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魔法学園を回ってみよう


ストーリー Story

 魔法学園フトゥールム・スクエア。
 言わずと知れた勇者の育成を掲げる教育機関だ。
 特徴といえば、広い。とにかく広い。
 なにしろ1000平方キロメートル以上。
 ひとつの街が入って余りあるほどの大きさだ。
 なので、いくつか町が学園の中に入っていたり、さまざまな施設がごちゃまんとあったりしてる。

 それほど大きい学園なので、迷子になっちゃう者も。
 そうしたことを避けるためにも、ちょっとしたオリエンテーションといった感じに、学園を見て回ることが勧められている。
 特に、新入生には学園に慣れて貰うためにも、こういったことは必要なのだ。

 という訳で、見て回ることに。
 今回見て回る場所は、次の通り。

 超大型商店「クイドクアム」は、文字通りの大型商店だ。
 食べ物に衣料品、小物に雑貨と数多く、疲れたら小休憩でフードコートにレストラン、カフェなんかもあったりする。
 ここに訪れるのなら、これからの生活で必要なものがあるかないかを探してみるのも良いだろう。
 休日の憩いの場になるかどうかの下調べをしてみても良いかもしれない。

 情報酒場「スタリウム」は、世界各地から卒業生が戻ってきて交流を行なう場所だ。
 雑多で騒がしく賑やかな酒盛りをしている者も居れば、静かに密談めいたものをしている者も見ることができるだろう。
 卒業生に声を掛けてみるのも良いし、ベテランめいたふりをして、自分の世界に浸ってみるのも一興だ。
 もっとも、ここに居るのはクセのある卒業生たち。
 どんな反応が返って来るかは、分からない。

 体験型レジャー施設「勇者の穴」は、勇者の能力を使えるアミューズメントパークだ。
 今だと『かかって来い勇者達!』とかいうイベントがあるらしい。
 着ぐるみを着た卒業生が、魔物に扮して模擬試合をしてくれるとか。
 胸を借りるつもりで、突貫してみるのも良いだろう。

 そんな話が出ている中、アナタ達は――?


