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魔法学園成長記


ストーリー Story

 暖かな風に背を押され、桜の吹雪く大きな校門を潜る生徒達。
 ここ魔法学園『フトゥールム・スクエア』に、今年も春がやって来た。
 明るく、爽やかな教室には沢山の生徒達が楽しそうに会話している。
 他にも荷物を広げている生徒やまじめに授業の予習をしている生徒もいる。
  始業のチャイムが鳴り響くと同時に教室の前の扉が勢いよく開き、生徒の視線を一気に集める。
 腰ほどにまである黒い髪、キリっとした顔立ち。
 体も出るところは出て、引っ込むところは引っ込んでいると文句のないような体つきをしている。
「皆、入学おめでとう。私の名は【ユリカ・クレスティア】だ。ユリカ先生とでも呼んでくれ」
 とたくましい女声が響く
 ユリカ先生は長い足で堂々と教卓に歩み寄る。
「さて、一旦席についていただこうか」
 先生の声でクラス中の生徒たちが一斉に自分の席に戻る。
 皆が席に着くのを確認し、ユリカ先生は腕を組んだ。
「よし、では進めさせてもらおう。普通初日には自己紹介をするものであるが、それは少し置いておこう。そして、突然の発表で申し訳ないのだがお前たちの今現在の実力を図るためのテストが行われる」
 突然の発表にクラス中がどよめく。
「一応最後まで聞いてくれるか?」
 ユリカ先生の声掛けに再度クラスは静かになる。
「よし、ありがとう。では、詳しく説明させてもらおう。今のお前達の実力は未知数だから、相応の授業ができないかもしれない。そうすると、大切な授業を無駄にしてしまう可能性もある。だから、少し難しいかもしれないが、クラスの皆で協力して頑張ってほしい。実力テストなので我々教師は原則として多くの助言はできない」
 この言葉を聞いて、クラスが固まる。
「が、ある程度の知識は無いといけないからな。少しだけお前達にヒントをやろう」
 という言葉に生徒の顔が明るくなる。
「さて、皆の知識の中に『ゴブリン』が悪い生き物だということは分かるよな?」
 クラス全員の生徒の首が縦に動く。
「さすがだ。ではゴブリンの生態を詳しく知っている者はいるか?」
 今度の質問には誰の首も動かなかった。
「よし、ここから始めよう。テストの内容に深く関わるから書き留めておいたほうがいいかもな」
 先生の言葉に反応した生徒達が一斉に鞄を漁る。
「さて、まずゴブリンは人間の赤子ほどの大きさしかない小さな緑色の豚のような生命体だ。個体の半分くらいの大きさの木の棍棒で攻撃してくる。また、それぞれのゴブリンは角笛を所有しており、自分の身が危険に陥ると周囲に敵がいることを知らせる習性がある。なるべく静かに倒していくのがいいかと思う」
 先生は黒板に絵を描き始める。
「確かに一体だけでは雑魚な相手かもしれない。しかし集団になられると……この通り、少し厄介な敵になってくる。まぁ、大体一つの巣に二十から三十匹位いると考えて間違いはないだろう」
 自身の絵を指しながらの授業は非常に分かりやすかった。
「さて、次にゴブリン親分の生態だ。親分は建物の一階部分ほどの大きさで見た目はゴブリンと変わらない。武器はゴブリンの物をそのまま大きくしたような感じで特に変わりはない。攻撃の特徴としては、一人を集中的に攻撃するということだ。試験においてお前たちに学園から渡されるものは松明のみ。武器や防具も個人の物のみ。つまり、案山子などによる誘導作戦はできないということだ。そうすると防御力の高い者が重要になってくるだろう。さらに親分の周りには取り巻きのゴブリンがいることも多いので、少数をそちらに向けても良いかもな。さらに全てのゴブリンに言えることとして、暗視能力が我々よりも優れている。巣内には松明が点々と設置してあるが、それだけでは視界確保は難しい。支給された松明の扱いにはくれぐれも注意するのだぞ」
 教室中に芯鉛筆の音が響く。
「最後に巣だ。ゴブリンの巣型には様々な種類があるが、今回関係のあるものだけを説明しよう」
 先生はまた絵を描き始める。
「これだ。まずすべての巣に言えることとして入り口が小さな盛り上がりになっている。その下に何本もの通路が枝分かれしているのが『迷宮型』。中の通路は約二メートル程と大きめだ。巣全体を見れば地上からの深さは七百メートル程とかなり深い。ボス部屋は半径十メートル程の半球形だ」
 皆の書き手が止まるのを見て
「では、試験内容を発表する。『迷宮型ゴブリンの巣の攻略。クリア条件全巣内ゴブリン、ゴブリン親分の討伐』だ。親分の習性として絶対に巣の最下層にいるから自然にすべてのゴブリンを倒しながら進めば遭遇できるであろう。ちなみに、洞窟の奥にはゴブリンの宝物庫がある。そこに入れば試験は終了だ。もし、雑魚を倒しきる前に親分の元へ行くと、巣中のゴブリンたちが集まってきてしまい、攻略が難航するかもしれないので注意するように」
 先生は黒板に書いてあった絵や字を消して、
「よし、質問がないのであれば本日より六日後、試験開始とする。それまで私はあまり皆と関わることができない。すまないな。皆がそれぞれの未来を描くためにも協力して頑張ってほしい。万が一のことがあれば職員室にいる」
 先生は日誌などを脇に抱え
「ではまた六日後に」
 と教室を去っていった。
 皆はゆっくりと立ち上がり一人づつ自己紹介を始めた。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2019-04-09

