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時の奇術師 ~破棄された裏工房~


ストーリー Story

「瑞理、誕生日おめでとう。ほらケーキ持ってきたぞ」
「ありがとう、兄さん」
 学院の調理実習室の中心にあるテーブル席に【稲葉・一矢(いなばかずや)】が手作りした誕生日ケーキが置かれる。
「おめでとう、瑞理ちゃん!」
「お誕生日おめでとう、みずりん!」
「ありがとう! それじゃあみんなで歌おうか、さんはいっ!」
 【稲葉・瑞理(いなばみずり)】は周りに呼びかけて歌を合唱してから目の前に置かれたケーキの蝋燭を吹き消した。
 実習室中から次々とお祝いの声が上がる。
 今日の実習室には大勢の生徒が集まっていた。
 いずれも瑞理の友人たちだ。
 天性の明るさで人当たりが良く、努力家の瑞理は交友関係がとても広い。
「んでどうしてお前がいるんだ? ニル」
「そりゃあ恋人の誕生祝いに彼氏がいるのは当然だろ? むしろなんで君がいるんだい?」
「家族が誕生日を祝うのは当然だろうが」
「なら未来の家族である僕がいてもなんら不思議じゃないよね? お義兄さん」
「誰がお義兄さんだ。ふん、今すぐここから叩き出してやろうか?」
 ギロリ――。
 一矢は不機嫌に鼻を鳴らすと、瑞理の隣に座る【ニルバルディ・アロンダマークォル】を睨みつける。
「ほんと一矢ってシスコンだよねえ」
「さすがにそろそろ妹離れしないと事案だよ? まあ可愛いのは分かるけどさあ」
「誰がシスコンだ。俺は家族として……」
「はいはい、お兄ちゃん。早くケーキ食べようねえ」
 だが周囲の生徒たちは一矢を茶化し、あははと笑い声を上げる。
「もう、兄さんも座って。ただでさえ目つきが悪いんだから、むすっとしてたら損するよ。普段から笑顔を心掛けないとね」
 にいっと笑みを作る瑞理に釣られ、周囲から再び笑い声が沸き上がる。
「――!!」
 と、不意に一矢の眼光が鋭さを増した。
 先程までのただ不機嫌だったそれとは違い、殺気を伴うモノだった。
 刹那、澄んだ金属音が響いた――。
 ケーキ数ミリのところで二つのフォークが交錯していた。
「でたな、G野郎。どこから湧いて出た?」
「おいおい、可愛い生徒の誕生会にどうしてオレサマを呼んでくれない? せっかく誕生日プレゼントも用意したってのにつれないじゃないか」
 いつの間にか忍び寄っていたメメル学園長の伸ばしたフォークと一矢のフォークが擦れ合い、ガチガチと音を響かせている。
「ならプレゼントだけ置いてとっとと失せろ。そうしたら後でケーキだけは持っていってやる」
「おいおい、最近言動が益々乱暴になったんじゃないか。先生は悲しいぞ。ただでさえ目つきが悪いんだ。それで態度まで粗暴になったら人生ジ・エンドだぜ?」
「一体誰のせいだ。毎回毎回俺のケーキを狙いやがって。狙うのならニルのにしろ」
 鍔迫り合いから互いに間合いを開く。
 まるで短剣を構えるように、互いにフォークを手に隙を窺っている。
「いやいや、頼めばニル坊もみずちんも喜んでオレサマに献上するだろ? 奪うからこそ美味なんじゃないか」
「それが教職者の言葉か? このG野郎、人類を舐めんなよ!」
 二つのフォークがまるで刃をぶつけ合うかのように、いたるところで火花と高音を散らす。
「あっ、これ魔法石だ。しかも私の杖に合うように魔術式がカスタマイズされてるよ」
「さすがは学園長だね。ここまで細密な組み上げなんて超一流の魔術師でもなかなか出来るものじゃないよ」
 瑞理とニルバルディはメメル学園長から攻防の合間に手渡された誕生日プレゼントに目を見張る。
「さすがは一矢先輩。ケーキ作りの腕だけは超一流だよね」
「こういう時だけは先輩がシスコンで良かったって思うよね」
 周囲の生徒たちも鋭いフォークの応酬をまるでそよ風のように気にも留めていない。
 いい意味か悪い意味か、他の生徒たちはこれを日常の光景としてすっかり受け入れてしまっていた。
「くっ、またやられた……!」
 数分後、雌雄は決していた。
 無念そうに顔をしかめ、地面に這いつくばる一矢。
 そして彼の背中に座り、満足そうにケーキを食べているメメル学園長。
「オマエのものはオレサマのモノ、オレサマのモノもオレサマのモノ~♪」
 予めメメル学園長に用意されていた分を含め、二つのケーキが胃袋に収められる。
「やっぱメメたん相手じゃ学園の鬼神と呼ばれた兄さんも形無しだね。ニル、あーん」
「あむ……最初はお菓子作りだけが取り柄だった心根優しい少年が、どうして学年最強の剣士になったんだかねえ」
「そこ、さりげなくあーんしてんじゃねえ……!」
 瑞理とニルバルディは生暖かい視線を倒れ伏す一矢に送る。

