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開設! フトゥールム・スクエア広報館


ストーリー Story

『フトゥールム・スクエア』は、来るべき魔王復活に備え設立された勇者養成の場であることは、周知の事実だが、平和な時代が長く続いているということもあり、学園の存在意義が、一般の人々に正しく認識されているとは言い難い状況である。
 普段から様々な民生協力を行っているおかげで、学園への印象は概ね良好と言えるが、人々の多くの認識は、どちらかというと、自分達では解決できない厄介事を解決してくれる冒険者などに近いものがある。
 人々の役に立つという点では、間違いではないのだが、学園の本質は、あくまで魔王復活に対する最後の砦だ。
「というわけで、一般の人々に広告する意味も含めて、この度、学園の敷地内に広報館を設立することになったんだ。ついては、広報館に展示する資料について、キミ達に意見を出し合ってほしいんだ」
 【コルネ・ワルフルド】が、職員会議で決まった内容を生徒達に告げた。
 最初は教員が相談のうえで決めようとしていたのだが、学園長【メメ・メメル】の『学園の主役はオレサマ……ではなくて、あくまで生徒達であるからして、生徒諸君に展示物を考えてもらうのだ!』という鶴の一声で、学生達に一任することになったらしい。
 学生達の反応は、余計な事をと思う者が半分、メメルにしては、比較的まともだと思う者が半分といったところだ。
「学園長の意見にも一理あるね。学園の主役がキミ達であることは事実だし、勇者は戦う力だけじゃなく、自身の正当性を主張して、人々の協力を得るための広報力だって必要だからね」
 若干生々しい話だった。
「いちおう、学園長の考えるコンセプトを伝えるだけ伝えるよ」
 コルネは、ごほんと咳払いをした。
「『こーほーかんのコンセプトは、単純明快だ。見て、聞いて、触って、感じて、戦って! 勇者の学園を知ろう!』……だそうだよ」
 なにも、口調まで真似する必要は無いのにと、学生達は思った。
「最後の『戦う』っていうのは、何ですか……?」
 学生の一人が、至極もっともな質問を投げかける。
「あー、そんなに気にしなくていいと思うよ。たぶん、身体を動かすアトラクション的な何かがあると良いとか、そういうことじゃないかな」
 答えるコルネは、曖昧に頬を掻いた。
 そもそも、広報館にそんなアトラクション要素が必要なのだろうか。
「ま、そんなわけで! みんなで知恵を出しあって、展示物の内容を決めてもらいたいんだ。頼んだよ!」


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 8日 出発日 2021-02-24

難易度 簡単 報酬 少し 完成予定 2021-03-06

登場人物 6/6 Characters
《グラヌーゼの羽翼》エリカ・エルオンタリエ
 エリアル Lv33 / 賢者・導師 Rank 1
エルフのエリアル。 向学心・好奇心はとても旺盛。 争い事は好まない平和主義者。(無抵抗主義者ではないのでやられたら反撃はします) 耳が尖っていたり、整ってスレンダーな見るからにエルフっぽい容姿をしているが、エルフ社会での生活の記憶はない。 それでも自然や動物を好み、大切にすることを重んじている。 また、便利さを認めつつも、圧倒的な破壊力を持つ火に対しては慎重な立場を取る事が多い。 真面目だが若干浮世離れしている所があり、自然現象や動植物を相手に話しかけていたり、奇妙な言動をとることも。 学園へ来る前の記憶がないので、知識は図書館での読書などで補っている。
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《新入生》アーリア・フェブルウス
 リバイバル Lv11 / 教祖・聖職 Rank 1
■容姿■ 見た目:優し気な青年 髪:珊瑚色 目:露草色 ■年齢■ 24歳 ■性格■ 面倒見がよい、お節介、怒ると怖い ■趣味■ 料理、演奏 ■好き■ 音楽、演奏、料理、運動 ■苦手■ ピーマン ■サンプルセリフ■ 「ぼくが、嘘ついたことあった?」 「困ったな…そんな顔しないでほしいな」 「こらっ、ちゃんと手を洗ってこないと食べちゃダメだよ」 「ぼくの大事な仲間に手を出すな…死よりつらい目に合わせてやるッ!」 ■仲良くなると■ 呼び方:あだ名/キミ
《大空の君臨者》ビャッカ・リョウラン
 ドラゴニア Lv22 / 勇者・英雄 Rank 1
とある田舎地方を治め守護するリョウラン家の令嬢。 養子で血の繋がりはないが親子同然に育てられ、 兄弟姉妹との関係も良好でとても仲が良い。 武術に造詣の深い家系で皆何かしらの武術を学んでおり、 自身も幼い頃から剣の修練を続けてきた。 性格は、明るく真面目で頑張り屋。実直で曲がった事が嫌い。 幼児体系で舌足らず、優柔不断で迷うことも多く、 容姿と相まって子供っぽく見られがちだが、 こうと決めたら逃げず折れず貫き通す信念を持っている。 座右の銘は「日々精進」「逃げず折れず諦めず」 食欲は旺盛。食べた分は動き、そして動いた分を食べる。 好き嫌いは特にないが、さすがにゲテモノは苦手。 お酒はそれなりに飲めて、あまり酔っ払わない。 料理の腕前はごく普通に自炊が出来る程度。 趣味は武術関連全般。 鍛錬したり、武術で語り合ったり、観戦したり、腕試ししたり。 剣が一番好みだが他の分野も興味がある。 コンプレックスは身長の低さ。 年の離れた義妹にまで追い抜かれたのはショックだったらしい。 マスコット扱いしないで欲しい。
《新入生》ルーシィ・ラスニール
 エリアル Lv14 / 賢者・導師 Rank 1
一見、8歳児位に見えるエルフタイプのエリアル。 いつも眠たそうな半眼。 身長は115cm位で細身。 父譲りの金髪と母譲りの深緑の瞳。 混血のせいか、純血のエルフに比べると短めの耳なので、癖っ毛で隠れることも(それでも人間よりは長い)。 好物はマロングラッセ。 一粒で3分は黙らせることができる。 ◆普段の服装 自身の身体に見合わない位だぼだぼの服を着て、袖や裾を余らせて引き摺ったり、袖を振り回したりしている。 これは、「急に呪いが解けて、服が成長に追い付かず破れたりしないように」とのことらしい。 とらぬ狸のなんとやらである。 ◆行動 おとなしいように見えるが、単に平常時は省エネモードなだけで、思い立ったときの行動力はとんでもない。 世間一般の倫理観よりも、自分がやりたいこと・やるべきと判断したことを優先する傾向がある危険物。 占いや魔法の薬の知識はあるが、それを人の役に立つ方向に使うとは限らない。 占いで、かあちゃんがこの学園に居ると出たので、ついでに探そうと思ってるとか。 ◆口調 ~だべ。 ~でよ。 ~んだ。 等と訛る。 これは、隠れ里の由緒ある古き雅な言葉らしい。