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 5日 出発日 2019-02-17

難易度 簡単 報酬 通常 完成予定 2019-02-27

登場人物 8/8 Characters
《模範生》プラム・アーヴィング
 ヒューマン Lv23 / 賢者・導師 Rank 1
「俺はプラム・アーヴィング。ラム肉を導く修道士だ。…そうは見えない?そりゃそうだ、真面目にヤる気ないからな。ま、お互い楽しく適当によろしくヤろうぜ。ハハハハ!」                                       ■身体 178cm/85kg ■人格 身に降り注ぐ事象、感情の機微の全てを[快楽]として享受する特異体質持ち。 良心の欠如が見られ、飽き性で欲望に忠実、貞操観念が無い腐れ修道士。 しかし、異常性を自覚している為、持ち前の対人スキルで上手く取り繕い社会に馴染み、円滑に対人関係を構築する。 最近は交友関係を構築したお陰か、(犬と親友と恋人限定で)人間らしい側面が見られるように。 現在、課題にて連れ帰った大型犬を7匹飼っている。 味覚はあるが、食える食えないの範囲がガバく悪食も好む。 ■口調 修道士の皮を被り丁寧な口調の場合もあるが、普段は男口調を軸に雑で適当な口調・文章構成で喋る。 「一年の頃の容姿が良かっただァ?ハッ、言ってろ。俺は常に今が至高で完成されてんだよ。」 「やだ~~も~~~梅雨ってマジ髪がキマらないやんけ~~無理~~~二度寝決めちゃお~~~!おやすみんみ!」 「一応これでも修道士の端くれ。迷えるラム肉を導くのが私の使命ですから、安心してその身をゆだねると良いでしょう。フフ…。」 ■好き イヌ(特に大型) ファッション 極端な味付けの料理 ヤバい料理 RAP アルバリ ヘルムート(弟) ■嫌い 教会/制約 価値観の押し付け
《模範生》レダ・ハイエルラーク
 ドラゴニア Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
将来仕えるかもしれない、まだ見ぬ主君を支えるべく入学してきた黒幕・暗躍専攻のドラゴニア。 …のハズだったが、主君を見つけ支えることより伴侶を支えることが目的となった。 影は影らしくという事で黒色や潜むことを好むが、交流が苦手という訳ではなく普通に話せる。 ◆外見 ・肌は普通。 ・体型はよく引き締まった身体。 ・腰くらいまである長く黒い髪。活動時は邪魔にならぬよう結う。 ・普段は柔らかい印象の青い瞳だが、活動時は眼光鋭くなる。 ・髭はない ・服は暗い色・全身を覆うタイプのものを好む傾向がある。(ニンジャ…のようなもの) ・武器の双剣(大きさは小剣並)は左右の足に鞘がついている。 ◆内面 ・真面目。冗談はあまり効かないかもしれない。 ・立場が上の者には敬語を、その他には普通に話す。 ・基本的に困っている者を放っておけない性格。世話焼きともいう。 ・酒は呑めるが呑み過ぎない。いざという時に動けなくなると思っている為。なお酒豪。 ・交友は種族関係なく受け入れる。 ・伴侶を支えるために行動する。 ◆趣味 ・菓子作り。複雑な菓子でなければ和洋問わず作ることができる。
《熱華の麗鳥》シキア・エラルド
 ヒューマン Lv25 / 芸能・芸術 Rank 1
音楽と踊りが好きなヒューマンの青年 近況 自我の境界線が時々あやふやになる みっともない姿はさらしたくないんだけどなぁ 容姿 ・薄茶色の髪は腰の長さまで伸びた、今は緩く一つの三つ編みにしている ・翡翠色の瞳 ・ピアスが好きで沢山つけてる、つけるものはその日の気分でころころ変える 性格 ・音楽と踊りが大好きな自由人 ・好奇心>正義感。好き嫌いがハッキリしてきた ・「自分自身であること」に強いこだわりを持っており、自分の姿に他者を見出されることをひどく嫌う ・自分の容姿に自信を持っており、ナルシストな言動も。美しさを追及するためなら女装もする。 好きなもの 音楽、踊り、ともだち 苦手なもの ■■■■、理想を押し付けられること 自己犠牲 二人称:キミ、(気に入らない相手)あんた 初対面は名前+さん、仲良くなると呼び捨て
《新入生》アルバリ・サダルメリク
 エリアル Lv13 / 黒幕・暗躍 Rank 1
【外見】 糸目だが開いた目をよく見ると緑色 黒い短髪 エルフ系エリアル 見た目怪しい中国人 【性格】 腹黒守銭奴 お金をくれるなら大体なんでもやってくれる いつもなにか含みがある事を言ってる 金を稼ぐのは最早趣味 『口調』 ~ヨ、~ネ。 エセ中国人風 【服装】 中華系の袖の広い服を好んで来ている。 ※アドリブ大歓迎!
《過去を刻みし者》グレイ・ルシウス
 ヒューマン Lv16 / 黒幕・暗躍 Rank 1
やるべき事があり、やるべき理由もある。 だがその為の力が。知慧が、技術が、経験が足りない。 それでもやると決めた。決めて、武器を手に取った。 ならば繰り返すしかない。執拗に、着実に、徹底的に。 試行錯誤だ。事が成るなら手段は問わない。 ―――――――――――――――――――――――――――― 【外見】 灰色の髪に灰色の瞳。中肉中背の平凡な青年。 常に古びた皮鎧と要所を補強した皮兜で武装しており、 学生証の種族こそヒューマンとなっているものの 素顔を見たことがある者は極めて少ない。 また、当人もすすんで素性を明かそうとはしない。 【性格】 無遠慮で偏屈。禁欲的で真面目。慎重だが決断は早く、 まるで人間では無いかの様に作業的で事務的。 必要最低限の、自分にとっての事実しか語ろうとしない男。 ユーモアへの理解や相手への気遣い等も意識にはあるが、 とにかく不器用な性質の為、まず表には出てこない。 【戦闘】 良くも悪くも拘りがなく、見切りも選択も速度重視。 有効か、そうでないかの2択のみで物事を即断し、 場で利用出来る物を最大限利用して主導権を奪うスタイル。 その為、一騎討ちや果たし合い・決闘といった 正統派かつ王道の『対戦形式』には苦手意識がある。 【悪癖】 名前を呼ばれると大体1~半テンポ遅れ、 何処となくバツが悪そうな声音で返事をする癖がある。 また、人を呼ぶ時もあまり固有名詞を使わず、 「お前」「そこの」「そっちの」等の代名詞に頼りがち。
《甲冑マラソン覇者》朱璃・拝
 ルネサンス Lv29 / 武神・無双 Rank 1
皆様こんにちは。拝朱璃(おがみ・しゅり)と申します。どうぞお見知りおきを。 私の夢はこの拳で全てを打ち砕く最強の拳士となる事。その為にこの学び舎で経験と鍛錬を積んでいきたいと思っておりますの。 それと、その、私甘い食べ物が大好きで私の知らないお料理やお菓子を教えて頂ければ嬉しいですわ。 それでは、これからよろしくお願いいたしますわね。
《新入生》ウェルカ・ラティエンヌ
 アークライト Lv15 / 王様・貴族 Rank 1
■身長:152cm ■実年齢:14歳 ■髪形:腰までのストレートロング ■容貌:ややたれ目気味の目元の、大人しそうな容貌の美少女 ■体型:身長は小柄ながら、バストやヒップはかなり大きく、非常に発育は良いが、ウェストや手足等は細めの、極端な体型 ■性格:基本的には内向的で大人しく、穏やかな性格だが、金銭面には非常に厳しく、利害が絡むと冷酷になる面も ■コンプレックス:桁違いに豊満な上、未だに発育途上の胸/[誕生日]の時点で、既に120cmに届くとのこと ■体質:体重が増えるときは、その殆どが胸に集まり、痩せるときは他から痩せるタイプ ■服装:背中の開いたドレス/色は特に決まっておらず、気分次第で変えている ■特技:経営・商売に関連する豊富な知識/一通りの礼儀作法/実は家事全般
《新入生》ソーダ・プニカ
 リバイバル Lv4 / 村人・従者 Rank 1
「ああ、そこ行く貴方。 この顔に見覚えはありませんか? ――ない。そうですか。これは失礼。 ご協力ありがとうございました」 生前の記憶のない魂霊族(リバイバル)。 思い残したことが、成し遂げるべきことが、 必ずやあるゆえの現在の姿だが、 当人まったく思い出せないでいる。 無表情で冷ややかな敬語遣い。 常に不機嫌そうな雰囲気を醸すものの 自分自身に苛立っているだけで むしろ他者への当たりは柔らかめ。 動物も植物も結構好き、だと思う。 あそこの花壇、最近元気ないのでは? 水をこまめにやるべきでは?とそわそわしている。 記憶の手掛かりにもなればと物事への関心は強い。 人生何事も経験ですよね。 尚、外見は三つ編み髪にメイド服姿である。

