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魔族の王達を起こしに行こう


ストーリー Story

 トロメイア。
 精霊の住むといわれるアルマレス山の麓に広がる街であり、観光名所として名高い。
 多種様々な種族が住んでいることもあって、一際雑多な雰囲気を見せる街でもある。
 そこで、1人の美女と食道楽が観光していた。

「ああ、あの子ええわぁ。かわいい。あっちの子も、ええわぁ」
 オープンカフェで紅茶を飲みながら、美女が道行く美形を見て堪能していた。
 ちなみに、性別年齢種族関係なしである。
「みんな色艶ええし、目の保養になるわぁ。昔に比べて、ええ時代になったんやねぇ」
「みたいだな」
 一口でチーズケーキを食べながら、相席している男が返す。
 美女は狐のルネサンス、食道楽の男はドラゴニアであるように『見えた』。
「食い物も昔に比べて種類が多いし、封印を破ったかいがあったな」
「せやねぇ」
 さらっと、聞き捨てならないことを言いながら、2人は会話を続ける。
「こんだけ、かわええ子らがおる時代やったら、うちは別に暴れんでもええかなぁ思うんやけど、そっちはどないするん? 【スルト】」
「下手に暴れて美味い物が食えなくなるのは御免こうむる。とりあえず百年ぐらいは各地を巡って美味い物が食いたい。そっちは相変わらず美形探しか? 【コトノハ】」
「せやねぇ……魔王のアカンたれのごたごたのせぇで、あの子がどうなっとるのか分からんようなってもうとるし、せめて子孫でも残ってへんか見て回ろう思うんよぉ」
「……最後にお前が契約した小僧のことか?」
「そやわぁ。放っといたらぐずぐずに堕ちる子ぉやったから、どんな最期を迎えたのか気になるんよぉ。まぁ、痕跡探そうしても、どうにもならへんやろうけど」
「気になるなら我輩が探すの手伝ってやるのである」
 突然声を掛けられて、スルトとコトノハは視線を向ける。
 そこには顔なじみが居た。
「【アーカード】やないの」
「お前も封印解いたのか」
「ふははははっ、当然である!」
「いや、こっちが解いてあげたんじゃないですか」
 血の魔族アーカードに突っ込みを入れたのは1人の少女、【カタリナ・ストーカー】。
「きゃー、かわええ子やないのぉ。おばちゃんの膝に座るぅ?」
「嫌です」
 さらっと返すカタリナ。
 めそめそ嘘くさく泣くコトノハ。
 そちらをちらりと見たあと、スルトは言った。
「そっちの娘は何だ? アーカード」
「我輩の眷属の子孫なのである」
「……【ブラム・ストーカー】の子孫か。そっちの眷属は律儀だな。二千年経ってるのに、封印を解きに来るとは」
「我輩の持ってた財宝パクって成り上がった後に放置されてたのである」
「……あいつらしいな。封印を解いても問題ない時代になるまで力を蓄えて、お前を迎える準備を子孫にさせてたのか」
「そういうことは真顔で言わないものである。気恥ずかしいであるからな!」
「……承知した。それで、何しに来た? 今の時代は娯楽と美味い物に溢れてるからな。わざわざお前と殺し合いをして暇つぶしする気は無いぞ」
「相変わらず物騒であるな、汝は。そんなつまらんことをする気は無いのである。殺すなら魔王を殺すである」
「……ほぅ」
 にやりと、楽しげな笑みを浮かべるスルト。
「魔王は封印されていると聞いたが?」
「どーせ近い内に出て来るのである。それが分かってるから、2人とも封印破って出てきたのであろう?」
「せやねぇ」
 カタリナを膝の上に乗せながらコトノハが言った。
「あのアカンたれに無茶苦茶されて、かわええ子らが減ったら世界の損失やろ? やから出てきたんよ。色々変わってて、慣れるまで時間かかったわぁ」
「なら話が早いのである。とりあえず覇王六種、全員起こしに行くのである」
「……あの、前々から気になってたんですけど、覇王六種って具体的になんなんです?」
 コトノハの膝の上に乗ったカタリナ(抵抗したが諦めた)は、疑問に思って尋ねる。
「アーカードさんも入ってるから、凄いのか凄くないのか分からないんですけど」
「そいつ今はそんなだが、眷属が増えれば増えるほど際限なく強くなるぞ」
「吸血鬼の魔王みたいなもんやねぇ」
「え~、本当ですか?」
「信用零である! ならば説明するのである!」
 というわけで説明し始めるアーカード。
 話によると、魔王に喧嘩を売れるぐらいの強さを持つ強大な魔族、とのこと。6人おり、それは――

 血の魔族・夜天覇道(ナイトウォーカー)アーカード。
 奈落の魔族・滅尽覇道(メギド)饕餮(とうてつ)。
 言葉の魔族・創天覇道(ゴッドワード)コトノハ。
 破壊の魔族・破天覇道(ラグナロク)スルト。
 進化の魔族・変天覇道(アトラクナクア)レン。
 無限の魔族・無尽覇道(ケイオスオーバー)女華(じょか)。

 全てが規格外の力を持つ魔族だった。話を聞き終ったカタリナは恐る恐る言った。
「あの、みんなとんでもないんですけど、特に饕餮さんって――」
「起きた途端、気に入った種族が絶滅するまでもぐもぐしかねんヤツであるな」
「そんなの起こしちゃダメでしょー!」
「そうは言っても、もう起きかけてるのである。それにあれを起こそうとしてるのもいるみたいであるし、どの道起きるのである」
「じゃぁ、どうするんですか?」
「その辺は我輩がどうにかするのである。それより、残りのレンと女華を起こしに行くのである」
「ちょっと待って下さい!」
 慌ててカタリナは止めると、続けて言った。
「封印解きに行くなら、学園生さん達に協力して貰いましょう」
 ヤベーヤツらに好き勝手させられない、と言わんばかりに説得し始めるカタリナだった。

 そして課題が出されます。
 内容は、覇王六種と呼ばれる強力な魔族の封印を解きに行くこと。
 アーカード達、すでに目覚めている覇王六種達も付いて行くとの事です。
 この課題にアナタ達は、どう対応しますか?