解説 Explan

 学園の活動を一般に広く知らしめるため、広報館を設置することになりました。
 ついては、皆さんに展示物の案を出してもらいたいと思います。
 他の人と被ってしまった時のために、一人2~3個程度出していただければと思います。

 例:勇者が魔王を倒した時の装備(レプリカ)の展示
   学園生の気分になれるコスプレコーナー
   学園のグッズを販売する売店コーナー
   『勇者になって魔王倒す』みたいなアトラクション

 ちなみに、学園の来歴や沿革など、見てもそれほど面白くないお堅い内容については、先生方が作成してくれています。


作者コメント Comment
 こんごうです。
 現実世界にも自衛隊の広報館などのように、「なぜ存在するのか」「なぜ必要なのか」を紹介している施設があります。
 同じように、学園がなぜ存在するのか、なぜ必要とされているのかを、展示物を通してわかりやすく伝えるにはどうすればよいのかを考えていただければと思います。
 皆様の参加をお待ちしております。


個人成績表 Report
エリカ・エルオンタリエ 個人成績:

獲得経験:60 = 40全体 + 20個別
獲得報酬:1200 = 800全体 + 400個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
『勇者になって魔王倒す』みたいなアトラクション

来場したお客さんに準備しておいた木製の軽い剣や杖などを身に付けてもらい
勇者のコスプレをして
学園の敷地内を旅するフィールドや村、魔王の迷宮に見立てて探索

道中で出会うモンスターやNPCは
学園生(わたしたち)が簡易なお面などでその都度演じて対応

戦闘などは軽いチャンバラや、射的ゲームなどで行う

敵を倒すだけではなく、破壊された橋を直したり、解放した村人のケアをするとか
先に行ってフラグを立てておくと、後で思いがけないお礼や助っ人があったり
頑張れば魔王も説得できたり、心が温かくなるような展開にする

修理イベントは積み木などで行い
励ましや相談はその都度演劇形式で行う

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:960 = 800全体 + 160個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
広報館の展示物なぁ・・・
見て、聞いて、触って、感じて、戦って! 勇者の学園を知ろう!
のコンセプトの内、見てと感じてとなかなか難しい戦ってに焦点を合わせて考えてみようか。

見て感じるだけなら『技、必殺技の演武』と『軽めのカリキュラムの体験』、『模擬戦の観戦』でいいと思う
戦っての部分は『模擬戦に参加』して貰えれば良いだろう
なんとなくだが、町や村などの力自慢とか喧嘩自慢はオレ達、フトゥールム・スクエア関係者の事を甘く見ている輩も居そうだし、勇者は戦う力だけじゃないとは言っても戦う力もないと・・・な

普段展示できるようなものではなくイベント向きだがこんなものか

アドリブA、絡み大歓迎
他の展示物と纏めてもOK

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:60 = 40全体 + 20個別
獲得報酬:1200 = 800全体 + 400個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
提案1
体験アトラクション「勇者になって魔王倒す、『のち復興』」

目的
プロローグで問題になっている、学園への認識について、
普段の民生協力が、結局魔王の脅威に対抗するという本分につながるんだよ!と訴える

効果
戦闘だけでなく知恵や工夫を問うギミックを用意しどんな子にも楽しめる場面を提供出来る

想い
グラヌーゼ復興やアルチェ街起こしなどこれまでの取組を反映
僕たちの頑張りがここで日の目を見たら、嬉しいじゃないですか。

提案2
来歴・沿革を面白く!

①舞台化
大図書館で学園の来歴・沿革を調べあげた上で分かりやすさ・痛快さを優先して脚色し、舞台として提案

②ジオラマ
大陸地図を元に見易さと仕掛け満載のを提案
(続く)

アーリア・フェブルウス 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:960 = 800全体 + 160個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■心情
何も、敵を倒すだけがこの学園に来て必要なことではないだろう?

■展示案
1:魔法薬作り
魔法薬の中でも簡単なものを作れるようにしておく
(色付き水や違う花などで作っている気分になるでもOK)

2:応急手当体験
怪我をした人がいるときにどのように対処したらいいのかを展示
実際に人形の足や腕などに患部をマーキングして実際に手当をする

3:フトゥールム・スクエアクイズ
実際にあった事件や学園あるある、座学で習うことなどをクイズにする
クイズラリーなどにしてもよいと思う

ビャッカ・リョウラン 個人成績:

獲得経験:48 = 40全体 + 8個別
獲得報酬:960 = 800全体 + 160個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
■案1
体験型アトラクションの一環として、
学園の制服を着られるってのはどうかな?
レプリカでリボンの色を変えておく。

制服を着るとその一員になったみたいで気が引き締まるし、
アトラクションをより感じられると思うんだ。

■案2
こっちが私のメインだけど、
私達が使っているような剣や杖などの武器、
盾や鎧などの防具を試着出来るコーナーとかあればいいかなって。
もちろんレプリカで刃を潰して安全には考慮することになると思うけれど、
重さとか使い心地は本物みたいにしたいよ。

