恐怖チラシ
(ショート)
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革酎 GM
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深夜0時59分。
男子寮ノホナの一室でのこと。
フトゥールム・スクエアに籍を置く男子学生【チャッキー・ハマー】17歳は、ガラスが砕けるけたたましい音に目を覚ました。
おっかなびっくり壁際を覗き込むと、月明かりに照らされて、異様な光景が視界が飛び込んできた。
板床に飛び散るガラスの破片と、一束のチラシ。
そう、このチラシの束が何をどうやったのか知らないが、窓ガラスを突き破って部屋に突入してきたのだ。
チャッキー青年は恐怖におののき、短い悲鳴をあげた。
「ま、まさか……また、恐怖チラシがッ!」
恐怖チラシとは、悪霊の類と思われる何者かが配布する恐ろしいチラシで、このチラシを見た者は百日分の貯金利息が消え去るのだという。
少ない小遣いをこつこつと集めているチャッキー青年には、100日分の金利が失われるのは死活問題に等しかった。
それでもチャッキー青年はぶるぶると震える手で恐怖チラシを拾い上げ、そこに記されているド派手な広告内容を読まずにはいられなかった。
「な、何だってッ! 日頃のご愛顧にお応えして、ボッタクリーブスマーケットで魔斬龍セルセトの胸肉300グラムを超特売価格にてご奉仕致しますだとッ!」
思わず叫んでしまったチャッキー青年。
すると両隣の住人達から、
「うるせぇぞッ! 今何時だと思ってんだッ!」
「静かにしやがれ馬鹿野郎ッ!」
などと口々に怒りの声が飛んできた。
しかしチャッキー青年は完璧にシカトをかまし、更に恐怖チラシを大声で読み上げる。
「お、恐ろしいッ! 午後3時からはタイムセールスで更に3割引きッ! こ、こんな……こんな、けしからんことがッ!」
あまりの恐怖と驚きに、チャッキー青年は弓ぞりに体をのけぞらせ、白目を剥いた。ついでに、
「ガハッ!」
と勢い良く吐血した。擬音や効果音でガハッと吐血するのはよくある話だが、自分でわざわざ、ガハッという台詞をいいながら血を吐くというのは如何なものであろう。
それはともかく、チャッキー青年は口元を拭いながらクローゼットに駆け寄った。
「こうしてはいられない。恐ろしい胸肉がマダム達の手に亘る前に、何とか阻止しなければ」
開け放たれたクローゼット内にはびっしりと女性用の服が。チャッキー青年がどういう性向の持ち主であるかは、今は問うまい。
それよりも彼は、酷く憂鬱な顔で呟いた。
「ひとりでは無理だ。仲間を募らないと……そうだ、フトゥールム・スクエアの暇人達を集め、彼らに何とかして貰おうッ! 我ながら、ナイスアイデアだッ!」
一般にそういうのを、丸投げ、という。
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参加人数
3 / 8 名
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公開 2019-09-21
完成 2019-10-05
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流血の匠
(ショート)
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革酎 GM
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漁業と観光で潤う都市アルチェ。
温暖な気候と豊かな水産資源、そしてミルトニア家の合理的且つ革新的な統治体制により、かつてはただの小さな漁港に過ぎなかった集落が、今や巨大な湾岸都市として多くのひとびとを呼び込み、活況を呈するまでに至っている。
ヒト、モノ、カネがとめどなく流れ続ける常夏の楽園。魔物による脅威も比較的少なく、観光地としても大いに成功を収めた町。
それが、アルチェである。
死ぬまでに一度は訪れてみたい町として憧れの眼差しを受けるようになったのも、当然の話であろう。
しかし、一見すると豊かさばかりが目に付く町だが、ひとが多く集まれば当然、犯罪の芽も無数に萌す。
ある日、ひとりの犯罪者の名がひとびとの口端に上るようになった。
通称ブリードスミス。これまでに多くの犠牲者を出し、未だにその正体すら掴めていない、謎の連続殺人犯である。
今から10年前、罪無き少年少女ら13人がブリードスミスの手にかかって命を落とした。そのいずれもが、フトゥールム・スクエアの生徒達だった。