解説 Explan

●目的

魔法学園の中にある施設を巡ってみましょう。

巡ることの出来る施設は、プロローグで出て来た所です。3つの内どれかひとつでも良いですし、3つ全部回るでも構いません。

ただし、巡る場所が多くなれば、1箇所ごとの描写は少なくなります。


●施設での行動

(1)超大型商店「クイドクアム」

イ○ンのようなショッピングモールを見て回る感じになります。

PCの日常の一コマを出していく、という形です。

中にある商品などは、世界観に合ったもので問題がなければ出ます。

プラン内容によっては、不採用になったり調整をさせていただく場合があります。

(2)情報酒場「スタリウム」

いわゆる酒場型の冒険者ギルドを覗きに行く感じになります。

お酒ではなくジュースや牛乳が出たり、お菓子が出たりする場合があります。

おのぼりさんの感じでも良いですし、酒場に居るお姉さんやらお兄さんに声を掛けてみるのも良いです。

どういう反応が来るかは、頂いたプランによって変わります。

(3)体験型レジャー施設「勇者の穴」

コメディ調の戦闘が行われます。

ぬいぐるみの剣でビシバシ殴られる、もしくは殴り掛かる等。

それぞれの施設でどういう行動を取るか、プランでお書きください。


●その他

PC同士で交流する形で巡る場合は、それぞれのPCが、交流可能とお書きください。

それぞれのPCが交流が可能と書かれていない場合は、交流する形でのリザルトは難しくなります。

以上です。
それでは、ご参加をお待ちしております。


作者コメント Comment
おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回のエピソードは、まずはPCのキャラクターを掴むための、のんびりとした内容になっています。

ご参加いただいて、すぐですと、これから付き合っていくPCがどんなキャラなのか、作ってみたご本人にもまだ把握しきれていない、もしくは作り込みが巧くいっていない、という場合もあると思います。

そうした部分の慣らしになれば良いなという気持ちで、今回のエピソードを出させていただきました。

少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。


個人成績表 Report
プラム・アーヴィング 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
■目的
他人の金で買い物/同級生と戯れる
■行動
クイドクアムには沢山男の人も来てるよね。
ってことで、金持ってそうな男に声かけて[心理学][人心掌握学][演技]で相手に気があるように振る舞ってアクセサリーとかの小物買わせよう。
そういえば、友人のアルバリも視察?でクイドクアムに来るらしいから一緒に行動するかな。
アイツは絶対金持ってるから何か高めのヤツ買って貰おう。

その後は、皆と合流して勇者の穴で遊ぼうって話だったな。
何かスコアを競うゲームやイベントがあれば、皆でそれを楽しもうと思うよ。

それはそうと、ぬいぐるみの剣を持つグレイさんなんて見た日には笑いすぎて腹が爆発四散するのでは?生きて帰れるのか、俺。

レダ・ハイエルラーク 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆主な行動
・クイドクアムで菓子の材料の買い物
・ウィンドウショッピング
・他生徒と一緒に回る(遭遇して絡みOKだった場合)
・他生徒に挨拶
・親睦会へ参加

◆行動場所
・クイドクアム

◆行動目的
・他生徒との交流
・買い物

◆プレイング
・最初は単独で買い物をしていると思います
・レダの目的は菓子に使う材料の調達です(品目はお任せします)
・他生徒と会ったら挨拶または行動を共にする可能性あり
・最後に親睦会へ参加します

◆備考
・絡み歓迎
・腰に差している泡立て器を何かのアクションに使う可能性あり
(くるくると回してみせたりするかもしれません)

シキア・エラルド 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
クイドクアムへお買い物
交流歓迎

こんな大きなお店があるだなんて…!
ここの学園は本当に驚くことばかりだよ!

とりあえず一通り見て回るけど、一番は音楽専門店だよね!
…あるよね?
お店に入ったらまずは楽器を見てみよう
購買部で売ってるハープやカスタネットも立派な楽器だし
全然良いと思うよ?でもほら、もっといろんな楽器を触ってみたいよね
それと楽譜も見て回りたいかな
もちろん教科書にもいろんな曲は乗ってるけど
もっとこう、楽しそうなダンスができるような曲がのってるような…

ある程度見終わった後は勇者の穴の歓迎会にも参加するよ
やり方をよく聞いてっと…専攻からして普段剣は持たないからね
…あ、これぬいぐるみ?よくできてるなぁ

アルバリ・サダルメリク 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【目的】
敵情視察

【心情・行動】
アイヤー、クイドクアム、ネェ?
ここで商人として展開するなら敵情視察はしておかないといけないとネ?

聞いた感じは色んな店の集合体みたいなイメージだけど…
入ろうと思えばワタシも商売ができるかもネ
とりあえずは適当に歩いてどこら辺に店を構えるのがいいか見て来るヨ

…ふむ、紫陽花の髪飾りカ
作りもしっかりしてるし一つ買っていくネ

プラムも来たネ
一緒に買い物?
(たかられそうダナー)
イイヨ、なんか買いたいものでもあるのカナ?
まぁ、一つくらいなら買ってあげてもいいヨ

じゃ、それと一緒に髪飾りもあげようカ
なんで?
似合いそうだしネ?