難易度 とても簡単 報酬 少し 完成予定 2019-04-19

登場人物 3/8 Characters
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。
《新入生》コウ・エイトクラウド
 カルマ Lv4 / 武神・無双 Rank 1
「コウ・エイトクラウド。見ての通り、カルマだ。以後よろしく頼む」 身長は凡そ180センチ以上、体重は70キロ前後のカルマ。 護身程度に格闘技を習得しており、それなりに引き締まり鍛えられた身体をしている。 切れ長の鋭い瞳で髪型はミディアム、無造作に下している。 右後方首筋と左手の甲に薄黄色の魔法陣が描かれている。 性格はどれかと言われれば「ミステリアス」が一番近いというだけで、完全にミステリアスというわけではない。 今まで不必要に関わらなかったせいか、他人にどう接すればいいのか分からないところがある。 また、その性格もズレていたりする。 淡々とした口調で話し、声を荒げることは少ない。 食事を通し魔力を取り込む傾向にあるため、食欲旺盛。 何に関しても『美味い』と感じるように設定されているため、非常に悪食。 今まで、他人に関わる事が少なかったためか友情や恋愛といった者に興味を示し、理解を深めようとしている。 ちなみに、寝起きの際に「グポーン」と目が赤く光るが、自覚はない。

解説 Explan

 まずはプレイヤー同士の自己紹介から始めて頂き、六日後、試験を開始します。
 皆様には最初に学園より一人一本の松明が支給されます。
 巣内には武器と装備、支給される松明のみ持ち込めますので、戦闘時の陣形や、枝分かれし一本道ではない巣をいかに効率良くゴブリンを倒しきるかが鍵となっています。
 ゴブリンが助けを呼ぶ条件は、自身の体力が著しく低下した場合のみです。
 親分は最初に攻撃をされた者にのみターゲットします。
 取り巻きのゴブリンは通常、親分の対象に攻撃しますが、自身が攻撃された場合、対象がそのプレイヤーに移行されます。
 親分や取り巻きに倒されてしまった場合、親分のターゲットは次に攻撃してきた者へと移行されます。
 親分を最初に倒した場合、残りの取り巻きは最初に攻撃した者を対象とします。


作者コメント Comment
初めまして、ー☆Wi☆ーです。ワイって読みます。新人なので至らない所もございますがこれからも精一杯頑張りますのでよろしくお願いします!


個人成績表 Report
チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:38 = 32全体 + 6個別
獲得報酬:672 = 560全体 + 112個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
今回こそゴブリンのお肉食べに来たよぉ?
自己紹介…は、全員顔見知り面識だからいーかな。
ってもザコちゃんはただのモブーってくらいしか言うことないし。

親分ゴブリンの元に着くまで、りりしいカルマ様(コウ)の体力温存保存で、道中はなるべくザコちゃんが先陣切る感じで。
普通のゴブリン相手にも全力尽くされ尽力だと、ガス欠な可能性もありありだしね。

っても不意打ちくらったり複数ゴブリン相手になったりしないよーに、道中【聴覚強化Ⅰ】な【聞き耳】でゴブリンの息遣いとか足音にけーかいは払っとく。

そっから、ゴブリンの注目をなるべく寄せるため【挑発】かまして、攻撃は【基本棒術】で【ヒ2】な【全力防御】と【忍耐】で堪えるね。

グレイ・ルシウス 個人成績:

獲得経験:38 = 32全体 + 6個別
獲得報酬:672 = 560全体 + 112個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
目的:ゴブリン共を皆殺しにする

行動:
事前行動として情報収集
把握出来る範囲で洞窟内の地形を確認

洞窟に到着次第、松明の位置をチェック
出来る限り光源を背に戦える様に、位置と距離を覚えておく
松明の個数はモブにチョークで壁にメモして貰う

基本、洞窟内での行動指針は
松明1つ分の距離を忍び歩きで進みつつ
聞き耳と気配察知で敵影捜索
ゴブリンを発見次第、即武器投擲で刺し殺す

2体以上同時に遭遇した場合は一撃いれて引き返し
1つ前の松明を背に仲間と共に囲んで迎撃
武器投擲後は盾で殴り、敵の棍棒も奪う

一通り洞窟内のゴブリンを狩り尽くしたら
親分の元へ突入し、投擲で一撃入れて引き返す
戦闘は極力通路で。敵には数の優位を利用させない

コウ・エイトクラウド 個人成績:

獲得経験:38 = 32全体 + 6個別
獲得報酬:672 = 560全体 + 112個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
移動の最中はランタンで周囲を照らす
その際、足元に罠が仕掛けられていないか注意しながら進む

戦闘に入る際、相手が少数かつこちらに気づいていないなら、忍び歩きで近づき頭に不意打ち。その後、残った敵を味方と協力し倒す
敵が多数か、こちらに気づいているならば、自分が前衛で味方を守りつつ一体ずつ倒していく
跳躍と立体機動を駆使し、所謂『三角蹴り』で攻撃するのも考える
近くに投げれそうな石が転がっていれば、投擲で投げるのも考慮

親分と戦う場合、ヒットアウェイ戦法で戦う
狙う個所は膝、脛などの足を優先的に狙って攻撃する
親分の足が止まった場合、真中正拳突きを見舞う
親分は大きさから考え攻撃力が高いと思われるので、回避を優先

