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ウケッキ GM 

お初の人もそうでない人もこんにちわ、ウケッキです。
GMとして登録させて頂きましたのでよろしくお願い致します!

さて、私のシナリオの場合、戦闘がメインのシナリオとなります。
とは言うものの戦闘が得意じゃないよって方もいるとは思いますので
そういう場合はその旨を記載していただければこちらでかっこよく、また可愛く描写させて頂きますので苦手な場合でもご気軽にご参加いただけたらなと思います。

それではこれからよろしくお願いしますー。

担当NPC


メッセージ


2021/06/04
諸事情によりシナリオを出すのを見送っていましたが
再始動となります。

近日中にびしびしと出していきますので
ご参加お待ちしておりますー
※主に戦闘系になると思われますが、日常系が見たいなどの
 ご要望がある場合はそちらも考えます。
※現状、私がやっている2人チーム【暇人ふたり】のもう一方、
 嫁であるイラストレーター【あきのあ】はまだゆうがくには
 登録していません。
 ですが共に暮らしていますので、もしこちらでもあきのあに
 活動して欲しい、ということがあればお知らせください。
 活動の確約はできませんが当人にしっかり伝えます。
 とは言ったものの、あきのあ当人の性格を考える限り、
 Twitter等で直接伝えた方が活動の確率は上がると思われます。
 そういう要望があればめちゃくちゃ喜ぶと思うので。
 (私のTwitterからあきのあのTwitterに飛べます)