この前に行った村でも子供達が棒切れでごっこ遊びとかしてる訳だけど、
やっぱり本物に触れるとまた違ったことを知ったり感じると思うんだ。

ルーシィ・ラスニール 個人成績:

獲得経験:60 = 40全体 + 20個別
獲得報酬:1200 = 800全体 + 400個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
広報館展示物等の案出し

◆案1
勇者になった気分になれるようなメニューを扱うカフェ
緑色のメロンソーダで毒消しとか、青いミントソーダで回復ポーションとか、冒険の必需品っぽいジュースを出したり、勇者の野営風の肉(いわゆるマンガ肉)とか焼いて……グリル勇者とか

勇者が魔王の手下倒したときの、祝いの席に出るようなコース料理は勇者全席

◆案2
来歴・沿革とあわせて、地図をもとに模型(ジオラマ)作って、勇者が遺した功績を模型で一望できると面白そうだべ

◆案3
勇者の凄さ、勇者が何故必要か?
を示すため、比較対象として魔王の凄さを他の魔物何匹分とか、飛ぶ速さはグリフォンの○倍
ジャンプ力は○○山の高さ
とか表現できねえか

リザルト Result

 盛大なファンファーレと共に、青空にいくつもの花火が打ち上げられる。
 今日は、皆が知恵を絞って案を出し合った、フトゥールム・スクエア広報館の初開館日だ。
 満を持しての公開となったこの日は、開設記念行事ということもあって、開館初日から大盛況だった。
「……まるでお祭り騒ぎだな」
 【仁和・貴人】は、溜息交じりに呟いた。
 仮面のおかげで表情は分からないが、きっと呆れたような表情をしているのだろう。
「そうね。ちょっと大袈裟かもしれないわね」
 エリアルの少女【エリカ・エルオンタリエ】も、少し困ったような笑みを浮かべ同意した。
「広報館の開設となれば、記念式典ぐらいはあってもいいけど……」
 そう言って、あたりを見回す物腰の柔らかそうなリバイバルの青年は、【アーリア・フェブルウス】だ。
 学園上げての一大行事であることは認めるが、ノリが殆ど学園祭のようだとアーリアは思った。
「そうかなぁ? 私はこういうの好きだけどな」
 ドラゴニアの少女【ビャッカ・リョウラン】は、三人とは異なり、どこか楽しげに見える。
「とりあえず、おら達も見学してみるべよ。おら達の案が、どう採用されたのか、すごく気になるんだべ!」
「うん、そうだね。僕もそこがすごく気になるんだ」
 変わった言葉遣いのエリアルの少女【ルーシィ・ラスニール】が勢い込むと、優し気な風貌の少年【タスク・ジム】が控えめに同意した。
 確かに、自分達の提案がどのように採用されたかについては、皆の気になるところではある。
 聞いたところによると、皆の案を確認した学園長【メメ・メメル】は『さすがはオレサマの生徒達なのだ!』と大変ご満悦だったらしい。
 否が応でも期待が高まってしまう。
 彼らは連れ立って、広場に建設された広報館の建物に向かうことにしたのだった。