なんか、親睦会もするみたいだからちょろっと参加してこようカナー

グレイ・ルシウス 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
「スタリウム」にて情報収集
聞けば、ここには世界各地を巡っている卒業生が集うと言う
ならば学園内では余り見聞きする事もない、珍しい魔物についても
情報が得られるかもしれん。極力多くの卒業生に聞いて回らねば

現時点で俺が把握しているのは格の低い魔物の知識ばかりだ
当然それらによる被害も、力の無い者にとっては決して小さくない
だが、1匹でも多くの魔物を狩るには1種でも多くの魔物の知識が必要だ
その為ならばどんな対価でも支払おう

魔物を殺すことだけが、俺にとって唯一の存在理由なのだから

日が暮れ始めたら約束通り「勇者の穴」へ向かう
親睦会……だったな。ああ、良いだろう
着ぐるみであろうと魔物に扮するならば、手加減はしない

朱璃・拝 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
【1】私はクイドクアムを見て回ろうと思いますわ。何よりも先ず見たいのはブラシを扱っている小物店ですわね。ずっと使っていた尻尾のお手入れ用のブラシも古くなりましたし、入学を機に新しい物を買いたいですわね

材質、デザイン、毛の通り。店員さんに断った上でいろいろ試させてもらいますわ。尻尾は女の命。常に最高の状態にある為には道具も妥協はできません。幾つかお店を回り、あれでもない、これでもないと悩みつつ、ついに最高の逸品を見つけたら迷わずお買い上げですわ!これからよろしくね、相棒♪

その後は皆と合流し親睦会を。勇者の穴に挑戦ですわね。私は立体起動で剣を躱しつつ拳を入れていきますわ。皆様には負けませんわよ!

ウェルカ・ラティエンヌ 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
さて、まずは「スタリウム」にお邪魔させていただきますわ。

折角ですので、ミルクでもいただきつつ、[卒業生]の方のお話を聞いてみたいですわね。
出来れば、同じ学科を経験された方が居れば良いのですが、難しそうでしょうか。
御店に勤めていらっしゃるお姉様方でしたら御存知かもしれませんし、まずは御店の方に、ですわね。
お話が聞ける様になりましたら、今後の予習の為にも[過去の逸話]や[先生の授業傾向]等を聞いてみたいですわ。

十分にお話を聞けましたら、「勇者の穴」に移動して[親睦会]に参加させていただきますわ。
荒事はあまり得意では有りませんが、[鞭]の間合いを生かし、少し距離を開けつつ交戦させていただきますわね。

ソーダ・プニカ 個人成績:

獲得経験:66 = 55全体 + 11個別
獲得報酬:1800 = 1500全体 + 300個別
獲得友情:3
獲得努力:3
獲得希望:3

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
学園内探索。当たって砕けろです

◆行動
不慣れな身でふらふらと。
賑やかな場所には惹かれますね

GO→スタリウム

もしかすると私と面識のある方が、
等と期待しましたが酒場の雰囲気は『知って』います。
興味深げなこちらの視線を不躾と思われては厄介です。
面倒事は避けたいですし大人しく酒を楽しみますか
……酒。飲んでいたのでしょうね生前は。

っと。はい?
いえ私は酒場の給仕ではないのですが
料理の追加程度でしたらまあ承りましょう
課外授業と思い、下僕の構えで切り抜けます

情報酒場というだけあり小耳に挟んだ催し物

GO→勇者の穴

不慣れなのはこの透ける体もでして。
最初のうちは防御をメインに
触れる感覚を掴んだら攻勢に出たいです

リザルト Result

●クイドクアムを巡ってみよう
「アイヤー、ここがクイドクアム、ネェ?」
 薄く笑みを浮かべながら【アルバリ・サダルメリク】はクイドクアムを散策していた。
 目的は、敵情視察。
(ここで商人として展開するなら、敵情視察はしておかないといけないとネ?)
 アルバリがフトゥールム・スクエアに来たのは、お金儲けが目的だ。
 だから儲けの種を見逃すなんてとんでもない。
(聞いた感じは色んな店の集合体みたいなイメージだったけど……入ろうと思えばワタシも商売ができるかもネ)
 笑みは変わらず。けれど虎視眈々と、商売のとっかかりを探していく。
 道中、呼び込みに遭遇。
 そこで逆に売り込みを。
「この花、とてもとても珍しいネ。良かったら、ワタシ一杯一杯用意できるヨ」
(来る途中で摘んだ花だから、原価が掛からなくてとても良いネ)
 本音は心の内に。会話は小気味良く。
 覚えた会話術で売り込みを。
 けれど敵もさるもの。
 より卓越した会話術で、やんわりとはぐらかし。
 お得な割引券を手渡される。
 それは小物店のもの。
 試しに訪れると、掘り出し物が。
「ふむ、紫陽花の髪飾りカ。作りもしっかりしてるし一つ買っていくネ」
 そして散策を再開。
 するとその先で【プラム・アーヴィング】を見つけた。

「すごーい。詳しいんですねぇ」
 プラムは思いっきり猫をかぶっていた。
「物知りな男の人って、素敵ですねぇ」
 会話の相手は1人の青年。
 本日の獲物である。
(金も持ってそうだし、今日の[献金額]のスコアに協力して貰おうか)
 プラムがクイドクアムに訪れた目的は、ハンティング。
 金を持ってそうな男に声を掛け、小物を買わせるのが目的だ。
「このイヤリングって、そういう謂れがあるんですねぇ。綺麗なだけじゃないんだ」
 青年の自尊心をくすぐるように、プラムは話を合わせる。
 プラムはハンティングのために、身につけた技量を惜しまず費やす。
 心理学で鴨になりそうな相手を見極め、人心掌握学と演技で自分の狙い通りに誘導する。
 一つ一つの技量は、まだ発展途上だが、組み合わせることで効果は上がっている。
 その上で男心をくすぐる演出も欠かさない。
「つける場所って、ここで良いんですか?」
 イヤリングを青年の目の前でつけてみせる。
 だけでなく、手間取るふりをして青年につけさせる。
「似合いますか? ホントに? 良かったぁ」
 褒めて相手に行動させて、その上で相手に小物をつけた自分を褒めさせる。
 獲物を追い込む手順は順調。
(さて、あと一押しか)
 そんな時、アルバリが声を掛ける。
 すると獲物の青年は、バツが悪そうな表情でその場を去る。
(ちっくしょー、あと一歩だったのに!)
 獲物に逃げられた損失補填とばかりに、アルバリに買い物に付き合えと声を掛ける。
「一緒に買い物?」
(たかられそうダナー)
 アルバリの予想通り、プラムは返す。
「懐に蓄えた金を使う時は今だろうが。貢げ俺にッ!!!」
 これにアルバリは肩をすくめるように返す。
「イイヨ、なんか買いたいものでもあるのカナ? まぁ、一つくらいなら買ってあげてもいいヨ」
「良い心がけじゃねぇか」
「じゃ、それと一緒に髪飾りもあげようカ」
「は? なんで?」
「似合いそうだしネ?」
「そうかよ。じゃ、貰ってやるよ」
 丁々発止に会話を重ね、2人は散策を。