エピソード情報 Infomation
タイプ ショート 相談期間 6日 出発日 2022-01-26

難易度 簡単 報酬 通常 完成予定 2022-02-05

登場人物 6/8 Characters
《メメルの婚約者☆》仁和・貴人
 ヒューマン Lv33 / 魔王・覇王 Rank 1
「面倒にならないくらいにヨロシクたのむ」                                                                                                                                                 名前の読みは ニワ・タカト 身長:160㎝(本当は158cm位) 体重:45kg前後 好きなもの:自分の言う事を聞いてくれるもの、自分の所有物、メメたん 苦手もの:必要以上にうるさい奴 嫌いなもの:必要以上の労働、必要以上の説教 趣味:料理・・・だが後かたづけは嫌い    魔王っぽく振る舞っている    此方の世界の常識に疎い所がある キャラとしてはすぐぶれる 物理と科学の世界からやってきた異邦人だが、かの世界でも世界間を移動する技術はなくなぜここに来れたのかは不明。 この世界で生きていこうと覚悟を決めた。 普通を装っているが実際はゲスで腹黒で悪い意味でテキトー。 だが、大きな悪事には手を染める気はない。 保護されてる身分なので。 楽に生きていくために配下を持つため魔王・覇王科を専攻することにした。 物欲の塊でもある。なお、彼の思想的には配下も所有物である。 服装は魔王っぽいといえば黒。との事で主に黒いもので固めていて仮面は自分が童顔なのを気にして魔王ぽくないとの事でつけている。 なお、プライベート時は付けない時もある 色々と決め台詞があるらしい 「さぁ、おやすみなさいの時間だ」 「お前が・・・欲しい」 アドリブについて A  大・大・大歓迎でございます 背後的に誤字脱字多めなので気にしないでください 友人設定もどうぞお気軽に
《熱華の麗鳥》シキア・エラルド
 ヒューマン Lv25 / 芸能・芸術 Rank 1
音楽と踊りが好きなヒューマンの青年 近況 自我の境界線が時々あやふやになる みっともない姿はさらしたくないんだけどなぁ 容姿 ・薄茶色の髪は腰の長さまで伸びた、今は緩く一つの三つ編みにしている ・翡翠色の瞳 ・ピアスが好きで沢山つけてる、つけるものはその日の気分でころころ変える 性格 ・音楽と踊りが大好きな自由人 ・好奇心>正義感。好き嫌いがハッキリしてきた ・「自分自身であること」に強いこだわりを持っており、自分の姿に他者を見出されることをひどく嫌う ・自分の容姿に自信を持っており、ナルシストな言動も。美しさを追及するためなら女装もする。 好きなもの 音楽、踊り、ともだち 苦手なもの ■■■■、理想を押し付けられること 自己犠牲 二人称:キミ、(気に入らない相手)あんた 初対面は名前+さん、仲良くなると呼び捨て
《マルティナの恋人》タスク・ジム
 ヒューマン Lv36 / 勇者・英雄 Rank 1
村で普通に暮らしていましたが、勇者に憧れていました。 ここで学んで一人前の勇者になって、村に恩返しをするのが夢です。 面白いもので、役所勤めの父の仕事を横で見聞きしたことが、学園の勉強とつながり、日々発見があります。 (技能はそういう方針で取得していきます) また「勇者は全ての命を守るもの、その中には自分の命も含まれる」と仲間に教えられ、モットーとしています。 ※アドリブ大歓迎です! ※家族について デスク・ジム 村役場職員。縁の下の力持ち。【事務机】 (※PL情報 リスクの子) ツィマー・ジム おおらかな肝っ玉母さん。 【事務室・妻】 シオリ・ジム まじめできっちりな妹 【事務処理】 チェン・ジム のんびりマイペースな弟 【事務遅延】 ヒナ・ジム 可愛い末っ子 【事務雛型】 リョウ・ジム 頑固な祖父 【事務量】 マーニー・ジム 優しい祖母。故人 【事務マニュアル】 タックス・ジム 太った叔父。【税務事務】 (※PL情報 リョウの子) リスク・ジム マーニーの元婚約者でリョウの兄。故人【事務リスク】 ルピア・ジム 決まった動作を繰り返すのが大好きなグリフォン。【RPA事務】 ※ご先祖について アスク・ジム 始祖。呼吸するように質問し、膨大なメモを残す。【事務質問】 「あなたのお困りごと、お聞かせいただけませんか?」 セシオ・ジム 中興の祖。学園設立に向けて、土地や制度等に絡む諸手続きに貢献。【事務折衝】 「先祖の約束を今こそ果たす時。例え何徹してもやり遂げる!」
《虎児虎穴の追跡者》シャノン・ライキューム
 エリアル Lv11 / 教祖・聖職 Rank 1
エルフタイプのエリアル。 性格は控え目で、あまり声を荒げたりすることはない。 胸囲も控え目だが、華奢で儚げな外見のせいか、人目を惹きやすい。 本人は目立つことを嫌うので、服装は質素で地味なものを好む。 身長は160センチほど。 学園に来る前は、叡智を司る神の神殿で神職見習いをしていた。 叡智神の花嫁と言われる位に、叡智神の加護を受けていると言われていたが、何故か、 「その白磁の肌を打って、朱く染めたい」だの、 「汚物を見るような目で罵って下さい!」だのと言われたり、 孤児院の子供達から、流れるようなジェットストリームスカートめくりをされたりと、結構散々な目に遭っている。 最近では、叡智神ではなく「えぃち」ななにかに魅入られたのではと疑い始めたのは秘密。 学園に腹違いの妹が居るらしい。
《ココの大好きな人》アンリ・ミラーヴ
 ルネサンス Lv17 / 教祖・聖職 Rank 1
純種が馬のルネサンス。馬の耳と尻尾を持つ。 身長175cm。体重56kg。 16歳。 性格は温厚。 あまり表情を変えず寡黙。 喋る際は、言葉に短く間を置きながら発していく。 少しのんびりした性格と、言葉を選びながら喋るため。 思考や文章は比較的普通に言葉を紡ぐ。 表現が下手なだけで、年相応に感情は豊か。 好奇心も強く、珍しいものを見つけては、つぶらな瞳を輝かせながら眺めている。 群れで暮らす馬の遺伝により、少し寂しがり屋な面もある。 やや天然で、草原出身の世間知らずも合わさって時折、突拍子の無い発言をする。 好きな食べ物はニンジン。 食べていると美味しそうに目を細めて表情を和らげる。 趣味はランニング。運動自体を好む。 武術だけは、傷付ける行為を好まないため苦手。 入学の目的は、生者を癒し死者を慰める力を身に着ける事。
《光と駆ける天狐》シオン・ミカグラ
 ルネサンス Lv14 / 教祖・聖職 Rank 1
「先輩方、ご指導よろしくお願いしますっ」 真面目で素直な印象の少女。 フェネックのルネサンスで、耳が特徴的。 学園生の中では非常に珍しく、得意武器は銃。 知らない事があれば彼女に訊くのが早いというくらい、取り扱いと知識に長けている。 扱いを知らない生徒も多い中で、その力を正しく使わなくてはならないことを、彼女は誰よりも理解している。 シオン自身の過去に基因しているが、詳細は学園長や一部の教員しか知らないことである。 趣味と特技は料理。 なのだが、実は食べるほうが好きで、かなりの大食い。 普段は常識的な量(それでも大盛り)で済ませているが、際限なく食べられる状況になれば、皿の塔が積み上がる。 他の学園生は、基本的に『○○先輩』など、先輩呼び。 勇者の先輩として、尊敬しているらしい。 同期生に対しては基本『さん』付け。  