 建物の周囲は、多くの見物客でごった返していた。
「いたいた! おーい、チミ達ー!」
 人混みの向こうで、ぴょんぴょん飛び跳ねながらこちらに手を振るのは、学園長メメルだった。
「あ、学園長先生……?」
 挨拶しようとしたエリカ達は、彼女の格好を見て軽く目を見開いた。
「ふふーん。どうだ? 似合っているかね~? オレサマ、超可愛らしいだろー? ときめくだろ~、男子諸君~?」
 その場でくるりと回って見せると、スカートがふわりとひるがえった。
 メメルはいつもの服装ではなく、学園の女子学生と全く同じ制服を身に着けていた。
 しかし、制服のところどころに多少のデフォルメがほどこされており、在校生の制服とは微妙に異なっていた。
 一目でわかる箇所としては、リボンの配色が違う点だ。
「あ、私が考えたコスプレ衣装!」
「うむ! そのとーり!」
 ビャッカの声に、メメルは両手を腰に当てて力強く頷いた。
「いやー、オレサマも、久しぶりに学生の気分を思い出してしまったのだ。チミタチも楽しみたまえよー」
 そう言い残すと、メメルは軽い足取りで人混みの中に消えていった。
「まったく。もてなす側の学園長が楽しんでどうするんだか」
 仁和は呆れたように言った。仮面をしているせいでわからないが、きっとそんな顔をしているのだろう。
「まあ。学園長らしいと言えば学園長らしいよね」
 無邪気に走り去っていくメメルの後ろ姿を、タスクは微笑しながら見送った。
 周囲を軽く見渡してみると、メメルと同じような学園生コスプレ衣装に身を包んでいる人々がちらほら目に入った。
 制服だけではなく、生徒達が課外授業などで装備する武器や防具を身に着けて、ご満悦になっている人もいた。
 もちろん、来場者が装備しているものは、寸法が同じだけのレプリカだ。
 勇者のコスプレだけではなく、ケットシーのような比較的可愛らしい見た目の魔物着ぐるみを着て楽しんでいる人の姿もある。
 体験試着は、それなりに好評を博しているように見えた。
 好きなポーズを取って『芸能・芸術コース』の学生にスケッチしてもらっている人もいた。
「すいませーん、校庭ってどこですかぁ?」
 やや舌足らずな声に、エリカが視線を下に向けると、勇者の装備に身を包んだ子供が二人、揃って彼女を見上げていた。
 サイズを別にすれば、その衣装は、魔王を倒したとされる勇者のものを忠実に再現している。
 デザインや製作については、美術関連の文化部に協力してもらっているが、なかなかのクオリティだ。
「校庭ならあっちよ」
「ありがとー!」
「お姉ちゃん、ありがとー!」
 小さな勇者達は優しく微笑むエリカに礼を述べると、パタパタと走り去っていった。
 二人の手には、いくつかのハンコが押されたスタンプカードが握られていた。
 広報館の前では、開館記念という事もあって、様々な催しが行われていた。
「案を出しておいてなんだが、皆張り切ってるな……」
 仁和は、仮面越しに頬を掻いた。
 まず目に入ったのが、模擬戦というか訓練展示の様子だった。
 模擬戦の様子はストーリー仕立てになっているらしく、軍勢を率いて攻め込んで来た魔王軍を、勇者達が迎え撃つというシナリオだ。
 演じる学生達が勇者側と魔王軍に分かれ、熾烈な必殺技の応酬を繰り広げている。
 その大迫力に、見学者からは、ある時にはどよめきが、そしてまたある時には盛大な歓声が巻き上がっていた。
 広報の一環ということもあってか、どちらの繰り出す必殺技も、実用的なものというよりかは、見た目が格好良く派手なものが中心となっていた。
「だけど、宣伝効果は抜群だと思うよ」
 務める演者達は、『勇者・英雄コース』、『武神・無双コース』専攻の学生達だ。
 タスクが同じ専科の同期のみならず、先輩や後輩に協力を仰ぎ、仁和の案とすり合わせる形で実現されたイベントだ。
 しばらく一進一退の攻防が続くが、徐々に勇者側が優勢となり、死力を尽くした猛攻の前に魔王は敢え無く地に膝をつき、見事勝利をおさめ模擬戦は終了した。
「こうして、魔王は滅び去り、世界に平和が訪れました!」
 そのアナウンスに、盛大な拍手と歓声が沸き上がった。
「しかし、勇者の闘いはまだ終わっていません。むしろ、本当の闘いはこれから始まるのです!」
 そのアナウンスと共に、今度は戦火に荒れ果てた世界の復興に従事する勇者達の復興支援の実演が始まった。
 先程の必殺技の応酬で派手に破壊された演技用の建物を元通りに修復したり、陥没した地面をならし、荒れ果てた大地を復興するといった実演が始まったのだ。
「勇者は武器を置き、代わりに鍬や槌を手に、国土の復興に尽力しました……っていう終わり方が素敵よね」
「うんうん。これぞ勇者って感じだよね」
 演武や模擬戦で魔王を退けた後、復興につなげるというのはエリカとタスクの案だったが、これによって、勇者が戦うだけの存在ではなく、戦後の復興を見据え活動しているということを上手く広告出来ているように見えた。
 復興作業の実演と並行して行われているのは、負傷者への救護活動の実演だ。
 見学者から希望を募って、特別な技術や知識が無くても出来る応急手当のやり方を、負傷者役の人形や学生相手に実演してもらっていた。
 こちらは子供達よりも、山に入ることが多い木こりや猟師といった大人達が、真剣な眼差しで手当の手順を学んでいた。
「うーん、ぼくとしては、子供達にこそ、こういう技術を真剣に学んでもらいたいところなんだけどね」
 応急手当体験を提案していたアーリアは微苦笑を浮かべた。
 やはり、見た目が派手な模擬戦のほうに目が行ってしまいがちなのだろうか。
「まあ、こういうイベントを何度も繰り返しているうちに、興味を持ってもらえることもあるだろう」
「んだ。子供達にも興味を持ってもらえるように、おら達もブラッシュアップすればいいんだべ」
「そうか。そうだね」
 仁和とルーシィの言葉に、アーリアは気を取り直したようだった。
「ん? フェブルウスくん。あっちのほうは、子供達にも人気のようだぞ」
 仁和の視線の先は、アーリアのもう一つの案だった魔法薬作成実演コーナーだ。
「ホントだ。女の子達が多いみたいだね」
 その隣でビャッカが手庇を作っている。
 アーリアがそちらに顔を向けると、女の子達が学生の指導で、初歩的な魔法薬の調合に挑戦している場面が目に入った。
 ままごとの延長のようなものに思えるのか、女の子達は楽しそうに調合の体験実習に夢中になっていた。
 ちなみに、これらのアトラクションや体験実習系の催しについては、さすがに毎日行うのは難しいため、今後は隔週や隔月などで行われる予定だ。

