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翼の杖ケリュケイオン


ストーリー Story


 本日も快晴! フトゥールム・スクエアは平和なり! ……と、思ったら、少し様子が違うよう。
 放課後になる夕方、1人の街人が学園の門を叩いた。
「……依頼ですか?」
「はい。『トロメイア』、百神殿街から来ました。私たちではダメなんです。どうか、どうか、勇者様を……お力をお貸し下さい!」
 その必死な形相に、学園の事務員は彼を応接室に通すことに決めた。

「では、お話をお聞かせくださいませんか?」
「は、はい」
 彼はフェアリータイプのエリアル【スペンサー・フロックハート】という名前で、『トロメイア』にある百神殿街で観光業を営んでいるようだ。
 百神殿街とは、街の東側に広がる遺跡群のことで、アルマレス山に集うという百の聖霊それぞれを祭った神殿が集められている、古代より続く落ち着いた雰囲気を感じられる地域のこと。
「――ほとんどの神殿や神殿跡は、その大部分が調査を終了しており、施設として使用されております」
 神殿とは言うものの、神官などはおらず建物だけが残っていたり、スペンサーのような商人が買い取り、観光地化をしているところも多いのが、今の百神殿街の現実である。
「ですが最近、未だ調査中であった神殿の一つに、地下空間の存在が発見されたのです」
 調査隊が発見した地下空間に、街も百神殿街に残る神官たちも色めいたが、現実問題として誰が地下空間を捜索するかは揉めたのだと言う。
 最終的には神官たちに押し切られ、街の方で調査を行う事になった。
「街を代表して、私たちが中に入りました。地下は迷路で迷うこともあり、何日もかけて漸く最奧まで辿り着きはしました」
 ですが……と、スペンサーは続ける。
 最奧まで行き着いたが、部屋の前の両脇には石のゴーレムが守っていて、部屋に入ろうとすれば動き出し攻撃するというのだ。
「ゴーレム?」
「ええゴーレムです。人と同じ形をしていますが、高さは私の倍近くあり、1歩でも近づくものなら、動き出し石の腕を振り下ろして来ますので、私たちでは手に負えません」
 スペンサーに対応している学園の事務員は思う。古代に作られた神殿のゴーレムが、今も動くものなのかと。
「新しく置かれた可能性はありませんか?」
「それはあり得ません。あの神殿跡は、最近まで半分土に埋もれていましたから。そして古い噂があります」
「噂……ですか。あらゆる知識がある、このフトゥールム・スクエアでも、百神殿街にまつわる噂は少ない」
 古すぎて埋もれてしまった記憶は、フトゥールム・スクエアをもってしても、なかなか事実関係の裏は取れないもの。
 それなのに、街に伝わる噂があったのかと、事務員も少しだけ驚いている。
「――『百の神殿のどこかに、当時の権力者が使用していた杖、ケリュケイオンが眠っている』。今までの発掘調査では杖は見つかっていません。もしかしたら、ゴーレムが守っている部屋の向こうにあるのではないか。そう私たちは考えています」
 ケリュケイオンとは、古代の魔法の杖の1つで、杖の頭部には翼が飾られ、柄には二匹の蛇が逆方向に巻き付いているという噂だけある品なのは、学園の書物で判明はしている。
 ただし今まで誰も見たことはないが。

 それを別の部屋で聞き耳を立てて聞いていた学園長こと【メメ・メルル】は、『欲しい、欲しい、その杖が欲しいー!』と大騒ぎ!?
 ついには勇者活動として、百の神殿の調査を学園長権限で断行してしまった。
 周りの先生たちは『またか』とは思うものの、学園長の決定には逆らえず……。
 そこで勇者活動と課外授業を兼ねて、あなたたちをトロメイアへと出すことに決めた。


 トロメイアは、西側の商業地域であるオクトー広場と、街の東側になる百神殿街で構成されている。
 あなたたちは、まずオクトー広場で探索の下準備を整えた後、案内役をかって出たスペンサーと共に、まずは一緒に神殿地下に入った街のメンバーに会うことにした。
「俺は覚えている。あの迷路は『右・左・左・右』に行けばいいんだ」
 だが、隣にいた他のメンバーが言う。
「お前はゴーレムに驚き、闇雲に逃げただろ。そんな奴の言うことなんか信じられるか!」
「だが行くときは冷静だった!」
「なんだとぉ!」
 あわやケンカになるところを、慌て仲裁に入った、あなたたちですが、彼の言った『右・左・左・右』が本当に合っているのかは怪しい限りとは思う。
「意外に逆じゃないのか? 必死だった時の方が記憶に残るからな」
 最後の1人が呑気なことを言う。
 さて、どれを信じていいのか……これは困った。