リザルト Result

 まだ桜の花の吹雪く春の陽気の中、校庭に集まる三人の生徒達。
 仲良さそうに話す三人の元へ、風を切り裂くかのように歩いて来る【ユリカ・クレスティア】。
「うむ、では一度腰を下ろしてくれ」
 彼女は授業開始丁度三十秒前ほどに声をかける。
 三人が腰を下ろすと、タイミング良くチャイムが鳴り響く。
「よし、始めよう。三人の間で自己紹介などは済ませたみたいだな。では早速、試験をするゴブリンの洞窟へ向かうとするか」
 ユリカ先生が出発しようとした時、
「先生。支給の松明の件は……」
 と立ち上がったのは【グレイ・ルシウス】。
「問題無い。巣に入る直前に渡すからな」
 そう言ってユリカ先生は残りの二人に立ち上がる指示を出した。
 三人はゆっくりと立ち上がり、ユリカ先生についていくように校門を出た。
 まだ学校が目の前にあるような距離で、ユリカ先生の足が止まる。
「ここだ」
 先生の足元は明らかに地面の草が剥がれ盛り上がっている。
「ちょっとぉ、せんせー、これただの盛り上がりじゃないのぉ?」
 と手を挙げて先生の背後から質問する彼女は【チョウザ・コナミ】。
「安心しろ。この裏に穴が開いている。そこが巣の入り口だ。さて、君達に今から松明を配布する」
 先生は一人ずつに手渡しで松明を渡していく。
「ふむ、こいつはあんまりもちそうにないか……?」
 と顎をさすりながらまじまじと松明を眺める【コウ・エイトクラウド】。
 ユリカ先生は少し口角を吊り上げ、
「さて、では早速だが皆には洞窟に潜ってもらおうか」
 と言われ、三人は洞窟に入った。
 まだ外の光が差し込む洞窟内部。
 少し不安な気持ちを切り裂くように、
「ねーねー、クールな鎧様、なんかさ、中の情報を事前に集めるって言ってたけどぉ、何か分かったことあった?」
 チョウザが尋ねると、
「そうだな、地形はグネグネしているという情報の他には、垂直落下するような道は無く、基本的に緩い坂で構成されているということくらいだ」
 グレイが洞窟に関してのメモを開きながら話す。
「そういえばチョウザはカラフルチョーク持ってきたのか?」
 コウの言葉にチョウザは、
「もちろんここのポケットに……あれ……? こっちだったかなぁ……? あれー?」
 とガサゴソとポケットを漁る。
 グレイとコウは顔を見合わせ横に振った。
「あぁ……ザコちゃんとしたことが……」
「まぁ仕方がないだろう、打開策を考えよう」
 とグレイがチョウザの一歩前に出て言った。
 コウも頷きながら作戦を少し立て直す。
「そうなると、道標がなくなるわけだ。つまり何か探索した所に目印を置く必要がある」
 肩を落とし、首を下げていたチョウザが何かに気が付く。
「この松明……外れそうじゃなーい?」
 と彼女が手をかけると、壁に直接刺さっていただけの松明は簡単に抜くことができた。
 グレイは少しだけ先に進み、最初の分かれ道を見ながら、
「では、探索した道の前に松明を落としていくのはどうだろうか。火は消えるかもしれないが、帰り道も分かりやすくなるだろう」
 と言った。
 チョウザとコウはグレイの意見に賛同し、彼の居る分かれ道の所まで歩いた。
「ザコちゃんが思うにはそろそろゴブリンが出てきてもいいころだと思うんだよねぇ」
「そうだな。そろそろ始めるか」
 と、チョウザは聞き耳を立てる。
 グレイも敵を探すことに専念した。
 チョウザ、グレイを先頭に三人はゆっくりと探索を再開した。
 右の分かれ道に入り、三人はまず、チョウザの松明に火をつける。
 しばらく進むと、洞窟の壁が現れる。
「行き止まりか……?」
 コウが尋ねると、グレイは、
「……いや、敵が何処かに身を隠しているだろう。なんだか気配を感じる」
 というのに対し、
「うそぉ、ザコちゃんの耳には何の音も入ってこないよぉ?」
 と両手で耳を広げるようにチョウザは辺りを見回す。
「聞き耳に引っかからないなんて忍び足を得意としているのか……? いったいどこに……」
 突如コウの言葉が壁の横のくぼみで詰まる。
「どうかしたのか?」
 グレイとチョウザが駆け寄ると、そこには予想外な光景が広がっていた。
 小さなゴブリンが一匹、壁を背にプルプルと震えながらつま先立ちをし、必死に両手で口をおさえていた。
「……こいつが……ゴブリンか……?」
 コウが考察していると、ゴブリンはこちらに気が付き、意を決したようにこん棒を振りかぶり、チョウザをめがけてとびかかった。
 チョウザは一切動じず、手に持っていたひのきの棒をゴブリンの頭に振り下ろした。
 すると、ゴブリンは短い悲鳴を上げた後、地面に突っ伏すように倒れた。
「あれー? 倒しちゃったー?」
 チョウザはゆっくりと腰を下ろし、ゴブリンを漁り始める。
「お前、武器やらを漁る分には問題ないが、肉を採集するのは後にしろよ?」
 グレイが口を出す。
「りょーかい、りょーかい。わかってるってぇ」
 チョウザは少し残念そうな様子で来た道を戻る。
 グレイとコウも後を追っていく。
 三人は再び分岐点に戻り、松明を抜き、置き、まだ探索していないほうの道へと進む。
 段々と下っていくにつれ、地上の光も弱くなっていく。
 時間がたつにつれ、手持ちの松明も弱くなっていく。
「これは比較的早く松明が切れそうだ。ランタンを持ってきて良かったかもしれない」
 コウは取り出したランタンを見ながら言った。
「さすがりりしいカルマ様。頼りになるわぁ」
 チョウザは次の松明に火をつける準備をしている。
 しばらく洞窟を進むと、何匹かのゴブリンが焚き火を囲い、雑談をする様子が聞き耳で伺えた。
「クールな鎧様、この奥からの声聞こえる? ザコちゃんが思うにこの先に五、六体くらいのゴブリンが潜んでいそうなんだけどぉ?」
 チョウザは多少声を潜めながらグレイに話しかける。
「あぁ。二人とも声を潜めて奇襲を仕掛けるか……?」
 グレイはコウに判断を仰ぐ。
「ふむ、敵は気づいていないようだが、数がな。今回は敵を引き付けて一匹ずつ倒していくのがいいと思うぞ」
「ザコちゃんもりりしいカルマ様にさんせー」
 チョウザは足元の石を拾い、投擲の準備を始める。
「よし、では、俺とモブで敵を引き付ける。武神は、準備しておけ」