 広報館の受付で、思いがけない人物と遭遇した。
「ああ、キミ達も見物に来たんだね」
 受付で来場者の案内をしていたのは、【コルネ・ワルフルド】だった。
「予想以上に盛況でね。どこもかしこも人手不足なんだよ。さ、立ち止まらないで奥に進んで!」
 大変だなと同情しつつ、コルネや他の来場者の邪魔にならないよう、一行は展示物エリアへと進んだ。
(……メメル先生が遊び惚けてた事は、言わないほうがいいよね)
 ビャッカが、小声でつぶやくと、一同は深く頷いた。
 広報館は平屋建ての建物で、中は結構広いようだ。
 床に順路を示す矢印があり、その方向に進んで展示物を見学していくようだ。
 まず目に入ったのは、学園の歴史というか、来歴や沿革が紹介されているコーナーだった。
 当初、来歴や沿革は教職員が作成する予定だったのだが、エリカ、タスク、ルーシィの三名がメメルを始めとした教職員に直談判し、自らの案を作成することになったのだった。
 皆が『来歴・沿革』のコーナーに足を踏み入れた途端、照明が落ちて室内は真っ暗になる。
 稲光のような音と光が室内に轟いたかと思うと、迫力のある音楽と共に、室内の壁一面に一般的に知られる魔王誕生から各種族の勇者達に討伐されるまでの経緯が映し出された。
 壁に映し出される絵画風のイラストは、音声に合わせて切り替わり、フトゥールム・スクエアが設立され、今日の勇者の学園へと姿を変えていく経緯がナレーション付きで公開されていた。
 ナレーションの声を当てているのがノリノリのメメルであることが、来歴というお堅い印象を適度に削いでいる。
『製作・芸能・芸術コース』というテロップを最後に、映像は終了した。
「これは、なかなかすごいね」
 タスクは感動したように呟いた。
 芸能・芸術コース専科の学生達に依頼したのはタスクだったが、演劇などではなく、こういった形で実現されるのも中々面白いと感じた。
「そうね。こんな感じなら、一日に何度も実施できるわね」
 エリカも感心したように頷いている。
 照明が戻ると、部屋の中央付近に設置されている模型がスポットライトで照らし出されていた。
 学園周辺の地理や、学園の設備を縮尺した精密な模型だった。
 作製は、『来歴・沿革』と同じく、『芸能・芸術コース』の学生によるものだ。
「おおー、なかなか良く出来てるべ!」
 その出来映えに、ルーシィが感嘆の声を上げる。
「これは中々良く出来ているね。このボタンは何かな」
「押してみるよ」
 アーリアが感心するように呟き、ビャッカが「校舎」と書かれているボタンを押した。
 すると、模型の校舎の部分に明かりがつき、解説の音声が流れ始める。
 音声は、『来歴・沿革』の紹介映像と同じ、メメルによるものだった。
 先ほど以上にはっちゃけた様子で、押したボタンに対応して光る校舎や設備について、普段学生達と接するような口調で、面白おかしく解説していた。
 その他の展示物も中々充実しているように見えた。
 勇者達の残した装備品のレプリカの展示や、当時の勇者と魔王がどのぐらいの強さだったのか、わかりやすく説明されていた。
 一般の人にも比較的馴染みのあるクマなどの危険な野生動物を比較対象として、腕力はクマ何百倍、空を飛ぶスピードはグリフォンの何倍の速さなど、魔王がすさまじい存在であり、間接的に、それを打倒した勇者達もまた、類まれなる実力を誇っていたということが容易に推測できるような内容になっていた。
 様々な展示物を眺めつつ、やがて一行は案内表示の示す出口に辿り着いた。
「室内の展示物は、こんなところなのかな」
 ビャッカが軽く見まわすと、公開予定表というスケジュール表のようなものが目に入った。
 そこには、今回諸事情で開演記念日に間に合わなかったアトラクションやイベントの公開予定日時の記載があった。
『○月×日:勇者に挑戦! 力自慢対決! トーナメントに勝ち残って、勇者に挑もう!』
『×月▲日:芸術・芸能専科生徒による、七選の魔王討伐演劇』
『□月○日:勇者の学校クイズラリー。完走者にはもれなく記念品を提供』
『×月□日:全ての生命が直面する死と消滅についての研究会』
 など、いくつかのイベント予定が記入されていた。
 最後の一つについては、妙に重いタイトルではある。
「開設記念日に間に合わなかったのは残念だけど、口コミで広がって、ゆくゆくはリピーターが付いてくれればいいかもね」
 エリカの言葉に一同は頷いた。
「一通り見て終わって時間も時間だし、そろそろ腹ごしらえでもしないか?」
「腹ごしらえ! そうだね! お昼ご飯食べよう!」
 仁和の提案に、真っ先にビャッカが賛同の声を上げた。

 最後に一行が訪れたのは、広報館に併設されている喫茶店だった。
 その名も『ゆうカフェ』。
 勇者のカフェの略称という事らしい。
 ここにも、彼らの提案がしっかりと生かされていた。
「メニューをお持ちしました、勇者様っ!」
 元気いっぱいの挨拶と共にメニューを持ってきたのは、『村人・従者コース』で学ぶ少女だ。
 ちなみに、給仕役の学生達は、男子が執事、女子がメイドの格好をしている。
「どれにしようかな、どれもおいしそうだな」
 メニューの上に視線を行ったり来たりさせながら、ビャッカは悩ましそうに声を絞り出す。
「……そんなに迷うなら、全部注文すればいいだろう」
 呆れたように呟き、仁和は一足先に自分のところに届いたコーヒーに口を付けた。
 もちろん、仮面を被ったままで。
「そっか! そうだよね!」
 パッと顔を輝かせたビャッカは、メニューを次々に読み上げていった。
 あわてて、ウェイトレス役の少女はメモを取っていく。
「冗談のつもりだったんだが」という仁和の小さな呟きは誰の耳にも届かなかった。
「勇者の野営食セットは、なかなか面白いアイディアだね」
 アーリアの視線の先には、勇者の野営食風骨付き肉と、毒消しポーション風メロンソーダがあった。
 どちらも、ルーシィが注文したものだ。
 毒消しメロンソーダ風ポーションは、毒々しいアオミドロ色で、時々ブクブクと泡立っている。
「見た目は不気味だども、味は至って普通のメロンソーダだべ!」
 毒消しポーション風メロンソーダを躊躇なく飲み干し、ルーシィは感想を述べた。
 見た目の不気味さとは裏腹に、売れ行きは好調らしく、注文している客は多いようだった。
「この勇者の野営食風の肉も、ジューシーでボリューム満点だべ!」
 ルーシィは骨付き肉にかぶりつき、満足そうに顔をほころばせた。
 勇者が野営時に本当にこんな食事を摂ったのかはわからないが、雰囲気を楽しむには十分だ。
「私は、この城壁風レンガケーキと回復ポーション風ミントソーダをお願いします」
「僕も同じケーキと、ポーション風ラズベリーヨーグルトを」
「畏まりました、勇者様! 少々お待ちくださいませ!」
 エリカとタスクの注文を聞き終えた給仕役の少女は、ペコリと頭を下げると調理場の方へと走っていった。
「なんだか、思った以上に大盛況でびっくりしたよね」
「ええ。学園の皆の協力があってのことね」
 ビャッカの感想にエリカが笑顔でうなずく。
「先生方や生徒の皆に、ずいぶんと負担を強いてしまったかもしれないね」
 ふとタスクが僅かに表情を曇らせた。
「そう深刻に考えることじゃ無いと思うな。みんな結構張り切って楽しんでいたしね」
「オレもそう思う。それに、皆で協力して何かを成し遂げるってのは、いかにも勇者っぽくて良い感じじゃないか?」
「んだとも。これで一般の人に勇者を知ってもらえるなら、今後の活動もスムーズになるべ」
 アーリア、仁和、ルーシィの言葉に、タスクは気を取り直したように「それもそうだね」と笑顔を見せた。
「大変お待たせいたしました、勇者様!」
 そこへ、注文の料理が次々と届いた。
「わー、来た来た!」
 ビャッカが自分の前に運ばれてくる料理の数々に嬉しい悲鳴を上げ、ある者は肩を竦め、ある者は苦笑しながら料理に舌鼓を打つ彼女を見守った。
 こうして、フトゥールム・スクエア広報館開設記念行事は、大盛況のうちに幕を閉じたのだった。