作品一覧


村を襲うは碧緑の獣 (ショート)
ウケッキ GM
「お願いだッ! あたしらの村を助けてくれっ!」  そう言ってベッドから飛び起きたのはルネサンスの少女【リリア】である。  犬耳と尻尾を持つ人種である彼女は傷だらけの状態で『学園フトゥールム・スクエア』の近くに倒れていた。  教員に発見され、治療を施されて現在に至る。  彼女の傷は大きな爪痕や噛み傷が多い事から凶暴化した何かに襲われた事は明白であった。 「実は……あたしらの村にでっかい獣が他の獣を引き連れてうじゃうじゃやって来やがったんだ。正直、普段じゃ見かけない数だった」  ルネサンスと言えばその特徴は身体能力が高い事があげられる。並の獣相手に後れを取る事はないはず。  それなのにルネサンスの村を救援してくれとはどういうことなのだろうか。  話を聞いていた一同が不思議に思っているとリリアは俯き加減で話し出す。その表情は暗い。 「あいつら……普通の獣じゃねぇ、恐らくルネサンスの純種だがなんか妙な魔法具みたいなのが付いてて、見た事ねえ技ばっかり使いやがる。あの変な技さえなければあんな奴らに負けなんかしねぇよっ!」  悔しそうに拳を握り締めるリリアに一同は何とかするから状況を聞かしてくれと言った。  その瞬間、ぱっとリリアの表情が明るくなりぶんぶんと尻尾を振る。 「本当かっ! 力を貸してくれるなんてありがてえ! 困った時はこの学園に行けっていうじっちゃんの言葉は嘘じゃなかったんだな!」  嬉しそうにはしゃぐリリアだがその豊満な胸がたゆんたゆんとけしからんぐらいに自由奔放に揺れている。薄着でそれなのだからそれはもう色々と困る。当の本人にはそれが視線を集めているとは自覚が一切ないようであった。  一同が目のやり場に困っているとリリアは、はっと気が付いたように喋り出す。 「そうだ、詳細だったな悪い悪い。嬉しくなると色々と話が飛んじまうんだよ、なんでだろうな。ああ、そいで村人だけど全員村近くの洞窟に避難して守りを固めてる。村を襲った奴らは何かを探してるみたいで洞窟というか逃げる村人には何の興味も示さないみたいだった。動きはずいぶんと統制が取れていて妙だったよ」  話を聞く限りそのルネサンス純種と思われる獣達は何かを探しているようだ。一体何なのだろうか。  それとなく一同はリリアに心当たりがあるか聞いてみるが彼女にはそれに心当たりがないらしい。  村は中心に噴水があり、それを囲う様にして円形に家が建っているようだ。獣達は村のあちこちにちらばっていて総数は不明である。  ただ、一匹だけ巨大なルネサンスの純種と思われる獣が噴水近くに陣取り他の獣に指示を与えているらしい。  話を聞くだけでもどうやら何か獣達は明確な『目的』があるようだ。 「よし、さっそく出発だな。そうと決まればあたしが村に案内するよ! ちゃんと戦闘にも参加するから。あー大丈夫かって顔しやがったな? これでも村一番の戦士なんだから見くびるんじゃねえぞ!」  拳を突き出すリリアの仕草はあまり強そうには見えず、一同は多少の不安を感じるが村への道筋を知らない以上、彼女に案内を頼むしかないだろう。  こうして一同はリリアに案内され、学園から村へと向かうのであった。
参加人数
8 / 8 名
公開 2020-07-02
完成 2020-07-19
古城に蠢くは魂狙う死霊 (EX)
ウケッキ GM
 学園フトゥールム・スクエア。  その学園内の廊下をつまらなそうな表情をしつつ、歩いている少女がいる。  彼女はルネサンスの少女【リリア】。以前、学園の生徒達に村を救援してもらった少女だ。  豊かな双丘をゆさゆさと揺らしながら彼女は大きな溜め息をついた。 「うう、授業は大変だし……やること多いし……どうして魔王コースなんか、あうぅ」  そう彼女は学園に生徒として迎えられたが、とある手違いから魔王コースを選んでしまい、その豊富な授業内容に頭がパンク寸前なのである。  元より身体を動かすのが得意で頭の方はからっきしであるリリアにとって授業という慣れない勉強は非常に疲れるものであった。  そんな時、彼女がいつも向かう先は一つである。  それは学内、学外の悩みごとや困ったことの解決が依頼されている『依頼掲示板』の所だ。  そこには魔物討伐から今晩の夕飯のメニューを考えるまで様々な依頼が掲載されている。なおどこの誰が設置したのか、誰が管理しているのかは不明であり、また学園長の気まぐれではと噂されている。 「こう身体を動かせるような……魔物をぶっ飛ばす! みたいな感じの依頼とかないかなぁ」  ふわふわと魔方陣の中に浮いている掲示板を眺めるリリアの目に一つの依頼が留まる。  それをリリアはぺリっとはがすと内容をよく読み始めた。 「何々? えーと、学園都市近隣にある古城にて【ゴースト・レゾリアス】の出現を確認。討伐する心得のある者はこれを討伐するべし。おおっあるじゃんっ! あたし向きの依頼が! それに魔物をぶっ飛ばして懲らしめるなら地域の皆の為にもなるし、何より武力制圧ってのが魔王コースっぽい!」  リリアは紙に書かれていた最低参加人数を見て自分一人では参加できないということに気が付いた。  周りを見渡し、彼女はあなた達を見つけると笑顔で走って近づいてくる。これでもかと豊満な双丘がたゆんたゆんと揺れに揺れているが気にしてはいけない。 「なあ、あんた達もしかしてこの後ヒマか? ヒマだったらこいつの討伐依頼を手伝ってほしいんだ。なんか一人じゃ参加できないみたいだからさ」  ヒマだよと答えるや否やリリアはあなた達の手を取って走り出す。まだやるとは答えていないのだが。 「よーし、善は急げっていうからな! あたし達でゴースト……えっとなんだっけ?」  レゾリアスっていうみたいだよと教えるとにぱっと明るい笑顔をリリアはあなた達に向けた。 「そうそれ! それじゃ、レゾなんとかをみんなでぶっ飛ばすぞーーっ!」  こうしてあなた達はリリアに引っ張られるまま、ゴースト・レゾリアスの討伐に参加することとなったのであった。 ◆  学園都市近隣。古びた古城の正門前。  あなた達はぶるぶると震えるリリアにしがみ付かれた状態でその前に立っていた。  ゴースト・レゾリアスは夜にしか出現しない。その情報を頼りに夜になるのを待ち、リリアと共にやってきたのだ。  だがリリアは夜の古城の醸し出す何とも言えないおどろおどろしい雰囲気に気圧され、彼女の獣耳は怒られた子犬のように下に垂れ下がっている。  あなた達が大丈夫と聞くとリリアはがたがたと震える足を何とか抑え、それでも肩を小さくしながら今にも泣きそうな潤ませた瞳で言う。 「へ、平気、こ、このぐらい……なんとか、できないと! ま、魔王になんか、なれないからっ! 鉄拳制裁してやらなきゃ、人を困らせる魔――」  そこまでリリアが言った時点であなた達の近くで何か重い物が落ちる音がした。ずんっと言う音が響いた瞬間、リリアは飛び上がる。 「ぴぃいぎゃぁぁああーーーッ!? なんかでたぁぁああああーーーッ!?」  あなた達の制止も振り切り、リリアはなんと誘うように正門を開けた古城の中に走って行ってしまったのである。リリアを飲み込んだ正門はその直後、ばたんっと音を立てて閉まった。  駆け寄ったあなた達がなんとか開けようとしてもそれはびくともせず、武器で叩いても傷一つつくことはなかった。  リリアが心配だが正門からは侵入できないと考えたあなた達は周囲を探索、古びた地下通路を発見する。  リリアの無事を祈りつつ、あなた達は地下通路へと降りていった。 ◆  古びた古城。その謁見の間。  その玉座に座るローブ姿の男がいる。ローブの中は骸骨であり、その手には大きな鎌を持っていた。 「魂の香りがする……生者が性懲りもなく我が領域に足を踏み入れたか。まあ、いい。そろそろ退屈だと思っていた所だ。我自ら遊んでやるとしよう、その命が尽きるまで……な」  ゆっくりと立ち上がったローブの骸骨【ゴースト・レゾリアス】は足元に転がるしゃれこうべを踏み砕きながら歩く。それらはかつて彼に挑んだ者の末路だろうか。 「くっくっく、久々に楽しませてもらうとしようか。我が魔法、我が鎌の一撃……存分に味あわせてやろう、愚かな生者共よ」  眼球のない頭部の眼孔に赤い光を灯らせながらレゾリアスはゆっくりと謁見の間を出ていくのであった。