「……ニルか?」
「すまない、起こしてしまったかい?」
「いや、どうせ起きるタイミングだった。問題ねえよ」
 微睡(まどろみ)の中、気配を察知し夢から覚めた一矢は椅子から立ち上がるとオーブンから焼き立てのケーキを取り出す。
「おっ、ケーキを焼いたの?」
「たまには作っておかねえと腕が鈍るからな」
 瑞理の魔術工房。
 元々パン工房だったこの家には大きな窯がある。
 三人が拠点としているこの家は甘い匂いに包まれていた。
「それでなにか情報は手に入ったか?」
「うん、学園での鑑定結果を聞いて来たよ。鳥籠が解析中に壊れたとかで分解して隅々まで調べてくれたって」
 ケーキを頬張るニルバルディの話によれは、一時的に鳥籠の魔術が暴走したらしい。
 だがその場に居合わせた学園の生徒たちの活躍によって事態は収集されたという。
「鳥籠の金属成分に加工方法。それと魔法石の術式解析について。それぞれのルートから分析した結果、一つ有力な情報が得られた」
「有力な情報?」
「ゼドリのアトリエ、鳥籠の籠はそこで作られたらしい」
「聞いた事がねえな。裏工房か?」
 一矢はそう言いながら旅支度を始める。
「うん、先日この国の男爵家がとり潰されたのは知っているだろ?」
「国外と魔術具の違法売買をしていたとかいう話だったな」
「その男爵家が運営していた裏工房が先日見つかってね。騎士隊が踏み込んだところ地下に巨大な研究施設が見つかったんだ。けれどその研究施設がどうも手に負えるような代物じゃなかったみたいでね、学園に調査依頼が出されたらしい」
「んじゃ学園の人間が入り込む前にとっとと調べておくか」
 一矢は大剣を背中に担ぐと玄関へと向かう。
 それをニルバルディは慌てて止めた。
「ちゃんと話は最後まで聞こうね。内部では凶悪な魔獣が脱走してダンジョンと化しているらしいよ。それに加えて魔獣の逃走防止用トラップまでが配置されている。迂闊に踏み込むと僕らがそれにかかりかねない。そのお蔭で外部には魔獣は逃げていないけれど、内部はあまりにも危険なんだよ」
「んなもん、まとめて叩き斬ればいいだけじゃねえか」
「それを本当にやってのけそうだから怖いね」
 ニルバルディは苦笑を浮かべる。
「いや、今回は学園の生徒たちに任せるべきだと思う」
「瑞理の手掛かりがあるかもしれねえんだぞ。そんな悠長に待ってられるか」
 一矢はギロリと苛立たし気にニルバルディを睨む。
 だがニルベルディは飄々とその視線を受け流した。
「僕達は魔術や錬金術に関する知識に乏しい。そういうのは瑞理が担当だったからね。それに国が調査依頼を出している建物に無断で踏み込むのは冒険者として得策じゃない」
「チィ……わかってる」
 一矢はドカッと椅子に座り直した。
「それに君も『彼ら』を知っているだろう? 彼らならきっとやってのけてくれるさ」
 そう言うとニルバルディは窓の外、学園の方角へと視線を向けるのだった。


