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ステップの詳細

 ここでは、戦闘判定における「ステップ1~7」に関して、
 判定の計算式など詳細に関して記載しています。

 ステップとは、戦闘判定の内、
 『3:戦闘行動を7つのステップに分けて、それぞれのステップで判定する。』
 の部分で記載されているものを意味します。

 エピソード内における戦闘判定は、基本的に以下の流れで進行していきます。


ステップ 順番
 ステップ1 : セットアップ
 ステップ2 : シチュエーション
 ステップ3 : バトルフェイズ1(行動順番の確定)
 ステップ4ーA : 先攻バトルフェイズ2(行動内容の選択)
 ステップ4ーB : 後攻バトルフェイズ2(行動内容の選択)
 ステップ5ーA : 先攻バトルフェイズ3(行動内容の実行)
 ステップ5ーB : 後攻バトルフェイズ3(行動内容の実行)
 ステップ6 : バトルフェイズ4(行動内容の効果処理)
 ステップ7 : エンドフェイズ(次ステップ2のプラン値生成)


 ※以降、戦闘行為が終了するまでステップ2~7を繰り返します。

 ステップが2~7までが1回終了するのを1T(1ターン)。
 先攻と後攻が一巡することを1R(1ラウンド)と呼称します。


ステップ1:セットアップ

 セットアップとは、戦闘行為に入るよりも前に行う、事前の準備のことです。
 ステップ1では、『想定させる戦闘に関わる、後の戦闘行動を有利にするための準備行動』
 を判定します。


ステップ1での計算式
 (ステップ1の成功値 = ステップ1に関わる行動の「プラン値」>0)

 ステップ1では、提出されたプラン内容からステップ1に当たる部分を、
 ゲームマスターが判定し、プラン値を生成します。


ステップ2:シチュエーション

 シチュエーションとは、『戦闘行為が始まる直前、戦闘行為が発生する対象が置かれている状況』
 のことです。
 ステップ2では、そういった『戦闘が始まる直前の状況と、それに関係する行動』が該当します。


ステップ2での計算式
 (ステップ2の成功値=ステップ2に関わる行動の「プラン値」>0)

 ステップ2では、提出されたプラン内容からステップ2に当たる部分を、
 ゲームマスターが判定し、プラン値を生成します。
 ステップ1での数値が高いほど、ステップ2でのプラン値は高く生成されやすくなります。


ステップ3:バトルフェイズ1(行動順番の確定)

 バトルフェイズとは、「実際に戦闘行為を行っている間の行動全般」のことです。
 バトルフェイズ1ではその内、「先攻・後攻の決定に関わる行動」を判定します。
 ステップ3では、『相手の不意をつくような行動』、
 『相手よりも先に攻撃を仕掛けるような行動』、
 『相手が不意をつく行動をしてくると予想し備えるような行動』、
 『相手の攻撃を受けようとする行動』を行った場合に、
 『戦闘開始直後の状況と、それに関係する行動』が該当します。


ステップ3での計算式
 ■先攻・後攻 判定
 ステップ3に関わる自分達の行動の「プラン値」 = A
 相手側のステップ3に関わる行動の「プラン値」 = B

 A ≧ B の場合、先攻。


 ステップ3に関わる自分達の行動の「プラン値」 = A
 相手側のステップ3に関わる行動の「プラン値」 = B

 A < B の場合、後攻。


 ステップ3では、提出されたプラン内容からステップ3に当たる部分を、
 ゲームマスターが判定し、プラン値を生成します。
 ステップ2での数値が高いほど、ステップ3でのプラン値に、
 「+または-」のボーナス値がつきます。


ステップ4:バトルフェイズ2(行動内容の選択)

 バトルフェイズとは、「実際に戦闘行為を行っている間の行動全般」のことです。
 バトルフェイズ2ではその内、「行動内容を選択」を行います。
 ステップ4は、先攻側と後攻側で1回ずつ、それぞれの判定が行われます。