 困りながらもスペンサーの案内で、目的の百の神殿跡に来たあなたたち。
 これから迷路を走破し、ゴーレムを倒して、最奧の部屋に本当はな何があるのか確かめなければならない。
 期待と不安を抱え、あなたたちは地下への一歩を踏み出した。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-12-17

難易度 簡単 報酬 少し 完成予定 2019-12-27

登場人物 6/8 Characters
《ゆう×ドラ》シルク・ブラスリップ
 エリアル Lv17 / 村人・従者 Rank 1
「命令(オーダー)は受けない主義なの。作りたいものを、やりたいように作りたい……それが夢」 「最高の武具には最高の使い手がいるの。あなたはどうかしら?」 #####  武具職人志願のフェアリーの少女。  専門は衣服・装飾だが割と何でも小器用にこなすセンスの持ち主。  歴史ある職人の下で修業を積んできたが、閉鎖的な一門を嫌い魔法学園へとやってきた。 ◆性格・趣向  一言で言うと『天才肌の変態おねーさん』  男女問わず誘惑してからかうのが趣味のお色気担当。  筋肉&おっぱい星人だが精神の気高さも大事で、好みの理想は意外と高い。 ◆容姿補足  フェアリータイプのエリアル。身長およそ90cm。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《ゆうがく2年生》ヒューズ・トゥエルプ
 ヒューマン Lv21 / 黒幕・暗躍 Rank 1
(未設定)
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《未来を願いし者》アルシェ・スレット
 ヒューマン Lv7 / 賢者・導師 Rank 1
アルシェ・スレット、対外的にはそう名乗っている長身で病的な痩躯の学園生。おおよそ艶というものの感じられない銀髪を長く伸ばし、紫色の瞳から感情は読み取れない。肌の色を表すならば、最も適切な語句は恐らく「死体」。 コミュニケーションと礼儀の概念はあるようで、普通に話は通じる、というか誰に対しても異様に慇懃な「御座います」調で喋る。 口癖は、「ははア。」 なお、このような幽鬼じみた外見をしておきながら結構な健啖家で、料理もする。得意料理は白米にかける前提のクリームシチュー。   普段は服の中にしまっているが、白い粉状の物体が入った小瓶を首飾りにしている。。
《自称「モブ」》チョウザ・コナミ
 ヒューマン Lv34 / 村人・従者 Rank 1
「よーこそお出ましゆーしゃ様。 ザコちゃんの名前?…あー、チョウザ・コナミ。 お気軽気楽に『ザコちゃん』って呼んでくれていーよぉ? 面倒だったらこの記憶はまとめてポイして経験値にしたって、 全然丸っと了承了解?」 「ゆーしゃ様の近くでただ在るだけがザコちゃん。 モブへの用件ならいつでも呼びつけ招いちゃってよ。 何かの名前を呼び続け連呼とか?森の浮浪者とか? はたまた魔物に狙われ襲われな第14人目位の村人とかぁ?」 ■■ 名前:蝶座 小波(自称 身長:176cm 実年齢:20歳(自称 瞳の色:エメラルドグリーン 髪色:カラフルなメッシュ入りのマゼンタ 肌色:魚の文様が頬にある日本人肌 髪の長さ:編まれ端を結んだロング その他外見特徴:古びた布の服に大量の装飾品。 常に腰か手元に携帯する水煙草の瓶は『預かり物』だとか。 頭や腕に謎の斑模様で派手なスカーフを巻く。 一人称:ザコちゃん・(ごく稀に)あーし 二人称:『ゆーしゃ様』等の平仮名表記の立場+様 特徴+様、(稀に)名前+様 他 呼称:「ザコちゃん」呼びを望む。 「モブ」も反応するが、それ以外だと気づかない事が多い。 口調:投げやりで適当な話し方。敬語は一切使わない。 似た言葉や語感を繰り返し、まるで言葉遊びのように話す。 口先は冗談とでまかせ、ノリとハッタリで構成される。 貴族や東の国関係に妙な嫌悪を持つ。 魔法を扱う気は微塵も無いとか。 他者からの詮索、視線、物理接触、色恋話を避ける節がある。

解説 Explan

●目的
 ゴーレムを撃破し、ケリュケイオンを持ち帰ること。

●行動
 神殿地下は、そこまで難しくはありませんが、軽い迷路になっています。
(街人が最奧まで到達出来るレベル)
 実際に街人たちが足を踏み入れ、最奧にたどり着き『右・左・左・右』という言葉をもらっています。

 彼の話を素直に信じる。
 ケンカしそうになった男性の信じられないという言葉をとる。
 最後の男性の逆ではないのかという言葉を信じる。
 自分たちで独自調査する。

 選択肢は4択です。互いに協力し合えば、どの道を選択しても目的場所に辿り着く事が出来るでしょう。

 ゴーレムを撃破した後、最奧の部屋にケリュケイオンがあるか、ないか、ですが。
 今までの発掘調査では発見されておらず、未発掘は殆どない状態での新たな地下の発見です。
 ゴーレムを倒し、扉を開けば、ケリュケイオンは『ある』と確信しています。