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 7日 出発日 2021-07-19

難易度 難しい 報酬 多い 完成予定 2021-07-29

登場人物 5/8 Characters
《勇者のライセンサー》フィリン・スタンテッド
 ヒューマン Lv33 / 勇者・英雄 Rank 1
「フィリン・スタンテッド、よ……よろしく」 「こういう時、どうすれば……どうすれば、勇者らしい?」 (※追い詰められた時、焦った時) 「黙って言うこと聞け! 殴られたいの!?」 「ぶっ殺してやる! この(お見せできない下劣下品な罵詈雑言)が!!」   ###    代々勇者を輩出してきた貴族スタンテッド家(辺境伯)の令嬢。  一族の歴史と誇りを胸に、自らもまた英雄を目指してフトゥールム・スクエアへと入学する。  愛と平和のために戦う事を支えとする正義感に溢れた性格で、『勇者らしく人々のために行動する』ことを大事にする。  一方で追い詰められると衝動的に罵声や暴力に訴えてしまう未熟な面もあり、自己嫌悪に捕らわれる事も多い。 『彷徨う黄昏に宵夢を』事件で対峙したルガルとの対話から思うところあったのか、頑なな勇者への拘りは少し角がとれたようだ。 ※2022年8月追記 全校集会『魔王の復活』後、昨年クリスマスに結ばれたルガルとの子供を身籠っていた事が判明 (参考シナリオ) 恋はみずいろ L’amour est bleu https://frontierf.com/5th/episode/episode_top.cgi?act=details&epi_seq=649 ◆口調補足 三人称:〇〇さん(敬語では〇〇様) 口調:~かな、~ね? その他:キレた時は『私、アンタ、(名前で呼び捨て)、(言い捨て)』 ◆Twitter Sirius_B_souku
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《運命選択者》クロス・アガツマ
 リバイバル Lv26 / 賢者・導師 Rank 1
「やあ、何か調べ物かい?俺に分かることなら良いんだが」 大人びた雰囲気を帯びたリバイバルの男性。魔術師であり研究者。主に新しい魔術の開発や科学を併用した魔法である魔科学、伝承などにある秘術などを研究している。 また、伝説の生物や物質に関しても興味を示し、その探求心は健やかな人間とは比べ物にならないほど。 ただ、長年リバイバルとして生きてきたらしく自分をコントロールする術は持っている。その為、目的のために迂闊な行動をとったりはせず、常に平静を心掛けている。 不思議に色のついた髪は生前の実験などで変色したものらしい。 眼鏡も生前に研究へ没頭し低下した視力のために着けていた。リバイバルとなった今もはや必要ないが、自分のアイデンティティーのひとつとして今でも形となって残っている。 趣味は読書や研究。 本は魔術の文献から推理小説まで幅広く好んでいる。 弱点は女性。刺激が強すぎる格好やハプニングに耐性がない。 慌てふためき、霊体でなければ鼻血を噴いていたところだろう。 また、魔物や世界の脅威などにも特に強い関心を持っている。表面にはあまり出さねど、静かな憎悪を内に秘めているようだ。 口調は紳士的で、しかし時折妙な危険性も感じさせる。 敬語は自分より地位と年齢などが上であろう人物によく使う。 メメル学園長などには敬語で接している。 現在はリバイバルから新たな種族『リコレクター』に変化。 肉体を得て、大切な人と同じ時間を歩む。  
《呪狼の狩り手》ジークベルト・イェーガー
 エリアル Lv8 / 黒幕・暗躍 Rank 1
あぁ?俺? 俺はジークベルト、歳は44 ……はぁ?年齢詐称??生言ってんじゃねーぞ 見た目で判断すんじゃねぇよ、クソが!! 元々は潜入や暗殺、調査専門の冒険者だ。 …見た目がこんなんだからな…こういう場所潜入し易いだろって仕事振られたんだが…なんか、よく解んねーこと捲し立てる女に無理やり入学させられたんだよ。 ホント、ワケ解んねぇとこだな、此処。 センター分けのさらりとした絹糸の様な鉛色の長い髪を緩く編んだ三つ編み、そしてアホ毛が突っ立つ。 藤色の瞳、翅脈(ヒトでいう血管)が青く光るジャコウアゲハ型の翅の白皙の美少年フェアリー ……の、様に見える合法ショタのおっさん。 身長:80cm 体重:2~3kg 見た目はショタ、中身はおっさん。目が死んでる。 発する声はどこから出てるの?と思わず言いたくなる低音。 発する言葉は皮肉と嫌味。 好きな物は酒とたばこと酒に合う肴。アサリの酒蒸しとか。 居酒屋大好きだが、見た目のせいで居づらい 子供の悪意ある「チービ!」には鉄拳制裁する 苦手なものは向かい風 空気抵抗により飛ばされる。 ヘビースモーカーで、大体喫煙所に居る。 一般的に市販されている煙草は彼の体には大きいので、 いつも紙を巻き直している。 煙管はやっぱ味が違うし、こっちの方がめんどくせぇ 最近、タバコ着火の為だけにプチヒドを覚えた。
《静止時空の探求者》ディートハルト・イェーガー
 カルマ Lv9 / 賢者・導師 Rank 1
僕は、ディートハルト・イェーガー(Diethard・Jäger)と、 申します。よろしくお願い致します。 正式名称があるのですが、一応伏せておけと言われまして… 父さんの亡くなったご子息の名称を名乗らせて頂いてます。 父さん曰く、調査依頼を受けた遺跡の隠し部屋で 休眠中の僕を発見、再起動しました。 父さんはあの通り小さな方なので…起きなかったらどうしようかと思った、と。 再起動したのは2019年5月21日です。 …本来、既に有事以外で再起動しない筈でした。 そして自由意志なぞ、僕にはなかった筈なのですが… …いえ、この様に再起動したからには、父さんのお役に立ちたいと思っております。 ですが、その父さんが2020年2月から調査依頼に出たきり 音沙汰がなくなりまして… 安否確認に来ましたら、何故か入学していました。 表面上は言葉と表情は柔らかく、にこやかに対応する。 いわゆる営業スマイルであり、実際に喜怒哀楽などの感情は持ち合わせていない なので、内面ではどの様に対応すればよいのか、と観察と試行錯誤を繰り返してるのでよく営業スマイルで止まっている。 ヒトって突飛ですね…と、学園長を見て零す日々。 『父さん』 ジークベルト・イェーガーのこと 本人的には義理親子よりも主従関係の方が認識し易いと言うが 異世界遺物の可能性やジークベルトの役に立ちたいという意思と ジークベルトの主人と呼ばれる忌避感から養子縁組で落ち着いた

解説 Explan

 今回は魔術工房の地下に作られた秘密の研究施設の調査・攻略になります。
 地下の魔物を排除しつつ、内部構造を把握、研究資料や魔術具を探し出してください。

 研究施設は複数階層に分かれており、階下に進むほど危険度が増していきます。
 施設内には魔術具の素材とするための様々な魔物が存在し、それらを管理するため頑強な隔壁扉や封印魔術が施されており、万が一に備えて毒矢や睡眠ガスなどの迎撃トラップが仕込まれているのが確認されています。
 階下に進むと他にも思わぬトラップが待ち受けているかもしれません。
 管理者不在のためすでに封印魔術は解除されており、現在は施設内を魔物が俳諧している状態です。

 施設外部では国の騎士団が20名程控えています。
 彼らは施設の外へ魔獣が出て行くのを抑える役目を担っています。
 任務上、戦力としてはカウントできませんが、攻略済み範囲において指示を出し、彼らを動かす事は可能です。


作者コメント Comment
皆様ごきげんよう、SHUKAです。
今回は施設の調査・探索のストーリーを書かせていただきます。
エピソードを通じてより物語を面白く、深くしていけたらと思っております。

どうぞよろしくお願いします!