 順番が回ってきたら、後攻側も『ステップ4:バトルフェイズ2』の行動を、
 下記の一覧より選択します。


ステップ4での計算式(先攻)
 A : 『ステップ5:バトルフェイズ3』へ進行する。
 B : 『ステップ6:バトルフェイズ4』へ進行する。
 C : 装備している武器などで、通常の攻撃を行う準備をする。
 D : 魔法や技能、必殺技の準備を行う。
 E : 支援行動の準備を行う。
 F : その場から移動する。
 G : 所持しているアイテムを使用する。
 H : 15秒程度で行える動作を行う。


 ※支援行動とは?
 他の仲間の行動を助けるような、技能や行動のことです。
 支援行動の準備を行う事で、次のフェイズで行いたい行動に応じた、
 支援行動を選択できます。



 先攻側のステップ4が終了した場合、
 同様に、後攻側のステップ4を行います。


ステップ4での計算式(後攻)
 A : バトルフェイズ3へ進行する。
 B : 装備している武器などで、通常の防御を行う準備をする。
 C : 回避準備を行う。
 D : 反撃準備を行う。
 E : 魔法や技能、必殺技の準備を行う。
 F : 支援行動準備を行う。
 G : その場から僅かに移動する。
 H : 5秒程度で行える動作を行う。


 ※防御準備とは?
 バトルフェイズ4において「通常防御」を選択した場合、
 プラン値にボーナスがつきます。

 ※回避準備とは?
 バトルフェイズ4において「回避」を選択した場合、
 プラン値にボーナスがつきます。

 ※反撃準備とは?
 バトルフェイズ4において「反撃」を選択した場合、
 プラン値にボーナスがつきます。


ステップ5:バトルフェイズ3(行動内容の実行)

 バトルフェイズとは、「実際に戦闘行為を行っている間の行動全般」のことです。
 バトルフェイズ3ではその内、「実際の戦闘行為」を行います。

 先攻側は、ステップ5での行動を、下記の一覧より選択します。


ステップ5での計算式(先攻)
 A : 装備品などを用いて通常攻撃を行う。
 B : 魔法を発動する。
 C : 技能・必殺技を発動する。
 D : 「支援行動:追撃」を行う。
 E : 「支援行動:応援」を行う。
 F : 「支援行動:補助」を行う。
 G : 「支援行動:連携」を行う。
 H : 所持しているアイテムを使用する。
 I : 15秒程度で行える動作を行う。


 ※通常攻撃とは?
 魔法・技能・必殺技を用いずに、装備している武器で、
 物理攻撃する方法を指します。
 物語の舞台上用意されているアイテム(石ころ、木の棒)などを、
 使用する事もできますが、与えられるダメージに対して、
 武器としての威力上昇効果は期待できそうにありません。

 ※「支援行動:追撃」とは?
 他の味方の攻撃行動に合わせて、通常攻撃を発動します。
 追撃することで、ステップ6での計算の際に、ボーナスが付与されます。

 ※「支援行動:応援」とは?
 他の味方の攻撃行動に合わせて、味方を強化するような魔法・技能を発動します。
 応援することで、使用した技能に応じて、ステップ5の、
 味方の能力値にボーナスが付与されます。

 ※「支援行動:補助」とは?
 他の味方の攻撃行動に合わせて、味方の攻撃がより成功しやすいよう、
 補助する行動を行います。
 補助することで、使用した技能に応じて、ステップ5の相手の能力値に、
 マイナスのボーナスが付与されます。

 ※「支援行動:連携」とは?
 他の味方と共同して1つの攻撃を発動します。
 連携するためには、該当者が同じ内容の「連携」技能・必殺技を所持しており、
 該当者全員がステップ4で支援行動準備を選択し、
 なおかつステップ5で発動出来る状態である必要があります。




 先攻側が選択終了後、後攻側もステップ5での行動を、
 下記の一覧より選択します。

ステップ5での計算式(後攻)
 A : 装備品などを用いて通常防御を行う。
 B : 魔法を発動する。
 C : 技能・必殺技を発動する。
 D : 回避を行う。
 E : 反撃を行う。
 F : 「支援行動:かばう」を行う。
 G : 「支援行動:応援」を行う。
 H : 「支援行動:補助」を行う。
 I : 「支援行動:連携」を行う。
 J : 所持しているアイテムを使用する。
 K : 5秒程度で行える動作を行う。