解説 Explan

●目的

封印されている覇王六種の内、2人を起こしに行く。

●方法

封印されているレンと女華は仲が好いので、同じ場所に封印されています。
封印の要になっている魔法石を破壊して解放しましょう。

●場所

アルマレス山の麓の森の中。

道中、危険はありません。

●NPC

アーカード

血の魔族。すぐ死ぬ吸血鬼。
覇王六種の取りまとめ役。

コトノハ

言葉の魔族。美形好き。
昔眷属にした子の行く末を気にしている。

スルト

破壊の魔族。食道楽。
暴れさせると手が付けられないが、美味い物やっとけば大人しい。

レン

進化の魔族。虫の魔族の頂点。
見た目は、ちみっ娘。働いたら負けかな、と思っている。

女華

無限の魔族。見た目はクール系美女。
ゲームや娯楽が好き。一言で言うとオタク。

カタリナ

濃い連中との橋渡しを、親戚連中から押しつけられた。
ドンマイ。

上記のNPCと話したり提案したり、色々できます。
特に関わらず、淡々と封印を解く、でも成功になります。

以上です。


作者コメント Comment
おはようございます。もしくは、こんばんは。春夏秋冬と申します。

今回は、最終決戦付近の助っ人枠を起こしに行こう、という内容になってます。

かなり巻きの展開になってますが、少しでも楽しんでいただければ幸いです。

それでは、少しでも楽しんでいただけるよう、判定にリザルトに頑張ります。


個人成績表 Report
仁和・貴人 個人成績:

獲得経験:75 = 50全体 + 25個別
獲得報酬:1500 = 1000全体 + 500個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
規格外の力を持つ魔族、覇王六種の内起きて無い奴を起こしに行く…と
うん、アーカードさんの話だと人格的には利をみせれば暴れることないっぽいから顔見世程度に考えてこちら側に引き込むことを考えてみようか

まぁ、暴れられても困るから軽く程度で済ませとこう

取り敢えず、レンさんは動くのもめんどいとか言うからグリフォンに乗って貰おう
女華さんには向こうの娯楽作品の話とかこっちの娯楽作品とかについて話しておこう
行動力のあるオタだったらモノがあるとわかれば自分から動くだろ

タスクくんが料理を用意するみたいだな
手伝いに行こう
出来れば麦を感じられるものがいいか?
後、料理を運ぶのならまた食符を使わせてもらおうか・・・長距離の移動で不具合が出ないかのテストだよ
食符が使えるなら料理は準備して持っていこう


アドリブA、絡み大歓迎。

シキア・エラルド 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
コトノハ様、ねぇ……
俺のことはまぁおいといて、助っ人は大いに限るってことで
ところで美人?やったぁ

味方してくれるといいけど…
コトノハ様はどうかな、学園生には美男美女いっぱい居いるよ

そういえば『これって、結局俺たちしか使えないの?』
言葉ができるなら歌にもなるし、上手いこと使えないかなって
具体的に言うと、味方の力を底上げできるような感じに
…自分が客席にいると思ってるあの連中、残さず引き摺り出してやりたいぐらいだけど
そこは我慢しておくよ
眷属ねー…ちょっと考えとく