個人成績表 Report
フィリン・スタンテッド 個人成績:

獲得経験:162 = 108全体 + 54個別
獲得報酬:3600 = 2400全体 + 1200個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:裏工房踏破(水)
●方針
『ゼドリのアトリエ』の調査。
研究資料を中心に重要そうな物品を調査する

●事前準備、指針
プランにない部分、矛盾が生じた場合は仲間に合わせる。
騎士団には有事の連絡(半日内に戻らなければ学園に連絡頼む)を

●行動
罠を警戒するジークベルトと共に前衛。
一歩引いた位置で探索中の魔物の襲撃を警戒し、戦闘時は入れ替わって前衛を務める。
また自分も足跡や人の痕跡を調査、各所に木炭でマーキングして迷わぬよう注意し、鳥籠にあった静止空間にも警戒
(一応、前回効果のあった装備は持ち込み)

罠や魔法による自分への毒は種族特性『ベア・デトル』を使い、クロスの手間を減らす様に。


戦闘時は皆を庇いつつ『レイダー』で罠に注意して。

仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:裏工房踏破(水)
秘密の研究施設の調査・攻略ね・・・
隠すために隠された拠点を作るのはまぁ、普通だよな
・・・一応、念のため入り口周りをもう一度皆で探ってみるよう提案しよう
オレだったらこういう場を作って物を隠すとしたら最深部と入り口付近それか施設の中間地点辺りに隠し部屋をさらに作ってそこに隠すからな
まぁ実際はどうだかわからないが可能性としてはあるだろ?

後は騎士さん達に施設の外へ魔獣が出て行くのを抑える役目と共に攻略済み範囲とりわけ脱出経路の確保をお願いしたい

あと、チーム全体で持ってる道具や情報などの共有もしておきたいな

道中は殿を担当
後方からのモンスターや罠を警戒しておこうか

アドリブA 絡み大歓迎

クロス・アガツマ 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:裏工房踏破(水)
手帳に地図や情報のメモを残しながら進んでいく
俺はオカルト親和や魔法学他学術の知識を生かし、工房を調査
また、既に確認されている罠を事前調査することで危険なポイントや罠の見抜き方を導き出してみよう

毒矢などの物理的なものはプチシルトで弾こう
仲間が毒、麻痺になったらデトルで状態異常を取り除く
睡眠の危険があれば珈琲の葉で防ぎ罠を止めにいく


隔離壁が起動して道が塞がったら物体透過ですり抜け、その解放を試みる
その他の侵入者を拒む仕掛けでも、幽体化の使役で動かし解除を試すよ

魔物と遭遇したら強さを見極めつつ、ダートやダートガで迎撃

深部に辿り着けたら、埃の積もりが浅い場所などを調べてみよう
隠されたものが見つかるやも

ジークベルト・イェーガー 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:裏工房踏破(水)

ディートハルト・イェーガー 個人成績:

獲得経験:129 = 108全体 + 21個別
獲得報酬:2880 = 2400全体 + 480個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:裏工房踏破(水)

リザルト Result

「それではここまでの状況を確認しましょうか」
 【クロス・アガツマ】がいつもの落ち着き払った声色で皆に呼びかけた。
「そうだな。このままボケッとしていてもしょうがねえし、いいんじゃねえの?」
 【ジークベルト・イェーガー】が皆から少し離れた場所で煙草の煙を吐きながら同意する。
 そして【フィリン・スタンテッド】もため息交じりに頷いた。
「まさか施設の下層を水没させていたなんてね……面倒な事をしてくれるわ」
「だがそれも一時凌ぎの時間稼ぎにしかならない。そんな事は相手も分かっているはずだがな」
 【仁和・貴人】は今まさに行われている騎士団総出の排水作業を見やった。
 各人が水の魔術を繋げ、ポンプのように中の水を排出している。
 これならばすぐにでも作業が完了するだろう。
「廃棄するときに施設の者が地下水を引き入れたようですね。すでに騎士団によって水門は閉ざされています」
 【ディートハルト・イェーガー】は微笑みを浮かべながら言った。
 今、彼らはここまでの探索を中断し、椅子に腰かけて休憩をとっていた。
 螺旋構造で地下空洞がくり抜かれていた工房群。
 ところどころ隔壁は閉ざされていたものの、進む事自体は容易であった。
 元々罠は魔物逃走防止用のものであり、解除操作のレバーも当然こちら側にある。
 クロスが透過で隔壁の中を確認し、魔物がいた場合は事前に準備。常に先手を取って行動ができていた。
 さらには魔物逃走用の罠をジークベルトがいち早く察知。
 魔物対策という本来の用途としてその罠を十二分に活用し、余裕を持って襲ってくる魔物を撃退したのである。
「ここまで退治した魔物、見つけた魔術具や機材、文献資料から違法な魔術具やアイテムを作っていたのは間違いないですね」
 クロスはメモ帳に目を落としながら言った。
 そんな彼の分析にフィリンは怪訝な表情を浮かべる。
「けど不自然じゃない? いくらなんでも証拠一つ消していないだなんて。……いいえ、ここから先の区域に専念した?」
「そうかもしれないな。少なくとも水没はさせているんだ、今までの階層とは何かが違うと考えていいと思う。ここまでの階層については証拠隠滅しても、残った証拠からほぼすべてが暴かれると考えたのかもしれない」
「随分と思い切りがいいねえ。そう考えると相手さんは合理的判断で動いたことになると思うが?」
 貴人の推察にジークベルトが面白そうに口の端を吊り上げる。
「ええ、私も貴人さんの意見に賛成よ。相手の存在は得体が知れないわ」
 フィリンはその不気味さに顔をしかめる。
 それにディートハルトも同意した。
「確かにこの工房は一介の男爵が所有できる規模の施設ではないですからね。もっと上の立場の者の手配で組織的な工作が行われていたとしてもなんら不思議はないと思います」
「確かにここまでの階層では鳥籠、箱についての情報はまったく見つかりませんでしたね。果たしてこの先で証拠を見つけられるか」
 クロスは目を落としていた手帳を閉じると視線を上げた。
「とはいえ悪い話ばかりでもねえだろ。ここから先は水没しているんだ。ほとんどの魔物は溺れ死んだんじゃねえの?」
「大半はそうでしょうね。ただし隔壁によって水没が免れていたり、水生生物であれば生き残ることも可能でしょう。警戒を続けるに越したことはないと思うわ」
「もちろんだ。そろそろ騎士団の作業も終わるだろう。出発の準備をしよう」