※通常防御とは?
 魔法・技能・必殺技を用いずに、装備しているアイテムで、
 物理防御する方法です。
 物語の舞台上用意されているアイテム(丸太、落とし物の鎧)などを、
 使用する事もできますが、軽減できるダメージ量は、期待できません。
 >>>防御準備を行っていた場合、ステップ5のプラン値にボーナスがつきます。

※回避とは?
 自身の体を大きく動かすなどして、先攻側が放った攻撃の回避を試みます。
 この行動を選択した場合、回避率が1.5倍になります。
 回避率の詳細な計算式は、「ステップ5の計算式一覧」を確認して下さい。

※反撃とは?
 先攻側の攻撃に合わせるようにして、反撃を試みます。
 詳細な計算式は、「ステップ6の計算式一覧」を確認してください。
 >>>反撃準備を行っていた場合、ステップ6のプラン値にボーナスがつきます。

※「支援行動:かばう」とは?
 敵の攻撃行動に合わせて、その攻撃を代わりに受けます。
 かばうことで、ダメージ判定の対象を、自分へと移す事ができます。

※「支援行動:応援」とは?
 他の味方の防御行動に合わせて、味方を強化するような魔法・技能を発動します。
 応援することで、使用した技能に応じて味方の能力値にボーナスが付与されます。

※「支援行動:補助」とは?
 他の味方の防御行動に合わせて、味方の防御がより成功しやすいよう、
 補助する行動を行います。
 補助することで、ステップ5の相手の能力値に、
 マイナスのボーナスが付与されます。

※「支援行動:連携」とは?
 他の味方と共同して1つの防御を発動します。
 連携するためには、該当者が同じ内容の「連携」技能・必殺技を所持しており、
 該当者全員がステップ4で支援行動準備を選択し、
 なおかつステップ5で発動出来る状態である必要があります。



■ステップ5での計算式
 ステップ5では、様々な数値に基づいた計算を行います。
 計算内容が多く、煩雑となるため、こちらに関しては、
 「ステップ5の計算式一覧」をご確認ください。

ステップ6:バトルフェイズ4(先攻行動3_行動内容の効果処理)】

 バトルフェイズとは、「実際に戦闘行為を行っている間の行動全般」のことです。
 フェイズ4ではその内、「戦闘行為が終了する瞬間の状態」を判定します。

 攻撃と防御が行われる事で、双方の状態に変化が生じます。
 ステップ6では、『1回の攻撃・防御が終了した瞬間の状態の確認』を行い、
 確認された内容は次のターンに影響を与えます。

■ステップ6での計算式
 ステップ6では、様々な数値に基づいた計算を行います。
 計算内容が多く、煩雑となるため、こちらに関しては、
 「ステップ6の計算式一覧」をご確認ください。

ステップ7:エンドフェイズ(次ステップ2のプラン値生成)

 エンドフェイズとは、「1つの戦闘行動が完全に終了した状態」のことです。

 ステップ6までの流れを通して、ダメージの判定や状態の変化を確認し、
 今回の戦闘判定を終了します。
 その後、エンドフェイズの判定を元に、
 次の戦闘判定で使用する「ステップ2のプラン値」を生成します。

 プラン値生成後、プラン値の高い陣営から、「撤退」を試みる事ができます。
 
撤退の計算式
 撤退成功 = 成功値 =
 ステップ7で生成された自分の「プラン値」+ダイス値≧ステップ7で生成された相手の「プラン値」

 撤退が失敗した場合、次のターン、撤退を宣言した側のプラン値は「0」として扱われます。
 両方が撤退を宣言しなかった場合、再度ステップ3からターンが開始されます。


1VS複数の場合

 上記の計算式を元に各種判定を行いますが、
 複数のキャラクターを対象とする攻撃手段を使用した場合に、
 一名ずつ判定を行うのは、かなり煩雑になります。
 そこで、その際にはプラン値・ダイス値の算出は一度だけ行い、
 その際に算出された値を以って、全ての対象の判定を行います。