デメリットについては承知済み
いいよ、そういうものなんでしょう?
踊れるならまだ大丈夫

タスク・ジム 個人成績:

獲得経験:75 = 50全体 + 25個別
獲得報酬:1500 = 1000全体 + 500個別
獲得友情:1000
獲得努力:200
獲得希望:20

獲得単位:0
獲得称号:---
覇王六種さんという、何だかすごい存在が、
魔王打倒のために協力してくれるという状況なので、
【信用】【会話術】で敬意をもって交流し
おもてなしをしたい

そこで封印への同行者さんたちに【料理】を振る舞う
グラヌーゼ麦製のパンに
ボソク島やアルチェの美味しい食材を組み合わせた惣菜パンや
学園やレザントで流行りのスイーツパンを多数用意
パンなら移動中も手軽に楽しめるし食べながら交流を深める

仲良くなった皆様と協力して
【事前準備】【勇者司書】【魔法学】も活用して封印を解く

封印解いたらお二人に眠りを妨げた詫びと目覚めへの感謝を述べ
パンを振舞い
女華様には【読書】でエンタメ系の本をお勧めし
現在の世界の面白い文化をアピールする

シャノン・ライキューム 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
◆目的
覇王六種のレンと女華の封印解除に同行し、今後、アーカードさんの力を取り戻すためにできそうなことを探してみる

◆行動
まずはアーカードさんご一行にご挨拶
その後は、アルマレス山の麓の森へ向かう道中等で、アーカードさんがあまり死なないでいいように注意しておきます

転んだり、八つ当たりで死んでたら大変ですし

スルトさんの機嫌が悪くなったときのために、サンドイッチ等を用意してお渡しし、八つ当たり回避したりと手回し

それでも死にそうなら、リーライブ、復活呪文で対処療法

◆確認
アーカードさんの力を取り戻すことも必要でしょうし、眷属を増やさないで済んだり、増やすにしても吸血鬼にしないで済む方法がないか尋ねてみます

アンリ・ミラーヴ 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
進化の魔族レンさんのご機嫌取りをする。
アーカードさん達について封印場所へ。
出発前の準備中に、レンさんと女華さんの性格をアーカードさん達に尋ねて教えてもらう。
レンさんの体格も尋ねて、背負えるサイズの背負子を用意する。
自分で移動するのが面倒だと思いそうなので、レンさんが良ければ座って乗ってもらい、俺が運んでいこうと考えた。
他にアメやチョコなどのお菓子を一キロくらい袋に詰めていく。
復活を解き、アーカードさん達の話が落ち着いてから、レンさんに声をかける。
「はじめまして。アンリ・ミラーヴです」
【ぬいぐるみ】【身代わりうさぎ・改】を「クッション代わりに、どうぞ」と差し出す。
お菓子の袋も出して、機嫌を取る。

シオン・ミカグラ 個人成績:

獲得経験:60 = 50全体 + 10個別
獲得報酬:1200 = 1000全体 + 200個別
獲得友情:500
獲得努力:100
獲得希望:10

獲得単位:0
獲得称号:---
魔法石を破壊して、魔族のお二人を解放しましょう

私は主にレンさんとお話しようと思います
父が虫の魔族と契約していたので、遠からぬ縁もありますし
それになんだか乗り気な感じでもなさそうっぽいので、説得も兼ねて

先生の尻尾クッションで落ち着かせつつ会話してみます
そして、魔王と戦うこと、それには魔族の皆さんの力が必要なことを伝えましょう
……それと、私の背中に彫られた呪法をお見せして、説得に使います
この呪いの式は恐らく意図的に未完成ですが、虫の魔族の呪術が組み込まれています

私の父は、この力で多くの命を奪った
けれど、私はこの呪いも誰かを助ける力になれると信じています

レンさんも、私達と勇者になってくれませんか?

リザルト Result

 覇王六種の解放と関係性の構築のため、【仁和・貴人】と【タスク・ジム】は食堂で料理をしていた。
「食符貰って来たよ。なに作る? 俺は、出来れば麦を感じられるものがいいと思う」
 貴人の提案に、タスクは応える。
「パンを使った料理を作りましょう。移動しながら食べれますし」
「分かった。具材は何が良いかな?」
 2人は手分けして作っていく。
「この玉葱、甘みがあって良いね。どこの?」
「ボソク島の名産です。折角ですから、名産品を味わって貰おうと思って」
「好いね。となると、これに合うのは――」
 貴人は普段から料理しているので手際よく、タスクはアイデアを次々出しながら作っていく。
「総菜パンだけじゃなくて、スイーツもあると良いですね」
「なら、フルーツサンド作ろう。食符あるから、形を崩さず質を落とさないで持って行ける」

