:36
エリアルの教祖・聖職コースのシャノンです。出発直前ですが、よろしくお願いします。
ちょっと、エスメに思うところがあったので、飛び込んでみました。

《イマジネイター》 ナノハ・T・アルエクス (No 5) 2022-04-17 22:33:55
賢者・導師コースのイマジネイター、ナノハ・T・アルエクスだよ♪
ギリギリの参加だけどよろしくね。

盟約の内容について一つ確認しに行くよ。
概ね同意なんだけど、細かいところを質問しに行くつもり。

盟約が締結したら後は、ヌルと握手出来ればいいかな。
考えたら、人族と魔族の盟約って凄く大きなことだと思うからね…

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2022-04-17 23:06:44
出発を前に人員充実、心強い限りです。
皆さん、よろしくおねがいします!

ギリギリになりすみませんが、こちらの動きを報告します。
・盟約締結の進行の仕切りや書記
(【空気察知】【会話術】仲間が意見を出しやすいようパス出し)
・締結作業(【法律学】【魔法学】写法筆の活用)
・移住に向けての具体的な詰め
・エスメの説得(ウィッシュ案件)
「『こんな世界を汚したいだけ』と言ってたが今回はそんな世界を離れて大切な民と新しい世界に行くチャンス。今後戦う理由はあるのか?」

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2022-04-17 23:14:37
今回は会議に貢献できず大変申し訳ございませんでした…
が、しかし、フィリンさん、クロスさんの書き込みは大変参考になり、
シャノンさん、ナノハさんの飛び込み参加には心強さを感じ、
納得のいくプランを書けました。本当にありがとうございます。

ご一緒いただきありがとうございました。
あとは、リザルトを楽しみに待ちましょう!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 8) 2022-04-17 23:14:47