 そうしてクイドクアムを巡っているのは他の勇者候補生達も同様だった。

「こんなに大きくて広い商店は見た事がありませんわ!」
 クイドクアムの広さに【朱璃・拝】(しゅり おがみ)は感動するように声を上げる。
 彼女の育った集落は小さな所で、お店も雑貨屋のような物が一つあるくらいで食料は自給自足。
 そもそもが買うという概念がない場所だったので、驚きは一際だ。
「こんなに広い商店なら、きっと素敵なブラシがあるに決まってますわ!」
 心を躍らせながら、朱璃は尻尾のお手入れ用ブラシを探しに出発。
 到着すると、そこでは目移りするほどの種類が。
「それぞれの種族に合わせたものがあるんですのね」
 店員に断りを入れて、一つ一つ手に取ってみる。
 長毛用の毛先がギザギザになっている硬めのタイプに、短毛用の毛先の高さが揃った柔らかめタイプ。
 他にも色々な種類を見て回る中で、昔の思い出が浮かんでくる。
(あの頃は身だしなみなど気にしない男の子みたいな感じでしたけど。
 お友達になった貴族の子に言われて手入れするようになったのですわね。
 あの頃からしたら、少しは女らしくなりましたでしょうか? うふふ)
 懐かしさに柔らかな笑みを浮かべながら、自分にとって最高の逸品を選ぶ。
 それはピンブラシやコームなど、ブラシの基本6種がセットになったもの。
「これからよろしくね、相棒♪」
 迷わず購入。
 上機嫌で、さらにクイドクアムを見て回る。

 同じ頃、他の勇者候補生もクイドクアムを堪能していた。

「バターに砂糖。ココアにバニラエッセンス。スパイスの類も、良い物が揃っているな」
 お菓子の材料を見て回っているのは【レダ・ハイエルラーク】。
「一定以上の金額分を買うと、送料が大幅割引か」
 日にちや午前午後の時間帯お届けも可能との事なので試してみる。
(お菓子の材料は意外とかさばるからな。持ち帰りが楽になって助かる)
 とはいえ、そのためには少し多めに買うことに。
「ふむ……あとで広場で皆に振る舞うのも良いかもしれんな」
 多めに買った材料をおすそ分けすることも考え、選別を。
「配りやすさを考えるとクッキーか。ココアにバニラ、香辛料を利かせたスパイスクッキーも良いかもしれん」
 ひと通り選んで配送を頼む。
「配るなら、ラッピング用の袋もあると良いかもしれんが」
 そうしてクイドクアム巡りを再開したレダは、音楽専門店で他の勇者候補生を見つけた。

(こんな大きなお店があるだなんて……! ここの学園は本当に驚くことばかりだよ!)
 クイドクアムを巡りながら【シキア・エラルド】は感嘆していた。
(広い場所でのお買い物なんて、いつぶりかなぁ。最後に行ったのは、確か……。
 ……やめよう。せっかくだから楽しまないと!)
 気分を盛り上げるように、浮かび上がりそうになる過去を振り払い、お目当てのお店を目指す。
 お目当ては音楽専門店。
 値段の手頃な物からプロ仕様の本格的なものまで種類が豊富だ。
「擦弦楽器だけでも、ヴァイオリンにヴィオラに……これは胡弓というのか。弾いたらどんな音がするんだろう」
 展示してある楽器を夢見るような眼差しで見詰める。
(購買部で売ってるハープやカスタネットも立派な楽器だし、全然良いと思うよ? でもほら、もっといろんな楽器を触ってみたいし)
 見て回るのは楽器だけでなく楽譜も。
(教科書にもいろんな曲は乗ってるけど。もっとこう、楽しそうなダンスができるような曲がのってるような……)
 そして見つけたのは、明るいアップテンポの楽譜。他にも見て回る。
「欲しいなぁ……」
 見ていると全部が欲しくなる。
(そんなにお金は持ってきてないから買うものは厳選しないと。衝動買い、よくない、うん。あぁでもあのアクセサリー音符型で素敵……)
 そうして音楽専門店を見て回っていたシキアを、クイドクアム巡りをしていたレダが気付き挨拶をする。

「ひと口に楽器と言っても、色々あるものだな」
 レダは挨拶をして、軽くお喋りを。
 シキアも言葉を返し、会話の中で、楽器に話題が移る。
「ダンス用の楽譜か。どんな曲なんだろうか?」
 シキアが購入した楽譜にレダが質問していると、話を聞いていた店員が、試しにピアノで弾いてみますかと提案する。
 話は進みシキアはピアノを弾いてみる。
 軽やかなダンスミュージックのテンポの良さにレダは腰に差している泡立て器で自然とリズムを取る。
 くるりと回し指揮棒のようにリズムを重ねる。
 それに合わせるようにピアノの軽やかな音が広がり、お客さんが集まってくる。
 賑わいに誘われるようにアルバリやプラム、朱璃達も集まって。
 曲が終わり拍手が広がる中、勇者候補生達は、それぞれ買った物を話題にお喋りを。
 そうして交流をする中、皆で勇者の穴に向かうことにした。