 などと2人が用意してくれている間に、他の学園生達も準備をしていく。
 そこに【アーカード】達を案内して【カタリナ・ストーカー】がやって来た。

「カタリナさん。それにアーカードさんも」
 クリスマスの時にも関わり顔見知りになった【シャノン・ライキューム】が、皆に気付き声を掛ける。
「そちらのお2人は?」
 艶やかな着物姿の【コトノハ】と、着崩したジャージ姿の【スルト】に視線を向け尋ねる。
「コトノハさんとスルトさんです」
 カタリナが説明すると――
「きゃー、かわええ子やないのー♪」
 コトノハがシャノンを抱きしめようとしたので、スルトがコトノハの頭を鷲掴みにする。
「止めろ。話がこじれる」
「やーん」
 じたばたするコトノハからシャノンは距離を取っていると、カタリナが声を掛ける。
「準備されてるんですか?」
 これにシャノンは応える。
「ええ。料理を作って下さっている方達と、運動場でグリフォンの用意をしてくれている方達に分かれて準備してます」
 これを聞いて――
「料理か。美味いのか?」
「運動場にも好い子おるん? やったらはよ会いたいわぁ」
 ある意味、欲望に忠実なスルトとコトノハ。
 そんな2人も一緒に、シャノンは運動場に案内する。
「グリフォンに乗っていく予定ですから、集合場所を運動場にしてるんです」
 説明しながら案内し、道中アーカードに声を掛ける。
「そういえば……アーカードさんの力を取り戻すには、眷属を増やすために吸血鬼になる方を増やすしか……ないのでしょうか」
「どういうことである?」
「例えば、信徒が神に祈るように、信仰や畏敬の念で力を得たり……というのは難しいのでしょうか」
「それすると我輩、吸血鬼ではなく神になるので御免こうむるのである。真祖はともかく神祖になると存在が変わるであるからな」
 小さくぼそりと呟く。
「創造神の遺灰から生まれた者が神になるのは、つまらんジョークである」
 よくは解らないが嫌らしい。
「それなら、アーカードさんは血の代わりに……トマトジュースを飲んで元気になったりはしないんですか? トマトジュースで元気になりそうなら、学園にトマト畑を作って貰ってもいいかも?」
「トマトは好きであるぞ。力はともかく健康にはなりそうであるな」
「ご飯色々と食べてたら死に難くなりましたものね」
 カタリナが話に加わる。
「そうなんですか?」
「そうである!」
 胸を張った勢いでバランスを崩しこけてサクッと死ぬアーカード。
「……変わらないような」
「心持ち変わってるのである!」
 すぐさま復活してるアーカードを見詰めたあと、シャノンはカタリナに尋ねた。
「ところで、カタリナさんはアーカードさんの眷属になられたのでしょうか?」
「なってないです!」
 力強く応えるカタリナ。眷属になる気は無さそうである。

 そんなこんなで運動場に向かっていると、そこでは残りの学園生達が準備をしていた。

「コトノハ様、ねぇ……」
「知ってる方なんですか?」
 グリフォンの準備を終わらせた【シオン・ミカグラ】が、【シキア・エラルド】に尋ねると――
「ん? まぁ俺のことはおいといて、助っ人は多いに限るってことで良いんじゃない?」
 やんわりとシキアは応えると、話を逸らすように続ける。
「そういえばコトノハ様って、美人なのかな?」
 これにシオンは苦笑しながら返す。
「どうでしょう? 見た目は私達と変わらないらしいですけど」
 などと話していると――
「アーカードさんだ」
 グリフォン達の世話をしていた【アンリ・ミラーヴ】が気付き、ぶんぶんと手を振って歓迎する。
 シキアとシオンも気づき視線を向けると、黄色い声が上がった。
「きゃー♪」
 シキアを確認したコトノハが、艶やかな着物を少しも崩さず高速で近付いて来た。
 コトノハを見た途端、シキアの血の奥底、遠い先祖からの警告のような感覚が浮かび上がってくる。
(えーと、これって)
 簡単に言うと、小さい頃にやたらと猫可愛がりしてきた親戚のおばさんに大きくなったので構われたくない、というのに似た感覚だった。
(なにこれ?)
 シキアが脱力感に包まれていると、あっという間に距離を詰めたコトノハが歓声を上げる。
「きゃーきゃー♪ ここにおったんやね~。相変わらずイケメンやわぁ、オズマ♪」
「俺はシキアだよ」
「そうなん? ふふ」
 面白そうにシキアを見詰めながら、コトノハは続ける。
「それにしても、何でこっちにおるん?」
「……父さんなら何か知ってるかも。何処にいるのかは知らないよ……」
「そうなん?」
 残念そうなコトノハに、シキアは続ける。
「でも手紙くれたから、その内来るかもね? 来たら会う? コトノハ様。ちなみに顔は良いよ。腹立つけど顔はいいよ」
 そこまで言うと、シキアは仲間に聞かれないよう、コトノハを連れて少し離れ尋ねる。
「そういえば『これって、結局俺たちしか使えないの?』」
 シスイノシを口にしたあと続ける。
「言葉ができるなら歌にもなるし、上手いこと使えないかなって。具体的に言うと、味方の力を底上げできるような感じに。あとは――」
 仄暗い感情を潜めながら言った。
「……自分が客席にいると思ってるあの連中、残さず引き摺り出してやりたいぐらいだけど、そこは我慢しておくよ」
「やったら、うちの眷属になる?」
「眷属ねー……ちょっと考えとく」
「ええのん? 今のままやと――」
「頭がおかしくなる? うん、いいよ」
 シキアは仲間には聞かれないよう気をつけながら言った。
「それぐらいに俺は『シェルシア』をころしたい」
「本気なん?」
「……冗談だよ、皆がいるうちはね。それに――」
 シキアは楽しげな声で言った。
「踊れるならまだ大丈夫」
「楽しそうやねぇ」
 コトノハは、すぅっと目を細め言った。
「今度見せて欲しいわぁ。おばちゃん気に入ったら、百年ぐらいシキアの物になるわぁ。そぉなったら大概は出来んことは無くなるんよぉ、『これは神がこの世界を創った言葉だから』」
 ただ一言で、それが真実だと解らされる。神理言語(かみのことば)は、それほどの力を秘めていた。
「……考えとくよ」