 チョウザとグレイは近くの石を拾い上げ、ゴブリンに投げつけた。
 ゴブリンは甲高くけたたましい声を上げながらこん棒を持ち上げ、こちらに走ってくる。
 コウは向かってくるゴブリンに次々と拳をふるっていく。
 向かってくる敵をものともせず、三人は六体のゴブリンをあっけなく倒すことができた。
 その後も、三人は洞窟を進み続けた。
 松明が切れ、コウのランタンを使い始めたころ、突如二メートルほどあった通路が開け、真っ暗な大きな空間にたどり着く。
「ここなんだろーねぇ?」
 チョウザが中に一歩踏み込んだ瞬間、突如壁に刺さっていた無数の松明が順番に灯りだし、部屋の全貌を映し出す。
 形は半球状。高さ、広さは、今までとは比べ物にならないほど広い。
 チョウザとグレイは一度索敵の集中を切り、部屋の全体を眺める。
「ここ、先生の言っていたボス部屋のような感じだな」
 コウは部屋を眺めながら言う。
「ふむ、にしてはボスの影がない。もう一度、気配を探してみるとしよう」
 グレイは、再度周囲に精神を集中させ、部屋中をくまなく探す。
 すると、彼は何かに気が付いたように、
「一度通路に戻れ!」
 と警告した。
 何も感じていない二人だったが、グレイの気迫のある警告に自然と通路に足が戻される。
 二人が通路に戻ると同時に突如、天井から謎の巨大なものが落ちてきて三人の視界を砂ぼこりで奪う。
 三人が目を凝らすと、そこには通路よりも大きな巨大なゴブリンの姿があった。
 今までのゴブリンとは全く違うような殺気で三人を圧倒する。
 更に、地表にまで届きそうな低く大きな声により、どこからともなく取り巻きのゴブリンが集まってくる。
「行くしかないか……」
 と、一歩踏み出したコウの肩をグレイが強く掴む。
「まて、雑魚を倒すのが先だ。お前、取り巻きにだけ石を当てられるか?」
 というグレイに、
「はいよぉ」
 とチョウザは辺りの石を拾い上げ、取り巻きに投げつける。
 石は見事に取り巻きの一匹に当った。
 それを見て、残りの四匹も一斉に通路内に入ってくる。
 親分も通路手前には来るものの、通路の入り口に引っかかり入ることはできない。
 押し寄せてくるゴブリンをグレイを中心に三人で攻撃する。
「取り巻きはいなくなったみたいだ。俺は壁や天井をうまく使って親分をメインで攻撃する。チョウザとグレイは通路から石を投げて奴の足を狙ってくれ」
 と、コウは部屋の中に走っていく。
「りょーかい」
 チョウザは地面の石を一か所に集め始める。
「分かった。ただ、何かあれば俺に言え。いつでも突撃できる」
 グレイもチョウザ同様石を集める。
 コウは部屋中を走り回り、親分の隙をつく。
 親分の目線が一瞬通路の方を向いた隙に、彼は三角蹴りで攻撃する。
 彼の攻撃に親分は目を光らせ彼を睨みつける。
 再度大きな声でコウを威嚇する。
 親分の動きは格段に速くなり、コウも攻撃を受け流すのに必死だった。
「おい、ここは任せた。あいつの応援に行ってくる」
 グレイは腰からスッと剣を抜き、一歩ずつ歩き出す。
「いってらー。きをつけてねぇ」
 チョウザはグレイを送り出し、投擲で親分の足を狙い続ける。
 グレイはコウが攻撃を受けている隙に剣で親分の足を切りつける。
 親分は怯むような声を上げて、よろけながら一歩後退。
「よーいしょ」
 チョウザが投げた石が見事に親分の切り傷の部分に当る。
 親分は弱弱しい声と共に地に膝を付く。
「今だ」
 グレイは攻撃をよけていたコウに合図を出す。
「あぁ」
 コウは真中正拳突きの構えをし、親分の体の中心に狙いを定める。
 そして、彼は走り親分の元へ入り込み、その場で真上に跳ぶ。
 手を引き、落下しながら親分の胸めがけて突きを加える。
 鈍い音と共にゴブリン親分は泡を吹きながら前に倒れた。
 グレイは、親分を触り、息がないことを確かめる。
「クールな鎧様、親分倒せた?」
 チョウザが通路から早歩きで戻ってくる。
 グレイはしっかりと頷き、立ち上がった。
「では早速ぅ」
 とチョウザは喜びながら、親分の肉を切り出す。
 コウとグレイは本当に喰うのか……? と言いたげな表情で遠巻きからチョウザの様子を眺める。
 彼女が切り出した肉は、外が緑で中が赤。
 というわけではなく、肉全体が緑色。よく乗った油だけが白くなっている。
 三人はどうして今まで誰も食べたことがなかったかの理由を悟った。
 しかし、チョウザは一切動じず、肉を厚手の布に包んだ。
 グレイとコウは呆れながら奥の宝部屋だと思われる部屋に向かった。
 大きな石の扉を二人で押し開けると、そこには木の枝や、つた、折れた杖、小さな包丁等、ガラクタばかりが置かれていた。
「まぁ……仕方ないか……」
「あぁ、ゴブリンの宝なんてこんなものだろう」
 と、コウとグレイは何も取らず、引き返した。
 チョウザに二人が帰る旨を伝えると、彼女は肉のみを持ってついてきた。
 三人が地上に戻ると、ユリカ先生が来た時と同じ場所で立っていた。
「君等ならやってくれると思ったさ。よく頑張った。素晴らしい」
 と褒めてくれた。
 こうして、三人は無事、フトゥールム・スクエアに帰ることができた。
 その後、チョウザは楽しそうに炊事場に向かった。
 彼女は持ち帰った肉に塩、コショウを振り鉄板で豪快に焼き始める。
 すぐに蓋をしてしまったので煙などから匂いを感じ取ることは出来なかった。
 しばらくして、
「もういいかなぁ?」
 とチョウザは鉄板の蓋を開けた。
 白い煙が彼女の視界を奪う。
 匂いは特にない。
 彼女は肉を皿に乗せ、机に運ぶ。
「よぉし、たーべよ」
 とチョウザは肉を口に運んだ。
 彼女の口の中にあふれ出す肉汁。
 肉汁はチョウザの舌に異常なほどの苦みを与えた。
「すっごいまずい……。泥ぉ? というか草ぁ? というか……」
 チョウザが苦の表情を浮かべていると、
「お前それを食べたのか!? 今まで書物に記そうと食してきた研究家を悶絶させてきたその肉を!? すごいなぁ!」
 と、ユリカ先生は腹を抱えて大笑い。
 今日も青く澄み切った空の広がる大地の上で、勇敢な三人の生徒が試練を乗り越えまた一歩、自身の目標へと近づくのでした!