●対ゴーレム戦
 2メートル程度のゴーレムが2体出現。
 属性:土属性、得意属性は雷、苦手属性は風。
 戦闘スタイル:素手で殴る、腕を振り下ろす、物を投げ飛ばす。
 10メートル四方の狭いフィールドです。ゴーレムは始めは一番奧の両端に1体ずついますが、こちらが少しでもテリトリーに入った途端に行動開始します。
 逆に言えばテリトリーに入らなければ動かないので、十分に準備を整えることが出来るでしょう。
 
 ゴーレムとは人間族の特性を真似て作られた魔物です。
 自分を生成した主人に忠誠を尽くします。
 会話は話したことがないので出来ません。
 知能はあまり高くありませんが、人語は多少ならば理解しているよう(主人の命令は把握していますので)
 主人に命じられた行動を絶対とし、それを守ることが第一と考えています。


 杖を見つけて学園長に渡してあげましょう。きっと喜びます。
 ケリュケイオンは学園長に渡してしまうので、報酬として貰うことは出来ません。


作者コメント Comment
 ダンジョン攻略にボス戦、そして扉を開ければお宝が……。
 ロープレのお手本のような感じですが、これを仲間と相談し攻略するのがPBWの醍醐味だと私は思います。
 1で悩むより、みんなで考えれば、きっと最良の選択が出るはず。
 ケリュケイオンを手にし、メメたんを喜ばせてあげてくださいね。


個人成績表 Report
シルク・ブラスリップ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
●方針
神殿地下を探索!
ゴーレムを倒して杖と…他にも何か見つかればいいな

●行動
百の神殿跡に到着したら、冒険者の弁を信じて探索。
道中は拝のチョーク、アルシェのマッピングと合わせて『キラキラ石』を一定間隔ごとに投げ置きループや仕掛け床(動く通路)対策を。

ゴーレム戦は『SALFスーツ』のテストも兼ねて前衛魔法使い(冗談みたいですが数値上だと一番頑丈…)
動ける壁役を心掛け、種族特性『フド』をメインに、可能なら一体に攻撃を集中するよう呼びかけ。
会話の余裕があればケリュケイオンについて問いただしてみたい。

奥の扉が開かなければ道中を再確認。鍵やボタンなどなかったか?
また杖以外にも何か…服や防具等ないか調べたい

朱璃・拝 個人成績:
成績優秀者

獲得経験:132 = 44全体 + 88個別
獲得報酬:3600 = 1200全体 + 2400個別
獲得友情:5
獲得努力:5
獲得希望:5

獲得単位:0
獲得称号:---
とりあえず街の人の情報通り、『右・左・左・右』の順で進んでみましょう。進んだ方向が解るよう壁にチョークで線を引いておきますわ。後曲がり角では手鏡を使って曲がった先の確認を忘れずに

無事最奥まで辿りつけたら二体のゴーレムと戦闘になりますのね。確実に一体ずつ倒す方が良さそうなら先ず何処までがそれぞれのテリトリーか慎重に近づいたり離れたりして確認、2体同時に動かないよう注意しながら戦闘を。戦う際は前衛に立ち立体起動を用いて相手を攪乱しながら魔牙で攻撃。ここぞという場面で気合いを用いて真中正拳突きを叩き込みますわ。攻撃を喰らった際は心頭滅却や新陳代謝で対処。それをもう一体の方でも繰り返し撃破してみますわ

ヒューズ・トゥエルプ 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
『選択肢1』を推すが、ゴーレムを操られる魔物が存在する以上
迷宮の主が混じってないか警戒心は抱く。
【動作察知】で迷宮にトラップ等が無いか、また反応出来るように気を張って進んでいく。

戦闘はタンク・引きつけを担当。
【立体機動】のブースト【基本回避】を使い、基本的には回避重視。
雷攻撃に備えて「風の小瓶」を利用。味方への攻撃に対しては
盾を割り込ませて庇う。
ダメージ時は薬草で回復。時折【プチフド】で加勢。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
忙しくて頼んだんだろうけどメメたん自分でいけないもんなの?
その方が確実じゃんね?
あ、いけないならいけないでいいんでなんか便利アイテムか強化魔法掛けてくれない?
って洞窟に行く前にメメたんにおねだりしてみる

道中は他の人任せ
対抗してる連中がいなければゆっくり行っても大丈夫だろ
一応、危険察知で警戒はしていく

ゴーレム戦だが危険察知、動作察知で警戒しつつ
隙が見えたら基本打術、暴君誕生で殴りつけてみようと思う
接近できなさそな時はマドでちまちま嫌がらせだな

いつもと違って打撃武器なのは相手がゴーレムなのと
仮にもボスってことでその構成するのが特殊ななにかっだりするのを警戒してだな

ゴーレムのかけらも回収する

アルシェ・スレット 個人成績:

獲得経験:52 = 44全体 + 8個別
獲得報酬:1440 = 1200全体 + 240個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「ははア……当地での初陣で御座いますねえ。」

先達の皆様が力を十全に発揮できるよう努めましょうとも。
荷物カバン(小)に羽ペンとインクを詰め、羊皮紙と併せて道中では迷宮のマッピングを担当致します。
先人の「右・左・左・右」を信用して探索を行う方針では御座いますが、分岐の度に他に存在する分岐を記録致します。
正確、かつシンプルな記録を心がけ、記入の際には【集中】でもって行う所存で御座います。

無事最奥の部屋まで辿り着きましたらゴーレム2体、後衛で援護射撃に専念致します。
戦いの中でもコミュニケーションは忘れず、連携を旨と致しましょう。
撃てるのは僅かに3発、よく狙って必中を心がけませんとねえ。ええ、ええ。

チョウザ・コナミ 個人成績:

獲得経験:44 = 44全体 + 0個別
獲得報酬:1200 = 1200全体 + 0個別
獲得友情:1
獲得努力:1
獲得希望:1

獲得単位:0
獲得称号:---

リザルト Result

●出発前にはおねだりを。
 『トロメイア』の百神殿街での伝説の杖の捜索、しかも学園長【メメ・メメル】のわがままだと聞きつけ、出発する前にたまたまメメルと鉢合わせした【仁和・貴人】は、ここぞとばかりにメメルに飛びついた。
「忙しくて頼んだんだろうけど、メメたん自分で行けないもんなの? そのほうが確実じゃね?」
 ズバッと核心を突かれたメメルだが、ここで認めるわけにもいかない。
「チミチミ~、課外授業も大切なのだ~! チミたちが行きスキルをアップする。メメたんはぁ~そのオマケで伝説の杖を手に入れる。これぞ学園生活。いやぁ~青春だねえ~」
 要するに学生たちが行け、自分は高みの見物と言っているわけで、貴人はもうひとひねりりメメルにおねだりを要求。
「あ、行けないなら行けないでいいんで、なんか便利アイテムか強化魔法かけてくれない?」
「え~! メメたん今なにも持ってないし~。ほ、ほら出発の時間なんだから、チミも集合場所に行くのだ~!」
(ちっ、なにもくれないのか)
 その仮面の中では、面白くなさそうな貴人の顔。
 更に言えば、この一瞬の隙をついて、メメルはもう消えてしまっていた。
 ――これでいいのか学園長!

●所持品を確認しよう。
 こんな出発前のやり取りがあったとは知らず、問題の調査隊が発見したという地下空洞にたどり着いた一行。
「……うん、この辺りにはトラップはないね。それに一部崩れているから、薄日が差している場所もある」
 まず最初に地下を覗いたのは【ヒューズ・トゥエルプ】で、素早くトラップがないかを風の揺らぎを感じ取って確認した。
「ないのでしたら、街人様のおっしゃる通りに進んでみませんか? 私、カラフルチョークを持って来ましたので、壁に線を引きながら進んでよろしいでしょうか」
 【朱璃・拝】は、ポケットからカラフルチョークを取り出しやる気満々。
「ははア……当地での初陣でございますねぇ。アルシェは羊皮紙と、カバンに羽ペンを詰めて……な、ないでございます!」
 【アルシェ・スレット】が持っていたカバンの中を何度探せども、羽ペンは見つからず羊皮紙だけを持って呆然としている。
 書く物がない、さあ困った。……と、そこに、
「私の手持ちでよろしければ、羽ペンをお使いになりますか?」
 案内役として来ていた【スペイサー・フロックハート】が、自分の懐から羽ペンを取り出して、アルシェに渡してくれた。
「ありがとうございます。これでマッピングが出来るように致しましょう」
「忘れ物にはご注意を勇者様」
「うんうん、必要品はちゃんとポケットの中だよね」
 貴人に言われ……銀色の髪を揺らしながら、アルシェは少しだけしょんぼり……する暇すらなし。
「あたしはキラキラ石を持って来てるから、灯りとトラップ回避のために置いていくわね」
 貴人とアルシェの間に、飛びながら入って来たのは【シルク・ブラスリップ】。
 フェアリータイプの小さな体躯に、両手いっぱいのキラキラ石を持ちながら、みんなの周りを浮遊している。
「では私がチョークで線を、シルク様はキラキラ石を、アルシェ様はマッピング製作を、それでよろしいでしょうか?」
「ザコちゃん思うんだけど、そもそも間違えてもよくない? 道」
 『えっ!?』と驚く皆をよそに、今まで遺跡の石なんかを、しゃがんで眺めていた【チョウザ・コナミ】。
「よゆーで奥まで行けるってくらいなんだし、道中に危ういなんかもないでしょ」
「それはトラップがないってことか、ザコちゃんさん?」
「ははア……何日か費やしても、街人様だけでゴーレムまでたどり着きましたでございますから、ザコちゃん様のおっしゃる通り、危険性は低いかもでございますねぇ」
 ヒューズとアルシェの疑問に、チョウザはすっと立ち上がる。
「なんにせよ、ゴーレムちゃんを見つけたらそこーってことになるじゃん? それよりも依頼人のスペイサー様、ゴーレムちゃんのことおせーて? この石と同じ石? 違う特別な石? ザコちゃんはそっちが気になるー」
 どうやらチョウザの興味は、すでにゴーレムのほうに向いているよう。
「ゴーレムですか? 石の色は違った、そう聞いております」
「それで? それでー?」
「他ですか? ……ゴーレムとその奥の扉の壁が同じ感じだった。……くらいでしょうか」
「ふぅん……扉、ねぇー」
「とにかく用心に越したことはありませんので、順当に捜索する。これで本当によろしいかしら」
 改めて聞く朱璃に、チョウザは今度こそ頷いた。
「お気をつけて勇者様」
 スペイサーに見送られ、一行は地下空洞の本格的捜索を開始する。