●スタリウムでひとときを
 情報酒場スタリウムは今日も活気があった。
 それもその筈。スタリウムは情報酒場であると同時に、一般人も訪れる名所のひとつ。
 誰でも気軽に訪れることが出来る楽しい場所だ。

 それを可能にしているのが情報酒場を切り盛りしているマスター達。
 バーテンダーや執事にメイドさんと姿形は様々だが、お客さんに楽しんで貰おうとしている。
 楽しい酒場。それがスタリウムだ。
 情報をやり取りする場なので陰謀めいたものを期待する者も居るが、そんな物は微塵も感じられない。

 その先を覗き込めるかどうかは、それぞれの力量によるだろうが。

 そんなスタリウムに勇者候補生達は訪れていた。

(学園内探索。当たって砕けろです)
 不慣れな身でふらふらとやって来たのは【ソーダ・プニカ】。
 とはいえ足取りは軽い。
(賑やかな場所には惹かれますね)
 スタリウムの賑やかさに、どこか心が躍る。
 それと同時に、既知感が。
(この雰囲気は『知って』います)
 リバイバルであるソーダにとって自分の過去は深い霧の先。
 無くした記憶を取り戻すためにも探究は欠かせない。
 という訳で周囲を見回す。
 けれど記憶の蓋が開くことはない。
(もしかすると私と面識のある方が、等と期待しましたが)
 少なくとも、今この場で何かを思い出すということはないようだ。
(興味深げなこちらの視線を不躾と思われては厄介です)
 面倒事は避けようと、巡らせていた視線を戻そうとした。
 その時、声を掛けられる。
「っと。はい? いえ私は酒場の給仕ではないのですが」
 メイド姿に、お客がウェイトレスと勘違い。
(料理の追加程度でしたら、まあ承りましょう)
 課外授業と思い下僕の構えで切り抜ける。
 カウンターに注文を持って行けば、バーテンダー姿のマスターの1人が注文品を渡す。
 給仕するとマスターからカクテルをひとつ。
 労働の対価ということらしい。
 くいっと一息に。
 飲み干して思いつく。
(酒に強いかどうかも忘れました)
 まどろむような心地好さを感じながらソーダは思った。
(それほど、お酒は弱くないようです)

 そうしてお酒を楽しむ者も居ればミルクを飲みながら話を聞く者も。

「まずは基礎固め、ですか?」
 カウンター席に座りながら【ウェルカ・ラティエンヌ】は、バーテンダー姿の女性の話を聞いている。
 卒業生、それもできれば同じ学科を経験した相手から話が聞けないものかと思って周囲を見渡していたのだが、マスターの1人であるという目の前の若い女性に声を掛けられたのだ。
 幸い、と言うべきか。
 その女性は卒業生で同じ学科だったということで話を聞いている。
「ある程度、力量が上がってからでないと専門の授業は出にくいのですね」
 話を聞いていると、教師や職員は勇者候補生の力量を見ながら授業を出している節があるらしく、力量が上がってない内は当たり障りのない授業が中心になるらしいとの事だった。
「もっと他に、お聞きしても良いですか?」
 チーズケーキを頼みながら訊くと過去の逸話や授業傾向を話してくれる。
「非公認クラブの暗躍があったり、それを収めるために先生が授業を出されることもあるんですね」
 話を聞いていると、隣に青年が座り、お酒を奢ろうかと声を掛けて来る。
 視線が、豊かな胸に行っているので下心が分かり易い。
 それをやんわりと断る。
「ありがとうございます。成人した時に機会があれば考えますわ」
 笑顔でナンパをシャットダウン。
 脈なしと見た男は、すごすごと去って行った。
 その様子を見ていたバーテンダー姿の女性に、お店でアルバイトをしてみないかと誘われる。
 それも丁重に断るウェルカだった。

 そんな風に情報収集をしているのは【グレイ・ルシウス】も同様だった。

 魔物退治こそが自らの全て。
 そう自分自身を定義するグレイらしく魔物の知識を得ようとしていた。
 けれど成果は芳しくない。
 見も知らぬ相手が、ただひたすらに魔物の話を聞き出そうとしているのだ。
 酒場で楽しんでいる相手にである。
 距離を置かれるのも仕方がない。
 話を聞けずにいるとマスターの1人が声を掛けてきた。
 【クロア・クロニクル】と名乗った狸オヤジめいた相手にグレイは言った。
「魔物退治の経験が豊富な者は居ないか。知り得る魔物について出来るだけの情報が欲しい」
「紹介できませんねぇ」
 薄い笑みを浮かべ返すクロアにグレイは続けて言った。
「現時点で俺が把握しているのは格の低い魔物の知識ばかりだ。当然それらによる被害も、大きいとは言えない。だが力の無い者にとっては決して小さくない。だから1匹でも多くの魔物を狩るには1種でも多くの魔物の知識が必要だ。その為ならばどんな対価でも支払おう」
「対価ですか」
 クロアの笑みが少しだけ深まる。
「いいでしょう。なら、貴方が今まで知り得た魔物の知識と経験を下さいな」
 これにグレイは今までの授業で得た知識と経験の全てを口にする。
「おやおや、隠しもせずオールインですか。嫌いではないですよ」
 そしてクロアは、グレイから得た情報に見合うだけ返す。
「ケンタウロスに、ブレンディンドサーガか」
 それは現時点の勇者候補生の新入生では決して勝てない魔物や原生生物の名前。
 ケンタウロスは半人半馬の弓矢使いの魔物。
 ブレンディンドサーガは原生生物だが、一部の魔物の言葉を理解し従える事もある。
 新たな知識を得て、どう戦うべきかを考えるグレイだった。