課題評価
課題経験:32
課題報酬:560
魔法学園成長記
執筆:〜☆Wi☆〜 GM


《魔法学園成長記》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 1) 2019-04-03 00:20:25
今回こそゴブリン食べに来たよぉ?
…焼いて食べるかなーって最初に言ったのっていつだっけか。いつでもいーか。

どのゆーしゃ様が来るのか来ないのかわかんないけど一応念の為紹介的な。
っても、今日もモブな村人してるザコちゃんだよーってだけなんだけど。

とりまザコちゃんは囮的なことやれっかなーって。
ゴブリンが攻撃したゆーしゃ様狙うっても、【挑発】かまして石でも投げ【投擲(小物)】で狙いこっちに寄せれっかも?だし。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 2) 2019-04-03 08:27:47
魔物退治だ。

誰が来るかも分からんから挨拶はしておくべき……か。
黒幕・暗躍コース。グレイ・ルシウスだ。
洞窟攻略となると光源は必要不可欠だが、松明1本でどの程度保つのだろうな。
30分でタイムアタックと言うことなのかもしれんが、予備は必要か……

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 3) 2019-04-03 20:37:12
クールな鎧様もおいでませ。
ぶっちゃけここ暫くは魔物退治が魔物食事に聞こえる節、あるよねぇ。なんか。

(課題概要の貼られた掲示板をまじまじとを覗き込みつつ)
ザコちゃん微妙に思い考えんだけど。
洞窟の中にもぼんやり、ゴブリンの私物所持品っぽい松明が…壁?床?についてるらしーじゃん。
学園で支給配布の松明きれたら、それ借り拝借したら良くない?長期的に。

あとザコちゃん的に気になんのは、最深部までにかかる時間かなって。
深さ七百メートル?なのは聞き拝聴なんだけどぉ。
具体的な道のり距離はなーんにも聞いてない不明点じゃん?ザコちゃんの聴き逃しじゃないなら。

はちゃめちゃに下り方緩やかで、思ってたよか入り組み長距離でーってなったら、飲み水も食べ物も需要必要じゃん?
支給されてないーってことは検討の外でいーのかな。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 4) 2019-04-03 21:20:20
初めまして、というわけでもないので自己紹介は省略させてもらおう。今回はよろしく頼む。