「やはりここの隔壁の向こうは水で満たされていますね、開けないのが賢明でしょう」
 隔壁の向こうから透過して戻ってきたクロスが言った。
「まずは全体をざっと見回った方がよさそうね。その後に一つ一つ隔壁を開いて水抜きをしていきましょう」
 フィリンの提案に皆が頷く。
 貴人は隔壁の壁を手でなぞりながら言った。
「それにしてもこの隔壁随分と分厚いな。まるで水門のようだ」
「王都の闘技場規模じゃねえか? 一体どんな凶悪な魔物を閉じ込めているんだか」
 そう言ってちらりとクロスへと視線を向けるジークベルト。
 しかしクロスは苦笑を浮かべるとゆっくりと首を左右に振った。
「いや、中に魔物はいなかったよ。魔物を閉じ込めておけるよう巨大な鎖や重りは用意されていたけどね」
「空き部屋だったってことか……けどまあここまで全然魔物を見かけねえってのもなんだか不気味じゃね?」
「確かに、死骸の一つも残っていないのはおかしいですね」
 ジークベルトのぼやきにディートハルトも壁を見つめながら頷いた。
「すでにどこかへと連れ出された後、と考えるべきなのか?」
「『箱』を使えばそれも可能ね。やはりここはあの魔術具を作った工房なのかしら?」
 貴人とフィリンは意見を交わしつつ、メモをまとめるクロスに視線を送る。
 ここまで進む間にもやはり機材や魔術具が残されていた。
 それらを鑑定したクロスこそが今、一番この状況を理解しているだろう。
「ふむ……これはなかなかに面白い」
 そしてメモを見つめていたクロスが笑みを濃くする。
 探究心に目をギラつかせたその顔は、無邪気さすらも感じさせた。
「綺麗すぎる」
「いや、相当に散らかり放題だと思うが?」
 貴人はついツッコんでしまった。
 水が流れ込んだためだろう。
 流れ出した書類があちこちでぐちゃぐちゃになって固まっている。
 しかしクロスは楽し気に両手を広げて演説のように語る。
「いえ、鳥籠や箱……その素材や道具だけがまるでナイフで正確にくり抜いたかのように綺麗になくなっているのですよ。この違和感に気づける者はいても、普通はその正体には気づけないでしょう」
「私達があの魔術具に関わっていたからこそ気づけたということね」
 フィリンの理解にクロスはさらに笑みを深くする。
 しかしそんな彼の様子を見て、ジークベルトは苦い顔になる。
「ってことは今回は無駄足ってことか?」
「いえいえ、失われたピースがはっきりとしているのです。であるならばそれを当てはめて現状を推察すればいい」
「それは結構な事じゃない」
 その結論に至り、フィリンは周囲の散らかりようを見渡してから小さく溜息を吐く。
「とはいえ、一見隙だらけに見せているようで、肝心なところは完璧に隠匿されているということよね?」
「まさにプロの手際だな。これ以上我々に関われば安全は保障できない、とでも警告したいのかねえ?」
 ジークベルトが火のついていない煙草を咥えながらニヒルに笑う。
 そんな彼の発言に貴人が思い出したように言った。
「そういえばニルバルディさんも言っていたな。これ以上事に踏み込むなら命の保証はないと」
 フィリンやクロスも森での会話を思い出す。
 カースドウルフとの戦いの後、皆で怪我の治療をしている時に聞いた話だ。