課題評価
課題経験:40
課題報酬:800
開設! フトゥールム・スクエア広報館
執筆:こんごう GM


《開設! フトゥールム・スクエア広報館》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 1) 2021-02-16 00:08:37
賢者・導師コースのエリカ・エルオンタリエよ。
わたしは「『勇者になって魔王倒す』みたいなアトラクション」の準備をしようと思うわ。
よろしくね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 2) 2021-02-16 02:15:01
勇者・英雄コースのタスク・ジムです!よろしくお願いいたします!

報道勇者を目指す身としては、見逃せない課題です!
さぁ~何から始めましょうかっ!?(腕捲り)

アトラクションは楽しそうだし大好きなので、部長さんの案に乗っかりたい気もします。
やること一杯で人は少ない(現時点)ので…
手分けする考え方もありますが、
逆に割り切って人員を一点に全集中(他は割愛)という考え方もありますね!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 3) 2021-02-16 07:48:15
>アトラクション
今のところ、参加者に勇者になってもらって、木製の軽い剣や杖などを身に付けて
学園の建物を迷宮に見立てて探索してもらおうと思ってるわ。
迷宮で出会うモンスターやNPCはわたしたちがやって、
手の空いてる先生や先輩がいれば手伝ってもらえないか聞いてみるわね。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 4) 2021-02-16 14:26:53
う~む!
色々考えましたが、僕もアトラクションに加わることにします!
他のことは先生方にお任せしつつ、
貴人さんのスペシャル楽しい独創的な企画にも期待しましょう♪

アトラクションについての意見なんですが、一捻りして
「勇者になって魔王倒す、『のち復興』」というのはどうでしょう?

プロローグで問題になっている、学園への認識について、
普段の民生協力が、結局魔王の脅威に対抗するという本分につながるんだよ!
と訴えることができる上に
たたかいがとくいじゃない、またはこわい子にも楽しめる場面を提供出来て、
一石二鳥だと思うのです。

何より、僕たちがずっと取り組んで来たことですからね。
ここで日の目を見たら、嬉しいじゃないですか。
ということで、どう思います部長さん?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 5) 2021-02-16 14:29:25
…と、展示の案を1人2、3案出しましょう、というオーダーもありましたね。
それでは、サブ案で当日自分で動かなくても大丈夫そうな展示ものを
色々考えてみますね。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 6) 2021-02-16 16:20:56
>のち復興
わたしも敵を倒すだけより、いろんなシチュエーションがある方がいいと思うわ。
破壊された橋を直すとか、解放した村人のケアをするとか、先にやってフラグを立てておくと
先で役に立ったり助っ人に来てくれるとかあっても面白そうね。

>2、3案
「被った時のために」ってことのようだから、
ここで相談して被りを避けるとか、むしろ一緒にやるとかすれば大丈夫だとは思うけど
メインの他にも案を出して、手の空いてる先生や先輩をアテにしてみるのも悪くない考えだわ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 7) 2021-02-16 16:25:54
>サブ案
マオマオやカカオポッドの着ぐるみを着て、見学者の案内やおもてなしをする。
子供向けには着ぐるみのスケッチ会とかしてもいいかも?

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 8) 2021-02-17 22:15:14
おらぁ、賢者・導師コースのルーシィいうだ。よろしく頼むだよ。
おらは、勇者になった気分になれるように……傷が全回復する魔法薬とか、魔力を回復する薬とかみたいな雰囲気の飲み物とか作ったら、面白いんじゃねえかなと思うでよ。
まあ、味は本物に似せると……激マズじゃろうけど。

他にも、勇者の野営風の肉(いわゆるマンガ肉)とか焼いて出す屋台とかも、いいんじゃねえかと思ってるでよ。

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 9) 2021-02-17 23:58:58
勇者や学園をテーマにしたコンセプトカフェというのも面白そうね。
魔法の飲み薬っぽいジュースとか、遺跡の石積みをイメージしたケーキとか
いろんなメニューを考えられるんじゃない?

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 10) 2021-02-18 00:09:01
うわ!人数がすごい増えてる!いや、6人だから満員ですか!
嬉しいですね~!皆さん、よろしくお願いいたします!

>復興
先に町の役に立ってフラグを立てるのは面白いですね。
ゲーム性ありますよね。
アトラクションは、アイデアたくさん詰め込みましょうね!

>展示色々
学園内のかわいいキャラの着ぐるみがおもてなしするの、いいですね!

ルーシーさんのは、薬風飲み物も屋台にならべて、
それこそ魔法薬やさん気分で選んでもらうとか、
いっそのこと来館者に一杯サービスとか、色々考えられますね。
もちろん、お味のほうは飲みやすくしたほうが…(笑)
色合いや炭酸などで魔法的雰囲気を出したジュース見たいな仕上がりになるとよさそうです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 11) 2021-02-18 00:17:42
なるほど…

カフェとして常時営業しつつ、アトラクションも一定の周期でやる。
つまり、人材を募集してカフェ経営を続ける一方、
定期的に課題扱いで生徒を募集してアトラクションを実施する、
という展望を持てば、展示物が並ぶだけのイメージから脱却した、
「攻めの広報施設」を実現出来ますね…(知将の眼鏡キラリ)

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2021-02-18 00:40:33
【ご相談】「来歴や沿革」を面白く伝えたい!