●ダンジョンは慎重に。
「まずは右だな」
 入った途端長く左右に広がった通路があり、ヒューズを先頭にして右を選択し歩く。
「すごく長い道ね」
 皆より身長が低いシルクは、浮遊しながら先の見えない曲がり角を探す。
「これは距離も記載したほうがよろしいのでございましょうか?」
「記載よりも、トラップの有無でしょうか」
 朱璃は片手にチョークを持ち、石の壁に線を引きながら羊皮紙を眺め、アルシェは羽ペンを持ち、真面目にマッピング製作にいそしんでいる。
「なにもないと思うけど、これだけ長い道ぃー? 街人様疲れるんじゃないのー?」
「だから何日もかかったのかなぁ? これだけでもう1時間以上は歩いてるわけだし」
 最後尾のチョウザと貴人はお気楽モード。
 チョウザはトラップがないとほぼ確信しており、道よりも地下を構成する石に興味津々。貴人はもう初めから人任せ。
(早くゴーレムちゃんに会いたいしー。あーこの石また違うじゃん)
 質の変わった石の壁を叩いてみたり、爪先で蹴ってみたり。入り口からずっと石にこだわるチョウザはなにをしたいのか?
「ははア、やっと曲がり角でございますねぇ」
 歩くこと2時間以上で、漸く1回目の分岐点に到着。
「お待ちくださいませ。もしかしたらこの先にトラップがあるかもしれませんから、私に確かめさせて下さりませんか?」
 朱璃がポケットから取り出したのは手鏡。次は左と街人が言っていたので、ギリギリまで左に寄り、曲がった向こう側を手鏡で確認する。
「……見た目は今までと変化がないですわね」
「じゃあこのまま左に曲がりましょうか」
 朱璃の確認を見届けてから、ヒューズは左に向かって歩き出す。
「はぁ……。また長い道だけね」
 キラキラ石を置いたシルクが、またも長いだけの道に大きなため息を吐く。
「用心に越したことはございませんが、出来ましたらトラップがないほうがよろしいでございます」
「そうですわね。ただでさえ道は長いのですから」
 なにもない地下空洞。捜索する全員の足音と、時々シルクが置くキラキラ石の音だけが辺りに響く。
 それ以外は時が止まったような静寂の世界、無の空間。
 更に2時間以上歩いて左に曲がり、ダメ押しのように2時間以上歩き右となれば、誰しも口数は少なくなり黙々と歩くだけ。
 トラップすらなく、ただ8時間以上も休みなく歩けばこうなるということ。
 別の意味で、この恐ろしいほどの長い道こそがトラップと呼べるかもしれない。
 だからこそ、この空洞を捜索した街人たちは、たびたび休みを入れ、何日もかかってしまったのだろう。
 ――始めにチョウザが言ったように。