光源の確保は切実ではある。
個人的にランタンを持っているから、支給される松明以外にはそれを持って行った方がいいだろうか。

他には、迷宮が入り組んでいることを考えると目印に使う道具やマッピングなども考慮したほうがいいかもしれん。
ポケットに枠があれば、ランタンとチョークの両方を持って行ったのだがな。
悩みどころだ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 5) 2019-04-04 10:33:03
腹を壊しても知らんぞ。

設置の松明は固定されていないなら好きに持ち出すが、
固定されていた場合壊さねばならん。静かに、は厳しいな。
いっそ騒音による誘導込みで考えれば、有りと言えば有りか。

マッピングは無いより有った方が良いだろうな。
しかし水の優先度の方が高い。傷を洗うにも火を消すにも使う。
ポケットが有限である以上、ランタン持ち込みで良いと思う。
光源があれば、松明を使い潰すと言う手も使えるしな。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 6) 2019-04-04 22:17:06
んむ、ならば俺はランタンを持って行った方がいいか。
支給品のたいまつがある以上、たいまつを優先して使ってからランタンを使用しよう。

しかし、水か。プチミドを上手く使えば水の生成は出来るだろうか?
飲み水もこれで代用できる…か?試したことが無いから、上手く行くかは不明だが……

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 7) 2019-04-05 08:07:09
何とも言い難いが、理屈として火は消えるだろうと思う。
となると、騒音を立てる→待ち構える→松明をプチミドで消す→隠密から奇襲
と言う流れにも持っていけなくはないだろう。

少なくともゴブリン親分とやらの前に極力敵を削らねば
数の暴力と真っ向からぶつかる羽目になりかねん。
ある程度退路が確かな範囲で分断、撃破を繰り返す必要はあるだろうな。
一旦進んで投擲などで挑発し誘き出すと言う手も併用出来る。

道程が長いか短いかは不明だが最低限枝道は有るようだ。
真っ正直に迷ってやる必要もない。誘って殺す。踏み込むのは最後だろう。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 8) 2019-04-05 08:09:46
ザコちゃんのお腹を犠牲に、味見するってーかなんてーか。
食欲より知識欲的な?図書館の本にゴブリンの味が乗ってないからしょーがないんじゃん?

りりしいカルマ様もいらっしゃい。
プチミド…お水ぶっ飛ばす系の魔法だっけ?ザコちゃん魔法詳しくなさみ。
プチヒドは炎だからともかく、プチミドのお水が飲用可能かどーかって、まだ試したゆーしゃ様いないもんねぇ?
…いないよね?ザコちゃん一通り課題チラ見してるけど、そんなに見た記憶ないと、思う。うん。
水筒の中に対して打ち込んだらいー感じにお水の補充出来たりしないかな。…水筒の底に穴空き破壊しちゃったりする?

松明とるのに音でちゃうのはいーんじゃん?むしろ探し捜索の手間省けるし。
どの道、リーダー格のゴブリン倒すまでの道のり道中でのゴブリンは全員倒さなきゃだもんね?
はちゃめちゃに自信あったりで、最後の最後に囲まれ覚悟で一網打尽撃破にするなら別として。

ザコちゃん持ち込みどーしよっかな。今のとこ消去法で【カラフルチョーク】にしとく?

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 9) 2019-04-06 11:36:40
乗ってないと言うことは、誰もやろうと思わなかったのではなく、
誰かがやって懲りた。と言う可能性も危惧すべきではないだろうか。

そうだな。数が揃っていればまだしも一網打尽は現実的ではないな。
しかし持ち込みか……燃やして良いなら、例えば毛布なども有りだと思う。
被せれば光源も断てる。足並みも乱せる。防寒も出来る。
あるいは別途ランタン用の油を持ち込めば罠にもなる。
その場合俺のポケットを使っても良い。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 10) 2019-04-06 22:54:22
えー、美味しかったら書いてるか、そもそも全国的に広がってるんじゃん?
逆に口内ぶち壊しブレイクな味するんなら、それはそれで書き残すか噂に広がるかするだろーし。
ってことはまだ情報ないも等しい感じじゃん?たぶん。だから食べよ。
緑色の皮膚なんだから、葉緑素的ななにかで栄養高い高いかもしれない。

(学生証(world:物語の舞台)でゴブリンの解説を覗き込みつつ)
知能は低くー、本能のままに動きー、己の欲望に忠実ー。
特に性欲と食欲は旺盛ー…魔法はだいたい大ダメージ、ねえ。
火つけて燃やすのは魔法に含まれたりしない?だめ?