 そうしてそれぞれがスタリウムで過ごしたあと一緒に巡ってみる事に。

「勇者の穴でイベントがあるそうです。ご一緒に如何ですか」
 同じ新入生ということで、ソーダが残りの2人に声を掛ける。
 すると2人は同意する。
「ちょうど、お話も終わった所ですし、ご一緒いたしますわ」
 ウェルカは、話を聞いていたバーテンダー姿の女性に礼を返し席を立つ。
 同じように声を掛けられたグレイも同意して、勇者の穴へと向かっていった。

●勇者の穴で親睦会
 勇者の穴にやって来た勇者候補生達は親睦会を兼ねて『かかって来い勇者達!』に参加することに。
 勝負は1分間の時間制限。
 攻撃の当たった箇所や鋭さによるポイント制。
 ポイントによっては商品が出ることに。
 説明を聞いて用意が整うまでしばし待つ。

「飲み物あげるネ。美味しいヨ」
 アトラクションの用意ができる間に、アルバリは買っておいた飲み物を、不適な笑みを浮かべながら皆に配る。
 配りながら抜け目なく人間観察。
 全ては商売のため。
 どんな人間がフトゥールム・スクエアに来て、何を売れば良いかを知るためだ。
「アイヤー、アルバリ商会をヨロシクネ!」
 自分だけてなく、これから作る自分の商会の売り込みに余念がない。

 こうした売り込みに返す者も。

「手軽に音楽に関わる商品が手に入ると嬉しいよ」
 シキアは、クイドクアムで購入した楽譜を見せながら、どんな物があれば他の勇者候補生が喜ぶかを応えて返す。
「楽器は、物によっては場所を取るし高価だから、レンタルがあると便利かもしれないね」
 そうして話をしながら、他の勇者候補生たちとも、購入した物で話が盛り上がる。

「色々と品揃えが良かったからな。少し多めに菓子の材料を買った」
 レダは、クイドクアムの品ぞろえの良さと、それを使って何を作るかを話題にする。
「やはり、ある程度の量をまとめて作った方が、味の良いものを安定して作れるな。
 その分、多く出来た菓子は、機会があれば振る舞おうと思うから食べてくれると助かる」

 こうして話をしている間に、アトラクションの用意が終わり。
 皆は『かかって来い勇者達!』に参加する。

「あら、可愛らしい♪」
 朱璃は、対戦相手のクマの着ぐるみ姿に、和んだような声を上げる。
 とはいえ勝負は真剣に。果敢に攻める。
 商品が出るギリギリまで攻撃を重ねた途端、相手の動きが急激にアップ。
「あと少しでしたのに!」
 後一撃という所で時間が来て悔しがるも、全力全開で楽しく戦えたので表情は晴れやかだ。

 続けてはウェルカ。
「荒事はあまり得意では有りませんが、出来る限りのことはさせていただきますわ」
 扱う鞭の間合いを活かし、距離を取りながら攻撃を重ねる。
 着ぐるみの相手は、どったんばったん動きながら攻撃を受け続け。
 やはり商品が出そうなギリギリで一気に動く。
「距離を――これ以上下がると失格ですの!?」
 勝負の範囲ギリギリに追い込まれ、動けない所で距離を詰められ鞭の間合いを外されタイムオーバー。

 お次はソーダ。
「よろしくお願いします」
 スカートを摘んで優雅にカーテシー。
 相手も礼を返し、いざ勝負。
 最初の内は防御をメインに。
 慣れた所で一気に攻勢に。
 攻撃を受けた相手は、今回も商品が出そうなギリギリで動きがアップ。
 着ぐるみ姿で俊敏に避け、時間が過ぎる。
「残念です。私の勝負は終わったので、皆さまの実況でもしつつ拍手でもしましょう」

 そうしてソーダの実況付きで、次に挑むはグレイ。
「よろしく頼む」
 グレイは実直確実に、着ぐるみの弱点を突くような攻撃を。
 足を払う。胴を突く。顎下からすくい上げる。
 次々攻撃を受ける相手。
 けれど商品が出るギリギリで、どっしりと重心を落とし。
 待ちの体勢からの受け流しで、グレイの攻撃を捌き切った。
「対戦、感謝する」
 相手の技量を自分に活かせないか考えつつグレイは勝負を終わる。

 最後の勝負はプラム。
「お手柔らかにお願いします」
 先程までの、ぬいぐるみの剣を持つグレイの愛嬌がある姿に笑みを堪えていたプラムは、対戦相手に蠱惑的な笑みを浮かべ礼をひとつ。
 そこからの攻撃は、素を出さないよう気をつけていたが、商品が出るギリギリで動きが良くなった相手にヒートアップ。
「テメェ! ちょこまか避けてんじゃねぇ!」
 そうしてタイムオーバー。
 思わず素が出たプラムは、すぐに猫を被る。
「状態異常って、怖いですね」
 ころころと笑ってごまかした。