●ゴーレムちゃんとご対面。
 長々と真っ直ぐ歩いたその先に、ようやく行き止まりらしい場所が見えて来た。
 シルクは少しだけに高く浮遊し奥を確認。
「ここが……ゴーレムが居るわね」
 トロメイアの街で聞いた通りにゴーレムが2体居り、その向こう側には大きな石の扉が存在する。
「確か一定距離に入らなければ、ゴーレムは動かないんすよね貴人さん?」
「オレはそう聞いたけどー?」
 ヒューズの問いに貴人のほうは『聞いたでしょう』のような相打ち。全員が街で聞いたのは同じと、貴人は言いたいらしい。
「では試してみれば良いのですわ」
「試す? どうやってでございますか朱璃様?」
「動くギリギリまで近づき、2体がどこで動くかを確かめ、出来ることならば1体ずつ確実に倒したほうがよろしいですわね」
 朱璃の提案に、チョウザがノリノリで挙手?
「早くゴーレムちゃんに近づきたいしー。片方はザコちゃん引き受けるから近くいこ」
「分かりましたわザコちゃん様。動いたところで一旦引いて下さい」
「とりまザコちゃんは、ゴーレムちゃんとたのしぃ会話術を広げたいだけなんだって。ほら近づかないと、耳どんだけぃーのか分からないし」
 チョウザは、道中に拾った石を取り出し皆に見せた。
「この石ゴーレムちゃんの石の色とちがくない? 普通の石は音が響かないけどー、ゴーレムちゃんの石は耳あんの? ふふ」
 ずっと石を眺めていたのはこのため。スペイサーに話を聞いてから、チョウザは石の材質を確かめ推理していた。
「じゃあ、もしものために、俺が壁として待機するっすよ」
 大盾を持つヒューズは、ゴーレムの攻撃に備えて、朱璃とチョウザの後を行くつもり。本当に攻撃してきた時は、堅い壁になるだろう。
 ゴーレムから距離を少し離し、横幅の狭い空間の中心に立った朱璃とチョウザ。
「ここまでは大丈夫のようですわね」
 前方との距離は10メートルくらいで、あまり広いスペースとは言えない距離感。
「そろそろ動いてよさげな感じぃー」
「肉体言語は伝わらないかしら?」
 チョウザに続き朱璃までもが、ゴーレムと会話をしたいと思っているらしい。
「ははア……。会話に肉体言語でございますか」
「ゴーレムって話せんの?」
「聞いたことはないけど、あたしも話してみたいわねぇ」
 安全な場所から応援する、アルシェ、貴人、シルク。これが応援なのかははなはだ疑問だが、本人たちは応援しているつもり。
「1歩ずつですわ」
「ゴーレムちゃん。ふふ」
 息を合わせて1歩前に出れば、静まるゴーレムが目覚め、突如として動きを開始してしまった。
「この近さ!?」
 驚くヒューズをよそにチョウザは語る。
「ここのご主人に杖を持ってきて欲しいってたのまれてー、開けて欲しいなー? ねー聞こえてる?」
 チョウザのハッタリかましの会話術で、ゴーレムの動きが一瞬止まる。
 さらにシルクが後方から語り出す。
「貴女たちは何か知らない? この奥には何があるの!?」
 その隙に、朱璃が体を使い『通して』という肉体言語をゴーレムに送った。
『????』
 全く分からないわけではなさそう。
 だがゴーレムは、主人の命令に忠実。
 ゴーレムに下されている命は『扉を守ること』。
 そう、朱璃の『通して』という肉体言語が、ゴーレムたちが受けた命令を思い出させてしまったらしい。
『グググ……』
「危ない! 朱璃さん! ザコちゃんさん!」
「ザコちゃんはいーよ、女武人のルネサンス様を守ってあーげて」
 瞬間的に朱璃の前に躍り出て、大盾を構えるヒューズと、六角棒を構え、全力防御の姿勢をとるチョウザ。
 2人にゴーレムの腕が振り下ろされる!
「くっ! なんとか耐えたが凄い力だ」
 片方はヒューズの大盾に命中したが、盾の堅さに守られ、ヒューズは多少ダメージがあったものの、朱璃に怪我はない。しかし、
「お? 棒じゃ防げないじゃん」
 チョウザの六角棒をすり抜けたゴーレムの腕。直接ダメージを受けると思ったその瞬間、ポケットの中に入っていた、身がわりうさぎが輝き出し、チョウザが受けるはずだったダメージを、代わりに受けてくれた。
「よゆー。でもないけど」
「このまま攻撃しちゃいましょ。ヒューズはそのままゴーレムを引き付けていてね」
「あぁ、任せておけ」
 後方から飛び出したシルク。その勢いのままにゴーレムに向かってフドを放つ。
「そのゴーレムに集中攻撃よ!」
 1体をヒューズに任せ、貴人の嫌がらせのようなマドが、シルクの横を通過しゴーレム当たった。
「ははア……マドルガル!」
 最後尾から集中し、ゴーレムを狙っていたアルシェの魔法が発動。
 連射されるマドは、乱射することなく次々とゴーレムにヒット!
「これでも倒せないなんて、なんて堅いのかしら」
「でもゴーレムちゃんの体にヒビが入ってるしー、ザコちゃんぶっ叩くから、女武人のルネサンス様はトドメでいこー」
「分かりましたわ」
 ヒューズと交代で移動していたチョウザの、六角棒を回転させ渾身の一撃!
「……! この場所ですわ!」
 追い打ちと言わんばかりに、朱璃の真中正拳突きが脆くなったゴーレムの体を突き上げた。
『グ……ガ……』
 体のパーツに穴が開き、ガラガラと崩れ落ちてゆくゴーレム。人と同じく心臓部分が弱点だったのだろう。
「みんな終わったらこっちも頼む」
 先に風の小瓶を使用し、今度はしっかりと防御をとっていたヒューズは、立体機動で狙いを拡散させ華麗な回避行動を見せる。
「ふふふ……。そろそろオレの出番だ!」
 仮面の下から貴人の笑い声が聞こえたと思った途端、『ドゴッ!』という鈍い音が鳴り響く。
「ほらほらほらー! さあ、おやすみなさいの時間だ」
 貴人が持つ、サンタのふくろが、ゴーレムをめった打ち。
 ここに現れる暴君誕生。しかし、ふくろの中にはなにが入っているんだ?
 暴れまわる貴人の隙を見て、アルシェのマドルガルが再びゴーレムに襲いかかる。
 その際、杖を前方に伸ばし過ぎ、『ごき!』と、腕の関節から不思議な音がしたのはご愛敬。
 暴君貴人とアルシェの攻撃に耐えきれず、たやすく2体目のゴーレムも瓦礫と化してしまった。