イケゴブリンとか美女ゴブリン用意できるんなら活用利用できそーだけど。ゴブリンの美的基準知らないし。
でも食欲とかなら生かせないかなー、さすがに購買の範囲だとダメかなあ。
さすがに床に直置きで松明で照らされた【干し肉】とかゴブリンでも警戒しかねない。
…そもそもゴブリン、何食べんの?ってのもあるし。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 11) 2019-04-07 22:31:17
肉食の動物は須らく不味い、と聞いたことがある。
ゴブリンが肉食や雑食だったら、奴らの肉は不味いと思うが。
草食だったら見た目の割には美味い可能性がある。

それと、どの動物も『脳みそ』は美味いと聞いたことがある。
……脳みそは食えるかもしれんな。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 12) 2019-04-08 07:02:40
食うに困る程辺境に済む人間の殆どは字が書けん。
美味くとも不味くとも、書き残せる者と言うのは恵まれている。
そして美味ければ、口伝だろうが噂だろうが伝わる物だ。
何より、もう少し我が身を大切にした方が良い。

干し肉か。いや、存外引っ掛かるかもしれん。
場所を考えると食料事情が余程満たされているとは考え難い。
空腹は思考も鈍らせる。問題は引っ掛かった時どうするか、だが。
……小石でも撒くか。干し肉を拾おうとすれば動きが止まる。
小石を踏む音に向けて武器でも投げれば当たるかもしれん。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 13) 2019-04-08 07:07:04
それと。プラン提出は今日一杯だ。
意識にはあると思うが、忘れない様にな。

ところで。武神コースと言うことは親分ゴブリンの元に突っ込む際
敵の頭目相手は任せても構わんのだろうか。
問題ないのであれば雑兵狩りを主にやらせて貰うが。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 14) 2019-04-08 15:06:56
そうだな、特に異論がなければ俺が相手をするとしよう。
……問題はどう戦うかだが、いつも通り戦えば問題ないだろうか?
一気に詰め寄り、ヒットアンドアウェイ戦法になるが。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 15) 2019-04-08 21:35:00
簡易的だがこう書いたというのを報告しておこう。

・移動は支給松明、それを使ったらランタンで道を照らす。
・雑魚が少ない場合、不意打ちを狙う。
・雑魚が多い場合、前衛を張りつつ戦う。
・親分と戦う場合、足を優先的に攻撃
・攻撃よりは回避を優先

こんなところだ、直した方がいいと思ったらどんどん言って欲しい。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 16) 2019-04-08 22:17:59
問題ない。
強いて言えば某か、短い言葉でも仕草でも構わんので
ゴブリン親分とやらの注意を引くよう挑発なり、罵倒なり、
侮蔑なり織り混ぜてくれると助かる。

雑魚は極力此方で減らそう。モブは道中の囮と、
倒し漏れの始末を頼みたい。弱った敵に止めを刺す、と言う感じだな。
喰えるように殺したいなら、処理は任せる。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 17) 2019-04-08 22:30:32
ゴブリンの脳みそは、鮮度によるかなぁ。お肉は食べっけど。
ほら、巣がふかふかだったら、内臓系の鮮度落ちまくりそーだし
とかくザコちゃんの目で舌で試さないと気が済まない止まらない。ザコちゃん程度の犠牲で済むならむしろ安いでしょ。
もしやばい成分あったんなら、モブの屍を踏み越えて、より美味しく食べられる研鑽をおまかせ案件。
東のどこぞの国でもそんな感じで、毒あるお魚食べられる技術確立したらしーし。

諸々りょーかい。
りりしいカルマ様の消耗激しめならザコちゃんが攻撃受け止め防護に走っから、ガンガンに戦ってくれていーよ。
モブはそーいうことやってぶっ倒れるのがお仕事概念的なもんだし。

てか、今回でゴブリンの味わかったら、次は生態とか美的基準も知りたいなぁ。
性欲旺盛ってなら、わかんないだけで案外、そこかしこで求婚プロポーズ合戦とか、愛の詩とか響いてたりすんのかなぁ。

《新入生》 コウ・エイトクラウド (No 18) 2019-04-08 22:39:02
了解、挑発のモーションを加えておいた。
……正直、両方とも300文字ピッタリだからカツカツだな。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 19) 2019-04-08 22:54:55
あ、そーいやザコちゃんのポケットには結局【カラフルチョーク】入れてっから。
そこだけよろしくね。

壁の落書きはまかせてくれていーよぉ。なんがしか描くから。