 シキアがコトノハと、やり取りしている間に、アンリはアーカードに尋ねていた。

「アーカードさん。レンさんと女華さんのこと、聞いても良い?」
「気になるであるか?」
「はい。好きな物があったら、持って行きたい。それと、どんな性格をしてるかも、教えて欲しい」
 アンリが、それを望むのは、レンと女華に協力者になって欲しいからでもあるが、アーカードのことを気に掛けているからでもあった。
(性格、きつかったら、棘のある言葉を受けてアーカードさん、死んじゃうかも)
 アンリの気遣いに、アーカードは応える。
「レンのヤツは面倒くさがりなのである。放っておくと、そのまま年単位で動かんこともある」
「なら、封印解いたあと、背負って連れて行った方が良いかな?」
「うむ。あと抱き枕みたいなのやお菓子でも与えておくと良いのである」
「分かった。教えてくれて、ありがとう。用意してみる」
 話を聞いたアンリは、背負子やぬいぐるみ、そして飴やチョコなどのお菓子を一キロほど袋に詰めて用意した。

 そうしてアンリが、レンとの交渉が巧くいくよう用意しつつ、シキアがコトノハと会話を重ねている間、グリフォンの世話をしていたシオンにアーカードは、他の学園生達には聞かれないよう近付き小声で言った。

「背中のそれ、レンに聞けば何か分かるかもである」
「……っ」
 一瞬息を飲むように驚いたあと、シオンは返した。
「どういう意味ですか?」 
「レンは虫の魔族の頂点に立つ者なのである。汝の血の匂いからして、虫の魔族に関わりがあるのであろう? 気になれば訊くと良いのである」
「……」
 シオンが考え込んでいると、用意をしていた皆が集まる。
「アーカードさん?」
 以前、一緒にナンパ(?)した仲の貴人が声を掛けると、アーカードは気安い声で応えた。
「おお、同志である。そちらは眷属は増えたであるか?」
「いや、こっちは新規の配下は集まってないけど、そっちは?」
「ふははははっ! 零である! しかし諦めずに繰り返しているのである!」
「止めて欲しいんですけどね。失敗するたびに死んで灰になったの回収するの私ですし」
 げんなりと言うカタリナ。
「なんというか……お疲れ&ドンマイ」
「うぅ、情けが身に沁みますよぅ」
 貴人がカタリナを慰めている間に、タスクはスルトにサンドイッチを振る舞う。
「どうぞ。まだまだありますから、道中食べて下さい」
 食符をひとつ破り、大皿に乗ったフルーツサンドを差し出す。
 それをパクパク食べるスルト。
「うむ。美味い」
「好かった」
 タスクが喜んでいると、あっという間に食べ終わったスルトは、タスクをじっと見つめたあと言った。
「お前に似たリバイバルを見たことがあるぞ」
「え?」
 唐突な言葉にタスクが驚いていると、スルトは続ける。
「俺やコトノハの封印を解除する方法を探していたようだな。今は饕餮の封印解除を調べているらしいが」
 詳しく話を聞くと、覇王六種に関わることを調べている人物のようだ。
「封印から目覚めて周囲を探っている間に話を聞いてな。一度遠巻きに姿は見たが、お前に似ている気がする」
「……」
 気になったタスクは尋ねる。
「その人が調べていた饕餮さんというのは、残りの覇王六種のお1人でしょうか? もしそうなら、どういう方なのか教えていただけませんか?」
「世界の維持機構が形になったようなヤツだ」
 スルトは説明する。
「本来は、世界の均衡を崩すモノを排除する性質を持ったヤツでな。昔はただのシステムみたいなヤツだったが、長く生きている間に知性も理性も手に入れ、筋は通すし話もちゃんと出来る。とはいえ、なにかあれば種族ひとつが絶滅するまで捕食を続けるヤツでもあるが」
「それは、止められないんですか?」
「常に何か食わせていれば問題ない。もっとも俺みたいに、美味い物を食いたい訳でも腹が減ってる訳でも無く、何か食い続けないと精神的に安定しないだけだ。『均衡を崩すモノを喰うことで消し安定させる』それがあれの存在理由であるし、喰い続けないと存在理由が満たせないからイライラし続けるみたいだな」
「なるほど……」
 話を聞いたタスクは、どうすれば良いかを考えていた。

 そうこうしている内に準備も整い、グリフォンの背に乗り出発することにした。
 しばし背に乗って飛び続け、封印場所となる山の入口に到達。
 そこから先にグリフォンは入れないので徒歩で行くことにする。

「あ……あと、少し……なのである」
「大丈夫ですか?」
 山登りしただけで死にそうなアーカードを気遣うシャノン。
「だ、だいじょ、ぐあっ」
 こけてサクッと死ぬアーカード。
 シャノンと一緒に心配するアンリ。
「大丈夫?」
 以前の経験で、死んでも平気なのをアンリは知ってはいるが、それでも放置は出来ない。
(復活しなかったらどうしよう。何もしないのも、ちょっと可哀そう)
 祈祷を使うアンリ。
 にゅにゅにゅ、と復活するアーカード。
「ふはははっ、復活である!」
 死んで復活したら元気になるアーカード。
「面倒くさい。殺して灰にして運ぶか」
 物騒なことを言うスルトを、アンリとシャノンが止めてくれる。
「やめてあげて、ください」
「生き返ると言っても、それはちょっと。あの、サンドイッチ食べますか?」
「くっ、情けが身に染みるのである」