「終わりましたわね。ここまで手が込んでいたのですから、やはりこの奥には守るべきなにかがあると、考えてよいのでしょう」
「それは伝説の杖があるということでございますか朱璃様?」
「あたしもあると思う。でも時の権力者……ってなると、杖以外にも色々ありそうよねぇ」
 ゴーレムを倒したとなれば、興味があるのは大扉の向こう。本当に翼の杖ケリュケイオンは実在するのか。
「オレが扉を開けてみる」
 ヒューズが大扉の前で、まずはトラップがないかを確認。しかし大扉はなんの模様もなく、トラップを仕掛ける場所すらない。
「ゴーレムが一番のトラップだったんだろうさ」
 貴人の言う通り、ゴーレム以外のトラップなど考えにくい。
「簡単に開くのか?」
 そっと大扉に触れてみたヒューズ、そうすれば周りが淡く光り出し、大扉が自動的に開いてゆく。
「へー、この石特別じゃん?」
「ゴーレムのかけらは持って帰るんだ」
 大扉より宝より、石にしか興味を示さないチョウザと貴人。
 中に入るヒューズたちをよそに、石を拾ったり触ったりと、2人の関心は宝とは丸っきり別次元ぼい。
「それにしても研究があまり進んでないのに、ケリュケイオンっていう杖が存在していて、保管されてるって考えられてるのはすごいよな」
 ――そんな貴人の独り言が、静まる空洞内に聞こえていた。

●ある? ない?
 中に入った4人は、中央の台座に置かれている、埃が積もった『なにか』を発見。
 皆で埃を払えば見えてくる、黄金色の長い杖。
「これがケリュケイオン……!」
 フワフワと浮遊しながら、シルクはその杖のデサインを確かめる。
 先端が翼をモチーフとした豪華な錫杖、そう言っていいような形。
「しかし軽いな」
 ヒューズが持ち上げると、重みを感じさせないその軽さ。
「他には? 服や防具みたいのはない? あたしはそっちが気になるのよ」
 ケリュケイオンがある室内を探し回るが、シルクが見つけたのは朽ちた武器や防具ばかり。
 唯一ケリュケイオンだけが完全な形で残っていた。
 一方アルシェは、感情のこもらない紫の瞳でケリュケイオンを眺めている。
「これが時の権力者様の杖でございますねぇ。えぇ、えぇ、学園長様がお喜びになると、アルシェは思うのでございます」
 迷宮にうち勝った証として、ケリュケイオンを持ち、地下空洞を後にした一行。
 トロメイアの街で喝采を受け、意気揚々で学園に帰ることになった。

●暴君メメル。
「ふっふっふ~、これがケリュケイオン! オレサマが持つにふさわしい杖って感じ~」
 学園では、戦利品を受け取ったメメルが超ご満悦。
 でも魔力を込めて数回振り回せば、
「うそ~ん! 壊れちった。古い杖はダメダメだなぁ~」
 なんと、1時間もしないうちに、ケリュケイオンはメメルによって破壊されてしまった。
 これを見た教職員たち全員が、学生には黙っていようと心に誓い合ったのは、言うまでもない。

 ――その後。
「いつも思うんだが、あの手のイベントって人に頼りすぎじゃないか?」
 メメルの後ろから、ボソッとした声が聞こえる。
「んで、そういうイベントに限って、大抵危険な場所だったりとかボスクラスの敵がいたりな、そこんとこどうなのメメたん?」
「え~! そんな場所に大切な学生を行かせるワケないしぃ~」
 ――しばらくの間、貴人のメメルいじりが続いたと、学園内にそんな噂話が流れた。



課題評価
課題経験:44
課題報酬:1200
翼の杖ケリュケイオン
執筆:鞠りん GM


《翼の杖ケリュケイオン》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 1) 2019-12-12 00:10:33
武神・無双コースのルネサンス、朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 2) 2019-12-12 20:05:32
村人・従者コースのシルク。よろしくー。

伝説の杖! これはもうゲットしかないわね!