実は、挑戦してみたいことがありまして。

プロローグに、こんな文言がありまして。
「学園の来歴や沿革など、見てもそれほど面白くないお堅い内容については、先生方が作成してくれています。」

「来歴や沿革」が「面白くないお堅い」

いやいや、ゆうしゃのがっこ~ですよ?
我らがゆうがくの来歴や沿革、つまり歩んできた軌跡ですよ!
面白くないはずがないし、お堅いと敬遠されないように工夫することこそ
広報の役目だと思うんですよね。

そこで、それを何とか実現出来たら、と思っていますので、
もしよかったら、そして、アイデアが浮かんだら、教えていただければ嬉しいです!



《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 13) 2021-02-18 00:59:06
「来歴や沿革」

自分では二とおり方法をかんがえてみました

A 舞台化 ※当日の人手が心配。発案中のアトラクションとかぶる(?)
B 映像化 ※事前に作ってしまえば当日はほかのことができる
      ※果たして実現可能なのか…?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 14) 2021-02-18 12:29:22
>来歴・沿革
舞台化に追加案だけど、吟遊詩人みたいに弾き語りするとか、
複数でやるなら歌劇でやるとかすれば、観客の印象に残ったり
今回、会場に来られなかった人にも口コミで広がらないかなと思ったわ。

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 15) 2021-02-19 09:00:13
>来歴・沿革
舞台じゃと、演者が居ないときは上演できねえから、継続的にやるなら役者の手配も要るんじゃねえかな?
一度だけで終っちまうと、口コミで舞台目当てに来た人が肩透かし食らったようになりそうなのがなあ……。

客寄せが目的でもあるで、なるべく現場のスタッフで継続的にできることを考えた方が、維持もしやすいんじゃねえかな。

水差すようで申し訳ねえが。

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 16) 2021-02-19 09:03:28
>勇者カフェ
露店や屋台じゃのうて、そういう本格的なカフェも面白そうだべ。
勇者の名を冠してたら、子ども達も好き嫌い言わずに野菜食うかもしれねえしな。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 17) 2021-02-19 13:08:55
>来歴・沿革
そこで、舞台については月イチとか、規模によっては半年一回とか、
そういうスペシャルイベントにして、
役者はその都度課題で募集する、という流れを作れれば、
現場スタッフだけでなく、課題参加者の手も借りて、続けられると思うんですよね。
特に、芸能・芸術コースの実習としてはちょうどいいんじゃないかと思うんですよね。

やるとなったら、校長先生やコースの先生方や事務局さんのところを提案して回ろうと思っています。

ただ、あまり大掛かりにすると、GM様が採用してくれるかどうかが微妙になり、
外しちゃったら書いた文字数がもったいないことになりますので、
リスクはありますよね~。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 18) 2021-02-19 13:12:15
>来歴・沿革

一方、映像化案は、以前に宇波GM様の「ゆうカレ!」でVR技術が登場しましたし、
そこまでいかずとも、映像を写し出す魔法の水晶とかありそうなので、
不可能ではない気はするのです。

それにしても、まだ、あるかもしれないという希望的観測を出ないので、
難しいですね~。悩みどころです。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 19) 2021-02-19 13:13:54
話は変わりますが、ささいなワンアイデアです。

「ゆうカレ」で思い出しましたが、
カフェをやるなら、屋号は「ゆうカフェ」とかどうでしょう?

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 20) 2021-02-19 14:18:14
>舞台
今回のメンバーでは難しいかもしれないけど、広報の方法としては捨てがたい気もするので、
この先で機会があれば、芸能・芸術コースの人がいる時に改めて相談したいわね。

>イベント
各種展示や催しに行くとスタンプが貰えて、いくつか揃えると記念品がもらえるとかどうかしら?
学園の紋章とか剣や杖をモチーフにしたキーホルダーとか、
お金や手間があまりかからない物なら準備できるんじゃないかと思うわ。

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 21) 2021-02-19 19:26:11
>舞台
水差すようなこと言っちまったけんど、舞台自体は集客力高いと思うで、「芸能・芸術コース生徒の実地授業の一環」として提案するんなら、無駄にはならねえんじゃねえかな。
毎日が難しいなら、週一とか先生とコースの生徒で調整してもええじゃろうし。

ガチガチに決めたら、そういった調整の余地がなくなっちまいそうだし、「こんなイメージで」ってな感じでふんわりとした感じにしとけば、ええ塩梅になんねえかな。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 22) 2021-02-20 00:23:54
ふむふむ。
それでは、「来歴・沿革」を紹介する舞台については、
「芸能・芸術コース生徒の実地授業の一環」として、今回及び今後の定期的な実施を、学園事務局に提案する
という行動にしてみようかな、と思います。

今回実現出来れば良し、
今回出来なくても、今後の広報館のための提案となれば良し。

要は、
「来歴・沿革もやり方次第で面白くなるよ!」と、先生方に伝わること、
今後、僕たち課題参加者がいなくても持続可能な企画を提案しておくこと、
この二点が達成できれば、上々だと思いますので。

そんなわけで、上記の考えでいくと、舞台化で僕たちがやることは
・脚本
・学内調整
この二点になります。もちろん、出演してもいいし、他に役割を見つけて実行するのも素敵ですね。

学内調整は僕が頑張りますので、脚本作りの立候補や内容のアイデアを熱血大募集します!

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 23) 2021-02-22 00:04:49
今んところ、主なのは
・来歴・沿革紹介舞台提案
・なりきり勇者アトラクション
・キャラクター着ぐるみでおもてなし
・ゆうカフェ

この辺が具体的に意見出てる内容だべか?