参加人数
3 / 8 名
公開 2021-06-07
完成 2021-06-28
黄金色の魔術師 ~魚人達の饗宴~ (ショート)
ウケッキ GM
●黄金色の魔術師  魔法学園【フトゥルーム・スクエア】に観光地【アルチェ】からの魔物討伐依頼が届いていた。  観光地区に面する浜辺に不可思議な“金色の装飾物”を装備したサハギンが大量に出没したというのだ。  それらをどうか討伐してほしいとの依頼である。  観光地を荒らす魔物を早急に何とかして欲しいアルチェからの依頼ということで報酬は多いようだった。  あなた達は数名規模の先行偵察隊に参加していた【リリア】の話を聞く。  彼女は以前、住んでいる村が襲われた際に学園の生徒に助けられた少女であり、今は学園の魔王コースに在籍している。  手違いから魔王コースに入ってしまったのだが、彼女なりに“良い魔王”を目指すとのことで今はコースの変更などは考えていないようだった。  そんなリリアに話を聞くとリリアは魔物にイラついた様子で話す。身体には傷が目立ち、どうやら返り討ちにあったようだ。 「あーもうっ、なんなんだよー、あいつら! こっちの攻撃は避けられるし、魔法を撃てば弾かれるし……あんなのどうしろっていうんだよーっ!」  彼女が言うにはサハギン達にはなぜか攻撃が“当たらない”というのだ。  魔法に至っても至近距離で何かに“弾かれて”効果がないという。 「うぐぅ、勝てる気がしない……あうぅ、こんなんじゃ解決なんて無理だよぉーっ!」  頭を抱えてあうあうと落ち込むリリアを励ましながらあなた達は彼女から情報を聞き出そうと試みる。  多少落ち着きを取り戻したリリアにあなた達はリーダーのような者がいないか、雰囲気が違う者がいないかと聞く。 「えっ、なんか違う雰囲気の奴がいたかって? うーん……あ、そういえばなんか色の違うサハギンがいたよ。赤くて、後ろで控えている奴」  リリアの情報によると、サハギンはほとんどが緑の体表を持つ者で構成されているが、一体だけ赤いサハギンがいたという。赤いサハギンは緑のサハギンに守られているように見えたようだ。  近づこうにも緑のサハギンが壁となり、赤いサハギンには近寄れなかったということらしい。 「それでさ、赤い奴が卑怯なんだよ、後ろにいて前に出てこない癖に魔法はばんばん撃ってくるし!」  緑のサハギンによる近接戦闘と赤いサハギンによる魔法での援護攻撃、これらが組み合わさり手も足も出なかったという。 「確か、アルチェって魔物の被害が少ないはずでしょ。なんでサハギン達なんか急に現れたんだろうね? それにあの金装飾、村に来た獣と似てる気がするんだ……」  リリアの村は以前、金色の装飾物を装着された魔物に襲撃され、被害を被っていた。  今回の事件はそれに酷似しているという。 「裏に誰かがいるってことなのかな……あーもうっ難しいこと考えたら頭痛くなってきた。とりあえず、あのサハギン達をどうにかする! それが一番の解決方法だよね!」  リリアの言葉に頷いたあなた達は彼女と共に謎のサハギン討伐の為、アルチェへと向かうのであった。 ◆  誰もいない夜の浜辺。  そこには観光客ではない者達が闊歩している。  金色の装飾物を頭や胸に着けた赤い目のサハギン達が歩いているのだ。手には小盾と三叉槍を持っている。  そんなサハギン達を見下ろす黄金色のローブを纏った明らかに目立つ人物がいた。見た所、魔術師のようにも見える。 「実験は上々、ふむ……前に使った獣達よりは効果が出ているようだ。やはりある程度の知能が必要ということか」  メモ書きのようなものを記しながら彼はにやりと笑う。 「さあ、サハギン共……大いに暴れろ! いずれやってくるであろう邪魔者達と戦い、私にデータを寄こすのだ。優秀な実戦データをな、くくく、ふははははは!」  笑っているその声に反応したのか、赤いサハギンが咆哮と共に火球を数発ほど黄金色の魔術師に放つ。  黄金色の魔術師はそれを片手を振るって不可視の壁で弾くと笑った。その笑いは嘲笑に似たものである。 「ははは、戦闘意欲旺盛なのは結構、結構。だが、刃を向ける相手を間違えてはいけないぞ?」  ぐっと手を緑のサハギンへ向けるとふわっとその身体を宙に浮かばせる。サハギンはもがき苦しむようにじたばたと手足をばたつかせていた。  次の瞬間、サハギンの身体がぶわっと炎に包まれ、燃えあがる。断末魔の叫びと共にサハギンは一瞬で黒焦げとなった。 「見せしめだ、私に歯向かうからこうなる。大人しく従っていればいいのだよ、貴様ら魔物風情はな」  それだけ言うと黄金色の魔術師は不思議な装置を展開すると扉のような形状になったその不思議な装置の中へと消えていく。  金色の装置は淡く発光しておりどうやら魔力が流れているようだった。恐らく、原動力は魔力なのだろう。 「では、盛大に暴れてくれ。邪魔者もいずれ来るだろう……くく、私は離れた所で見物とさせていただこうか。この、面白い実験の結果をな」  装置が閉じると黄金色の魔術師は装置と共に消失する。その場には黒い焼け焦げた跡だけが残っていた。  それから数分後、リリアとあなた達は浜辺に到着しサハギン達に見つからないように物陰に身を隠す。  サハギン達は浜辺に設置してある観光用の物品や施設などを手当たり次第に破壊しているようだった。  見れば一体だけいる赤いサハギンが三叉槍で指示を飛ばし、その方向を緑のサハギンが破壊しているように見える。 「統制が取れているってことなのかな? あの赤い奴がリーダーで他の奴に指示を飛ばしているように見えるし。うし、だったらあいつをぶっ飛ばして……!」  飛び出そうとするリリアをあなた達は制止する。 「なんで止めるんだよぉ、え、緑の奴をどうにかしないと赤いのにたどり着けない? うーん、言われてみればそうか」  どうしようかと考えていると赤いサハギンが咆哮をあげ三叉槍を天に向ける。  すると数匹の緑のサハギンが海から飛び出すように浜辺へと現れたのだ。それらも一様に金色の装飾物を頭や胸に付けているようだ。 「うそっ、あいつ仲間を呼ぶの!? ぐぬぬ……赤いのをどうにかしないと、際限なく増えるってことじゃん。あー……頭がパンクしそう」  頭を抱えるリリアと共に様子を見ながら、あなた達はサハギン達への対抗策を練るのであった。
参加人数
3 / 8 名
公開 2021-07-11
完成 2021-07-29