アルチェ司法警察は全力を尽くしてブリードスミス捜索に当たったが、現在に至るまで逮捕はおろか、その行方を掴むことすら出来ていなかった。
ブリードスミスは13人を殺害した後、完全に息を潜めて闇の奥底へと身を隠してしまったのである。
ところがここ最近になって、再びブリードスミスの名が取り沙汰されるようになった。
切欠は、一週間前の週末の夜。
アルチェの商店街に遊びに来ていたフトゥールム・スクエアの女子生徒が突然、行方不明となった。
当初はただの夜遊びだろうと高をくくっていた学園運営部だったが、翌日になっても寮に戻ってこなかった事実を受け、改めて捜索に着手した。
ところが、その女子生徒は翌日の夕刻、アルチェの裏通りの一角で血まみれの惨殺死体として発見されたのである。
その殺害方法や遺棄現場の様子から見て、ブリードスミスの手管に極めて酷似していた。
本人が舞い戻ってきたのか、或いはコピーキャットか。
事態を重く見たフトゥールム・スクエア学園運営部はアルチェ司法警察と協議の上、この問題を公表せず、極秘裏に捜索を進めることとなった。
しかし、敵は間違いなく魔法学園の生徒を標的にしている。
学園運営部と指導者達は、生徒達に対しては真実を告げ、警戒するよういい渡さざるを得なかった。
多くの生徒達はその指導に従い、アルチェの訪問を自粛するようになった。
だがひとりだけ、その指導に従わない者が居た。
彼女の名は【エリスティア・ハンメル】──殺された女子生徒の幼馴染であり、無二の親友だった。
フトゥールム・スクエア学園長室に、背の高い中年紳士が渋い表情で姿を現した。
アルチェの司法警察組織を束ねる【ジェラルド・ミルトニア】男爵である。男爵は眉間に皺を寄せて、応接卓の反対側のソファーに腰かけている【メメ・メメル】学園長に厳しい視線を送っていた。
「何とか、おたくの生徒をアルチェには来ないように徹底指導して頂けませんか」
「それはもう間違いなく、そのように指導はしておるよ」
メメル学園長は威圧的な態度で迫ってくる男爵に対し、こちらも負けじと胸を張って低く応じた。
だが実際のところは、メメル学園長も多少困ってはいたのである。
幾ら指導しようにも、本人──即ちエリスティアがこちらのいうことを聞いてくれなければ、結局は馬の耳に念仏のようなものなのだ。
勿論、幼馴染の親友を殺されたエリスティアの気持ちも、痛い程によく分かる。分かるだけに、彼女の意志を無理矢理抑え込ませようとする指導者としての立場にも、ジレンマを感じざるを得なかったのだ。
「ミルトニア家としても魔法学園に対しては敬意を払っているつもりです。しかしこれは、我がアルチェ司法警察の管轄下で起きた事案だ。魔物や魔王の眷属に蹂躙されたという話ならばまだしも、個別の刑事案件にまで学園側に介入されては、アルチェ司法警察の権威に関わります」
男爵の糾弾に、メメル学園長はまるでどこ吹く風といわんばかりに明後日の方向に視線を流している。
相手はアルチェの司法警察長官ではあるが、メメル学園長の前では小物に過ぎない。それでも建前上は相手のいい分を聞き入れる体を取っている。フトゥールム・スクエアの学園長としての立場を考えての、大人の対応をしているのだろう。
「兎に角、お願い致しますぞ。ブリードスミスは我々の事案です。10年前にあなたが奴の組織を壊滅させた功績は認めますが、同時に、奴を取り逃がしたのも事実ですからな。これ以上の介入は御免被りたい」
それだけいい残し、男爵は肩を怒らせて学園長室を辞していったが、メメル学園長は応接卓上のティーカップに手を伸ばし、熱いお茶を旨そうに啜っていた。
男爵がメメル学園長に手出し無用と釘を刺しに来た事実は、噂として魔法学園内に瞬く間に広まった。
多くの生徒達が、男爵の態度やいい分に強く反発したのはいうまでもない。
指導者達は飽くまでもアルチェ訪問禁止を通達するしか出来ないが、通達以上のことは何もしなかった。つまり、生徒達を監視、或いは束縛するような真似は一切しなかったのである。
そこにどんな意図が込められているのかは、解釈はひとそれぞれだ。
だが少なくともエリスティアは、メメル学園長からの無言のエールだと確信した。彼女はその夜、自室に無期限停学届を残し、女子寮レイアーニから姿を消した。
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参加人数
8 / 8 名
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公開 2019-12-22
完成 2020-01-10