>ゆうカフェ
メニュー案は魔法薬風ドリンクに城壁風ケーキ、グリル勇者(マンガ肉焼いたの)。
あとは……勇者が魔王の手下倒したときの、祝いの席に出るようなコース料理もええでなあ。
勇者全席ってな感じで。

>展示物
大陸の地図も出てきたことだで、地図をもとに模型(ジオラマ)作って、それに勇者が残した功績……解放された街とか、開拓された航路とか、魔物倒して行き来が復活した街道とか。そういうのを一目で見てわかる仕掛けもおもしれえかもな。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 24) 2021-02-22 06:24:49
遅くなってしまってすまない。
魔王・覇王コースの仁和だ。

オレが思いついたのは模擬戦の観戦及び参加と技、必殺技の演武だな。

魔王に対する最後の砦、魔物に対する防衛線として武は必要不可欠だし知ってもらえることで安心感にもつながるだろうしな。

それと、技や必殺技はカッコいいからな。
男の子としてはワクワクするよな。
まぁ、オレの必殺技は見栄えのするようなものではないが…

スペシャル楽しい独創的な企画ではないと思うがこんなとこだな。

《新入生》 ルーシィ・ラスニール (No 25) 2021-02-22 07:54:25
そういや、勇者の凄さとか、勇者が何故必要か? ちゅうのを示すには、魔王ちゅうんがどんだけの脅威か示すのも必要かもなあ。
魔王の恐ろしさと強さがわかれば、勇者の必要性も自ずとわかるじゃろうし、比較対象があった方がイメージもしやすいじゃろう。

おらは、カフェの企画と併せて、その辺も盛り込んでみてえだよ。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 26) 2021-02-22 17:00:34
すごい!色々出てくるもんですね~!

ルーシィさんのジオラマ案は素敵ですね!
事前に頑張れば当日に動かなくて済み、しかも来歴・沿革として面白い!

そして貴人さんの模擬戦、演武はなるほど!って感じですね!
魔王の脅威と戦う最前線の役割をストレートに見せる(魅せる)ことが出来ますね。
メチャメチャスペシャル楽しいですよ。僕もやりたいです(笑)

イベント、展示物が増えるほど、スタンプラリー案は効果的になりますね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 27) 2021-02-22 17:11:53
今回はですね~、魅力的な案がたくさん出ているので、
やはり、色々なコースから人手を募った方がいいと思うわけです。
そうすると、僕たち6人は一番やりたいプランにそれぞれ注力しながら、
全体的にとても盛り上がるような、広報館のスタートを切れると思うんですよね。

現時点の案として、こういうコースに、今回の人手募集依頼、長期的には課題化の提案、を考えています!
・来歴・沿革紹介舞台→芸能・芸術コース
・来歴・沿革紹介展示→芸能・芸術コース、賢者・導師コース
・ゆうカフェ接客→村人・従者コース
・着ぐるみおもてなし→芸能・芸術コース、村人・従者コース
・模擬戦・演武→勇者・英雄コース、武神・無双コース

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 28) 2021-02-22 17:16:44
ただし…度を越えた外部委託は、そもそものゆうがくエピソード参加の趣旨に
反する恐れがあるなあ…と、書きながら思ってしまうわけで(爆)

そう考えると、
広報館の未来に向けて色々なコースでの課題化提案はしていきたいとしても、
今回課題に限っては、僕たち6人で完結する方向性も考えなきゃいけないわけで、
う~ん、悩ましいですね。

考える時間は今日と明日まで、明後日未明に出発が迫ってますが、
引き続きご意見お待ちしております!

《グラヌーゼの羽翼》 エリカ・エルオンタリエ (No 29) 2021-02-22 18:26:38
>脚本
魔王事変については分かってることが少ないので、
脚本には創作がかなり必要になりそうだけど、
わたしたちが全校集会や課題などで体験したことを舞台化するなら
脚本は書きやすいかなと思ったわ。

《大空の君臨者》 ビャッカ・リョウラン (No 30) 2021-02-23 16:44:05
挨拶が遅くなってごめん。
勇者・英雄コースのビャッカ・リョウランだよ。

今回は案を出すのがメインであって、別に私達6人でやれとは言われてないような…
詳細まで詰めた具体的な案があるなら出すといいんじゃないかな。
あと、詳細が纏まらないけどザックリこういうことやりたい的な案もあれば出しておいてもいいと思うよ。


…で、
私はとりあえず触れる体験をメインに考えてみたよ。
本物みたいな重さの武器や防具のレプリカを試着してみたり、
職場体験的な感じで制服のレプリカを試着してみたり、
そんな感じだよ。
後者の制服案は他の体験型アトラクションと併せてみるのも面白いかなと思うよ。

《新入生》 アーリア・フェブルウス (No 31) 2021-02-23 16:55:41
ごめん、遅くなっちゃって。
教祖・聖職コース、アーリア・フェブルウスだよ。

確か、先生が『皆さんに展示物の案を出してもらい』『かぶったときように2,3個』と言っていたと思うな。

で、ぼくは、まだ悩んでるんだけど…
魔法薬作りと応急手当体験とかをしてもらうのはどうかなとか考えてるよ

何も、敵を倒すだけがこの学園に来て必要なことではないだろう?
この二つなら、万が一があったときに役にも立つかなと。

ぎりぎりまでは変更可能だから、声かけてほしいな。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 32) 2021-02-23 19:55:22
出発迫るなか、なかなか顔出せなくてすみません!

ビャッカさん、アーリアさんのご指摘のとおり、今回は案出しまででしたね。
気合い入りすぎて、勇み足するとこでした(苦笑)

僕は、今まで自分で挙げたものを、案として提出することにしますね。
アトラクションも、部長さんと共同で練って、提案するということで。

沿革のなかには、確かに、僕たちが体験したことも、織り込んで言いかもしれませんね!

出発ギリギリまで整理して、良い提案が出来たらと思います!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 33) 2021-02-23 22:45:35
いよいよ出発ですね!

少し早いですが、自分のプランを簡単に報告して
出発のご挨拶に代えさせていただきます。

提案1 体験アトラクション
提案2 来歴・沿革を面白く!
提案3 各コースとの連携

このようにまとめてみました!
文字数が一番の強敵(いつものこと)でしたが、
最善は尽くしたつもりですので、あとは果報を寝て待つばかりです。

皆さん、ご一緒いただきありがとうございました!
あとは、結果を楽しみに待ちましょう!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 34) 2021-02-23 22:45:45