 こうして親睦会を兼ねた学園巡りは終わる。
 それぞれが収穫を得ることの出来た1日だった。



課題評価
課題経験:55
課題報酬:1500
魔法学園を回ってみよう
執筆:春夏秋冬 GM


《魔法学園を回ってみよう》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 1) 2019-02-12 00:13:36
黒幕・暗躍コース専攻……グレイ・ルシウスだ。
今回は情報酒場「スタリウム」とやらに魔物の情報を集めに行く。

……その他、何かしら手が必要なら言え。
手伝える事があるかもしれん。……宜しく頼む。

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 2) 2019-02-12 00:19:31
黒幕・暗躍専攻のレダ・ハイエルラークだ。

クイドクアムまたはスタリウムに行こうと思っている。
クイドクアムなら菓子の材料が気になるし、スタリウムなら出される菓子に興味がある。

今は決めかねている状態だな。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 3) 2019-02-12 00:19:54
武神・無双コースの朱璃・拝と申します。どうぞよろしくお願いしますね。

私はクイドクアムを見てみようかとおもっておりますわ。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 4) 2019-02-12 00:27:49
お、授業に入れた。
っと、俺は賢者・導師専攻のプラム・アーヴィング。
今回も皆よろしくね。ま、各々愉しんでればいい授業…?だけど。

クイドクアムで服とかヒールとか一式買い換えたいなぁ。
レベルも上がったし、いいよね?ご褒美が欲しい。

《新入生》 ソーダ・プニカ (No 5) 2019-02-12 01:12:35
ソーダ・プニカと申します。よろしくお願いします。
専攻はええと……ああ、村人・従者コースです。

今のところ、情報酒場の「スタリウム」に向かうつもりでいます。

《新入生》 アルバリ・サダルメリク (No 6) 2019-02-12 02:05:31
アイヤー、ワタシも授業に入れたネ。
そうそう、自己紹介。
ワタシは黒幕・暗躍専攻のアルバリ・サダルメリクヨ。

…クイドクアム、ネェ。
商人としては一度見ておかなきゃいけない場所。
これから商人として展開したいなら敵情視察は済ませておかないと…ネ。
あ、ナンデモナイナンデモナイ。
ワタシイイ人ヨ。(胡散臭い笑みを浮かべ)

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 7) 2019-02-12 17:11:48
皆様、初めまして、もしくはご機嫌良う。
王様・貴族コース専攻のウェルカ・ラティエンヌと申します。
宜しくお願い致しますわ。

私は、先日の別の授業で「クイドクアム」の方は回らせていただきましたので、今回は「スタリウム」にお邪魔させていただくつもりですわ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 8) 2019-02-12 19:02:24
ほぼスタリウムと、クイドクアムできっかり分かれたか。
スタリウムに向かう者は某か得たい情報が有るのだろうし、
今回はこれといって相談も必要なさそうだな。

……それとも、好きな場所を巡ってから懇親会でもするか?


《熱華の麗鳥》 シキア・エラルド (No 9) 2019-02-12 19:18:18
芸能・芸術コースのシキア・エラルドだよ、よろしくね!
俺はクイドクアムでいろいろ見て回りたいなぁ

…本当だ、綺麗に分かれたね?

《模範生》 レダ・ハイエルラーク (No 10) 2019-02-12 20:29:39
やはり材料の方が気になるな…クイドリアムへ向かうとしよう。

ここまで多くなると、個人で回るのもいいが集団で回るという手もあるな…。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 11) 2019-02-12 21:17:47
あら、本当に。クイドクアムとスタリウムで綺麗に分かれましたわね。

私はクイドクアムで尻尾のお手入れにちょうどいいブラシを探したいですわ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 12) 2019-02-13 23:57:39
ふむ、概ね行く場所も決まり各自の行動も決まっている様だな。
では個人行動中心で問題は無さそうか。了解した。
皆がそれぞれに成果が得られる事を祈っている。

《模範生》 プラム・アーヴィング (No 13) 2019-02-13 23:57:57
最後に親睦会?

それだったら、みんなで勇者の穴の成績競うとかパーティーじみて面白そうだけど

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 14) 2019-02-14 17:17:21
親睦会は面白そうですわね。
実施される様であれば、参加させていただきますわ。
「PC同士で交流する形で巡る場合は、それぞれのPCが、交流可能とお書きください」との記載が有りますので、偶然お会いしたら挨拶くらいは出来ます様、一応「プラン」には記載しておきますわ。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 15) 2019-02-14 19:44:31
親睦会は良いですわね。私も行うのでしたら参加いたしますわ。

《過去を刻みし者》 グレイ・ルシウス (No 16) 2019-02-15 00:00:06
む。親睦会はするのか。
なるほど、勇者の穴の成績競う……余興には、良いのではないだろうか。
では主は個人行動。副として全員で親睦会だな。異論ない。
俺もその様に動くとする。

《新入生》 ウェルカ・ラティエンヌ (No 17) 2019-02-15 18:03:41
了解致しましたわ。
それでは、私もそのような形で記載させていただきますわね。

《新入生》 アルバリ・サダルメリク (No 18) 2019-02-16 18:44:47
アイヤー、親睦会するのカナ?

ならちょろっと参加するネ。
買い物済ませたら行かせて貰うヨ。

《新入生》 ソーダ・プニカ (No 19) 2019-02-16 19:19:57
もうすぐ出発の刻限ですね。
プランの準備はお済みでしょうか。私は駄目です。

「勇者の穴」施設も気になっておりましたので
私も顔を出させて頂こうかと思います。よろしくお願いしますね。

《甲冑マラソン覇者》 朱璃・拝 (No 20) 2019-02-16 21:29:25
プランは提出しましたわ。クイドクアムでしっかりブラシを選んでから親睦会へ参りますわね。ぬいぐるみには負けませんわ。