リンク


サンプル


 岩に座った老人の前に一体の魔物が現れた。その魔物は体が鱗で覆われた魔物であり、見た感じは老人の何倍もあるかのような巨体であった。
 その魔物を見て老人はにやりと笑う。

「そうか……お前さんがわしの最後の相手というわけか、いいじゃろう。この老骨に鞭打って最後の一花……咲かせてやろうか!」

 老人は飛び上がる様にして立ち上がると魔物が戦闘態勢に入るよりも早くその懐に滑り込んだ。彼の手に握られた長剣が鞘から瞬時に抜き放たれる。

「遅い、そんなんじゃあ人間一人殺せんぞッ!」

 そう言い切った瞬間には老人は魔物の背後に立っており、魔物が何が起きたかもわからずその場に膝折れ、斬り裂かれた胸部から血を流していた。
 老人は抜き身の長剣の切っ先を魔物の後頭部に向けると溜息をつく。その表情はとても残念そうだった。

「なんじゃ、お前さんもダメか。ふう、正直そろそろ生きておるのが辛くなってきたというに。まあ、よいわ。そのまま逝け」

 すぱんっとあっけなく魔物の頭部と胴体は切り離された。制御を失った体は前のめりに倒れ、そのまま動かなくなる。
 老人は長剣に付いた血液を剣を振るって飛ばすと丁寧に布で刃を拭い、そのまま鞘に納める。
 すたすたと先程まで座っていた岩まで歩いていきゆっくりと腰を下ろす。岩はまだ少し暖かかった。
 空を眺めながら老人は懐からパイプを取り出して咥える。パイプに火をつけると小さな煙がもくもくと上がっていく。肺を煙で満たした満足感に浸りながら老人は空を眺めた。

「……さて、わしを超える者はいつ……来るのかのぉ」

 彼がその岩に座ってもう二百年が経つ。
 彼を超える者は今だ現れない。