考えとかないといけないのは神殿地下の迷路(四択)と対ゴーレムね。
あたしは弱点属性のフドが使えるから、それメインでいいけど…
あとゴーレムと会話…なんかしてみる?

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-12-12 21:14:02
迷路の四択は正解すれば最奥まで短時間でいける、とうい以外に特に間違った時のデメリットがないのであれば一先ず情報通りの道順で進んでみてもいいのでは、と思いますわね。よほどの事が無い限り最終的には目的の場所へは辿りつけるみたいですし。


対ゴーレムは私は前に出て拳で殴り合う、ですわね。人語を介するみたいですから会話はしてみてもいいかも、と思いますわ。件の杖の事が聞けるかもしれませんし。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 4) 2019-12-13 05:35:04
黒幕・暗躍コースのヒューズ・トゥエルプです。
トラップの有無が気になる所だね。

行き道で覚えた。
右・左・左・右と「四つ」曲がったことを即答で答えている。
ゴーレムを撒いた事実。
十分に信憑性はあると思う。うん。

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 5) 2019-12-14 23:29:41
賢者・導師コース、アルシェ・スレットで御座います。皆様のお見知り置きを……。
まずは信じてみる方針に異論は御座いませんが、さりとて違った際の備えも必要で御座いましょう。
ひとまず紙とペンを用意しておき、どこにどの選択肢があったかを記録しておくことを提案をする次第で御座います。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 6) 2019-12-15 11:04:06
記録しておくのは大切ですわね。ではそちらはアルシェ様にお任せいたしますわ。

そういえばゴーレムは2体いますのね。手分けして2体同時に相手どるか、一体に集中して確実に一体ずつ倒すか、でしょうか?後者にしても後で相手をする方も抑える人が必要かもしれませんけれど。

それと会話はしてみてもいいかも、と書きましたがそういえばできませんとありましたわね。人語は解するみたいですけれど、肉体言語のような物でジェスチャー的な物くらいはできるのでしょうか。

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 7) 2019-12-16 01:14:34
いつの間にか24時間を切っておりますねえ。
アルシェは当地での冒険実習に慣れておりませぬゆえ筋違いを申しておりましたら申し訳のう御座いますが……地下神殿で灯りだのを心配する必要は御座いましょうか?

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 8) 2019-12-16 19:26:39
備えあれば何とやら…ですかね。
俺も持っていきましょう。

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 9) 2019-12-16 20:09:21
ヒューズ様、有難い限りで御座います。


《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 10) 2019-12-16 20:28:52
>灯り
一応あった方がよいかもしれませんわね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 11) 2019-12-16 20:41:01
あ、アルシェ様がマッピングをしてくださいますが、私も一応チョークを持って行って壁に線を引いておこうと思いますわ。

《ゆう×ドラ》 シルク・ブラスリップ (No 12) 2019-12-16 21:08:09
っと、もう時間が…この時期は早いわね。

ゴーレムは集中攻撃できるなら越したことないけど、今から役割分担は難しいかも?
我こそは、ってタンク役の人がいないなら同時に相手する前提のが不測の事態はなり辛いと思うわ。

>道中
私は『キラキラ石』を用意しておくわ。
そこまで凝った仕掛けはないと思うけど、前後に投げ置いていけば無限ループみたいな魔法罠の対策になるし、不意打ちへの警戒になるかなって

《未来を願いし者》 アルシェ・スレット (No 13) 2019-12-16 21:11:23
ああ、拝様。御心遣いこちらも有難い限りで。
ただ、あまり線を多く引いても間違えて戻ってきた時に分かりづらくなる恐れが御座いましょう。
一番最初は此方から来た、という分かりやすい目印が分岐ごとに一つ、あたりが良い案配と思う次第で御座います。

《自称「モブ」》 チョウザ・コナミ (No 14) 2019-12-16 23:19:30
そーいやまたなんも言ってなかった。おもしろ。

ザコちゃんはゴブリン見に来ただけのモブだから、あんまし気にし数えなくていーよ。
っても、別に目的のお邪魔妨害とかはしないし。やりたいことそのまま遂行でいーんじゃん。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 15) 2019-12-16 23:20:37
>ゴーレム
ならタンクは引き受けましょう。
思う存分ケチャケチャにしちまってくだせぇ。

《ゆうがく2年生》 ヒューズ・トゥエルプ (No 16) 2019-12-16 23:46:56
(…読解ミスしてゴリゴリ盾の準備をしてしまった…)
同時撃破がんばるぞ!