 そんな会話をしながら奥を目指していた彼らはふいに足を止め、表情を引き締めた。
「この先にいるな……」
「なにがでしょ――うわっ!?」
 貴人の呟きに伝令役の騎士が曲がり角の先の部屋を覗きこむ。
 が、次の瞬間フィリンに首根っこを掴まれ、ガッと引き寄せられていた。
 直後、彼の顔があった場所を鋭い針の群れが通過する。
 針は奥の石の壁に突き刺さり、罅を入れていた。
 さらには針から液が漏れて石壁を溶かし出す――毒針だ。
「助かりました、勇者様」
 騎士は緊張した声色で礼を述べる。
 直撃していれば勇者たちならともかく、騎士ではひとたまりもなかっただろう。
「礼はいいからあなたは下がっていて。決してこの角から顔を出さないように。あと背後から新手が来ないか見張っていて」
「ハッ――!」
 敬礼をして背後の通路へと向かう騎士をフィリンは一瞥すると、皆に向き直る。
「……いける?」
「いつでもどうぞ」
 そう言ってしんがりを務めていた貴人は肩に大鎌ペリドット・サイスを担ぎながらフィリンの横に並び立つ。
「援護の準備も出来ていますよ」
 穏やかな表情を浮かべるクロスは魔導書ピケセ・イ・ヌムを開くと、手も触れていないのにパラパラとページがめくってみせる。
「まあフォローくらいはしてやる。とっととぶった斬って来い」
「治療は任せてください。危なくなったら下がってくださいね」
 煙草を咥えたまま無造作に、しかし油断なくジークベルトの手が双剣に添えられる。
 そしてディートハルトは革製のリュックサックから魔法薬生成キットを取り出し、治療薬の準備を始める。
 皆は互いに目配せをすると、誰からともなく曲がり角を飛び出した。
「なにあれ、気持ち悪い」
 魔物の容姿を見たフィリンの第一声はそれだった。
 そこにはまるで粘土をぐちゃぐちゃに混ぜ合わせたかのような異形の生物が蠢いていたからだ。
「スライム? いや、あれはキメラか?」
 貴人は大鎌を回転させ、オリーブグリーンの光の残像を描きながら飛んでくる毒針を全て弾き返す。
 そうして注意を引きつけている隙に間合いを詰めたフィリンは宝剣レイダーを振りかぶった。
「――なっ!?」
 伸びてくる触手を回避しつつ、しかし追加で放たれた火炎ブレスにはたまらず後ろへ飛びずさる。
 火だるまになりながらもレイダーを一閃し、炎を払う。
「っていうかなにと混ざり合っているの? 原形が全然分からない」
「お゛お゛お゛お゛お゛お゛ーーっ!!」
 咆哮なのか、雑音なのか、声とも音とも判別がつかないものが部屋を突き抜ける。
「フィリンさん、あまり一気に間合いを詰めないほうがいい。少しずつ近づいてまずは相手の特性を見極めましょう!」
 さらに追撃で飛んできた雷撃をクロスが魔法で迎撃し、相殺した。
 魔物の周囲には紫色の毒霧が広がっている。
「距離によって迎撃方法が変わるのか……めんどくせえ奴が出てきたな」
 隙を窺っていたジークベルトは魔物撃退用のバリスタを見つけて急所に放つも、硬化した皮膚に弾かれてしまう。
「なるほど、工房を水浸しにした理由はこれでしたか」
「どういう意味だい? アガツマくん」
 間合いを嫌って距離を取り、クロスへと並んだ貴人が問いかける。
「水没によって溺死させた魔物たちを喰わせ取り込ませたのですよ。恐らく核となる魔物の戦闘力はそれほど高くない。だからこそ死体を喰わせる必要があったのだと思われます」
「なるほどね。さらに言うなら水没はその生物が他の生物たちを取り込み、キメラとして完成するまでの時間稼ぎにもなると」
「これは今までと違い侵入者用に用意された罠ですね。ここまで罠らしい罠もなかっただけにここで投入とは……見事に誘い込まれましたね」
 物陰から様子を窺っていたディートハルトは微苦笑を浮かべた。
「ってことはやっぱりコイツ、水中を自在に泳ぎまわれるのよね? ここは地下で地下水脈にも繋がっている。こんな生物が外に解き放たれたら大変なことになるわね。ここで確実に仕留めましょう」
 そう言うフィリンの剣を握る力が自然と強くなる。
 そしてさっきよりも速い動きで魔物の間合いに飛び込んだ。
「くっ――! これでも届かないの!? クソッ!」
 相打ち覚悟の飛び込み、後詰めのための布石。
 自らの耐久力を信じた彼女の飛び込みは――しかしそこでレイダーを盾とし、踏みとどまるのに手一杯となる。
 強烈な爪の斬撃が勢いを殺す。
 太刀筋も手数も人間や魔物の常識が通じない。
 そんな滅茶苦茶な攻撃に、初見の接近戦はあまりに無謀だった。
「下がれ、焦り過ぎだ!」
 鞭打つ触手にバランスを崩され、火炎ブレスに耐えたところに今度は粘度の高い粘液を浴びせかけられる。
 危うく浴びそうになったところを貴人が大鎌を薙いで強引に間合いから弾き出した。
「ゴホッ、ゴホッ――!」
「この薬を――!」
 貴人とフィリンは互いに毒霧を吸い込み咳き込む。
 そこにすかさずディートハルトが解毒薬を投げ寄越す。
「助かる……にしてもこいつをどう攻略するか」
「ほんと、どれだけ手数と攻撃手段を持ってるのよ。ああ、ブヨブヨが気持ち悪い!」
 フィリンは苛立たし気にキメラを睨み歯噛みする。
 今にも再突撃をしそうな勢いだ。
「まあ落ち着けって」
 しかしそこへ冷や水を浴びせかけるように、ジークベルトの冷静な声がかけられた。
「なにも慌てて倒す必要なんてねえだろ。別にあれが無敵ってわけじゃねえんだ。だったらじっくりと時間を掛けて弱らせていけばいい」
「そうだな。見たところあいつはあの場所からほとんど動いていない。水が無いとまともに動けないんじゃないか?」
 貴人の分析にクロスも興味深げにキメラを観察する。
「様々な魔物の技を放っているようですがただそれだけですね。組み合わせで新たな技や特性が生まれているわけではなさそうです」
「そう考えるとキメラとして一塊になり、身動きが取れなくなっていると考えればまだマシと言えるのかもしれないわね」
 そう口にする事でフィリンも徐々に冷静さを取り戻していく。
「そうさ、別に相手のペースに合わせる必要なんてねえ。じっくりと外から削っていこうぜ」
 そこには妙に落ち着き払ったジークベルトの姿があった。
 普段は飄々としていても、彼は大人の男性なのである。