 などというやり取りをしつつ、封印場所に到着。

「アレがそうなの? 壊せば良い?」
 シキアが尋ねると、コトノハが応える。
「せやねぇ。壊したら出て来るはずやわ」
 ということで、早速壊し――
「動くのメンドイ」
「いま何時だ?」
 女の子姿のレンと、美女姿の女華が現れた。
「起きたようであるな」
「アーカード? スルトにコトノハも。そっちのは、なに?」
 地面に寝っ転がってるレンの分も合わせ、女華が尋ねるとアーカードが説明する。
「――というわけである」
「ふーん」
「メンドイ」
 話を聞いて、女華は考え込み、レンは寝っ転がったまま。
 そこで、タスクと貴人が懐柔に動く。
「初めまして。女華様に贈り物があります」
 そう言って、持って来ていたエンタメ系の本を渡す。
「え、なにこれ?」
 表紙のイラストを見ただけで目の色を変える女華。
「え、ええ? なにこれなにこれ? どこで作ったのこれ?」
 手にとって食い入るように見ている。
 そこに追撃するように、タスクと貴人が言った。
「喜んで頂けたみたいですね。実はそれ、実在するゲームを題材にしているんです」
「ゲーム!? え? なに? ひょっとして今って、これほどの本が普通にあって、それ以外の娯楽もあるわけ?」
 千年以上前の常識で聞いてくる女華に、タスクは応えた。
「はい、色々な娯楽があります。よろしければ、これから僕達に連いて来て頂けませんか? 『ゆうカレ!』というゲーム――凄く楽しい娯楽があります」
「『ゆうカレ』もいいけど異世界の娯楽に興味ない?」
「詳しく」
 ぐわしっと肩を掴む女華に、貴人は応える。
「今、異世界と繋がる門が出来てるんだ。そこから色々な世界の娯楽を手に入れることが出来る。今なら研究の名目で色々集められる、と思うよ」
(あくまでも、かもしれない、だけど)
 そこは告げずにいたが、女華は乗り気になる。
「良いな、好いな! 分かった、とりあえず案内しろ。見たい」
 女華の懐柔が巧くいっている間に、レンの懐柔も進める。
「はじめまして。アンリ・ミラーヴです」
 アンリは視線を落としてレンに挨拶すると、持って来ていた、くまのぬいぐるみと身代わりうさぎ・改を差し出す。
「クッション代わりに、どうぞ」
「ん」
 レンは受け取ると、抱きしめたまま寝っ転がり続ける。そこに続けて――
「お菓子、食べますか?」
「ん」
 アンリが持って来ていた袋からチョコを取り出すと、口を開けるレン。
 食べさせてあげると、もぐもぐと口を動かし、また開ける。
「ん」
「はい。どうぞ」
 甲斐甲斐しく世話をしてあげるアンリ。

 ひょいぱくひょいぱくひょいぱく……――

 あっという間に、一キロもあったお菓子が消える。
「……もう、ない? 次は、しょっぱいの、食べたい」
 一歩も動かず世話をさせようとするレンに、貴人が近付き言った。
「知っているか? フトゥールム・スクエアに入学すると基本衣食住は無料だということを」
(まぁ、無料飯はあんまりおいしくないからみんなバイトするんだけどね)
 肝心な所は黙る貴人。すると――
「何もしなくても、生活できる?」
 じーっと、貴人を見詰めながら尋ねる。これに貴人は――
「贅沢を言わなければ、どうにかなると思う」
「なら、行く」
 とりあえず納得したのか、レンも連いて来ることになった。

 そこからグリフォンの元に戻ることにするが、道中歩くのも面倒がるレンをアンリが背負って降りていく。

「これに、乗って貰えますか? 背負って行きます」
「ん」
 背負子に乗って、アンリと共に降りるレン。
 グリフォンの元に辿り着き、それぞれ乗り込む。

 そこで、シオンはレンと同じグリフォンに乗った。

「……尻尾」
「え? あ、ひょっとして、触ってみたいですか?」
「ん」
 グリフォンの背で寝転がりながら手を伸ばすレンに小さく笑みを浮かべ、シオンはあやすように尻尾を差し出す。
 ぎゅっと抱きしめてご満悦なレンに、シオンは言った。
「私達に、力を貸して貰えませんか?」
「なんで?」
 純粋な疑問を口にするようにレンは言った。
「人間だけで戦うんじゃないの?」
「それでは魔王に勝てません」
 シオンは確信する様に言った。
「野生の勘のようなものですが……分かるんです。また人間だけで立ち向かっても、魔王にはきっと勝てない」
(二千年前も学園長と勇者達が魔王と戦いましたが、倒しきることはかないませんでした)
「きっと二千年前は、間違えてしまったんです。だから今度は間違えない。人も、魔族も、一緒になって魔王と戦うべきなんです」
「……良いの? 魔族、嫌いじゃない?」
「え……」
 シオンが驚いていると、レンは言った。
「私、見たとき、身体強張ってた。嫌いじゃないの?」
「いいえ、違います」
 シオンは背中を向け言った。
「背中の呪いの式は恐らく意図的に未完成ですが、虫の魔族の呪術が組み込まれています」
「誰に刻まれたの?」
「父です」
 無言で先を促すレンに、シオンは続ける。
「私の父は、この力で多くの命を奪った。けれど、私はこの呪いも誰かを助ける力になれると信じています。それがきっと、勇者になることなんだと思います」
「勇者?」
「はい。レンさん」
 シオンはレンと視線を合わせ、言った。
「レンさんも、私達と勇者になってくれませんか?」
「……」
 レンは無言のままシオンを見詰め――
「おんぶ」
 両手を伸ばす。これにシオンは、くすりと笑うと背中を差し出すように向ける。
「ん」
 レンは背中に抱き着くと――
「勇者になるの、考えとく」
 そう言って、すやすやと眠りに就くのだった。

 そして学園に到着し、改めてタスクが皆を代表して覇王六種に協力を要請し、ひとまずの協力関係を認め合うことになった。
 力強い助力を得る事の出来た課題となった。



課題評価
課題経験:50
課題報酬:1000
魔族の王達を起こしに行こう
執筆:春夏秋冬 GM


《魔族の王達を起こしに行こう》 会議室 MeetingRoom

コルネ・ワルフルド
課題に関する意見交換は、ここでできるよ!
まずは挨拶をして、一緒に課題に挑戦する仲間とコミュニケーションを取るのがオススメだよ!
課題のやり方は1つじゃないから、互いの意見を尊重しつつ、達成できるように頑張ってみてね!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 1) 2022-01-20 08:27:16
遅刻帰国~、御無沙汰瘡蓋~♪
勇者・英雄コース、司書兼事務員兼企画職志望、
【欲張り無双】タスク・ジムです。よろしくお願いいたします!