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クラックネット
(ショート)
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革酎 GM
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煙と極楽の街、『トルミン』。
馬場一族に守られる一大温泉地にして、数多くの観光客を年間通じて招き入れる巨大歓楽街である。
そのトルミンの中心街から少しばかり北東に離れた位置に、『ザ・ウォウ』と呼ばれる中温泉郷が白い湯煙を立てている。
共同露天風呂『ヘルボーンスープ』を集客の目玉とする温泉郷ではあるが、全体として比較的静かな雰囲気が漂う療養地としての性格が強い。
活火山『オミノ・ヴルカ』の火山活動の影響を受けている為、出没する魔物の質も多少凶暴な傾向にあるが、この静けさを好んで訪れる温泉客の数は決して少なくない。
だが、このザ・ウォウで近年、良からぬ事態が出来した。
連続殺人である。
トルミンの自警団として名高い『ギルッチ団』がザ・ウォウに構える屯所内で、班長のひとりである女戦士【ヴォラナ・ケイスン】は頭を抱えていた。
観光業が最大の収益源であるこのトルミンで連続殺人事件が生じたともなれば、観光客の足は間違いなく遠のくだろう。経済的打撃は相当な額に上ることが予測される。
何があっても、事件が明るみに出る前に犯人を捕まえなければならない。
だがギルッチ団の団員は大半が力自慢の戦士ばかりで、複雑な問題を解決する頭脳派は数える程しか居ない。とてもではないが、正体不明の連続殺人犯を短期間で捕縛することは不可能であろう。
「ヴォラナァ、被害者のリストが出来たよぉ」
渋い表情で窓際に佇むヴォラナに、でっぷりとよく太った中年団員が巻物状にしたためた紙を手渡した。
そこには、この一カ月間で犠牲となった六名の観光客と、三名の地元民の名が記されていた。
いずれも年齢、性別、人種、居住地等に共通性が無く、犯人が何を考えて九人もの命を奪ったのか、皆目見当がつかなかった。
トルミンには『アルチェ』のような司法警察は存在しないし、『シュターニャ』のような傭兵組合も無い。自ずと、捜査の素人であるギルッチ団が犯人捜索の主役にならなければならなかった。
「そういえばさぁ、ゆうしゃ候補生っぽいお客さんがぁ、いっぱい来てるらしいよぉ」
「ベルゲンス、それ、確かなの?」
ヴォラナに問い返され、その中年団員【クォール・ベルゲンス】は小さく肩を竦めて小首を捻った。
「んー、よく分かんないけどぉ、お願いしたらお手伝いして貰えるかもねぇ」
余り関心が無さそうな調子で、クォールは間延びした声を返した。
だが、ヴォラナの腹はこの一瞬でほとんど決まっていた。
彼らに──ゆうしゃ候補のエリート達に救いを求めよう。最早、自警団としての誇りや矜持等と、つまらないプライドに拘っている場合ではなかった。
フトゥールム・スクエアに在籍する村人・従者コースの女子生徒が、むせ返るように濃密な湯煙が漂う暗闇の中で目を覚ました。
ここがどこなのか、よく分からない。覚えているのは、ヘルボーンスープでの入浴を終えて、街外れの隠れ家的なカフェに足を運ぼうとしていたところで、不意に何者かに襲われ、意識を失ったところまでである。
女子生徒にはふたりの同行者が居た。姉と母親である。確か、彼女と一緒にカフェへ向かっていた筈だ。
そして視界が漸く闇に慣れてきた時、女子生徒は悲鳴をあげた。
冷たい石床に覆われる狭い室内の奥に、姉と母親が恐怖に歪んだ形相で息絶えていたのである。
その時、比較的高い位置にある小窓の様な隙間が開き、僅かな光が差し込んできた。その光の向こうに、誰かが居る。それも、複数の気配が感じられた。
「ねぇ……あの女の子もさぁ、やっちゃって良いかなぁ?」
小窓を覗き込んでいる人物が、くぐもった声を室の向こうで響かせた。声質だけを見れば、決して若くはなさそうだった。その声に対して、別の渋い声が、何かを齧りながら静かに返す。
「構わぬが、死体は視覚効果的に印象深く装飾せよ。クラックネット復活をあの学園長に知らしめよと、ブリードスミスも心より所望しておられる」
「うん、分かったぁ」
その直後、金属製の鈍い耳障りな音を響かせて、扉が開いた。
女子生徒は再び、甲高い悲鳴をあげた。それが彼女の、この世で放った最期の声となった。
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参加人数
8 / 8 名