 それからの彼らの戦いは落ち着いたものだった。
 外側から一枚一枚玉ねぎの皮をむいていくように一体一体の魔物の特性を潰していく。
「――これで終わりね!」
「――ここで仕留める!」
 残すはコアを潰すのみ。
 フィリンと貴人が交差するように互いに武器を振りかぶる。
 そんな時だった――。
 突如、上階から水が雪崩れ込んできた。
 この階層を水浸しにするほどではないとはいえ、彼らの行動を阻害するには十分な水量だ。
 クロスとジークベルトは咄嗟に宙に浮かび上がる。
 フィリンと貴人は壁に武器を突き立て張り付いた。
 ディートハルトは部屋の角まで流されてしまったが、その比重の重さで耐え抜く。
「魔物はどこだ?」
「あそこ――!」
 魔物が流されていた。
 いや、水流に乗って移動しているのだろう。
 今ならまだ追いつける。
 咄嗟に追おうとするフィリンの腕を貴人が掴む。
「危険すぎる! 今は退くんだ、スタンテッドくん!」
 水流に飛び込もうものなら息も出来ずに振り回されることになる。
 今も水かさが増している。
 このままではこの階層が再び水没してしまうのも時間の問題だった。
「厄介なものを取り逃がしたな。後々の脅威にならなければいいが……」
「この裏工房が例の工房であるという確信は得られました。魔物も一掃できました。成果は十分ですよ」
「確かにそうかもしれないけど……」
 クロスの励ましに、しかしフィリンは難しい表情を崩さない。
「一体誰が水門を開いたの?」
 すると伝令役の騎士は震える声で言う。
「仮面の男です。そいつが水門の見張りたちを一瞬で……!」
「まさかナゾーク!?」
「いえ、片頬に歯車の意匠が掘られた仮面です。恐らく別人かと」
 ついこの間の霊玉を巡る大きな戦いを思い出し、思わず声を上げるフィリン。
「どうやら厄介な相手が暗躍しているようだね。まだ近くにいるかも知れない。警戒を怠らないようにしながら脱出をしよう」
 貴人がそう言うと、皆も頷き返してから裏工房を脱出するのだった。



課題評価
課題経験:108
課題報酬:2400
時の奇術師 ~破棄された裏工房~
執筆:SHUKA GM


《時の奇術師 ~破棄された裏工房~》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 1) 2021-07-12 22:47:45
勇者・英雄コースのフィリンよ、よろしく。

研究施設…ということだけど、実質ダンジョンアタックね。
後詰は騎士団の方々に任せられるとして、考えないといけないのは

・有用な資料・魔術具の捜索
・トラップ対処
・モンスター対処

の主に三つかな。

私も罠感知や隠れ身は多少は心得あるけれど、黒幕・暗躍コースのジークベルトがいるなら任せて前衛の方がいいかしら?

《呪狼の狩り手》 ジークベルト・イェーガー (No 2) 2021-07-13 18:06:08
黒幕・暗躍コースのジークベルトだ、まぁよろしく、と

何層あるのかわかんねぇが探索なら任しとけってんだ
……その代わりって訳じゃねぇけど、戦闘じゃマトモな戦力にはあんまなんねぇと思ってくれ
罠解除中に敵来たとかな。
あとは……俺、魔力感知そんなに強くないからな……ディート呼んでもいいか?