魔王を目指す貴人さんに、
コトノハ様と何やら因縁のあるシキアさんが参戦ならば
最終回手前にふさわしい、ドラマチックな展開になること
間違いないですね!

そして、よりたくさんの仲間が参戦いただけますよう
引き続き熱血大募集中です!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 2) 2022-01-20 08:27:29

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 3) 2022-01-22 22:54:58
NPCと話したり提案したり、ということについて
本気出して考えてみました。

覇王六種さんという、何だかすごい存在が、
魔王打倒のために協力してくれるという状況なので、
何か、おもてなししてあげてもいいかもしれませんね。

僕の場合、【料理】でスルト様に何かおいしいものを振る舞い、
【読書】で女華様にエンタメ系の本をお勧めしてみようと思います。
ゲームがお好きなら、宇波GM様エピに登場した【ゆうカレ】とか
喜んでもらえるかもしれません。(ウィッシュ案件かと思いますが)

あとは、「提案」ということで、何か協力をお願いしたいことや、
逆に、学園生が覇王六種さんのために何かできるかどうかとか、
色々考え中です。

《虎児虎穴の追跡者》 シャノン・ライキューム (No 4) 2022-01-23 22:08:03
ご挨拶が遅くなってごめんなさい。
エリアルの教祖・聖職コースのシャノンです。よろしくお願いします。

すぐに死んじゃいそうなアーカードさんが、あまり死なないでいいように注意しておこうかと。
そろそろ……アーカードさんの力を取り戻すことも考える時期でしょうけど、眷属を増やさないで済んだり、増やすにしても吸血鬼にしないで済む方法があるかも知りたいですしね。

《光と駆ける天狐》 シオン・ミカグラ (No 5) 2022-01-24 22:12:09
教祖・聖職コースのルネサンス、シオン・ミカグラです。よろしくお願いします。

私はレンさんに注力したいと思います。いい方だと良いのですが……
特に今は作戦などはありませんが、説得を頑張ってみます。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 6) 2022-01-24 22:31:41
シャノンさん、シオンさん、よろしくお願いいたします。
表明ありがとうございます!

今回、絡むNPCを分担するのも一つの手かと思いますので、
表明もしくはこれまでのリザルトを元に状況をまとめてみますね。

①同行者
 血の魔族アーカード←シャノンさん
 その眷族カタリナ
 言葉の魔族コトノハ←シキアさん(因縁あり。過去リザルトに描写)
 破壊の魔族スルト←タスク(料理でおもてなし)

②封印解除対象
 進化の魔族レン←シオンさん
 無限の魔族女華←タスク(エンタメ・ゲームでおもてなし)

③その他 
 奈落の魔族饕餮←タスク(どんな存在か【推測】※ウィッシュ案件)

タスクは現在「下手な鉄砲数打ちゃ当たる」的に手を広げてますが、
どなたか、担当の立候補があれば喜んで交代します。
また、連携や協力のご相談は大歓迎です!

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 7) 2022-01-24 23:20:21
おもてなしは、【料理】でグラヌーゼ麦とボソク島やアルチェ産食材の惣菜パンや流行りのスイーツパンをいっぱい作ってみることにしました。
パンなら移動中でも食べやすいので!

仮プランは書きましたが、調整は聞くつもりなので、
何か協力出来ることがあれば、お気軽にご相談くださいね!

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 8) 2022-01-25 22:16:48
ギリギリになってすまない。
魔王・覇王コースの仁和だ。

各担当者がいるみたいなので広く対応をしたいと思っている。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 9) 2022-01-25 22:31:03
貴人さん、よろしくお願いいたします。
確かに、一部担当がついてるみたいな感じになってますが、
僕は、薄く広くといった感じになってます。

料理なんかは、結局、スルト様狙いではなく、みんなにふるまう感じになっちゃいましたし。

もし、プランに余裕があれば、貴人さん料理とか屋台とか上手なので、
一緒にやれれば楽しいな~と思います。

《メメルの婚約者☆》 仁和・貴人 (No 10) 2022-01-25 22:49:40
タスクくん、了解だ。
一応、料理を運ぶという事で食符をつかえないか盛り込んでおこうと思う。
屋台もいいが折角だし便利なものは使わないとな。
あと、使えるなら作るときの施設とか気にしないで済むしな。

《ココの大好きな人》 アンリ・ミラーヴ (No 11) 2022-01-25 23:21:07
教祖・聖職コース、アンリ・ミラーヴ。よろしく(尻尾ぶんぶん)
俺はレンさんの相手をしてみる。少しでも機嫌を良くして、協力してもらう。

《マルティナの恋人》 タスク・ジム (No 12) 2022-01-25 23:56:45
貴人さん、さすがです。

僕も食符も考えましたが、最終的にはパンにしたので。
素材は、魔法学園のカバンに詰め込むことで、鮮度を保つことが出来ますし。

僕はお手軽に、貴人さんは食符を駆使して本格料理を提供!
なんか、普通にお食事会をするみたいで、楽しくなってきましたね。
テンション上げて、覇王さんたちと楽しく交流出来そうです。


アンリさん、よろしくお願いします。
アンリさん優しいので、きっとレンさんも心を開いてくれますね。


いよいよ出発ですね。リザルトを楽しみに待ちましょう。
今回は、ご一緒いただきありがとうございました!