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公開 2020-03-31
完成 2020-04-17
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導きの隠者
(ショート)
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革酎 GM
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●殺人鬼と老人
海と潮風の街『アルチェ』周辺には、幾つもの漁村がある。
それらの漁村のうちのひとつを、灰色のローブを纏った老齢の男が訪問した。ローブの老人は漁村に足を踏み入れると、一軒の漁師宅を真っ直ぐに目指してゆく。
その漁師宅には、小さなボートサイズの漁船を格納するボートハウスが隣接している。ローブの老人は開けっ放しのゲートから、ボートハウス内を覗き込んだ。
ボートハウス内では、白塗りの椅子に腰かけた四十代見当の頑健な男が、グラス片手に穏やかな海をのんびりと眺めていた。男の左頬には大きな傷跡が見られるが、顔立ちとしては決して悪くない。寧ろ男前の部類に入るといって良く、短めの黒髪と不精髭が印象的であった。
男は老人の訪問に気づくと、人懐っこそうな笑みを浮かべて腰を上げた。
「よぅ爺さん。久しぶりじゃないか」
「お前さんも元気そうだなぁ、ディンス」
ローブの老人は持参した酒瓶を軽く掲げる。出迎えた男【ディンス・レイカー】、即ち連続殺人鬼【ブリードスミス】は、戸棚からもうひとつのグラスを取り出すと、老人から受け取った酒瓶から琥珀色の甘い香りが漂う液体をふたつのグラスに注いだ。
ふたりはグラスの縁を軽く合わせてから、一気に飲み干す。ボートハウス内に酒臭い空気が漂い始めた。
「クォールとイズロがやられちまったそうだな。今の学園生は中々骨があると見える」
「俺がいうのも何だが、実に良く出来た自慢の後輩達だよ」
ディンスは白い歯を覗かせた。心底嬉しそうな表情だった。
「しかし、爺さんの方から来てくれるなんて、珍しいこともあるもんだな」
「……実はな、お前さんにひとつ頼みがある」
ローブの老人はグラスをテーブル上に戻すと、少しばかり背筋を伸ばして居住まいを正した。
「俺はもう長くねぇ……そこで、お前さんの後輩達に挑戦する機会を貰いたくってな」
「何を水臭いこといってんだ。俺と爺さんの仲じゃねぇか。まぁ要するに、最後の死に花を咲かせたいってぇ訳だな」
ディンスの笑みに、ローブの老人も小さく破顔した。
このローブの老人の名は、【ザガル・フリンスマン】。かつては【導きの隠者】として名を馳せたテロリストである。
●謎の魔物群
数日後。
アルチェと、西部への玄関口『シュターニャ』の間に存在する某村にて。
フトゥールム・スクエアの二期生にして勇者・英雄コースに通うヒューマンの少女【キーラ・マドセン】は、突如村の南方から押し寄せてくるジャバウォックの群れに肝を冷やしていた。
森に住む動物を真似て造られた魔物であるということは分かっているが、数十体という規模で人里に押し寄せてくることなど、今まで聞いたことが無かった。
だが現実に、ジャバウォックの群れがキーラの視界の遥か向こうで、集団となって黒い影を見せている。
キーラはアルチェで遊んだ帰りに、たまたまこの村に立ち寄っただけであったが、あのような光景を見たからには、迎え撃たなければならないという使命感に駆られた。
尤も、当然ながらキーラひとりで立ち向かえる数ではない。キーラ自身、まだまだ半人前の実力しか身に着けていない。
それに、本来であれば野生の本能しか持たないジャバウォック共が、驚く程に整然と群れを為して迫って来る様子には、何かただならぬ気配を感じた。
幸いにも、ジャバウォックの群れの歩みは遅い。この調子なら、近隣で課外活動に励んでいる学園生を呼び集めることも可能だろう。
「今から、他の学園生を呼び集めてきます。どうか少しだけ、時間を下さいッ!」
動揺する村人達にそれだけいい残すと、キーラは街道へ飛び出していった。
ジャバウォックの群れを撃退する為の仲間を、掻き集める為に。
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参加人数
8 / 8 名
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公開 2020-04-28
完成 2020-05-10
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