《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 3) 2021-07-14 22:05:31
賢者・導師コースのリバイバル、クロス・アガツマだ。よろしく頼む。

俺は……そうだな、隔離壁といったものがあったりしたら幽体化で通れたりできないか試してみるつもりでいる。
それと、魔導書だからデトルも使える。もし毒か麻痺になったらその解除役を担おう。
その他のことについてはまたこれから詰めていくつもりだ。

ジークベルト君は、いわゆるパートナーを呼んでもいいかとのことだが、負担でなければ構わない。
一応、まだ人数に余裕もあるからね。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 4) 2021-07-16 09:56:02
>ジークベルト

ありがとう。じゃあ探索は任せるわ。
私は護衛しながらバックアップに回るわ。
(ダンジョンだし前後に前衛がいた方がいいのかな…)
まだ四人だし、パートナーさん?呼ぶのも大丈夫よ

>クロス
解毒は私たちなら『ベア・デトル』もあるし、回復役が行動不能もさけられそうね。

あとありそうな罠だと先日の静止空間?(時の奇術師 ~切り取られた研究室~)
映像投影の魔術なんて手の込んだものまで使われていたし、幻覚系も注意した方がいいかも

《静止時空の探求者》 ディートハルト・イェーガー (No 5) 2021-07-16 15:44:21
賢者・導師コース、カルマのディートハルト・イェーガーと申します。
許可ありがとうございます、招集されたので来ました。よろしくお願いいたします。

>罠
それでは、僕の方は主に魔力感知による魔法関係の罠の発見・解除に勤めさせて頂きます。

工房であったなら、対侵入者・対逃亡者阻止が多いのではないでしょうか
隔離壁があるなら、周囲に湖や大きな池、地下水の有無を入る前に確認しておきたいですね
隔離壁が作動して水が流れ込んでくる仕掛けなんてあっては堪りません

《呪狼の狩り手》 ジークベルト・イェーガー (No 6) 2021-07-16 15:54:10
管理者が居ねぇなら明かり消えてるかな?キラキラ石とかランプも持てよー
戦闘になった時邪魔だし、ベルトに下げとくとかな。

>隊列
罠や敵の有無の確認したいから、先頭がいいかな。
分かれ道とかで行かなかった方から後ろの奴への襲撃はあるかもしれんから、
盾役になる奴は一番後ろにも居た方がいいだろうな。
先導:ジークベルト・ディートハルト
前衛:フィリン
真ん中:クロス
最後尾:仁和?
な感じ?

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 7) 2021-07-17 03:46:36
遅くなってすまない。
魔王・覇王コースの仁和だ。

一応考えてた行動は騎士さん方と退路の安全確保を・・・と思ってたんだが、この人数だとパーティの殿役をやった方が貢献できそうだな。
光源以外に持ってきてほしいものはあるだろうか?
無ければ『備えあれば何とやら』と共に毒消し草を持ってくつもりだ。
・・・『ベア・デトル』は残念ながら自分にしか効果ないみたいだからな。
あと、睡眠を回復手段もチームとしては確保しておきたいところだな・・・



《呪狼の狩り手》 ジークベルト・イェーガー (No 8) 2021-07-18 00:51:53
>持ち物
そうだな……まず、落とし穴に落ちた時とか下層に降りるのに使うとか用途がありそうなロープ
ガスやら水やら矢とかの出てくる穴塞ぐ粘土や木の杭、打ちつける物
曲がり角の先を確認する手鏡
マッピングツール
ピッキングツール
ランタンだったら燃料とか

そして忘れちゃなんねぇ、日持ちする食いもんと飲み物な
何階層か解んないし広さも解ってねぇ…ゴールが何処にあるかもわんねぇんだ、持って行ける物は限られるし、誰が何持って行くかちゃんと表明しろよー

>事前調査
周囲に何があるか、湖がある、池がある、地下水が豊富…逆にとると、飲み水の確保は容易かもしれない。
あぁ、あとこの魔術工房の持ち主・作り手の情報もあったら欲しいな…魔物対策に来てる騎士団に聞いたらわかるかね?
最悪、種族が解ればいい。それだけでも罠の傾向がわかる。

……ぶっちゃけ言っちゃうと、
俺とディートやクロスみたいな「通常のヒューマン」じゃあり得ない規格外が入るってかなりズルだよなぁ
対一般的ヒューマン用の罠だと、俺じゃ小さい・軽いで踏むとスイッチが!が利かない可能性あるし、
逆にディートだと重さに耐えられなくて壊れる可能性があるし、
クロスは隔離壁スルー出来ちゃうんだからな。
なかなかにダンジョンマスター泣かせなパーティ構成だよなぁ

《運命選択者》 クロス・アガツマ (No 9) 2021-07-18 12:58:26
挙げるときりがないな……
睡眠用に珈琲の葉は俺が持っていこう。元々、状態異常の回復を担うプランでもあったし。

罠は仕込まれているのが確認されているとあるし、その判明しているものから罠の特徴を導き出すようこちらのプランには記載してある。
また、地図も手帳に残していくようにも既にプランに書いているので、マッピングに関しても問題はない。
なので、皆にはこのふたつ以外を対策してもらえれば大丈夫だ。とはいえ、各々やりたいことはあるだろうから出来る範囲のことだけでも構わないよ。

《勇者のライセンサー》 フィリン・スタンテッド (No 10) 2021-07-18 21:56:22
よろしく、ディートハルト。

ジークも隊列の方、ありがとう。
貴人のもあわせて私は問題なしよ。

>解毒
ベア・デトルは自分だけだから、クロスの負担軽減が主ね(魔力は限りがあるし)
装備は状態異常無効系が停滞の術式に効果あったし、それ系を持っていくつもり。
その他だとデッサンセットをマーキング用にもっていこうかなって考えてるわ。
無限ループや幻覚系の罠への対策になるかなって